みんなの議会

士別市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日

本庁舎改築に伴い移転された【双馬像】について

2020年12月16日、士別市議会の一般質問で、苔口千笑議員が「本庁舎改築に伴い移転された【双馬像】について」質問し、総務部長 中舘佳嗣が答弁しました。

質問者
苔口千笑 議員
答弁者
総務部長 中舘佳嗣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 3番 苔口千笑

次の質問に移ります。本庁舎の改築並びに旧庁舎の解体に伴いまして移設されました双馬像について伺います。双子の馬と書きまして双馬像について伺います。公民館前に建立されておりました双馬像は、さかのぼること50年以上前の昭和39年、本市の開基65周年並びに市民会館の新築を記念して士別出身の彫刻家阿部晃工氏より寄贈されたものであり、初代士別市長との約束によるものであったとも当時の文献に記されております。本庁舎の改築並びに旧庁舎の解体に伴いまして、双馬像は本市博物館へと移設されましたが、旧庁舎の解体終了後には再び庁舎敷地内に戻されるものという認識でおりましたところ、その予定はないというお話が伝わってまいりましたので、確認も含め質問をいたします。初めに、双馬像の移設の経緯から伺います。なれ親しんでいた市民からは、気がついたらいつの間にかなくなっていたとの声がありますけれども、双馬像はいつごろ博物館へと移設されたのでしょうか。博物館に移設されたということ自体も知らない市民さえいるかと思われます。移設に向けての周知もなされていたのでしょうか。この移設の件を把握されております市民の間では、双馬像はあくまで博物館内に仮置きされているという認識であるようですけれども、改めて戻す予定はないのでしょうか。著名な彫刻家として御活躍されておりました阿部氏は、士別を彫刻のメッカにしたい、士別に行けばすばらしい彫刻がたくさん見られる、彫刻を見るなら士別に行けと言われるような士別にして、私は私なりの仕事を士別に残したいと数々の作品を寄贈されております。市に12点、学校や寺院に8点、個人に21点の遺作が士別の地に納められているそうです。中でも双馬は昭和29年の創型展に出品し、特選となった阿部氏の代表作であり、たくましい2頭の馬の像のうち、前足を高く、飛び上がろうとしている1頭は向上を、地を蹴り前へ駆け出そうとしている1頭は躍進をそれぞれあらわしていることから、本市の将来に向けた発展の象徴ともされていたようです。本市の発展を願い、公民館の新築記念として建築された双馬像は、これからも永劫公民館と対であるのが本来のあるべき姿であり、それを望む市民の声があります。再移設には再度移設費用が伴うことも承知しておりますけれども、終生士別に思いをはせ、士別のために尽力された先人の意思をたっとび後世に引き継いでいくことは、かかる費用と比較しててんびんにはかれるものではないと考えますが、いかがでしょうか。再移設に向け検討を求めます。 (降壇)

答弁 総務部長 中舘佳嗣(総務部長は2022年3月まで)

ただいまの御質問にお答えします。議員お話しのとおり、双馬像は本市出身で日本を代表する彫刻家阿部晃工氏から昭和39年6月に開基65周年、市制施行10周年及び市民会館新築記念として寄贈を受け、会館の正面に設置し、これまで多くの方から親しまれてきた大切な銅像です。双馬像の新庁舎改築に伴う移転については平成30年6月から移転先等について検討を始めました。その中で、冬期間は雪囲いによる養生のほか、17年度には像全体の塗装や足部分にコーキングを施すなど、これまで適切な管理に努めてきましたが、例年風雪に耐えてきたことによる経年劣化や損傷などが見られたことから、末永く後世に残すためにも屋内設置が望ましいと判断したところです。旧市民会館の新築記念であることも踏まえ、市民文化センター内への移設についても検討しましたが、重量に耐え得る強度やスペースなどの制約から適した設置場所がないほか、屋内へ搬入する場合は入り口を一時的に拡張する必要があり、それにかかわる工事費用など総体的に判断した結果、博物館公会堂展示館阿部晃工氏専用コーナーに展示する方針といたしました。この方針については、これまでの間、市民周知や御意見を聞く機会を設けませんでしたが、同年7月に東京在住の阿部氏の御遺族に現状をお伝えし、博物館での室内展示について御了承いただいたことから、9月に移設、その後、損傷部分の補修を施し、12月から展示を開始した次第です。御遺族から御了承いただいた際には、銅像を初めとする数々の貴重な作品について、今後も適切な管理に努めて行くことをお伝えしたところです。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 3番 苔口千笑

確認も含めて、再質問をさせていただきたいと思います。まずは答弁にありました、さまざまな経年劣化も含め、総合的に考え屋内設置が望ましいと判断をしたというところの経緯を伺いましたけれども、この判断をされたのはちなみにどなたといいますか、個人名をお聞きするつもりはないんですけれども、例えば、何と言ったらいいんでしょう、誰が決めたんでしょうかというところです。といいますのは、この双馬像はそもそも野外に設置するようなつくりであると聞いております。野外に設置するためにつくられ、そういう構造でつくられているものなので、室内展示用ではない、そもそもの構造だという話も伺っておりますので、そういった所見も含めて、例えばそういった所見のない、知識のない方が単純に判断されたなら、それはちょっといかがなものかなという感想を率直に持っております。済みません、言葉が適切でなかったら申しわけないです。そこを含めてなんですけれども、であるならば、移設をする当初から再移設、公民館に戻すということは念頭になかったということでよろしいでしょうかということの確認。そして最後にもう一つ、そこに関しての要因というのはかかる経費でしょうか。それとも双馬像に対しての別の何かがあるんでしょうか。その再移設がかなわない要因というものをお聞かせいただきたいと思います。

答弁 総務部長 中舘佳嗣(総務部長は2022年3月まで)

苔口議員の再質問にお答えいたします。今回双馬像については、当初阿部晃工氏から原型を寄贈され、台座につきましては士別市が設置をしたということで、もう56年前ですけれども、当時でも200万円の経費、設備にかかったと記録では残っております。その移設に当たって、その双馬像の修繕も含めた点検をしたところ、御答弁で申し上げましたとおり、ブロンズ像自体の足の部分の損傷が激しく、これは溶接で補修をもう完了いたしました。これはおおむね50万円程度の費用がかかっております。台座部分はこの移設に関してはもう補修は困難だという事業所からの意見もありまして、これはそのまま使うことはもう無理だろうという前提のもとで検討を進めてきた経過があります。その中で、当初、議員御指摘のとおり、屋外での設置を念頭に整備されたものではありますけれども、このままの状態で屋外設置を続けるということになると、後世に末永く見ていただくという意味においては非常に難しくなるんではないかということで、これはいわゆるそういった専門的な知識を有する方からアドバイスをいただいて、当然新庁舎準備室が所管をしておりましたので、そういったところが関係者からの御意見も伺いながら、先ほど答弁申し上げました、御遺族とも相談をした上で、最終的に市としての方針を決めたという経過でございます。屋内に設置する場合において、もともと市民会館の新築記念ということがあったものですから、そういう意味では本来はその中に置けないのかなというのがまず議論にはなったところですけれども、現実的にそれを置くスペースなり強度を確保するなりというのは非常に難しかったという経過がございます。ちょっと話がずれますけれども、今回の移転の検討に当たっては、旧庁舎の敷地内にはもう一つ、佐々木良五郎氏の銅像もございまして、この銅像の経過の中にも、もとの庁舎の建築に尽力された佐々木良五郎氏の功績を記念してという言葉も入っておりましたので、そういったことも含めて総合的にいろいろと検討してきたところですけれども、佐々木良五郎氏の銅像についても期成会が整備をしたという経過もありましたので、そういった当初の整備の趣旨も踏まえて、御遺族、それから期成会の役員の方、御存命の方はいらっしゃいませんでしたけれども、その御子息の方等にも御意見を聞いて、これからずっとということにはもうなかなかならないということであれば博物館に移していただいたほうが広く多くの皆様に見ていただけるし、阿部晃工氏の部分でいうと、専用のコーナーも既に設置してありますので、そこで後世の皆様にも広く見ていただけるということから博物館が一番望ましいのではないかという結果に至ったという経過がございます。そういった意味では、もちろん屋外設置も含めて、全てまた整備を新たにするということが不可能かと言われると、それもそれだけの経費をかければ不可能ではないと思いますけれども、今後もずっと継続したそういう後世に残していくとか費用の面、それから新庁舎移転後、これから外構工事が来年度また予算を提案させていただきますけれども、その中におきましてはシンボルツリーを設置し、緑地を整備し、植樹をして花壇も整備すると、こういうような計画をしているものですから、そういった全体的なスペースの問題等も含めてこういう結論に至ったという経過もございます。そういった意味では、苔口議員から御指摘いただいたような、もともと長年市民に親しまれていて、あの双馬像はどうなったのかなとお思いの方もいらっしゃると受けとめておりますので、これからそういった外構工事を実施する上では、その機会に合わせて改めて周知を図っていくことも考えていこうと思っております。以上です。

再質問 3番 苔口千笑

長くならないようにしたいと思うんですけれども、阿部晃工氏の博物館のコーナーで長くしっかり保存できるようにという御答弁いただきましたけれども、このコーナー自体をごらんになられていての答弁だと思いますが、私も実際博物館に見に行っておりますけれども、非常に狭い空間の中に押し込められているような、そんな印象を受けております。2頭の双馬が駆ける様が全く感じられない、非常に狭いスペースに無理やり設置したという感が否めないような、そんな状態で今の現状があることが、果たしてそれが先人が、日本を代表すると一番初めに答弁おっしゃっていただきましたけれども、日本を代表する本市の先人に対して、そういったことが果たして適切なのかというのは非常に疑問に思っております。そして、何より初めから再移設はない前提で動いているのではないかなと私は感じておりまして、仮に経費だけの問題であるならば、今いろいろな経費削減云々ではなく、それに対しての費用をつくっていく方法というのもあると思っています。よく本当に言われるようになりましたけれども、近年ではクラウドファンディングですとか、私はふるさと納税の中の項目の一つに加えてもいいんじゃないかと思っておりますけれども、これになれ親しんだ人からの募金であるとか、いろんな方法を、とるべき方法をまず検討さえもされていなかったんじゃないのかなと感じております。先人の思いが詰まった、今で言うこのまちづくり、士別のまちをこれから発展させていくためにという思いがこもった双馬像にそのような扱いが果たして適切であったのかは非常に疑問に思っております。もう一度、再移設を検討というところを含めてでいいんだと思うんです。初めのまずは検討というところから考えていただけないでしょうか。

答弁 総務部長 中舘佳嗣(総務部長は2022年3月まで)

苔口議員が博物館をごらんになって、押し込められてるように感じたという点は、ちょっと私と必ずしも見方が一致していないなとは感じておりますけれども、もちろん当初の制作の意図からすると、青空の下で屋外で設置することを念頭に、初代市長の三浦満吉氏と阿部晃工氏が昭和30年にそういったお約束をされて、市民会館の開設に合わせてそれが実現した。これは当時の記録でも残っておりますので、その認識に変わりはありません。ただ、その上で、未来永劫この地にそれを設置し続ける、形あるものいつか廃するということはもうこれは否めないと思いますけれども、その市民会館も今後建てかえがあるかもしれない、庁舎については建てかえが終わりました。そういった意味において、ずっとこの地でなければその意思が実現できないのかということについては、もちろんいろいろな議論があるところですけれども、我々としては先ほど申し上げました新庁舎の外構、全体のレイアウト、それから御遺族の意思、こういったものを総合的に判断して今回の結論に至ったということがございます。そういった意味合いで、御指摘のとおり当初から再移設を前提にして博物館に移したものではございません。その上で今の御意見についても、重ねての御指摘もありましたので、しっかりと受けとめさせていただきたいと。今の段階でちょっと私はこれ以上答弁はできるものはないんですけれども、そのように受けとめさせていただきたいと思います。以上です。────────────────────────────────────────

出典:士別市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる