士別市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月15日
士別市の各計画と戦略について
2020年12月15日、士別市議会の一般質問で、真保誠議員が「士別市の各計画と戦略について」質問し、副市長 相山佳則が答弁しました。
- 質問者
- 真保誠 議員
- 答弁者
- 副市長 相山佳則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 2番 真保誠
続いて、2問目の質問であります。士別市の各計画と戦略についてということで、本市にはさまざまなまちづくりの計画があります。それぞれに戦略が掲げられております。まちづくり総合計画が最上位の計画としてあるわけでありますけれども、最近では、最も直近で、まち・ひと・しごと創生総合戦略というのがあります。これの中に、教育、子育てということは非常に明記されているのですけれども、人づくりということについて、詳しく書かれていないような気がいたします。士別市の行財政の運営戦略の中でも実施計画の中で、人材の育成基本方針というのがあります。これには職員の教育方針とかいろいろ書いてございますけれども、今、本市の中で学校教育と別に人づくりという、つまり人の育成、こういうことは職員含めて全市的にどのようなお考えなのか、お尋ねしたいと思います。また、この計画の遂行には、行政職員の役割が非常に重要になっていくわけですけれども、今ありました人材育成基本方針にのっとった市の職員の教育や育成というのはどのように進めてられるのか、また、その勤務の中でのケアはされているのか、あわせてお尋ねいたします。というのは、近年、市の職員の中途退職者も多く見受けられます。ここ5年でも平均で7人以上ということで伺っておりますけれども、原因は、残念にも亡くなった方もいらっしゃいますけれども、自主退職ということで非常にデリケートな話でありますし、個々の都合もあると思いますので、そこまでの入り込みもちょっと難しいと思うのですけれども、ただ、非常に20代から40代まで多いわけですけれども、なぜやめるのか、ここの部分でもう少し、公表しなくても結構なのですけれども、先ほど言いましたプライベートですけれども、そこをちょっと分析、調査されて、それを今後、退職者を増やさないようなことにつなげていけないのかなというところが率直な疑問であります。確かに難しい問題でありますけれども、その指導方法や教育に何か間違いはなかったのかなということもチェックされているのか、そこら辺のお考え、所見もお尋ねしたいと思います。というのは、どうしても人間は心の中に痛みを持っている方もいらっしゃいますので、やめる方は去る者は追わずで仕方ないのかもしれませんけれども、そこら辺を今後の育成について理解できるようにちょっと調査、分析したらいいんじゃないかなということを私は思っています。また、行政運営の中で、業務遂行の新たな戦略、計画を進めるときに、職員の非常に提案要望といった形のいわゆるボトムアップ、こういうものというのは、今、本市の行政の中に生かされているのか、もしあるのでしたら実績等もお尋ねしたいと思います。それと、提案、要望から上に上がる、市長まで行く流れというのはどういうふうになっているのかなというところもあわせて。まず、現状では私の見る限り、ほとんどトップダウンで物事が進んでいるように見受けられるのですけれども、総体的に見たトップダウンとボトムアップの活用というのはどのようにお考えなのか、あわせて質問いたします。SNSを利用した本市の広報活動についてであります。現在、フェイスブックは市のホームページにありますけれども、ほかの市町村でユーチューブチャンネルを立ち上げているところも結構ありまして、私はそういったSNSについては詳しくないのでありますけれども、もうちょっと若い人主導で、動画発信してイベントのライブ発信とか、インパクトのある内容で、若い人たちの発想で、ある程度自由にホームページをつくらせたらいかがかという提案であります。本市の外から簡単にのぞけるようなシステムが、私は詳しくはちょっとあれですけれども、構築できて、それが若者目線だけではなくて、全国から興味をひけるチャンネルが作成できたら大変いいんじゃないかということであります。民間と連携した全国の士別の関係者が一同に情報交換できるようなハブ的なものはつくれないのか。ちょっと認識不足で大変申しわけないのですけれども、それが士別ブランドを今後拡散させるような一つの発展の起爆剤のようなものであれば非常にいいのかと思っています。全国で士別のものを使った士別ブランドを取り扱いしている店とか、それとか士別の出身者の方とかいっぱいいると思うので、その方が縦横でつながれば非常に士別がさらに大きく、広報活動も拡大できていけるのかという気はいたしますので、この辺、本市ではどのように今後お考えになっているのかということも考えまして、ぜひいかがかなと思いますけれども、所見を伺いたいと思います。以上です。 (降壇)
答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)
ただいまの御質問にお答えいたします。初めに、まちづくりのための人づくりについての考え方についてです。本市は第2期士別市人づくり・まちづくり推進計画を策定し、生涯学習を通じた人づくりを推進しております。この計画において、生涯学習の意義は、市民があらゆる機会を通じて学び、個々を高め、心の豊かさや生きがいを高めつつ、さまざまな形でまちづくりに参画することで生涯学習を通じた人づくりを推進し、まちづくり活動につなげることとしております。本計画の実施計画における人財、人は財産とする人財育成計画に関する事業は、児童・生徒を対象とした子ども会リーダー養成研修や18歳以上40歳未満の青年を対象としたまちづくり塾、60歳以上の高齢者を対象とした九十九大学などであります。さらに、公民館講座や博物館講座などの学習活動を開催することにより、市民の学ぶ意欲を高め、まちづくりを担う人材の裾野の拡大に努めているところであります。今後とも、教育行政を中心としながら、福祉や環境などとの横断的な体制のもと、第2期士別市人づくり・まちづくり推進計画を推進し、市民の人財育成を行っていく考えであります。次に、本市職員の教育・育成についてであります。職員の教育・育成の取り組みについては、士別市職員人材育成基本計画を策定し、その中で人事管理、職員研修、職場の環境づくりの3つの取り組みを柱に据えて進めております。まず、人事管理については、採用、異動、昇任等を通じて、職員個々の意欲と能力を最大限に引き出し、さらには引き出された意欲と能力を組織として効果的に生かすことを目的に人材の確保から始まり、ジョブローテーションの実施や適切な人材評価の実施など、8つの取り組みを実施しております。職員研修では、研修の種別を自己啓発、職場研修、職場外研修に区分し、職務遂行に必要な専門的知識の習得や技術の向上はもとより、職員としての資質を高めるため、さまざまな研修を実施しております。職場の環境づくりでは、風通しがよく、明るく元気な職場の雰囲気づくりと、市民本位の視点で改革を目指す取り組みや自己啓発を積極的に取り組む職場環境を目指し、職場会議の開催や健康管理対策などを推進しております。勤務中に行うケアとしては、職場での実務を通して職務研修を行うOJT、オンザジョブトレーニングを含めた職場内研修や政策課題の解決に向けた職場会議開催の推進などにより、職員間のコミュニケーションの充実を図ることで上司から部下に対するケアが図られているものと捉えております。また、本年度から係長職以下にも試行として導入した人事評価制度において、上司との面談を踏まえた業務の進捗管理などを行うことから、こうした機会を通じて上司から部下へのケアやサポートの充実が図られていると考えております。次に、退職の理由などの調査・分析についてです。職員の中途退職の状況は、平成27年から令和元年度の直近5年間において、医療職や看護職等を除いた行政職員の退職者総数は38人で、そのうち自己都合による退職者は34人となっております。自己都合による退職の理由は、結婚や転職、就学などによる場合のほか、配偶者の転勤など、さまざまな事情によるものであります。なお、退職の申し出があった場合、必要に応じて本人から聞き取りを行っており、仮に職場環境や指導方法が原因と考えられる申し出があった場合は、事実確認や必要な改善に向けた指導などの措置を行っております。次に、トップダウンとボトムアップの考え方についてです。本市では、まちづくり総合計画や市長のマニフェストに掲げる施策を着実に実行するため、組織目標として部の方針を策定し、全部長職が市長に対して方針の進捗報告を行う戦略レビューを実施しております。また、所属課においては、その方針の達成に向け、課の業務目標を策定し、所属職員が職場会議などで目標の達成に向けた協議を行うこととしております。こうして、組織目標の連鎖を図り、主要施策の策定は常にトップダウンとなっておりますが、その達成に向けては職員の意見や知恵を反映するボトムアップにより、これまで市の重要施策を達成してきております。なお、今後においては、財政健全化実行計画に基づき、持続可能な財政運営基盤の確立に向け、あらゆる歳出抑制、歳入確保など、職員が一丸となって知恵やアイデアを総動員する必要があることから、所属にとらわれることのない全庁的な職員提案制度などの仕組みを構築していく考えです。次に、SNSを利用した本市の広報活動についてです。本市ではこれまでに翔雲高校の協力で作成したCMや毎月のビデオニュース、市長会見、ドローンによる市内空撮動画など、動画共有サービス、いわゆるユーチューブで配信してきました。動画を含めた市政情報の発信に当たっては、誰をターゲットにして、どんな内容をどの媒体で伝えるかを検討し、最適な手法を選択する必要があるものと考えております。そのような中で、若者たちの発想による自由な動画配信の御提案ですが、市が行う情報発信としての位置づけを考えますと、配信する内容にはインパクトのみならず、公共性や公平性が求められるのは当然でありますし、その受け皿となる人材や機材、作成費用など、解決すべき課題も多いものと思います。SNSのさらなる活用については、お話のとおり士別ブランドの拡散及び起爆剤になると考えておりますが、市がハブ、いわゆる結節点としての役割を担うことは難しいとも考えており、公的機関よりも民間事業者がその役割を担っていただくことがよいのではないかと思っております。そこで、昨年3月に設立したまちづくり士別株式会社は、市内の特産品や観光情報などを発信する機能を有したまちなか交流プラザを運営することから、市内の情報発信のほか、市外で士別ブランドを扱う店舗や士別市出身者が経営する事業者など、あらゆる情報を一元化し、本市をPRすることが可能になると期待をしているところであります。近年、本市で若い地域おこし協力隊員が観光分野で活動しており、SNSや動画など、市外に対して情報を発信しているほか、台湾出身の地域おこし協力隊員が本市に着任しましたことから、海外向けにPRすることが可能となったことなど、市とまちづくり会社、地域おこし協力隊など、関係機関と協力しながら取り組んでいきたいと考えております。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 2番 真保誠
人づくりということで1点。先日報道で、士別の協力隊の1人が終わりまして、和寒で起業されたということが新聞報道で出ておりました。非常にもったいないなと、私、単純に思いました。士別でいろいろ技術的なものを習って身につけて、隣町で起業されるということは非常にもったいないなと単純に思います。何とか士別で企業できなかったのか、それはどういう事情があったにしろ、ちょっとそれは理解できませんけれども、そういうふうに思っております。要は、人づくりについては、市の職員というレベルで見ましたら、やはりこれから担っていくわけですし、これから財政健全化実行計画もあるわけですから、非常にこれから大変な中身になってくると思いますけれども、ぜひとも職員の方々のこれからの育成という部分になおさら力を入れていただきたいと思います。先ほど副市長が風通しのいいということをおっしゃいましたけれども、まさに風通しのいい職場にされるべきだと思いますし、市長はパブコメで外に意見をいろいろ求めていますけれども、ぜひ庁内にも所内にもやはりパブコメみたいな目安箱みたいなものを置いて、ぜひそういう広い意見を取り入れて、単純明快にどういった考え方をしているのだということの意見を下から吸い上げて、できるできないは別にしまして、非常に風通しのいい職場にさせていただければ、今後にも非常によろしいんじゃないかと思いますけれども、その辺をぜひ聞いて、質問を終わりたいと思います。
答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)
まず人づくりということからちょっとお話しさせていただきたいと思いますけれども、まさに我々市の職員は市民のための安全・安心、そして豊かに暮らせるためのさまざまな施策を組み上げていくということで、私よく職員を前に申し上げるのは、我々よく事務屋、技術屋と、事務職と技術職に言われますけれども、我々は事務屋でも技術屋でもなくて、政策マンにならなければだめだということ。そのためには、今、市民がどのようなことを考えて、どのようなことを思って、そしてどうなりたいといったようなことを思っているかといったことを肌で感じなければいけないといったことを常々話しております。先ほど職務を通しての研修、OJTという話をいたしましたけれども、そういった中でそれぞれの職員がしっかりと裁量と責任を持って日々職務をこなしていくこと、これが職員の成長につながっていくものと考えております。そこで、お尋ねの風通しのいいというところでありますけれども、先ほど組合との協議の中で、市長が青年部、女性部からさまざまな意見をいただいたということがございました。その中にも私たちの提案をしっかりしていきたいといったようなこともございました。そういうこともあって、先ほどの答弁の中に、全庁横断的にいろいろな提言を受け付ける体制を整えていきたいとお答えを申し上げたところでありますので、ぜひともいろいろな職員が政策マンとして日々いろいろな提案を出していける、そして上から下まで情報がしっかり共有できると、そういう組織体を目指していきたいと考えております。