士別市議会 令和2年第1回定例会 2020年3月4日
社会施設の開館時間の変更について
2020年3月4日、士別市議会の大綱質疑で、真保誠議員が「社会施設の開館時間の変更について」質問し、図書館長 岡田英俊、生涯学習部長 鴻野弘志が答弁しました。
- 質問者
- 真保誠 議員
- 答弁者
- 図書館長 岡田英俊、生涯学習部長 鴻野弘志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 真保誠
大綱質疑をさせていただきます。今回2問ほどさせていただきます。まず1つ目、社会施設の開館時間の変更についてお尋ねいたします。先月2月13日の全員協議会に出されました社会教育施設の開始時間等の変更の中で、朝日図書室の土日祝日を閉館する旨の内容がございました。これを従来通りの開館にしていただけないかということなんですが、図書館は学童、学生、一般の方、利用者はさまざまでありまして、まちづくり総合計画の生涯学習の目指す基本方針と考えた場合、特に一般の利用者は生涯学習の拠点として利用度だけで判断できない価値のあるものと考えています。日ごろから教育に関する指針や施策が掲げられた学校教育に重きが置かれている中、自主的に自分の趣味、趣向を生かした個々の主体性、そして個性を伸ばすことというのも非常に必要かと考えます。パソコン等で学校での学習環境を整備することも確かに重要であります。また、逆に書物の必要性も再認識いただいて、文字の重要性だとか、こういったものを重視していただきたいと思います。時代は、現代はネットでほとんどの情報が入りますが、逆に辞典、辞書を引けない、探せない、情報を探せない子供たちが非常に増えています。現在、図書室の既存の書物を有意義に利用してもらうために、土日祝日の開館を望む市民が多いところであります。今回、この閉館についての変更はサンライズホールが指定管理への移行に伴うものなのか。また、予算削減のためなのか。また、閉館を実施したらどの程度の経費節減になるのかをお尋ねしたいと思います。加えて移動図書館、俗に言うブックモービルを増便するということも予定しているとありますが、そもそも図書館等の教育文化にかかわる施設の利用についての本市側の考え方はいかがなのかをあわせてお尋ねいたします。御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 図書館長 岡田英俊
私から朝日図書室の部分についてお答えいたします。本を取り巻く状況は、近年のスマートフォンを中心としたコミュニケーションツールの普及の低年齢化が進み、活字離れが若年層から進行しつつあるところです。また、本から得られるものとして、言葉を学び、表現力や想像力を豊かなものにし、さまざまな人々の考え方や生活習慣、科学や自然との出会い。さらには自分の考えや行動を見詰め直す機会を得られること。さらに、図書館におきましては、本と向き合うことによる心のゆとりを提供する施設として重要な役割を持っていると考えております。そこで、朝日図書室が設置されていますサンライズホールの指定管理に係る協議の中で、これまでのサンライズホール及び朝日図書室の平日と土日祝日の利用状況を検証したところ、サンライズホールにつきましては、終日において利用が全くない日が土日に集中しておりまして、その一方、図書室につきましては1週間を通じて一定の利用があるという結果になりました。この2つの施設の利用状況の検証結果を踏まえまして、サンライズホールの指定管理運営への移行に当たっては、利用申請のない土日祝日は閉館することと判断し、あわせて朝日図書室においても施設の管理上、土日祝日の閉館としたところです。そこで、朝日図書室のみを開館とする場合、図書室を独立した施設への構造の変更や現状の施設の構造上、警備員を配置しなければならないことなど大きな課題があり、図書室のみの土日祝日の開館は難しいと考えております。朝日図書室につきましては、これからも地域の重要な生涯学習施設として、サンライズホールとともに存続していくためにも、土日祝日の閉館という決断となりました。土日祝日閉館による経費の削減額につきましては、図書室の光熱費につきましてはサンライズホールと一体となっているため、その詳細の額については把握できておりませんが、人件費につきましては、昨年比で約110万円の減額となりますが、新年度予算につきまして図書室職員の休暇取得時の対応の人件費といたしまして約20万円を計上しているため、相対では約90万円の減少となっております。あわせまして、図書資料の整備に係る経費につきましては、これまでの図書室を保っていくよう予算計上をしております。今後の利用者への配慮といたしまして、朝日地区の読書機会をできるだけ確保するため、真保議員からもお話がありましたとおり、移動図書館車を5月から月に2回、第二日曜日と第四土曜日に運行を予定しております。また、現在、糸魚小学校にも月に一度運行しておりますが、朝日中学校への新規の運行も現在調整しているところです。図書室及びサンライズホール内で実施する図書館イベントの計画と図書サービスの提供の一つとして、図書館司書が朝日図書室で執務する時間を定期的に設け、利用者の学習、研究、調査等について、必要な情報、資料の検索及び提供する機会の検討を進めてまいるなど、地域の読書推進活動もあわせて実施し、土日閉館による利用者への影響について最小限となるよう努めていきたいと考えております。以上です。
質問 2番 真保誠
今の移動図書室の話が出ましたけれども、これは毎週、毎月2回というのも、それは決まっているのかということと、サンライズホールが土日祝祭日に、例えばあけてあるときに、図書室も開けられないのかというところをお尋ねしたいと思います。
答弁 図書館長 岡田英俊
お答えいたします。移動図書館車の運行につきましては、先ほど御答弁申し上げたとおり、月に2回、計画を予定しております。ただ、停車場所について現在調整中でありますので、どの場所に停車するのかというのは、今後、広報誌を通じてお知らせしたいと考えております。回数につきましては現在、月に2回というのは計画をしております。あわせまして、サンライズホールが土日に開館しているときに、図書室についても開館できないのかという問いですけれども、基本、利用申請がない土日は閉館するということですので、それがいつの段階でそうなるかというのが、今のところ全く利用状況がわからない中での開館ということになりますので、それを図書室、例えば今週の土日、サンライズホールあきますよということで図書室もあけるためには、そこは職員の配置ということもありますので、そういった意味では、現状では職員の配置の問題から利用申請があった土日についての対応というのは、ちょっと難しいと考えております。
質問 2番 真保誠
現在、朝日の図書室には約7万冊の本がございます。移動車で運ぶということになると限られてくるわけですけれども、この移動車に乗せる本についての選択というのは、どういった形で行うんでしょうか。
答弁 図書館長 岡田英俊
お答えいたします。移動図書館車の中の本につきましては、運行する前に図書館職員によって各ジャンルの本をそれぞれ取りそろえる中で、また運行する場所によって、例えば保育所に行く場合については児童書を多目に入れて行くとか、あと、その先々でこういった本が借りたいというリクエストが多々ありますので、そういったものに対して随時利用の希望に添えるような形で運行しているところです。以上です。
質問 2番 真保誠
今回は朝日図書室に限ってのことなんですけれども、今後こういった、今これから指定管理、それから業務委託等の施設が、公共施設が増えてくると思います。こういった観点から、ほかの公共施設におきましても、例えば今、毎日使える状況が、将来的に利用頻度がないから土日祝祭日を休むだとか、定期的に休むだとかということも正直言って考えられると思うんです。私の質問の最後の中に、本市の考え方ということで質問した中で、今後人口減少していくということを前提で考えたときに、施設のほうも閉鎖したり、統合したりということも考えられると予想されます。そんな中で、ほかの施設を利用しながら使えないのかということも、正直言って考えたわけで、今回の図書室につきましては、今、朝日町内に使用していない公共施設等がございます。例えば前に使っておりました老人福祉センター、今の朝日町のいきいきセンターというところは、昨年度から使っておりません。そういうところへの例えば図書室の移設だとか、旧朝日町の議事堂とかにつきましてもあいておりますので、そういったところへの図書室の移動等を考えて、通年で利用できるようなことも考えていただけないかということであります。まあ、今この場でということも、ちょっと考えにくいんでしょうけれども、そういった旧施設の利用等も考えて、今回はサンライズホールが指定管理ということでなっておりますが、そこから分離して独立した形で、生涯学習をこれから推進していく中で使っていけないものか。その辺のお考えはどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
答弁 生涯学習部長 鴻野弘志(生涯学習部長は2021年3月まで)
私のほうから施設の利用ということでありますけれども、教育にかかわる施設の考え方ということで、まず、お答えをしたいと思います。施設に関しましては、その施設だけではなくて、教育委員会としましてはそのあり方、社会教育施設のあり方、これは運営方法ですとか、今お話になっております開館時間等のこともありますけれども、これらについて実は昨年度から庁舎の中の戦略レビューというところで、各部の運営方針ということで検討してきているところでございます。そんな中で、一つには行政としてのコストの圧縮ということもありますけれども、教育委員会としましては、その使われ方等についても実態を把握しながらということで、今回施設、文化センター、それから生涯学習情報センターのいぶき、そしてサンライズホールということで、例えば利用の時間帯別、あるいは曜日別ということを3年間の実態を分析してきたところでございます。そういった中で、今回、開館時間等については、利用の実態が明らかになってきたということから、今回、開館時間の変更に踏み切ってきているということでございます。そこで、例えばサービスの提供ということであります。確かに一般的なといいますか、施設をあけて、そこでサービスを提供するということ、これは非常にわかりやすいということもあるかと思います。ほかの公共施設を、例えば朝日の図書室をほかの公共施設でということについて、今、私どもとしては、そこについて具体的な考えは持っているところではありませんけれども、今言いましたサービスということで言いますと、その内容、ソフト面といいますか、本市には司書が配置をされております。現在、朝日図書室には司書を配置、あるいは在籍しているところではありませんけれども、これからちょっとまだ協議必要ですれども、例えば一定時間、図書館のほうから図書室のほうへ司書が出向いて、図書についての情報の提供ですとか、そういったことでソフト面の充実を図っていく。こんなようなことも、サービスの向上につながるものと考えてございますので、私どもとしては単に施設に対しての補完ということだけではないつもりでいるということでございます。以上です。
質問 2番 真保誠
私も朝日に住んでおりまして、朝日の図書室の一ファンとして、やはりかなりの本の量もありますし、先ほど申しましたけれども、非常に子供たちとか若い人たちがどうしてもパソコンで全部情報が入るということは否めないことでありますが、どうしても文字離れしているのが現状であって、やはりこういった教育面で文字と接するとか活字と接するということが、これから本当に、今までもそうですけれども、これはなくしてはいけない文化だと思っています。という点から、頻度だとか人口減少だとかにかかわらず、やはりこういった教育的な図書室というのは絶対なくしてはいけないし、逆に子供たちに利用してもらうということを前面に押し出して、何とか子供たちに活字に親しんでいただきたいということをお願いして、この質問を終わります。