みんなの議会

士別市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日

牧野市政10年を終えて

2019年12月11日、士別市議会の一般質問で、渡辺英次議員が「牧野市政10年を終えて」について質問し、市長 牧野勇司、副市長 相山佳則が答弁しました。

質問者
渡辺英次 議員
答弁者
市長 牧野勇司、副市長 相山佳則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 9番 渡辺英次

通告に従い一般質問を行います。午前の国忠議員の質問と重複している部分については割愛し、質問に入らせていただきます。10年先に立って今を見る。これは、牧野市長のマニフェストの私の誓いに書かれていた言葉で、今でも市長はそうお話しされております。私も全く持って同感であり、中長期的な展望を持ってこそ今の市政運営のかじ取りができるものと考えているところです。さて、ほかの議員からの質問にもあったように、本年9月でちょうど10年市政運営を終えられましたので、10年前、現在、そして10年先を見据え質問をさせていただきます。就任当時の10年前、今現在から当時を見て、市政運営を考えていたと推測します。要するに、10年後である今現在を見据えて就任されたということになろうかと思いますが、当時想定されていた今現在と実際の今は想定していたものに近かったか、もしくは想定外のことが多かったか、そのあたりの御所見をお伺いいたします。また、想定外のことがあったならば、具体的にどのようなものがあったか、また、それに対する対応はどうしてきたか、例があればお知らせください。次に、就任から現在までの自己分析はどのようにされているか、お知らせください。マニフェスト事業に関する評価については、さきの国忠議員の答弁にて理解しましたが、市民のリーダーとして、そして行政機関のトップとしての自己分析もお聞かせください。また、この先、10年後から今現在を見て、今後どのような市政運営をすべきか、課題は何か、課題解決に向けて何をすべきか、御所見をお知らせください。次に、今後の財政の見通しについて何点かお伺いします。昨年の第1回定例会、第4回定例会、本年第2回定例会でも質問がされております。現在のまちづくり総合計画の策定の際に示された財政収支見込みでは、性質別に分類され計画期間8年間の試算が計上されております。人口減少に伴い、市税や国・道支出金などは減少傾向になり、大型ハード事業が完了したことにより地方債も減少し、計画期間最終年の2025年、令和7年では一般会計の収支見込みが150億円を下回る試算となっております。歳出の傾向を見ますと、義務的経費の中では、人件費や扶助費が若干の減少傾向で、公債費については大型事業の起債償還を迎えることから増加する見込みとなっております。また、投資的経費については、市庁舎の工事を終えた2021年度には半減近くまで縮小し、計画期間最終年、2025年度においては計画が始まった2018年度と比較すると3割を切る7億8,500万円との試算になっております。そこで、まずはこの計画期間における収支見通しについての具体的な説明を求めます。また、計画期間内及び起債残高と起債償還、それぞれのピーク時における各種の指標はどのように推移するのか。実質公債費比率については、昨年の第4回定例会の答弁で、起債残高ピーク時の2020年ごろに15%程度になるとありましたが、その他の指標についてはどのように推測されているか、お知らせください。また、計画期間内の各種の指標の記載については、昨年の第1回定例会の答弁で、普通交付税の交付額によって大きく左右されることやその他の理由により指標を記載することは困難であるとのことでしたが、例えば想定できる交付税額の範囲による上限の数値を示すことなどはできないものでしょうか。あわせて御所見をお伺いします。次に、歳出の義務的経費についての考え方をお伺いします。人件費、扶助費、公債費については、硬直性が高いために圧縮がなかなか見込めない状況にありますが、その中でも人件費については今後見合ったものにしていかなければならないと考えますが、この事務的経費を可能な限り圧縮するために必要な対応策をどのようにお考えか、お知らせください。次に、投資的経費、いわゆるハード事業ですが、先ほど申し上げたとおり、本計画期間内で事業費が3割を切る試算となっております。これまでの答弁では、後期計画では市道整備、橋梁整備、上下水道のインフラの整備が中心になるとのことでしたが、投資的経費は計画最終年度の歳出の構成比で見ますと、歳出全体の5.2%ということになります。一般会計の構成比としてこのような数値は適正と言えるのでしょうか。この極端な公共事業の減少は、本市における関連する企業にも大きな打撃を与えることにもなり、それは市民の雇用の場としても危機的な状況になることを意味するものであると危惧します。この試算の状況で想定される市内経済についてどのような御所見を持っているか、また、今後において対応策をどのようにお考えか、あわせてお知らせください。次に、財政調整基金についてお伺いします。昨年の第4回定例会で谷議員も質問しておりますが、計画前期4年では基金を取り崩し収支の均衡を図り、計画期間最終年に4億円残すとの答弁でした。また、市長の答弁では、環境センターや市庁舎の大型事業を察知しており、基金残高6億円近くだったものを20億円ほどまで積み上げ、それを取り崩して充てたというお話がありました。そこでお伺いいたしますが、当時基金を積み上げたときの財政状況と、この先の財政状況では、今後基金に積むような剰余金はなかなか算出できないのではないかと想像いたしますが、4億円までに減少する見込みの財政調整基金を将来のために積み上げていくことは今後可能とお考えか、御所見をお伺いいたします。また、谷議員の質問の中で、このような状況下では事業の見直しも必要ではという質問がありました。答弁では、事業アセスメントサイクルを導入し、総合的に判断するとのことでしたが、やはりこの状況下では、マニフェスト事業でのいわゆるソフト事業も重要検討事項なのではないかと思わざるを得ません。昨日も西川議員の質問の中で事業アセスメントサイクルの答弁が出ておりましたが、例えば本市で実施している中学生以下医療費無料化助成などのソフト事業は、事業アセスではどのような点が事業の成果として判断材料になるのか不透明な気がいたしますが、いかがでしょうか。財政の最後の項目は、未来のための投資をということです。これまでの質問では、いかに本市の財政状況が厳しいのかという視点で質問をいたしました。しかしながら、本市における今後の課題は人口減少によるものが多く、いかに人口減少を食いとめるかということが大きな要素になると思われます。財政状況が厳しくなると、理事者から職員には当然財政状況を勘案した予算案要求が求められます。しかしながら、目先の状況もさることながら、しっかりと将来像に基づいたアクションプランを構築しなければなりません。先ほど歳出の性質的分類の投資的経費という意味ではなく、10年後に花を咲かせるといった意味での思い切った未来への投資も必要と考えます。これまでなかなか実績に乏しかった移住定住の課題もそういった未来への投資の分野の一つであると言えます。リスクを伴うものは排除ではなく、重要な課題であると判断するのであれば、後回しせず、しっかりと研究・調査を重ねて実効性のある事業の展開に結びつけられるよう望みますが、市の考え方をお知らせください。次に、市職員の定員適正化について質問します。昨年策定された士別市行財政運営戦略によると、計画期間最終年度を終えた2026年4月1日に328名にすると記されております。これは計画当初の2018年度の336人から8人少なくなっているということですが、この8年間で8人減とした根拠をお知らせください。また、昨年第1回定例会での井上議員への答弁では、組織体制の見直しや機構改革について市長から答弁がありました。そして、定員については2カ年で方向性を出すとのことでしたが、1年半以上が経過した現在、どのような方向性になっているか、お知らせください。定員について検討する上であわせて必要なことは、職員一人一人の能力向上だと考えます。本市では、人材育成基本方針に基づき職員の育成を実施することや来年度から導入予定である人事評価制度を実施するとのことであります。人事評価については、本議会でも人が人を評価することについての考え方も問われたところです。まずは、人材育成基本方針の中では具体的にどのように人材育成を図る考えか、また、人事評価制度によって職員は何が変わるのか、さきの山居議員の質問でも触れられておりましたが、考え方を確認させていただきます。私は制度や方針を立てることはもとより、職員のスキルアップの原点は行政職員としての誇りと責任だと考えています。そして、そのために不可欠なものは職場環境の向上であり、それは人間関係であると考えます。生き生きと職員が誇りと責任を持って業務を遂行するに当たり、職場環境の向上に関して取り組んでいることや現状をどのように把握されているか、見解を求めます。この項目の最後に、市民に信頼される市政の執行をと掲げさせていただきました。昨日、大西議員からの質問で、企業誘致の考え方や市民との共生についての質問がありました。武徳地域での企業誘致の件もそうでしたが、本年に入り市民の信頼を損なう形になっていることが目立つように思います。1月には敬老会補助の件で急な減額の通知が各自治会に送付され混乱、後に減額の取りやめ。ごみ有料化では、当初全道でも高額な単価設定だったものを、市民の理解が得られないとし、議会で減額修正可決。そして今回の企業誘致の件。市民は行政に何を求めているでしょうか。市民の皆さんはできることは自分たちで実行し、できないことの支援や経費等にかかわる補助的な部分を行政の役割と思っている人たちが多いのではと推測します。そのためには、常に情報を共有したいと思っているのではないでしょうか。市長の政治信念でもあるガラス張りの市政、これについて非常に感銘を受けているところではありますが、実際の市政執行では手落ちともいえるケースが目につきます。一度離れた信頼を回復するには、時間もかかることと思いますが、今後、市民の皆さんが市政に共感し、ともにまちづくりを推進していくためには、どのような市政をしていかなければならないか、考え方をお聞かせ願います。また、先ほどの職員の職場環境に当たっての質問や市民に対する行政のあり方にもかかわりますが、市政執行における理事者の責務とは何でしょうか、また、担当する職員の職務とはどのようなことでしょうか、市長の所見をお伺いし、この質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

渡辺議員の御質問にお答えいたします。最初に私から就任当時に予想していた10年先と今をどう捉えているのか及び市民に信頼される市政の執行について答弁申し上げ、財政の見通し及び定員適正化計画については副市長から答弁申し上げます。初めに、想定外への対応についてです。就任当時から今日までを振り返りますと、原発事故など甚大な被害が出た東日本大震災や昨年の北海道全域がブラックアウトに襲われた北海道胆振東部地震などの大規模災害が発生したほか、医療制度改革の影響などから地方における構造的な医師不足が深刻化することで病院経営の悪化を招き、計画外の操出金が累積するなど、想定を超える事案が発生したところです。災害への対応については、災害復旧工事や被災地への人的支援、公共施設の耐震化対策、ハザードマップの作成、防災体制の強化など、迅速な対応に努めました。病院経営についても、病院経営改革プランの推進や地方公営企業法の全部適用など、経営改善に向けた改革を進め、長島院長を先頭に病院スタッフが一丸となり取り組み、ここ3年間では計画外の繰り出しもなく、経営改善が図られているところです。次に、自己分析についてです。私は、この10年間、対話、調和、市民の輪を政治理念とし、より多くの市民と触れ合い、そして語り合いながらその中でいただいた意見、要望などを踏まえてみずからのリーダーシップを発揮する中で、安全・安心で元気なまちづくりに取り組みました。これからの課題としては、少子高齢化や過疎化の影響によりさらなる人口減少が見込まれ、10年先、さらにはその先を見据えた対策と市政運営が必要です。現在策定を進めている第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略では、これまでの農業未来都市創造、合宿の聖地創造に加え、新たにまちの未らい創造を重点プロジェクトとして位置づけし、この3つのプロジェクトの連携とまちづくり総合計画の着実な実施により、人口減少の抑制に取り組みます。地方自治体を取り巻く状況は厳しさを増しておりますが、健全な行財政運営のもと、連携をキーワードとし、地域力を最大限に生かした持続可能で機能的なまちづくりを目指します。次に、今後の市政執行と理事者と職員の責務についてです。私は、平成21年の市長選挙へ立候補するに当たり、マニフェストにおいて市民が主役のガラス張り市政を掲げ、市民提案制度や子ども議会やこども夢トークの開催など、市民の声を市政に反映していくとともに、地域担当職員制度の実施により、職員と市民とが対話する環境づくりなどを進めてきました。また、地方分権の進展に対応した自主自立の地域づくりと、市民自治を確立し、市民が主役の市政の進展を図るため、まちづくり基本条例の制定も公約に掲げ、24年に制定しました。市民自治と情報共有の2つを基本原則に市民の権利と役割、議会、市長、職員及び行政の役割と責務を定めるほか、行政運営の基本的事項や市民参加及びまちづくりの推進にかかわる事項などについて規定したところであり、この思いは市長就任当初から何ら変わることはありません。これからも、見直すべき点は改める中で、市民が主役で市民との協働により市政を執行していくために引き続き全力を傾けるとともに、職員もその責務として市民の視点に立ち、公正で誠実かつ効率的に職務を遂行することで市民との信頼関係を確たるものにしてまいる所存です。以上申し上げ、私からの答弁といたします。 (降壇)

答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)

私から本市財政の見通しと定員適正化計画についてお答えいたします。最初に、まちづくり総合計画の財政収支見通しについてです。平成30年第1回定例会の井上議員の大綱質疑でお答えしているとおり、財政収支見通しは総合計画の各種事業の着実な実施に向けた財政推計です。そのため、財政推計による検証をもとに行財政運営戦略の取り組みと連動させているものです。社会経済情勢の影響を受けやすい地方財政の状況を鑑みると、中長期での財政推計の役割は重要と考えており、総合計画については実行計画期間の終了時における見通し時点に合わせて財政収支見通しについても見直しを行う考えです。計画期間における収支の見通しですが、これまで御説明してきたとおり、前期実行計画期間については公債費の増加などから単年度収支はマイナスとなる見通しになっています。先日、谷議員の御質問でもお答えしましたが、計画2年目の本年度決算見込みにおいても、収支不足は避けられないものと考えており、実行計画期間は財政収支見込みどおり厳しい財政運営になるものと考えているところであります。計画期間における実質公債費比率など健全化判断比率の推移については、まず、実質公債費比率についてですが、起債償還残高がピークとなる令和2年度決算見込みでは15%程度の見込みであり、起債償還額がピークとなる令和4年度決算見込みにおいても起債借り入れの許可団体基準である18%までは上昇しないものと考えております。そのほか、健全化判断比率についても現総合計画期間内においては現在の数値と比較すると悪化する傾向にあり、特に将来負担比率については起債残高のピーク時には170%程度まで上昇する可能性がありますが、早期健全化団体や再生団体基準数値まで悪化する見込みはありません。また、お話しのとおり、各種指標については、標準的な行政活動を行うために必要となる普通交付税交付額を含めた経常的一般財源総体である標準財政規模に影響を受けやすい特性を勘案し、これまでの検討結果と同様、収支見込み時点における見込み数値の掲載は考えてはいませんが、引き続き決算時点などにおける各指標の推計を実施することで注視してまいります。次に、義務的経費における人件費についてです。人件費については、行財政運営戦略の基本方針にのっとり、行政組織、行政サービス、財政運営を総合的に勘案し、適正な定員管理が必要と考えております。具体的には、来年の新庁舎供用開始に合わせ、人材育成や組織強化、市民サービスのさらなる向上を目指し、組織体制の見直しや機構改革を既に実施しているほか、働き方改革や事務の効率化に向けた時間外勤務縮減プログラム、会議改革ルールや業務遂行プログラムなどを引き続き実施することにより、効率的な業務執行を図ることで可能な限りの人件費の圧縮に努めていく考えです。後期展望計画期間における普通建設事業費の事業量については、30年第1回定例会において井上議員の大綱質疑でお答えしているとおり、公共施設マネジメント基本計画にのっとった計画であり、展望計画期間においては道路や橋梁、上下水道といったインフラの改修、整備が中心となっているところです。今後のハード事業の整備に当たっては、基本的には複合化による機能の再編やストック財産を効率的、効果的に利活用することで市民サービスの質を維持していかなければならないと存じております。そうした中で、公共施設マネジメント基本計画を踏まえつつ、都市機能を維持する中で、市民サービスや社会的背景などにより真に必要とされる事業をしっかりと見きわめながら、総合計画の見直し時点での計画へ反映していくなど、必要な工事量は確保してまいります。財政調整基金につきましては、これまでも申し上げていますが、前期実行計画期間における収支不足については、これまで計画的に積み立てした財政調整基金を活用していくことになります。基金については、近年国の経済財政諮問会議などにより、国の借金が累積する中で地方の基金が増加している実態について議論をされた経過があります。本市においては、大型事業の償還が始まる一方で、普通交付税の合併算定の満了が同時期であったことから、財政運営上の備えとしてこれまで積み立てした基金を活用していかなければならない財政運営状況にあります。そこで、まずは基金に頼らない財政基盤を構築することが急務と考えており、行財政運営戦略の取り組みを鋭意実施する中で、基金も含めた持続可能な財政基盤の構築に努めてまいります。次に、事業アセスメントサイクルについてです。事業アセスメントサイクルは、事務事業を改善の観点から確実な見直しを行い、予算に反映させる仕組みであり、対象事業については事務事業を所管する担当課みずからの選定と、総務部において選定した事業について所管課とのヒアリング、行財政改革懇談会を経て庁議において最終決定をしております。今年度の選定に当たっては、マニフェスト事業を含むソフト事業や指定管理者制度の導入を含め検証、検討し、事業を選定してまいりました。判断基準としては、全ての事務事業は市民サービスに影響することからも、事業目的や事業量、事業費、取り組みの成果などを総合的に検証し、慎重に判断したところであります。次に、未来への投資についてです。人口減少と少子高齢化の進展は、全ての自治体において共通の大きな課題です。厳しい財政状況の中において、今後は地域の稼ぐ力や地域価値の向上を図り、にぎわいと活力を生み出すため、多様な連携を持って地方創生を進めることが必要です。そこで、第2期となるまち・ひと・しごと創生総合戦略においては、農業未来都市、合宿の聖地の創造、これにまちの未らい創造を第3の柱として位置づけ、連携強化し、さらなる深化を目指してまいります。具体的には、これまで御提案を受けている移住定住に向けた取り組みを初め、Society5.0の推進や次世代モビリティサービスの導入といった立地企業との連携による事業など、将来に向けた重要な課題について積極的に事業を展開してまいります。最後に、職員の定員適正化と人材育成についてです。職員定数については、議員お話しのとおり、行財政運営戦略の実施計画において、本計画当初の職員数336人から、最終年の4月1日に328人とする定員計画としました。この根拠については、市民サービスの向上や市民の安全・安心の確保を基本とする中で、今後の人口減少を初め、組織体制の見直しと機構改革の推進、指定管理者制度や業務委託等の民間力の活用など、総合的な判断により目標職員数としたところです。これまでの定員適正化計画とは異なり、その時々の政策、再任用職員のあり方や定年年齢の見直し等も見据え、中長期的な観点から設定するものとし、機構改革や指定管理者制度の導入により一定程度実現可能と判断しておりますが、計画の中間である2021年に後期期間である2025年度までの目標職員数について再度設定する予定であります。また、人材育成については、人材育成基本方針を初め、同計画においても人事管理、職員研修、職場の環境づくりの3つを柱に据え、相互に連携した総合的、計画的な人材育成を進めるとともに、人材育成型の人事管理を推進するため、人事評価制度を導入することとしたところです。具体的には、人事評価制度の導入によりマネジメント能力の向上を図ることや業務目標をより明確化できることで人材育成基本方針にある職員個々の能力の有効活用や目標に向かった自己研さんの取り組みによるスキルアップにもつながり、また面談等を重ねることにより職場環境の向上、改善がより一層図られるものと存じます。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 9番 渡辺英次

ちょっと項目数が多くなってしまったものですから、確認も含めて再質問させていただきます。まず、副市長の答弁をいただいた中で、ハード事業の部分に関して答弁いただいたんですが、今後は公共施設マネジメント計画に基づきながら、そういうメンテナンス工事がメーンになるということなんですけれども、真に必要な事業を進めていくということの答弁はいただきました。それを今総合計画の中で先が見えているということで、そのときの市内経済はどのようにお考えかという御質問もしているんですけれども、その答弁がまずちょっと私聞き取れなかったなというのがまず1点です。それと今回ちょっと項目数を多く質問させていただいたんですけれども、最終的に今回の私が質問したかった趣旨というのは、ちょっと回りくどい質問になってしまったんですけれども、例を挙げた、先ほど福祉部関係の敬老会のお話であるとか、例えば武徳のお話もしましたが、武徳の企業誘致に関しては代表者会議で私も会議に出ておりましたので、報告はいただいていたんですけれども、そこで出たのが最終的に工事を進めるに当たって、政策的判断で進めるという、そういう言葉が出てきました。それに対して私もそれについての政策的判断という意味はどういう意味なんだということでお話、回答いただいたんですけれども、あくまでもそれは地域が合意した中での政策的判断という意味合いであればいいと思っていたんですけれども、でもやはり地域の方は理解したというか、納得した感が皆さんあるのかといったら、そうでもないんじゃないのかととれる部分が今でも正直あります。そういった部分を含めて、議員の皆さんも御承知だと思いますけれども、この春の予算決算常任委員会で中多寄小学校の建物のときに関して、大西議員も質問しておりましたが、行政はどのような動きをしなければいけないんだという趣旨の質問に対して答弁では、当時、今後はガイドラインをつくるというお話はいただいたんで、今後はまた変わるんであろうとは思っているんですけれども、そのときいただいた言葉は、契約するまでは説明には行けないということがまず1点と、それと説明に行く際には、私は行政が先に主導的に行くべきじゃないかという趣旨のお話をしたんですけれども、最終的には企業と行政がともに行くんだというそんなお話もあったかと思います。それで、今回の武徳の件に関しましては、いろいろ御説明いただく中でも、地域の方からもお話しいただく中でも、ちょっと行政と今回の誘致企業とのコミュニケーション不足だったという部分で、間違った情報が流れたというお話もありましたけれども、そもそも春の段階で、契約した段階で行政と企業が行くんだと言ったのであれば、私が思うのは、そこは担当職に任せるんじゃなくて、やはり早い段階で理事者が行って話をするべきだったんじゃないのかというのが今回質問したかった趣旨です。先ほどお話ししました理事者の責務と職員の職務という回りくどいお話をしましたけれども、今回に限らず、市の職員の方は本当に頑張って、マニフェスト事業を含めて本当に市のために頑張っていらっしゃると思います。多くの方は。しかし、例えばそういうやり方が間違いであるとか、例えば実際の業務的なものが全て自分たちの責任になると考えるとやはり萎縮するんじゃないかと思うんです。そういった意味も含めて、先ほどの人材育成であるとか環境づくりというものの重要さのことを私は質問したつもりなんですけれども、具体的な事業に対する計画であるとかはお話しいただきましたけれども、実際の人間の、先ほど私がお話しさせていただいた信頼関係であるとか、その辺は理事者の方は職員に対してどのような見方をされているのかという部分の答弁もいただきたいと思います。

答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)

私のほうから投資的事業、ハード事業のことについて、市内の経済的環境という部分が抜けていたという話であります。お話のように、今、公共施設マネジメント計画等に基づいて計画されているわけでありますけれども、御答弁でも申し上げましたとおり、そのときそのときの状況を勘案しながら、市民サービスにとって必要な事業は、これはいろいろな財源の工夫などをしながらやっていくということであります。そこには、市の事業というのは市内の経済にも大きくかかわるわけであります。今回も合併特例債が延びたということなどから毎年毎年の事業の平準化ということで事業の見直しをかけたわけでありますけれども、いろいろな事業についてはいろいろな国の制度、事業などを活用しながら、また国や道の公共事業もあるわけでありまして、そこについても市長がトップとなって市内でできるものは市内の業者の方に請け負ってもらうといったようなことを国や道に対しても要望してまいりますので、そういったことも含めながら、市内の経済に、これは渡辺議員おっしゃるとおり、雇用とかいろいろな面で大きな意味を持つわけでありますので、つながっていくように、その確保についてはしっかりとやっていきたいと思います。

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

渡辺議員の再質問にお答えいたします。市民との信頼関係の問題なんでありますけれども、行政を執行する上において、当然第一に優先すべきは市民との信頼関係であります。これがなければ市政は執行できないと、このように考えています。武徳町の説明会に関する問題につきましては、昨日大西陽議員から御指摘をいただきまして、私も議場の演壇でしっかりと武徳町の皆様方に謝罪をした次第であります。これは行政の説明が全くされていない中で、来るべき企業が先に工事を始めたなどということは、あっては実際ならないわけでありまして、全く逆の現象になってしまったことについて謝罪をさせていただきました。私はいつも職員に申し上げているのは、首長というのはオーケストラの指揮者だと、部長は何かというとそれぞれの部の指揮者であると、課長はそれぞれの課の指揮者だと、ですから、管理職は職場の職員のまず信頼関係の中で輪を持つべきだと。その輪の中で、職員については短所もあれば長所もあるんだから、長所をしっかり引き出しながら連携をとって仕事を進めるべきだと。私はいつも申し上げているのでありますが、座して待つのではなくて、まずは市民の輪の中に入ると。こういうことを申し上げているので、そういったことが、正直申し上げて、しっかりと伝わっていない中で武徳の問題が発生したところでありますので、これは二度とこういうことが起こらないように反省をしながら、これからしっかりと対応していかなければならない、こう考えています。それと、この機会ですから申し上げますけれども、政策的判断と私が申し上げたのは、代表者会議で申し上げました。私が最終的に、総務部長が行き、副市長が行き、最後私も出て、武徳の皆さん方とお話し合いを持たせていただきました。武徳の皆さん方におかれましては、やはり市からまずは説明がなかったということ自体が一番の不満であります。そこに行くOMEGAファーマーズについては、これはもう相当数賛成する方もいらっしゃるのであります。6次産業でありますから。私も何とかこの6次産業は士別に持ってきたいという思いもあったのは事実でありますから、そういった中で地域の皆さん方の了解を得たという、そういう情報の中で工事が始まっていたんでありまして、私どもの説明が、そこで情報が不十分だったということであります。最終的に説明会に出たときにいろいろな御意見いただきました。最終的には、市長が出てきたんだから、あとは市長の判断に委ねるという発言がございまして、それに異論をされる方はいらっしゃいませんでした。ただ、気持ちの中では反対という方は、当然何事に関してでもそういう問題はあると思うんでありますが、そういう判断の中で政策的に、しかも総合的に判断をさせていただいて工事を再開させていただいたと、こういうことで進めていますので、これから武徳の中で集まっていただきまして、このOMEGAファーマーズが実際にもう稼働、年明けにはするわけでありますから、そういった中で地域としてもどういった要望があるのかというものについて、地域でまとめて上がってまいりますので、それは真摯に受けとめながらしっかりと地域に対する回答あるいは誘致企業に対する指導、こういったものを連携をとりながらやってまいりたい、こう考えます。それともう一つ、この機会にお話をしておきたいのでありますが、敬老会の今2,200円お一人当たり出しているんでありますが、全道的に正直申し上げて士別ほど高い金額を出しているところはございません。少子高齢化でしかも財源が厳しいということで、この機会に年次計画で少しずつ下げさせていただこうという、そういう案を持っていました。しかし、内部で十二分に協議しないまま、地域でも了解を得ないままにその提示をしてしまったものでありますから、反発をいただきました。即その反発のもとで取り下げさせていただきました。ただ、私は、担当も含めて行政がいい勉強になったと思いますのは、そういった批判もあったわけだから、気持ちを入れかえて、もう既に地域に対する各アンケート調査だとか、あるいはまた、もう役員の方と、幹部三役の方とはもう7回ほどこの問題について協議をしている。ただ、何割も1回で下げるんではなくて、年次計画で緩和的に持っていきたいと、そういったことも含めながら、もう率直に議論をしているんです。そういった意味では行政も一つそれを学んで、市民の皆さん方と、あるいは自治連の皆さん方とそういった協議もさせていただいているということでありますので、そういったこともやはり非常にいい勉強だと思うんです。全ての職場に該当するものだと思います。ですから、そういった取り組みはこれからも引き続きしていきたい、こう思います。それと、渡辺議員の最初の質問の中で、ごみの有料化について、高い金額だったので議会で修正したということについて、私はこれは何ら問題のあるものではないと思うんです。なぜならば、二元代表制ですよ。行政は提案権あるんだけれども、議会は議決権を持っているんですよ。ですから、議会の議決がない限りできないわけですから。ですから、議会が市民の皆さん方の実情を考えたりしながら修正して議決をしたということ、私は議会として行われたことでありますから、それに従うのは行政でありますので、そういった意味では私どもの提案がおかしかったということは全く考えていません。なぜならば、今戸別収集をやって、ごみの収集にやはりそれだけの経費で3億円ぐらいかかってるんです。これはやはり税金で賄っているんです。ですから、3割は何とか負担願いたいと。公平に、公正にということで、3割ですから約9,000万円という金額も含めて有料化の提案をさせていただきました。しかしながら、議会がそれでは高過ぎるということ修正いただいたのでありますから、最終的には3割じゃなくて22%ぐらいになっていますけれども、これに基づきながらしっかりとやっていかなければならないということありますので、私は行政と議会が正常にやはり機能していると、この問題については考えているところでありますので、私どもの不手際だとは考えてはいません。いずれにいたしましても、まちづくり基本条例の原則というのは、情報の共有と市民参加でありますので、このまちづくり基本条例をしっかりとこれからも職員も身につけながら対応していかなければなりませんし、これからのまちづくりというのは、人材育成をそのためにやっているんでありますが、職員がしっかり頑張るということ。そして、市民力、民間力、そして地域力。こういった形の中で厳しい財政状況でありますけれども、運営をしていきたいと、そのように考えているところでありますので、少し長くなりましたけれども、私の思いを述べさせていただきました。

再質問 9番 渡辺英次

市長からの思いを含めてたくさん再質問に対する御答弁いただきました。私も今回質問した趣旨は先ほどお答えしましたが、まずこれから大きな課題がある中で、人材育成も行政がしていくのが一番の大事なところであるという中で、なかなか正直議員というお仕事をしていても、業務的な部分とか、事業に関するものは見えますけれども、なかなか実際に働いている環境は正直見えるものではありません。しかし、本当に能力を発揮する意味では、幾らスキルを持っていても環境がよくなかったら発揮できないと思うんです。そういった意味でそういうお話をしたので、もちろんその責任という部分では、責務という部分では、各部であったり課であったりといういわゆる長が持つのはわかるんですけれども、やはりその部分に関しては組織が大きいですけれども、市長におかれましては常にその辺に目を光らせていただいて、職員の顔を見ながら、能力発揮できる環境づくりをしていただきたいという趣旨の質問だったということをつけ加えて、次の質問に入ってよろしいでしょうか。

出典:士別市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる