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士別市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日

牧野市政の10年間をふりかえって

2019年12月11日、士別市議会の一般質問で、国忠崇史議員が「牧野市政の10年間をふりかえって」について質問し、市長 牧野勇司が答弁しました。

質問者
国忠崇史 議員
答弁者
市長 牧野勇司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 11番 国忠崇史

第4回定例会に当たり、一般質問いたします。第1のテーマとして、牧野市長マニフェスト政治の 10 年間と題して質問いたします。牧野市長が初当選された2009年秋は、まさに自民党から当時の民主党への政権交代が起きた時期であり、鳩山政権が子ども手当月額2万6,000円、高速道路の無料化などもろもろのマニフェストを大々的に掲げた時期でもありました。さて、この私も牧野市長の初当選と同時に行われた市議会議員補欠選挙で初当選し、それから10年間にわたり牧野市政を間近で拝見してきた次第です。特に、最初のころは市長とよく議論しました。すなわちマニフェストとは一体何なのか。一言一句までこだわるべきものなのか、はたまたマニフェストと市民、有権者との関係は。さらに、総合計画とマニフェストではどちらが優越するかなどなど数々の議論を経験してきました。ここでは牧野市長の10年間のマニフェスト政治について久しぶりに正面から取り上げるものであります。まず、牧野市長が市民に示した1期目、2期目、3期目、おのおののマニフェストについて達成度という形で問いを立ててしまうといささかインタビューのようになりますので、ここではあえて、マニフェスト項目のうち実現できなかったもの、あるいは課題として積み残したものについてあえてお伺いする次第です。私がざっと見たところでは、例えば市立病院等を使った健康ツーリズム、医療ツーリズムの推進などが病院をめぐる経営状況や医師確保の情勢の変化で現実には困難なもののとなっていますが、ほかにはどういったものを積み残しているでしょうか。次に、子育て日本一、健康長寿日本一というスローガンについて伺います。ともすれば主観的目標ともとられかねない2つのフレーズであり、私だけでなく真保誠議員も3月の大綱質疑でこのフレーズが抽象的ではないかと触れておられました。しかし、これら子育て支援と健康長寿の分野で世の中の誰もが認めるような成果があるとすれば、日本一のスローガンを掲げたかいは少なくともあったというべきでしょう。もし、その成果に当たるものがあれば、果たして何なのか。ぜひこの場でお答え願いたいと思います。3つ目に入りますが、牧野市長がいわゆる箱物施設を構想し、建設に着手するさまざまな局面で地域との約束という言葉をたびたび使われることが私は少々気になっていました。なぜならば、本市の各地域にとっての福利と市民全体の幸福とが毎回毎回必ず一致するというわけではないのではないかと考えるからであります。つまり、もう少しわかりやすく言えば、牧野市政は、しばしば見られる土建行政、箱物行政とは一線を画しているようでいて、その実、各地域に対してはどこか箱本位になる場合があり、何らかの施設を用意することで人心を収らんする傾向が出てきているのではないか。これが私の杞憂であることを願いますが、市長もこの点いま一度自己点検が必要ではないでしょうか。最後になりますが、牧野市政にとっての仕上げとは何であるかと考えるかについてお伺いします。常日ごろ、行政の究極の目標は人材育成だと唱えておられる牧野市長ですし、私としましても市民の市政参加が成熟した状態、そこに達するのがある意味牧野市政3期の完成なのではないかと捉えていますが、この点同意できるか否か、御見解を伺う次第です。 (降壇)

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

国忠議員の御質問にお答えいたします。初めに、マニフェストの達成度についてです。私は、対話、調和、市民の輪を政治理念とし、マニフェストで掲げたやさしいまち、たくましいまち、あたらしいまちの創造に向け、情熱と柔軟な発想、そしてスピード感を持って市政運営に邁進してまいりました。その中で、実現できなかったものについてです。1つには、議員からお話のありました企業の健康づくりと観光の一体化です。一部誘致企業の職員健診を市立病院が受け入れた事例はありましたが、企業独自の健康支援センターが整備されたことなどから、観光と一体となった人間ドックのような広がりには至りませんでした。現在医師不足の状況の中にあっても、市民の命と健康を守るため、市民のみならず他市町村からの人間ドックを積極的に受けて入れているところです。2つ目には、公認パークゴルフ場の建設です。経過は、平成24年第3回定例会で御答弁申し上げましたが、市民から多くの御意見をいただいた中で慎重に検討した結果、既存施設のさらなる充実を図ることとし、ふどうパークゴルフ場を改修しました。3つ目には、中心商店街への公営住宅を含めた複合店舗についてです。この整備は、士別駅舎やその周辺と中心市街地への動線などを総合的に整備することで、駅前と中心市街地やその周辺の活性化につながると判断し、現在策定を進めているまちなか未らい計画に位置づける(仮称)まちなか交流プラザの整備や商店街のにぎわいづくりと一体的な取り組みを進めてまいります。このほか、マニフェストで掲げた施策はほとんどが達成、もしくは着手しており、これまでの10年間で順調に進んでいると認識しています。次に、子育て日本一、健康長寿日本一についてです。私は市長に就任以来、全ての子供たちが安心して育ち、育てることができる環境づくりを行政のみならず市民一人一人が同じ思いを持って進めていくため、子育て日本一をスローガンに掲げ、各種施策を推進してきました。中でも、子供たちが愛郷心を持って健やかに成長していくためには、子供たちの声を市政に反映させるべきとの思いから、子ども議会やこども夢トークなどを継続開催し、その中で出された提言については可能な限り市の施策として実現してまいりました。特に、子どもの権利に関する条例は、小・中・高校生からなる子ども委員会を設ける中で議論を重ねていただき、条例の前文には子供たちみずからの言葉として子供の願いが込められており、子育て日本一を目指すまちにふさわしい条例になりました。このように、子供たちみずからが市政に興味を持ち、参画できる環境を整え、まちづくりをともに進めることができたことは大きな成果の一つであると考えます。子供は地域の宝、日本の宝であり、今後も子どもの権利条例にある子供の最善の利益を第一に考えながら、市民の皆様とともに士別を子育て日本一のまちにするという気概を持って子育ち・子育て支援に取り組んでまいります。一方、健康長寿日本一は、私が市長2期目のマニフェストで掲げたスローガンであり、高齢になっても住みなれた地域で生き生きと暮らしていくためには健康であることが重要であり、これも市民一人一人が同じ意識を持ち、地域全体で健康づくりに取り組んでいただきたいという思いから掲げたスローガンです。健康長寿延伸に向けての取り組みについては、これまで地区担当保健師制度の導入や管理栄養士による保健活動はもとより、健康長寿を目指す拠点施設としていきいき健康センターを建設し、サフォークジムやサフォーク元気クラブ、市民サロンなど、介護予防事業の拡大に努めました。その結果、国保特定健診の受診率は26年度から道内の市の中で1位をキープし続けています。また、30年の高齢化率を平準化した際の介護認定率、いわゆる調整済み認定率は全道平均19.6%、全国平均18.3%のところ、本市は16.3%と低い数値で推移しており、これらも一つの成果と考えています。さらに、本年4月には道内では初めてとなる健康長寿推進条例を市民参加により制定したところであり、今後、この条例や同時に制定した受動喫煙防止条例のもと、市民や事業者、関係団体、教育機関、行政がそれぞれの役割を果たしながら、全ての市民が健康で心豊かに暮らせる地域社会の実現を目指し、健康長寿日本一を合い言葉に市全体で健康長寿の取り組みを推進してまいります。次に、施設建設についてです。この10年間であいの実保育園や南・北地区に子どもセンター、上士別小・中学校の併設校、日向温泉、和が舎、いきいき健康センター、環境センター、水郷公園、本庁舎などの整備を進めてきました。これらは既存施設の老朽化などを踏まえ、地域の活性化や市民の利便性の向上、さらには施設の複合化による財政負担の軽減など、その施設の性質や特性に応じて、まちづくり総合計画に基づき計画的に整備を進めてきたものです。ほくと子どもセンターやいきいき健康センターなどは複合的な施設として、市民や利用者、地域からも親しまれる施設として多くの方に利用され、複合化による財政負担の軽減も図られています。また、水郷公園を初めとした公園の整備についても、保育園や幼稚園、学校、自治会などからの意見や要望を反映させ、子供たちを初め市民の憩いの場となるよう努めました。公共施設は、その役割や必要性、安全性など総合的な観点から市民サービスの質を維持することが重要であり、市民や利用者、地域から愛される施設運営に努めてまいります。次に、市政の仕上げについてです。まちづくりは、市民の限りない英知と力を結集した地域力を基本とし、市民、議会、行政の連携により進めていくことが必要です。私は、まちづくり基本条例の基本原則である市民が主役となり、みずからの意思と自発的活動のもと、まちづくりを進めることがまちの活性化、さらには地域の活性化につながるものと認識しています。今年度から多寄地区で実施している買い物環境づくり研究事業は、住民の自主的な取り組みに対し、行政と関係機関が連携しながら地域が直面する課題について議論を深め、それぞれの役割を持って課題解決に取り組んでいるところです。このようなことが、私が理想とする市民が主役のまちづくりの形です。地方自治体を取り巻く状況は厳しさを増していますが、健全な行財政運営のもと、連携をキーワードとし、地域力を最大限に生かした持続可能で機能的なまちづくりを目指し、これからも市政のかじ取りに全力を尽くしてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

質問 11番 国忠崇史

マニフェストで、当初の1期目のマニフェストで60項目あったうちの積み残し、あるいはやめたものということで3つほど伺いました。健康づくりと観光との一体化、いわゆる医療ツーリズムを含めたものです。それが1つ。2つ目が複合店舗の問題です。俗語で下駄ばきなんて言います、1階に商店が入ってて2階以上に住宅という、議会で視察にも行きましたけれども、そういったものは取りやめたと。最後に公認パークゴルフ場です。これは日本パークゴルフ協会の公認パークゴルフ場について取りやめたと。ちょっとこのパークゴルフ場については、1期目の選挙でもいろいろ論議もされてましたし、その後の論議も非常に丁寧だったと思うんです。それを象徴するのが教育委員会から公認パークゴルフ場をどうしてやめたのかという何ページかの報告書が出ていました。その報告書を見ると、やはり地域政策懇談会で、パークゴルフ場に利害ある人もない人もみんな論議に参加しているんです。だから、私は例えば多寄地域の、多寄の固有名詞を出さなくてもいいかもしれないけれども、例えば多寄の問題。それを全市の人が話し合う機会とかがあっていいと思うんです。だから、かつてはそういうふうに、最初にそのパークゴルフ場についてすごく丁寧に論議した経過があるから、その後、損していると言ったら申しわけないんですけれども、その後いろいろな問題、施設建設も含めて、やはり利害のない地域の人も論議できるような環境というのは本当はもうちょっと用意したほうがよかったんじゃないかなという感想を持っています。やはり特定の地域と市役所だけの関係になってしまうと、ともすれば、きのうおわびの言葉があったように、武徳の工場誘致の問題なんかも、なかなか利害関係ない市民にとってはちょっとどういう問題なんだろうと、わからなくなるということもあって、なるべくマニフェストに掲げた項目をやる、やらないという話は、地域地域、利害のない地域の市民も参加できるような仕組みを本当はもうちょっとつくっておくべきだったのではないかなと今市長の答弁聞いて思った次第なんです。その辺、別に私は市政運営が乱暴だというつもりは全然ないんですけれども、利害のない、学田にこれをつくるというときにはやはり全市的に論議するとか、そういう環境の整備についてはどう思われますか。

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

マニフェストにつきましては、以前、国忠議員からもこの議場で御質問をいただきまして、これは必ずしも実行しなければならないものなのかと、そういった御質問をいただきました。私はマニフェストを掲げるということは、市長選挙のときに掲げるわけですから、もちろん市民とのお約束であるし、それは市民との契約書であると、そういう立場の中で今日までそれを実行に向けて取り組んできました。ただ、幾らマニフェストに掲げても、財政的な問題も当然ございますし、あるいは市民の意識の問題もございますし、少子高齢社会の中で時代の変遷もございますし、そういった意味では、市民の皆様方の御意見を聞いて、例えば先ほどお話にございました公認のパークゴルフ場なんかについても、現行の既存の施設を整備して行っていこうということで市民の御意見の中で結論を出したわけです。私はどんな事業につきましても市民の意見を聞きながらそれを組み立てていますし、それを総合計画に組み込みながら実施もしていますし、ましてや議会の中で提案を申し上げて、議員の皆さん方の御意見を聞いて、それを実行に移してるわけです。今ちょっと私が疑問に思いますのは、逆に、その多寄地区というお話なんでありますけれども、地域との約束という言葉を私は使うという質問もされました。今もそういうような御意見なんでありますが、ちょっとお聞きしたいのだけれども、多寄とのどの問題を今、国忠議員はおっしゃってるのかちょっとわかりませんので、答弁できませんので、その辺についてちょっと逆にお聞きしたいと思います。

質問 11番 国忠崇史

ちょっと多寄という固有名詞は上げるべきではなかったかもしれないんですけれども、私が最初のころ議論に参加したのは日向温泉のリニューアルで、議会の中からも多寄のサポート会議の人との話し合いにも行きましたし、あとは離農しても離村しないまちづくりということで菜園つき住宅を用意するとか、そういうふうに地域の再開発というか再整備について、これは地域との約束だとおっしゃっていたと理解しているんです。そのときに、公認パークゴルフ場の問題があったように、該当しない地域の人もその情報について正確に入手できるような仕組みを整えたらどうかと言ったので、多寄だけに限定した話じゃないんです。なので、一つの例として私の経験から申し上げた次第なんです。よろしいですか。

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

例えば今、地区別計画ということで、新しいまちづくり計画には8つの地区別計画をつくっています。私はその中で申し上げているのは総合計画の仕組みを変えたのでありますが、やはり士別は過去の例として昭和の大合併、平成合併ということで合併を繰り返しているまちでありますから、それぞれの地域がやはり元気になって初めて士別が発展をするという思いの中で地区別計画もつくってございますし、私が市長に就任してから今3期目でありますが、この丸10年間もその思いをしっかりと肝に銘じながら行ってまいりました。それで、例えば日向温泉の改築だとか、あるいは菜園つきの公営住宅などという問題については、正直申し上げて議場の中でも相当な議論がされてるわけです。議員から提案も受けていますし、またそれらの経過については地域の皆さん方の意見も聞き、やっているわけです。ですから、私は最終的には市民を代表する議員の皆さん方と紳士的に議論をして決めるのが筋だと思っていますので、そういった中でも全体の中で公表しながら意見をいただいて議決をしてやってるわけですから、別に私は地域との約束でそれをやるんだなどということは一言も言っているつもりはないんです。ですから、そういった意味ではちょっと私のそういった思いが国忠議員に通じていないのかもしれませんけれども、ただ、今回の先ほど言った武徳の問題なんかもありまして、やはりしっかりとした市民との、まずは地域との意見交換、その後、代表する議会との意見交換、そういったものはこれからもしっかりとやはり一歩一歩進めていきたいという思いでいますので、ちょっと答弁になったかならないかわかりませんが、ちょっと質問の趣旨とはちょっと違うかもしれませんけれども、そんな思いで進めていきたいと、こう考えてます。

質問 11番 国忠崇史

次に、ごみ収集有料化の状況はと題して取り上げます。最近の地元紙の報道などを読む限りでは、不法投棄や不法な焼却についてはほとんど発生しておらず、順調にスタートしたと市は認識しているようですが、本当に不法な投棄や焼却は発生していないのでしょうか。この際お伺いします。

出典:士別市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる