みんなの議会

士別市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月15日

児童施設の新型コロナウイルス対策と登園・通所基準について

2020年12月15日、士別市議会の一般質問で、国忠崇史議員が「児童施設の新型コロナウイルス対策と登園・通所基準について」質問し、健康福祉部長 田中寿幸が答弁しました。

質問者
国忠崇史 議員
答弁者
健康福祉部長 田中寿幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 国忠崇史

一般質問の最後のテーマは、保育園での新型コロナウイルス対策についてです。前回の第3回定例会でも似たような話題を取り上げましたが、前回は保育園の臨時休園の基準についてお伺いした次第です。その答弁では、感染症というのは規模や状況が予測できないため、休園についての一定の基準を設定することは難しいという市の答弁でした。確かに今回、新型コロナウイルスという初めての問題でもありますし、なかなか休園についての基準は難しいというのは理解はできるところです。今回は、子供が登園するかどうか、その登園の基準をどういうところに置くかということについてお伺いする次第です。皆さん御存じだと思いますが、旭川市の旭川厚生病院の今病院としては国内最大のクラスター感染となりました、厚生病院の森達也医長が12月7日にNHKの取材に応じて、こんなことをおっしゃっています。森院長は、医療体制の逼迫に拍車をかける一因として、看護師などが子供を保育所に預けようとして拒否され、働けなくなってしまうケースが起きているとした上で、そうしたことがなくなれば、もう少し働ける看護師が増えると思うと述べていたそうです。確かにクラスター感染が起こったから、厚生病院で働く看護師さんの子供というのは保育園に預かってもらえないと、そういう問題が起きて、さらにいわゆる医療崩壊に拍車がかかったという側面があるそうです。それを念頭に質問していきます。まず、登園基準についてですが、園児本人が発熱ある場合という基準だったのが、徐々に厳格化されてきました。今では同居家族の発熱がある場合などと厳格化してきたと思われます。この点、市長の名前で11月11日付で文書も出されております。このことは、北海道の警戒ステージなどに対応していると思われますが、実は北海道の施策もこの夏以降は結構ぶれが目立ち始めました。そして、春のように全道的な対策をとるということがだんだんなくなってきました。そこで必要になったのが市町村ごと、あるいは保育施設ごとの登園基準というものです。これは、ただしやはり場当たり的に決めるのではなくて、地域の感染状況などにより、あらかじめ一定の基準を設けておくべきではないかと思います。また、そういう言葉づくりが得意な東京都知事とかはいらっしゃいますけれども、例えば士別では、士別アラートだとか、士別アラートで今3だとか2だとか、できればそういった基準を設けるのもいいかと思います。そういった基準を設けることで、保護者の不安だとか、それから保護者の就労への影響を考えると、なおさらこういった基準が必要ではないかと思われますが、市の見解を伺う次第です。次に、子供の遊びの保障の問題です。今GoToトラベルをやめるとかやめないとか問題になっていますが、子供というのは自分でこういったGoToはできません。したがって、自分の意思で出かけて、気分転換や運動などをすることができません。したがって、家族や保育者の引率を必要とします。実は、この冬、園外保育に関してもなかなか厳しい状況であります。屋外で単純に雪遊びすると、そういうことはいいと思いますが、ただ、その中でも密になるなということですので、以前市の保育園で行っていた雪中お楽しみ会など、そういったイベントもなかなか困難であろうと思われます。また、士別市生涯学習情報センターいぶきで行っていた例年楽しみにしていたクリスマスツリー点灯式も、これはコロナの影響ではなくて主催団体の解散でなくなったのですけれども、こういった点灯式みたいなものもなくなりました。そして、室内での遊び場も事実上、園内しかない状況です。もし、公共施設で子供たちに開放できるところがあれば、いつもの保育とは違う環境で伸び伸びと遊ぶことができるのだと思いますが、市で何か妙案があれば聞かせていただきたいと思います。この件の質問は以上です。 (降壇)

答弁 健康福祉部長 田中寿幸(健康福祉部長は2022年3月まで)

ただいまの御質問にお答えします。初めに、児童施設等の登園基準についてです。本年11月11日付で児童福祉施設等の各施設長及び保護者宛てに協力依頼を行ったことにつきましては、11月7日の北海道新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、道が感染対策の基準とする警戒ステージがステージ2からステージ3に引き上げられたことを受け、11月10日に改正した本市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、協議、検討を行った結果に基づいての協力依頼内容となっています。具体的には、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式を踏まえた学校の行動基準をこれまでのレベル1からレベル2に移行したことにより、レベル3及びレベル2の地域においては、児童・生徒本人のみならず、同居の家族に風邪症状が見られる場合も登校を控えることとされていることから、児童福祉施設等においても、教育委員会と連動した同様の内容として、同居家族の発熱等の風邪症状が見られる場合は、集団感染のリスク低減のため、施設の利用を控えていただくよう、協力依頼を行いました。そこで、保育施設ごとの登園基準をあらかじめ設けておくべきとの御提言についてですが、登園自粛、休園の判断基準については、第3回定例会一般質問においてお答えしたとおり、国・道の方針及び道教育委員会から発信される小・中学校等における対応等を参考にしながら、本市対策本部において協議、検討し、判断をしていくこととなりますが、感染症の発生がいつ、どのような規模、状況で起こるかについては予測できず、さまざまな状況が想定されることから、その全ての状況に応じた基準を施設ごとに設定することは難しいものと判断しています。また、令和2年2月25日付厚生労働省発出の事務連絡、保育所等において子供等に新型コロナウイルス感染症が発症した場合の対応についてにおいて、園児や職員が罹患した場合や地域で感染が著しく拡大している場合等で、臨時休園を検討する場合においても、医療従事者や社会の機能を維持するため、就業を継続することが必要な方、ひとり親家庭などで仕事を休むことが困難な方の子供の保育が必要な場合にはその対応を検討しなければならないと示されていることからも、この場合はこのように対応するといった基準をあらかじめ設定することには適さない施設であると認識しているものです。次に、園外保育の場所等確保策についてです。新型コロナウイルス感染症の感染拡大と今後の長期化が懸念される中、認可保育園での通常時における園外保育については、道内での感染が確認される以前までは、園外への散歩及び市内公園での遊びのほか、他園との交流事業実施や公共施設を利用する機会等も保育に取り入れて過ごしていたところですが、コロナ禍における園外保育については、子供たちの健康と安全を最優先に考慮した上で、公共施設を利用する機会より園外の方たちとの接触機会の少ない散歩等の活動のほうが多くなっているのが現状です。議員お話しのとおり、子供たちが開放的な空間で体を動かしたり、公共施設でのマナーを学ぶ機会となる園外保育は幼児期の保育を行う上でも必要な活動になります。現段階において、市内公共施設の中で利用可能な施設の一例として、あけぼの子どもセンターやほくと子どもセンターなど、学童が利用していない午前中の時間帯にぜひ利用していただきたいと存じます。子供たちの遊びの場が増えることで、園外保育がより充実した活動になるものと考えます。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 12番 国忠崇史

細かいことですが、再質問いたします。結局、厚生病院の院長先生の話もしましたけれども、すごくジレンマです。今GoToと経済という、感染を広げないこととGoToをやめることで、すごく国政ではジレンマになっていますけれども、厚生病院なんかの場合も、看護師さんというのは基本患者さんに接するわけだから、濃厚接触者と定義されてしまう場合があるのです。濃厚接触者が同居をしているから、園児さんは来ないでくださいと、そういう対応をされて、要は旭川の一部の保育園なのですけれども、そういう対応をしたことで結局看護師さんは出勤できなくなる。だから、ジレンマです。出勤して本当はコロナを食いとめたいんだけれども、子供を預かれないと言うから家にいなければならない、だから看護師が不足する。そういう状況になるわけです。非常にジレンマで、本市としても、きのう出た文書を読むのは申しわけないですけれども、きのう健康福祉部から出た文書では、同居する家族が濃厚接触者としてなった場合は登園自粛をお願いする場合があります。この同居する家族には例えば病院職員とかも含まれると思ってしまったのですけれども、再質問の趣旨と合っているかどうかわからないですけれども、ちょっとそれだけお答えください。

答弁 健康福祉部長 田中寿幸(健康福祉部長は2022年3月まで)

お答えします。濃厚接触者という定義でありますけれども、これは当然、保健所のほうで感染者が発生したと。調査の結果、この方は濃厚接触者でPCR検査を受けてくださいといった部分については、当然その御家族については、保健所からの指導ででも、保育園等に集団感染のリスクは高いですから、それは検査結果が出るまで、また、出たとしても途中でまた陰性から陽性に変わるといった事例もありますので、濃厚接触者となった場合については、これは登園を控えてくださいと。そういう意味で、この今おっしゃられた文書についてもそのように書いてあるのです。ただ、看護師さんの子供さんだから、何もないのに登園を控えてくださいということは全くございませんので、その部分を理解お願いいたします。以上です。

出典:士別市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月15日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる