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士別市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月18日

市役所新庁舎について

2020年6月18日、士別市議会の一般質問で、国忠崇史議員が「市役所新庁舎について」質問し、市長 牧野勇司、総務課長 青木伸裕が答弁しました。

質問者
国忠崇史 議員
答弁者
市長 牧野勇司、総務課長 青木伸裕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 国忠崇史

一般質問を行います。今回3つのテーマで質問を出していますが、1つ目が市役所の新庁舎、まさにこの場所について取り上げたいと思います。去る5月7日、めでたく開庁した士別市役所新庁舎ですが、あいにくの新型コロナウイルス禍で開庁式の縮小を余儀なくされたとはいえ、男女共同参画をうたう本市にしてはテープカッターが男性ばかりで、女性の姿がなかったことは少し残念に思いました。さりとて30億円以上投じて建てた庁舎ですから、魂を込めて大切に使っていく。50年、60年といわず、できれば100年耐えられるような庁舎であってほしいと願っています。そこで幾つか質問を用意しました。1つ目は、この新庁舎工事における公共調達基本指針の達成度についてお伺いするものです。この公共調達基本指針が定められてから数年たちますが、今までで一番大きな公共調達がこの市役所新庁舎工事でした。この新庁舎工事で公共調達基本指針が達成されていないようでしたら、これはやはりもっと拘束力の強い、例えば公契約条例といったものを検討しなければならないのではないかと思っております。この公共調達基本指針の4つの目標、その中で地元発注の割合はどのぐらいだったのか、あるいは下請の契約まで市が介入してしっかり不適正な契約がされていないか下請契約を確認すること、それが適正だったか。そして最後に労働環境、工事で働いてくださったたくさんの労働者、この人たちの休日休暇や賃金などについてしっかりと確認していたのかどうかをまずお聞きする次第です。2番目に、市の庁舎内、市役所内の3密について回避策をお伺いします。俗に密閉・密集・密接、密接というか密着といってもいいんでしょうけれども、この密着については大人ですからないと思いますが、特に密閉と密集についてお伺いします。この新型ウイルスの問題が出てきてから、特に換気のあり方については、感染症関連を初めとしてたくさんの医学会が窓を開けての換気を支持しております。そして北海道庁や、それから、このたび本市と同時に新庁舎となった北海道議会、これも議会が始まりましたが、定期的に窓を開けて換気しているとニュースに出ておりました。また、今年度、ほくと子どもセンター、児童館も最近新築されましたが、窓を開けて密閉を避けております。この子供の問題については、一昨日渡辺英次議員がまさに休校中の軟禁状態と表現されていましたし、マスクの義務化については先ほどの苔口千笑議員が質問しておられたところです。よく考えると、このように児童館だとか学校では子供たちがすごくある意味窮屈な思いをしている、子供は重症化リスクは低いと言われていますが、それでも休校中の児童館では、いわゆるソーシャルディスタンス、子供と子供の間、この線から出ないようにと、ある意味碁盤の目の中にいなさいということをされていましたし、汗をかくような運動をするなという、非常に子供が窮屈な思いをしていたと。そのことを皆さん御存じだと思うんですが、そのように子供たちが3密回避していますが、重症化リスクの高い私たち大人や、あるいは高齢者の方が、ある意味ひしめくともいえるこの市役所だけが密閉されて、なおかつ密集型の座席配置をしていると、そのことについて皆さん疑問を持っていないのかという、ちょっと質問したいと思います。そして、ビニールシートでの遮蔽をカウンターでしていますが、来庁する市民だとか、あるいは業者など、外部から感染が持ち込まれる心配から、このビニールシートの遮蔽をしているんではないかと思うんですが、私はむしろこの庁舎内部のほうがよほどそのリスクが高いんではと思うんです。それは福祉関係などの相談室だとかエレベーター、それから東側の階段など、窓のない完全密室の場所があるわけです。そこについてしっかり対策を取らないと、庁舎内がクラスターになってしまうのではないかと思っている次第ですが、これは杞憂でしょうか。お答え願います。それから3番目、駐車場について取り上げます。新庁舎の工事は約2年間かかりましたけれども、確かに不便な思いはしました。臨時駐車場が教育委員会、それから上がったところの職員駐車場、あるいは総合体育館等を使ってくれということだったんですが、それで、やはり遠いんだという苦情がいっぱい出ていたのかどうか、ちょっとお伺いします。こういった臨時駐車場で賄えたのかどうか、総括をお願いしたいと思います。それで、これからの駐車場問題ですが、今現在40台ほどあるということですが、旧庁舎を解体した後に140台分を追加、総計180台とするとの報道が先日出ていました。私はどうもこの180台というのは必要台数を過大に見積もっているのではないかなと疑う次第です。以前この新庁舎の基本計画を考えたときに、大学教授による必要台数の積算式があったはずですけれども、その試算から大きく離れた台数を確保しようとしているではないかと思いますが、いかがですか。旧庁舎、思えば噴水だとか、花壇にゴールバーン・ローズなどを植えていましたけれども、噴水だったり花壇、あるいはロックガーデン、大きな岩のある芝生の公園の部分、緑地の部分がありました。芝生や緑地帯をふんだんに取っていた旧庁舎でした。ですのでこの際、新旧両庁舎敷地における緑地と駐車場との面積比率をデータで出していただきたいと思います。この件の最後です。今後、今の高齢化率が3割から数十年で5割、あるいは深刻な場合6割へと進んでいく超高齢化があると思います。それからもう一つは気候変動です。そんなことを考えると、やはりある程度の車社会はしようがないと思いますが、極端な車社会を一歩脱却する必要があると考えています。また、牧野市政の主要目標である健康長寿日本一を実現するためにも、障害者は別として、障害者以外の健常者は駐車場から少し歩くと、歩くことで生活習慣病を防止するという方向に誘導する必要があるのではないでしょうか。広報しべつでは昨年バスの利用を何ページも使って啓発していたこともあるんですが、やはり一般的な啓発ではもはや路線の維持が困難になっています。以前、西川 剛議員に答弁されていましたけれども、敬老バス乗車証の利用者も減少している状況です。今、士別軌道のバス会社が1日乗車券を設定して企業努力も始めているわけですから、1日のうちにお買物をして、病院に行って、市役所にも寄れるというバス乗車の形態が可能になっているわけです。ですから、市としてもしっかり市役所前、教育委員会の前にバス停がありますけれども、このバス停をもっと活用してくれと、具体的に啓発して促進策を出すべきではないかと思います。この件ついての御見解をお願いします。以上、最初の質問でした。 (降壇)

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

国忠議員の御質問にお答えいたします。初めに、新庁舎建設工事における地元発注の割合や下請契約及び労働環境についてです。本工事は、地元業者への適切な発注を目的の一つとして、本市では初めてとなる異業種乙型特定建設共同企業体による建設工事となりました。工事を発注した3業種8企業による共同企業体のうち、機械及び電気設備の6社については全て地元企業となっており、建築工事についてもJV構成比率の30%が地元となっていることから、3業種合計の工事契約額約23億4,000万円のうち11億1,000万円については地元企業に発注されました。また、入札時に共同企業体から地元優先雇用、資材の地域調達などに1億1,000万円程度貢献するという技術提案が提出され、実際の現場においても、現場事務所事務員の雇用を初め、砂利や木材など資材の発注、測量や土工、塗装や除排雪など、複数の専門工事の発注、作業員の宿泊や仕出し、クリーニングや事務用品の購入など地元発注に配慮されており、これら影響総額は2億7,000万円を超えたことが確認されています。一方、下請契約については施工体制台帳や下請契約書等の提出を義務づけ、工事監督者と発注者によるチェックを随時行い、不当な値引きなどはなく適正であったとともに、休日休暇についても下請も含め完全週休2日で工事が実施される中、当初の工期を約9カ月前倒しして進行するなど、労働環境や工程管理においても適切な工事であったと認識しており、公共調達基本指針における基本目標を達成しているところです。次に、新庁舎内における3密回避についてです。職員の座席配置につきましては、密接を避けるだけのスペースの確保が困難なことやテレワークを実施できる環境が整っていないこともあり特別な処置を講じていませんが、会議等を開催の際にはソーシャルディスタンスの確保に努めています。新庁舎における換気機能については、建築物における衛生的環境の確保に関する法律、通称ビル管理法における特定建築物換気設備として設計・建設しており、厚生労働省が公表した新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において推奨されている換気方法となる換気機能を有し、かつ窓を開けるなどの換気に注意し、密閉・密室に配慮しているところです。なお、窓がない相談室については、30分に一度窓を開けて換気する程度の性能を有する機械換気を備えています。エレベーターについては、1日2回の消毒に加え、換気扇が自動で作動していますが、換気量などの基準がないことから、一度に利用する人数を4人までとするよう協力を求めています。感染拡大防止対策については、これまで各議員への答弁で申し上げたとおりです。次に、駐車場の必要台数についてです。これまでの新庁舎改築工事中の臨時駐車場等の利用については、地中熱関係の工事や冬期間の雪の堆積状況など、一定期間において手狭な状況が見受けられ、御不便をおかけしていましたが、特に御意見もなく、市民の御協力もあり、大きな混乱はなかったものと存じます。また、外構工事完了後の駐車台数については、平成28年2月に策定した整備計画において、当時の人口や乗用車保有率、役所等の一般的な滞留時間等の定数率で算出した必要駐車台数は44.4台でありましたが、市民文化センターや教育委員会が隣接しており、新庁舎と駐車場を兼用することとなるため、一様に必要台数を算定することは難しく、大ホール等での催しも勘案し、140台を見込んだところです。緑地と駐車場の面積比率については、旧庁舎の敷地面積に対する駐車場面積は約22.1%、緑地面積が23.0%、新庁舎では駐車場面積が30.3%、緑地面積は10.1%程度となる予定です。駐車場面積については、駐車場利用者だけでなく、徒歩で来庁される方の安全性を考慮した歩道の確保や障害者用の思いやり駐車場の増設、大ホールなどで行われるイベント時の路上駐車対策や冬期の堆雪場の確保など、利便性や安全性、利用者のみならず近隣住民の方に配慮した駐車場面積としたところです。最後に、路線バスでの来庁呼びかけについてです。市役所へのバスでの来庁は、昨年4月から西回り循環線を通年運行としたことで東4条5丁目の停留所から来庁される機会を増やしています。国忠議員から御提言のありました1日乗車券のほか、敬老バスなどのバス利用の周知、利用促進についてはホームページや広報誌、新聞報道のほか、バス事業者の待合所にも新たに作成したバスマップを配布するなど、市役所への来庁者に限らず幅広い周知を図る中で利用促進に努めています。現在本市の高齢化率は40%を超えており、人口減少、少子高齢化社会を見据えた将来性のある公共交通網の形成は欠かせないものであります。地域公共交通活性化協議会や交通事業者、関連企業など十分な協議をした中で、将来に向けた次世代モビリティサービスの活用も視野に入れた調査・研究など、地域を支える持続的な公共交通ネットワークの構築に努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 12番 国忠崇史

再質問です。ビル管理法での換気基準を満たしているということなので、その点は安心しましたけれども、やはり窓から直接外気を入れるのではなくて、エアコンで循環するというときに一つ参考にしていただきたいのは、沖縄で初めてのクラスターが4月22日に発生、老人クラブの会議に30人が集まって1時間半窓を開けずにやっていたら、エアコンのどうやらフィルターに新型ウイルスがついていたようで、5人が感染し、1人が亡くなったということもありましたので、ぜひエアコンのフィルターの点検も頻繁に行っていただきたいと思います。敷地の中の緑地の面積ですけれども、これはまちの風格に関わると思うんです。私はゴールバーン・マルワリー市に行ったことはないですけれども、特に英語圏のまちというのは非常に芝生だとかの手入れが進んでいます。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、あとイギリスだとか、非常に芝生にこだわったところが多くて、ゴールバーン・マルワリー市もちょっと写真で見たことはありますけれども、非常に緑地が広がっていて、そういう市の庁舎だとかに緑地をふんだんに使ってあれば非常に風格も高まるし、いろいろな災害時のバッファというか緩衝地帯としてそういう緑地も必要な部分もありますので、ちょっと緑地の面積が1割程度少なくなってしまうというのは非常に残念なことなので、ぜひ再考をお願いしたいと思いますので、見解をいただけたらと思います。もう一つは駐車場の台数ですけれども、通告段階では大学の先生のデータは見つからなかったんですけれども、質問を考えているうちに見つかりました。基本計画で確かに44.4台と関龍夫先生と岡田正光先生が出していらっしゃるのです。140台であれば約3倍の台数のをつくると、そして、もともとの基本計画での44.4台では確かに足りないから、現状以上の駐車台数を目指しますと書いてあって、ただ計画では111台となっているのです。それで車椅子の利用者が5台で116台ではなかったかと思うんですが、そこからまた増えた理由というのは何かあるのかどうか、そこら辺、この基本計画書では障害者を合わせて116台ですが、そこからまた増えたという、その経緯についてお伺いしたいと思います。以上です。

答弁 総務課長 青木伸裕(総務課長は2021年3月まで)

再質問にお答えいたします。まず、緑地面積の少なくなる部分につきましては、これは駐車場の台数と関係しまして、確かに当初の予定では120台程度といったところだったんですけれども、やはり文化センターの利用ですとか、さらにはイベントの際、ハーフマラソンですとか、市内におけます総合体育館を利用してイベントの開催、産業フェアですとか、そういったときに路上駐車が見受けられまして、付近住民の方にも迷惑をかけているといったことも考慮する中で、最終的に140台と設定させていただいたところです。その関係もありまして緑地面積がちょっと1割程度になるところであります。緑地面積は減るものの、外構工事の際には庁舎前にシンボルツリー、市の木でありますアカエゾマツの設置ですとか、東側にひなたの広場を設置しまして、そちらについては芝生、さらには桜などの樹木を植えるといったことを想定しておりまして、こうしたことで一定程度の緑の確保に努めたいと考えているところであります。以上です。

出典:士別市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月18日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる