みんなの議会

士別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日

士別市地域公共交通網形成計画について

2020年9月16日、士別市議会の一般質問で、谷守議員が「士別市地域公共交通網形成計画について」質問し、市長 牧野勇司、副市長 相山佳則が答弁しました。

質問者
谷守 議員
答弁者
市長 牧野勇司、副市長 相山佳則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 9番 谷守

令和2年第3回定例会に当たり、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。新型コロナウイルス感染の影響拡大以前から人口減少などの影響より、地方ほど鉄道やバスなど地域の公共交通の経営が厳しくなっている状況です。地域住民の暮らしを支えている地域交通をどのように維持していかなければならないか、このことを今回は主テーマとして質問していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。この課題に対応するため、さきの通常国会では地域公共交通活性化再生法や道路運送法など関連法が改正されました。自治体主導で地域の運送資源を総動員し、交通サービスの改善を目指すことが柱とされており、本年の11月末から12月に施行されることになっています。国土交通省の資料によると、大都市部を除く地方圏における公共交通の輸送人員は減少傾向にあり、中小民鉄や第三セクターによって運営されている地域鉄道全体の7割超は採算が取れておらず、地方の路線バスにいたっては9割近くが赤字で、国や自治体の補助によって成り立っている状況であります。バスやタクシーのドライバーの高齢化も課題で、55歳以上の割合が6割を超え、全産業平均の3割と比べて著しく高い状況。長時間労働や低賃金が若者から敬遠される理由で、有効求人倍率が全職業平均の約2倍に及ぶという深刻な人手不足に陥っています。地方では鉄道やバスなどを含む交通手段の中で自動車を利用する割合は平日約6割、休日で7割を超えるとのこと。一方で高齢ドライバーの事故が社会問題化した影響などで運転免許を自主返納する高齢者が増加しています。このため、地域の公共交通に求められる役割は今後も大きいものと見られております。こうした現状を踏まえ、今般の活性化再生法など関連法の改正では、自治体による地域公共交通計画の策定を努力義務化し、自治体の関与を強化するとともに、国が予算やノウハウ面を支援することとしております。そこで、本市では既に2019年3月に同様な趣旨と見受けられる士別市地域公共交通網形成計画が策定済みでありますが、改正法が求める計画と本市の策定済みの計画との関係、整合性はどうなるのでしょうか。まずお答えいただきたいと思います。あわせて、今回国が求める地域公共交通計画では、利用者数や収支など定量的な目標を設定し、毎年評価を実施するようになっております。本市の計画では、評価スケジュールなどで計画期間最終年度、2025年度に行うとしているものもありますが、この点についてもどのような対応となるのか、お答えいただきたいと思います。いずれにせよ、これまでは計画策定が任意だったこの計画、全国でも520件程度の策定にとどまっていた状況の中、本市では既に取り組んでいることに関して評価できるものと感じているところであります。さて、次に士別市地域公共交通活性化協議会に関することについてお聞きしたいと思います。この協議会は地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づき、本市の地域公共交通に関する計画の策定及び実施に関し必要な協議を行う会議体ということで、施策の進捗状況や効果、妥当性の確認を行いつつ、PDCAサイクルのもと実行すると記されております。そこで、会議が年に数回行われているようでありますが、直近で行われた会議の内容等について、どのような会議なのか、目標数値等の進捗状況も議論されているのかも含め、お知らせいただきたいと思います。次からは、士別市地域公共交通網形成計画の実際の中身について何点かお聞きいたします。まず、この計画の施策推進及び指標評価スケジュールについてです。目標を達成するための施策推進スケジュールに、生活交通の利便性向上と円滑に乗り継げる公共交通ネットワークの形成目標として、都市間を結ぶ公共交通ネットワークの形成と士別市立地適正化計画と連携した公共交通ネットワークの形成という施策が本年2020年から着手することとなっておりますが、それらの内容について説明いただきたいと思います。次からは、交通施策の事業内容とその事業に対する本市の費用負担の状況等についてお伺いいたします。まず、本市における交通施策に関する総支出額合計額の推移をつかみたいと思います。本計画では、これに関する事業が11事業が示されており、合計額で2017年度は、平成29年度でありますけれども、9,725万5,000円となっております。そこで、18年度の実績、そして19年度は決算審査を控え見込み数字ということになると思いますが、それぞれの数値について合計額を参考までお知らせいただきたいと思います。次に、このそれぞれの個別事業、何点かその内容についてお伺いいたします。まず、さほっちタクシーです。この事業は2012年度から開始されているようですが、事業金額を見てみると毎年数万円程度で推移されています。開始から8年を経過し、なかなか事業効果等厳しい面があると感じますが、直近の支出額と取り組み策を教えていただきたいと思います。次に、要援護者等通院交通費助成事業についてお聞きします。この事業は2018年度から新しく実施する事業として計画されていることからお聞きするところです。事業実施の経緯と事業の内容、支出額も含め紹介いただきたいと思います。最後に、敬老バス乗車証交付事業です。これは昨年度から利用者負担の導入がなされ、何度かこの議場でも取り上げられている案件であります。そこで、有料化1年を経過して、各実績数字と事業効果等について確認したいと思います。まず、本事業の乗車証の登録者数の実績はどうなのか、対象年齢を70歳以上に拡大して目標どおりの登録者数になったのか、高齢者の運転免許証の返納の助長も期待しての取り組みであったと認識しておりますが、本市の返納者の実数把握が可能であればそれも紹介していただき、あわせてコメントをいただきたいと思います。次に、乗車数等の実績についてお聞きします。有料化以前の平成30年度の実績と比較して延べ乗車数、委託料、利用者からの運賃収入を含めた事業者収入はどうなのか、実績状況をお知らせいただきたいと思います。昨年の第2回定例会で西川議員が2カ月時点での将来の予測も含め、同様の趣旨の質問をされておりますが、今回は実際に1年を経過して実績も確定していると思いますので、改めて答弁を求める次第です。それから、この事業の対応支援策として4月から市内循環の1日券の発行事業が盛り込まれましたが、その実績や評価などもお願いいたします。これらの件につき、事前に交通事業者から聞き取りをした中では、乗り合い乗車の大半を占める高齢者が対象であるこの敬老バス事業、人口減少下で通常見込まれる売り上げ減を加味しても有料化が始まってから利用者数の減少、重ねて売り上げ減少の影響が顕著だと伺っております。地域公共交通網形成計画の中の一事業として、高齢者の外出支援も狙った施策として、利用者負担を求めながら総体的に計画全体を充実することを狙ったものと認識しておりますが、事業効果という面では後退しているのではないでしょうか。事業の運賃負担率の公平性など、再度事業を見直さなければならないと感じますが、見解を求める次第です。8月27日付の新聞報道によると、北海道バス協会がまとめた運送収入調査の中では、7月は乗り合いバスが前年同月比38.1%の減、貸し切りバスが同83.6%の減と新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用が少ない状況が依然として続いている状況とのことであります。同協会では先が見通せない中、このままでは倒産する事業者も出てくると懸念をしているとのことであります。このような状況の中、地域公共交通の役割を担っている交通事業者には一層の企業努力を求めつつ、かつ必要な支援はタイムリーに行いながら地域の輸送資源を守り、これ以上の減便や路線廃止とならないよう持続可能なものとすることが本来の地域公共交通網形成計画の目的であると思います。以上までの事柄について答弁を求め、私の質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

谷議員の御質問にお答えいたします。初めに、私から士別市地域公共交通網形成計画において、今年度着手する施策について答弁申し上げ、地域公共交通計画と地域公共交通網形成計画の関係、整合性などについては副市長から答弁申し上げます。都市間を結ぶ公共交通ネットワークは、都市間バス及び鉄道を交通ネットワークとして位置づけ、利用促進に向けた取り組みを展開するものです。JR北海道の利用促進に向けては、宗谷本線アクションプランに基づき、沿線市町村とJRが連携して各種事業を実施しているところです。今年度は残念ながらコロナ禍の影響で観光列車等の運行も中止となり、JRの利用者が大幅に減少していると伺っています。立地適正化計画と連携した公共交通ネットワークは、居住地と都市機能を回遊する利便性の高い路線網を構築するものです。これまで、市内循環線の見直しに加え、敬老バス対象者に1日乗車券が発行されるなど利便性の向上が図られました。今後も、地域の情勢変化や乗降状況に合わせた運行内容の見直しを進めます。感染症の影響から外出自粛が高まり、北海道バス協会の調査と同様に本市の事業者からも路線バス利用者の減少、特に観光などの貸し切りバスの利用は激減しているとお聞きしています。このような状況のもと、公共交通は市民生活に欠かせないものであり、事業者には事業の継続や雇用の維持のため、他の業種よりも手厚い事業継続応援金や雇用継続応援金を支給しました。終息が見えないコロナ禍においても、市民の移動手段となる公共交通の維持・確保は欠かせないものであります。感染症の影響、さらには今後の人口動向などを踏まえ、限られた財源の中で将来を見据えた公共交通の維持・確保に向けた取り組みや持続性のある公共交通網の構築に向け、事業者と十分な協議のもと検討を進めてまいります。以上申し上げ、私からの答弁といたします。 (降壇)

答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)

ただいまの御質問にお答えいたします。初めに、地域公共交通計画と地域公共交通網形成計画の関係、整合性についてです。地域公共交通計画では、地域公共交通網形成計画の目的である公共交通ネットワークの形成の促進に加え、デマンドバスやスクールバス等の輸送資源に関することが位置づけられたものであります。これらの計画の関係、整合性としては、既に地域公共交通網形成計画を策定している場合、地域公共交通計画を策定しているとみなされるものであり、このため、利用者数などに関する毎年の分析評価については、本市の地域公共交通網形成計画により市内路線バスの日利用者数を毎年把握して、3月に実施するということになるものであります。次に、士別市地域公共交通活性化協議会の会議内容についてであります。今年度は6月に開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、これを書面会議として、昨年度の事業や決算、そして本年度の事業であるさほっちタクシー事業、バスの日・タクシーの日事業、公共交通ガイドマップの作成などの事業、及びその関連する予算などについて全て承認されたところであります。また、地域公共交通網形成計画で掲げた数値目標等は、年度末に開催を予定しているこの協議会の中で御協議をいただくということになっております。次に、交通施策の事業内容と費用負担の状況についてです。初めに、交通施策の総支出額は平成30年度の実績で11事業の1億269万3,000円、令和元年度は10事業で8,890万6,000円となる見込みであります。次に、個別の事業内容についてです。まず、さほっちタクシーにつきましては、士別駅から士別イン翠月、羊と雲の丘までを定期運行する予約制乗り合いタクシーでありまして、料金も通常のタクシー料金よりも低く設定をされております。直近2年間の支出額は、30年度は42人利用で2万2,000円、元年度は17人で1万4,000円となります。今年度からはJRの発着時間に合わせた運行形態への見直しを図り、利用の拡大に努めているところであります。次に、要援護者等通院交通費助成事業についてです。通院時に看護師の同行が必要な方を対象とした移送サービスを廃止し、新たに訪問介護員、ホームヘルパーの同行が必要な方にも対象を拡大して、通院等に要する交通費を助成する事業として30年4月から実施したものです。本事業は、要介護認定者や障害のある方のうち、通院時にヘルパーによる身体介護を必要とする方がハイヤーの初乗り料金のみの負担で年間48回まで利用することができる制度となっております。利用実績は介護と障害の合計数で、30年度の実績が認定者49人、延べ利用回数461回、支出額90万9,000円で、元年度では認定者50人、延べ利用回数531回、支出額107万4,000円となっております。次に、敬老バス乗車証交付事業についてです。まず、登録者数についてでありますが、事業見直し前の30年度末では2,946人で、対象年齢を74歳から70歳に変更以降、本年8月末現在では3,393人となり447人増加をしております。事業見直しの際に見込んでいた登録者数は3,500人で、実績との比較では96.9%となり、おおむね見込みどおりとなっているところであります。また、士別市内の65歳以上の高齢者の免許返納者数は29年度49人、30年度は39人でしたが、元年度67人と増加傾向にあります。免許返納者の個人を特定できないため、敬老バスを使用している正確な人数はわかりませんが、免許返納後の移動手段の一助となっているものと考えております。乗車実績は、士別軌道及び道北バス合計で30年度10万7,987人、元年度8万1,091人となっており、全体では前年度比約75%の実績となります。これを事業者ごとに比較しますと、士別軌道が前年比約75%、道北バスが87%となっております。また四半期ごとに実績を比較しますと、第1四半期が前年比79%、第2四半期82%、第3四半期77%、第4四半期65%となっており、第4四半期は感染症による外出自粛が影響しているものと考えています。次に、事業所の収入についてです。30年度の事業者への支出額は2,546万5,000円で、元年度は市の支出額1,022万円と有料化に伴う利用者負担分732万2,000円の合計で1,754万2,000円となります。前年との比較では約68%、差額は792万3,000円となります。また利用率が前年比約75%で運賃収入が前年比約68%となっており、バス利用1回当たりの乗車単価が減少と見てとれることから判断しますと、乗車料金が高額となる郊外地域の利用が減少しているものと考えております。1日乗車券の利用状況については、本年4月から8月までの総利用枚数は1,622枚で、士別軌道が当初想定しておりました1枚当たり1人がどのぐらい乗るかという乗車回数が2.3回程度であるため、これを掛けますと乗車総数としては約3,700回となります。市内循環線の1日乗車券を含めた敬老バスの乗車回数は約1万8,000回であるため、1日乗車券の割合はその約21%となりますことから、一定程度高齢者の方に受け入れられているものと考えております。次に、敬老バス事業の効果についてです。人口減少により全体の利用数が減少する中、年々敬老バスの利用回数も減少傾向となっております。昨年度の有料化と対象年齢の引き下げ実施以降もバス乗車数は減少しており、本年度には士別軌道から提案のあった1日乗車券の助成も開始し一定程度の利用はありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、前年実績を大きく下回っている状況となっております。しかしながら、登録者数は先ほど申し上げましたとおり増加をしておりますことから、高齢者の移動に対する安心感の一つとしては一定の効果があるものと考えております。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 9番 谷守

再質問させていただきます。質問の通告の中にありました中身の敬老バス事業について主に確認したいと思います。その中では、この事業を私は再度事業を見直さなければならないと感じているところで、ある程度の見解を求めるという発言だったんですけれども、今の答弁を聞いた中では、要約するとちょっとこんなことだろうなと思います。市長の答弁の中では、事業者と十分協議の中、今後検討していくんだと。そしてこの敬老バス事業の効果という面では、乗車数は減っているけれども、ある程度一定の効果はあるものとして市民の安心感の一つとして捉えているんだという評価であったと思います。そこで、これはその前の答弁の中でこの公共交通網形成計画の支出額の総額もお聞きしたんですけれども、それによると平成30年度で約1億200万円と、そして令和元年度で8,890万円ということで、その差額約1,378万円程度になると思います。これはそのまま全て敬老バスによる利用者からの負担とまではいかないですけれども、一定程度当初から狙った利用者負担を求めながら有料化も進めて、一時期この支出額、この議場でも1億円の枠にするとかという議論もありましたけれども、元年度については1,300万円から1,400万円ほど圧縮できたと。そこで、その敬老バス事業でありますけれども、これは大体毎年、今から10年ほど前は、表から見ると年間3,000万円程度の事業費だったと思います。ここ直近では2,500万円から2,600万円に推移しております。令和元年度からの実績では有料化を取り上げましたので、先ほど聞いた実績になると令和元年度の支出額は1,020万円程度ということになるかと思います。そこで、ここで通常払うべく2,500万円の差額1,500万円というのが全て利用者からの運賃負担で賄えればこれはいいかなと思うんですけれども、ところがそうはならなく、ほぼその半分は交通事業者の収益減と、売り上げ減という形になっていると思います。そういった中でどうするんだというのが今回のテーマで私は取り上げたんですけれども、その中でこのコロナ禍の影響の中で、ただですら売り上げが減って、当然本市でも事業継続応援事業、また雇用継続応援金事業ということで、それぞれイの一番に交通事業者に支援しているところでありますけれども、それにかかわらず、なおかつ後づけのタイミングで入ったんですけれども、その有料化によって当初から見込めるものも見込めなくなったという、そういう事業者からの叫びということで、これは受けとめなければならないなということで今回取り上げております。私個人としては、例えば市内走る場所で数人しか乗っていないところを見ると、これは大変だということで、当然将来に向かって有料化というのは必要であるし、その点については事業者を地域で守らなければならないという点については、利用者の方も全てわかるのではないかなと思います。それをその利用者の納得なり、利用者がそういう判断ができるという条件を整えた中での十分な有料化ということであれば納得いくんですけれども、なかなか突然入ったということで、結果としてはなかなかうまく乗っていないという状況になります。地元事業者に限らず、こういった交通事業者、質問もしたように1年、2年もたないという状況があります。その中で、本当にそうなってはいけないという中で、まずはこの打開策として、このコロナ禍の影響を受けないまではせめてこの有料化はストップするだとか、そういった議論にならないのかどうなのか。そしてその期間、例えば10月から来春までがもとどおりにしますよと、そういった中で今後の市民の理解や何かも求めながら、そして事業者のよりそれに対する向かう姿勢というのを整えながら、そういったことも必要ではないかなと思います。ただですらこのコロナ禍の影響で大変なところをもってして、やはりこういう状況の中ではそういった対応も必要ではないかなというところで私は感じるんですけれども、その点についてちょっともう一度、答弁いただきたいと思います。

答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)

再質問にお答えいたします。この敬老バスにつきましては、有料化するときに事業者ともお話をしてまいりました。そして有料化した後に、今御答弁申し上げましたとおり、減収になったといった部分についても話をしてまいったわけであります。ただ、この敬老バス事業は、一つは健康福祉政策としてやっている事業であるということが一つ、それはまず、その事業の成り立ちというのは、公共交通の経営とは一定程度ちょっと分けて考えなくてはならないのかなということも含めて事業者と話をしているところであります。ことしはコロナの関係、あるいは中国からのインバウンドが減少したということなど、観光バスも大きな、観光事業も大きな、バス事業は打撃を受けておりますし、市内循環路線バスについてもこのコロナの影響を受けているということを我々も重々承知しております。そのような中で、地域公共交通網形成計画というのは、士別は市内のいろいろな地域がございますけれども、そこの足の空白地区をつくらないように、公共交通を網の目としてどう維持していくかということでありますので、まずは敬老バスについては、このコロナの影響もあって、さまざまな評価ということについては、いま一度状況を見ていかなければならないかなと思いますけれども、今、谷議員が御心配されております交通事業者の経営については、これは立ち行かなくなるということになれば、これは市民の足に大きな影響、私たちがこの地域で生活するというためには、医療もそうですけれども、買い物もそうですけれども、そういったところに向かう、さまざまなところに向かう足というのも重要な要素でありますので、そういうところに支障が出ないような政策というのは、その中でしっかりと考えていくと考えております。

再質問 9番 谷守

しつこくて済みません、繰り返しになると思うんですけれども、公共交通網形成計画の中での福祉部門での敬老バス乗車事業だというところで、これは公共交通網をしっかり市民の足を網目として、ネットワークで輸送しなければならないというこの計画自体だと思いますけれども、ところが、ちょっとくどいようですけれども、この敬老バス事業については、将来的には先ほど言った有料化が必要で、市民理解も得ていくという流れの中で、とりあえず1年行ってみて、かなりのダメージがあったという。それについては当然民間企業ですから、やはり対応するためにはどこかの減便をしなければならないですとか、そういった状況も出てくると思います。そこで、交通網を網目として択ていく中では、少しちょっとその面でも欠けていくのではないかと。そういったところで、特効薬ということではないんですけれども、緊急的にこんな時期ですからそういう対応も、地域公共交通活性化協議会で協議されるかどうかわからないですけれども、その中で再度、頭の隅に入れていただきたいなと思うんですけれども、ちょっともう一度、その辺ちょっと確認したいと思うんですけれども、いかがですか。

答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)

今お話がございましたけれども、まずは市民の足をしっかりと確保していくということのためには何が必要かと。今、人口が減少になってきているこの状況の中で、公共交通についても、例えばバス事業であれば便数が多く、そしていろいろなところに路線を走らすというのは、これは理想でありますけれども、そのような中ではやはりある程度の便数のどうあるべきかといったような、またはどこを走らせるべきかといったようなことも、一つにはこれまで路線バス、定期的な路線を組んで走っておったものを、デマンドですとかコミュニティーですとか、そういう新しい方法を取り入れながら、その足を確保してきたという状況もありますので、そういったこととしっかり組み合わせた中で、どう足を確保していくかといったことを、もう一度しっかり組み立てていきたいと。それと、先ほど健康福祉施策とバスの経営と一定程度分けて考えるということを申し上げましたけれども、その敬老バス事業も大きな収入源となっているといったことも私ども重々わかっておりますので、そういったことも今の谷議員のお話を踏まえて、どのような形が公共交通網をしっかりと守っていくために有効かという視点に立って、いろいろな方向性についてもう一度見ていきたいと思います。

出典:士別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる