士別市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日
士別市山崎賞について
2020年12月16日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「士別市山崎賞について」質問し、経済部長 井出俊博、副市長 相山佳則が答弁しました。
- 質問者
- 大西陽 議員
- 答弁者
- 経済部長 井出俊博、副市長 相山佳則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 13番 大西陽
それでは、午前中に続いて一般質問させていただきます。士別市山崎賞について伺います。実はこの件は平成27年の第2回定例会で取り上げております。その後の経過などについて改めて伺います。山崎賞は1910年、明治43年に設置された北海道農事試験場上川支場、現在の上川農業試験場でありますけれども、ここの作業員として水稲の冷害克服のために温床育苗法に取り組み、水稲栽培技術を以前にも増して格段の発展を遂げることに大きく貢献をされております。当時の士別町に農協の前身である農会の技術員に招かれ、熱心に農家の指導に携わってこられた山崎永太氏が、それまでの功績で昭和30年に藍綬褒章の受章をされて、同時に氏はこの受章に感謝し、将来の試験研究開発の向上を図るためとの思いで、本市に金一封を寄附されたことを受けて、山崎氏の功績、精神を受け継ぎ、永久に生かすことを目的に、これを基金として昭和33年に条例で山崎賞が制定をされております。この賞は昭和33年、翌年の34年、平成3年にそれぞれ1名の方が受賞されておりますが、それ以降、受賞者がいなかったことから、昭和60年に条例の一部改正を行い、受賞対象年齢をおおむね30歳までの青少年に限定していたのを、おおむね40歳までとして、条文中の優秀なる青少年研究者を優秀なる農業者に改め、新たに11項目の選定基準を設けて現在に至っております。一方、平成12年施行の士別市農業・農村活性化条例に規定されて定められた選定基準によって、農業者個人や団体を表彰する士別市農業顕彰制度に基づく士別市農業奨励賞が制定されていることから、当時、一般質問で山崎賞と農業奨励賞はいずれも優秀な農業者の功績をたたえるものであり、これらの表彰について関係も含めて検討の必要があるのではと申し上げ、この提言に対して山崎賞は農業の試験研究に取り組み、一定の成果を上げたことに対して表彰するものであり、一方、農業奨励賞は農業経営に対する取り組みや地域活動に対して表彰するもので、それぞれ違う役割、目的を持った表彰内容であることから、今後もこれらの賞は継続していくべきと考えていると。ただ、山崎賞については過去にも見直しについて議論がされている経緯もありますので、推薦団体等に選定基準などについての意見を伺うことにしたいという答弁でありました。改めて、その後の検討経過と、この賞に対する現時点の考え方を伺います。 (降壇)
答弁 経済部長 井出俊博(経済部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問にお答えいたします。士別市山崎賞は、大西議員お話しのとおり、山崎永太氏が水稲の品種改良・栽培技術の改善に心血を注ぎ、農業の発展に大きく貢献した功績をたたえられ、昭和30年に藍綬褒章を受章されました。この受章に感謝し、試験研究開発の向上を図るため有効に使ってほしいと士別市農民連盟を通じて金一封を市に御寄附いただいたことから、その取り扱いについて、市内各農業団体により構成される審議会で審議した結果、山崎永太氏の功績、精神を受け継ぎ、永久に生かすため、これを基金として優秀な農業者に贈る山崎賞と士別市山崎賞条例を制定して意思を継ぐことになったものです。昭和60年には、地域農業研究に模範となって活動している農業者に励ましと営農意欲をたたえる意味からも受賞範囲を拡大すべきものと考え、本条例の一部を改正し、現在までに10名の推薦があり、3名が受賞、5名が選考委員会の選考により非該当、2名が申請を取り下げという実績となっております。そこで、現時点のこの賞に対する考え方についてですが、平成12年4月に施行した士別市農業・農村活性化条例に規定する士別市農業奨励賞は、農業を主業とし、創意工夫をもって生産性と技術の向上に努めるなど、農業経営に対する取り組みや地域活動に対して表彰されるものであり、山崎賞は先ほど申し上げましたとおり、試験・研究開発に一定の成果を上げたことに対して表彰されることから、それぞれ違う役割や目的を持った表彰内容であることを踏まえ、山崎賞は今後においても農業の最高賞として継続していくべきものと考えております。また、検討経過についてですが、各団体に対し推薦依頼をする際には選定基準の内容等の説明は実施してまいりましたが、過去の質問において、選定基準等に対する御意見を伺い、検討する旨の答弁をしてきたところですが、その機会について設けてこなかったことから、改めて推薦団体に御意見を伺い、早急に検討してまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 13番 大西陽
先ほど質問の中に触れたように、平成27年ですから5年経過しています。そのときに各推薦団体の意見を聞くと、5年経過してそれは実施されていなかったと。この要因は何でしょうか。
答弁 経済部長 井出俊博(経済部長は2021年3月まで)
再質問にお答えします。今の御質問につきましては、私ども失念したまま、そのまま経過してしまったということが最大の原因であります。この原因につきまして、要因といたしましては、やはりチェック体制を機能させることができなかったということが大きな要因でありまして、これにつきましては私の責任ということで不徳のいたすところであります。今後につきましては、真摯にこの御指摘を受けとめまして、改善に努めてまいりたいと考えております。以上です。
質問 13番 大西陽
失念したということなんですけれども、通常、不思議なのは、このときも触れていますけれども、農業奨励賞と関係も含めて検討すべきでないかということを申し上げました。それぞれ違う目的、役割があるんで別に表彰すると。そして一方、農業奨励賞については条例に基づいて活性化協議会で選定をして毎年表彰してます。一方、山崎賞については、そのときに、そういう議会での議論の経過を踏まえて、5年間もこれに全く関知していなかったということなのか。この辺はこれ以上質問できませんのでやめますけれども、副市長に見解を伺いたいと思います。
答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)
山崎賞についてです。今、部長から申し上げたとおりでありまして、このことについては私の指導もあり、私の責任でもあると考えております。山崎賞は、御承知のとおり、寒冷地において稲作をどうしていくかといったことで稲作の品種改良をやられて、私も農業を担当しておりましたので、そのとき山崎賞というのを初めて知っていろいろ調べましたけれども、当時、昭和の初めだと思いますけれども、改良を加えて山崎モチというのが全道の作付の7割を超えたということがあったり、大西議員の御質問にもありました、育苗の方法を改良して、本当に北海道の稲作農家で山崎永太氏の功績にあずかっていない、効果にあずかっていない農業者はいないぐらいだと言われたということであります。そういったこともされて叙勲も受けられたわけでありますけれども、当時、山崎氏から金一封を寄附されて、当時農業団体が審議会をつくって、その扱いをどうするかということで、山崎氏の精神を永遠に生かしていくために山崎賞を設けようということになったということであります。これは私も農業を担当しておりまして、試験・研究に大きな世の中に認められる成果を出したということで、これはなかなかできることではないということがあって、当時、平成12年に活性化条例に定められた農業奨励賞をつくったというのは、なかなか山崎賞は該当がない、するような成果がそもそも毎年というか短期間で出てこないということで、何とか農業を先進的にこの地でやってる方を奨励をしたいということで、この振興条例に基づく農業奨励賞をつくってきたということであります。ただ、ずっと該当がないこの賞は、このままということでは山崎氏の精神が生かされるということからしてどうかということがあります。今般、うちの表彰条例の中でも、山崎賞もそうですけれども、個人の表彰をするのであれば士別の在住者、団体を表彰するのであれば事業所が士別にあるということに限っておりますけれども、今、士別出身者でも士別に思いを持っていろいろ活躍されてる方もおられますし、また、いろいろ士別を外から応援してくれる方もいるといった方もこういったことに該当することがあれば山崎賞というのも該当にできないかといったことなども含めて、これはこれからということになりますけれども、早いうちに今回はしっかりと各団体と協議をさせていただきまして、結論を出していきたいと思います。