士別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日
スポーツ登山環境の整備について
2019年9月10日、士別市議会の一般質問で、国忠崇史議員が「スポーツ登山環境の整備について」質問し、朝日支所長 武田泰和、経済建設課長 岡田詔彦が答弁しました。
- 質問者
- 国忠崇史 議員
- 答弁者
- 朝日支所長 武田泰和、経済建設課長 岡田詔彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 11番 国忠崇史
3番目のテーマは、スポーツとしての登山について環境整備の必要性を幾つか提案しつつ質問いたします。私ごとですが、8月18日に天塩岳に4回目の登頂をしました。天気が悪くて何も見えなかったんですけれども、私は天塩岳にナキウサギがいるということについて半信半疑だったんですけれども、初めてナキウサギの鳴き声を聞きまして、本当にいるんだなと思いました。姿を見ようと思ったんですけれども、なかなか岩場から姿をあらわさず、今度こそナキウサギに会いたいと思います。8月8日に朝日で豪雨があって、天塩岳に登る途中の天塩川源流にかかっている橋が3つあるんですが、そのうちの2つが流されており、ところが登山者有志で丸太を運んで仮の橋をかけて渡れるようにしていました。非常に遠くから天塩岳に来て、天塩岳の自然を愛している遠方の方がたくさんいらして私も感動したところです。さて、ことし8月4日に天塩岳速登競争が初めて開催されました。私のような成人男性の足でも4時間近くかかるところを速い人だと1時間以内に登頂するというのですから驚きです。この速登競争の参加者は、選手、スタッフ合わせて百数十名規模だったようでしたが、この大会が開催された経緯と本市の協賛、後援などの有無も含めた協力体制についてまず伺います。さて、この速登競争主催者のサイトによると、参加者の大会前日の宿泊は愛別町の旧協和小学校をあっせんし、また競争後は同じく愛別町の協和温泉での入浴をPRしています。本市の朝日地区には、言わずと知れた和が舎や合宿施設が存在し、はたまた定住人口ゼロとなった集落に残された公共施設である茂志利地区活性化センターもあります。それらの提供も考えられたはずではないかと私は愚考するのですが、この点どのような認識でしょうか。そうは言っても、確かに旭川、札幌など都市部から天塩岳に来る場合に、愛別町経由のほうが簡便でアクセスしやすいという点はあると思われます。そんな条件のもとにあっても、まず今すぐできることとして、天塩岳ロッジに和が舎の入浴割引券を置くなどの方策を考えてはいかがでしょうか。ここでは最低限、その提案をしておきます。次に、天塩岳以外にある本市の山ですと、武徳の士風山、標高646メートルは冬山として手がたい人気があります。登山口そばにお住まいの市民によると、公民館や士別山岳会などで組織していた3月の登山会がなくなった今でも、一冬に個人やグループで計40から50人の入山があるようです。私自身、ことし2月の晴れた日にスキーで登りましたが、頂上付近からは遠く増毛の暑寒別岳まで展望でき、大変うれしかったものです。また、本市のほかの山として、インターネット上の記録を探ると、朝日の北一線から登る糸魚岳、標高914メートル、上士別の大和牧場付近から登る乙部山、標高837メートルなどの冬山登山記録が数件あります。こういった本市の里山とも言える幾つかの山についても安全第一の登山ができるよう登山情報の整理や提供を行い、なるべく事前の届け出もできるよう本市のホームページなどで工夫してみてはいかがでしょうか。冬山はとにかく遭難発生のリスクも高いため、登山者と行政機関とが何らかの接触を持っていたほうがよいという考え方もあるわけです。最後に、山岳地帯での携帯電話利用についてお聞きします。現代の登山は地図とコンパスの時代を脱し、スマートフォンのGPS機能を利用する登山へとさま変わりしつつあります。つまり登山中に携帯電話の電波が入感するか否かは登山者の行動にとってとても重要な要素になっています。天塩岳周辺の携帯電話利用可能エリアと、ドコモ、au、ソフトバンクといった主要キャリアの現在の整備状況について伺うとともに、今後についての展望をお話ください。 (降壇)
答弁 朝日支所長 武田泰和
ただいまの御質問にお答えします。初めに、天塩岳速登競争についてです。議員お話しのとおり、本年8月4日に開催され、当日は89名の参加があり、天候にも恵まれ大変好評だったとお聞きしています。開催経緯につきましては、一昨年の11月に主催者であります旭川のATUという愛好者団体から、天塩岳の登山道を使って頂上を目指すトレイルラン競技開催の意向があることをお聞きし、昨年8月の開催に向け準備が進められていましたが、開催直前の7月の大雨により天塩岳ヒュッテまでの道路で土砂崩れが発生した影響で中止となり、本年8月に第1回目の開催となりました。開催に当たり、本市の協賛、後援はしておりませんが、主催者へ登山道の情報提供をしたほか、一般登山客へは開催日や当日の駐車スペースを市のホームページに掲載し、情報提供を行ったところです。次に、前泊、物品購入、入浴など、本市での購買あっせんについてですが、主催者へは本市の宿泊施設を紹介しておりましたが、朝日町内の和が舎と山村研修施設は時期的に合宿者が多いことや道外を含む競技参加される方が旭川市から近い愛別町の宿泊先を紹介したものと考えております。茂志利地区農業活性化センターにつきましては、地域活動や集会場所としての利用を目的としておりまして、宿泊先としての提供はできないと考えております。また、一般の登山客に対しましては、市のホームページ上で和が舎の利用について掲載をしているほか、お問い合わせの際に、和が舎での宿泊や入浴を初め物品購入など最寄りの店舗を紹介しているところです。天塩岳ヒュッテに和が舎の入浴割引券を置くなどの方策についてお話がありましたが、天塩岳ヒュッテには管理人を設置しておらず、割引券の管理ができないことから配付は難しいものと考えておりますが、毎年6月に開催している天塩岳山開きにおきまして、参加者へ当日利用できる無料入浴券の配付を行っております。このような取り組みや現在も天塩岳ヒュッテに和が舎の利用料金の掲示を行っており、今後も引き続き和が舎の利用促進を図ってまいりたいと存じます。次に、士風山、糸魚岳などの冬山登山情報の提供についてです。議員お話しのとおり、士風山や糸魚岳、乙部山などに登られている情報がインターネット上で確認できます。いずれの山も国有林でありますが、冬期間は自己責任において入山している状況にあるようです。天塩岳につきましては夏の登山道として使用するため、森林管理署から使用許可をいただき、安全に登っていただくための整備を進めていますが、それ以外の山は登山道として整備をしていない状況にあり、情報提供などは行っておりません。天塩岳を含めた冬山登山情報につきましては、雪崩や滑落のリスクが高いことでルートの設定が難しいことや市が管理を行っていないため安全が確保できないことなどから愛好者同士の情報交換により安全に冬山を楽しんでいただきたいと考えております。最後に、携帯電話回線の整備状況についてです。現在、天塩岳ヒュッテ付近での使用はできませんが、山頂に近づくと場所によって使用できる状況です。ホームページ上で天塩岳での携帯電話電波状況をお知らせしていますが、ドコモとauのみ掲載をしています。掲載している電波受信状況は登山者からの情報提供ごとに掲載したものであり、2011年9月に掲載してから8年が経過しているため、現在利用可能エリアを確認し、引き続き情報提供いたします。現在の整備状況につきましては、本年第2回定例会で真保議員からの御質問に対し答弁を申し上げましたが、朝日町茂志利地区でauの携帯電話基地局が建設され、利用可能エリアが広がっております。居住地域では、いまだ三栄地区と南朝日地区の一部が不感地帯となっている状況です。天塩岳周辺は居住地域ではないこと、茂志利地区からの距離が相当離れていることから携帯電話回線の整備は難しいと考えております。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 11番 国忠崇史
再質問いたします。天塩岳ヒュッテですけれども、非常に2階建てのすばらしい建物で、登山する方は本当に遠くから来て、あそこの天塩岳ヒュッテに泊まって朝早く登山に立たれるわけですけれども、ホワイトボードが入り口に設置してありますけれども、もうすばらしいところでありがとうというメッセージがよく書かれています。そんな天塩岳ヒュッテ、自主的に登山者が掃除なんかも時々しているようですけれども、管理人がいないから和が舎の割引券を置けないんだということですけれども、登山者が本当に管理しているので、割引券を置くということぐらいはやってほしいなと一つ要望を述べておきます。再質問ですけれども、正式名称は茂志利地区農業活性化センターでいいですか、ここは非常にもったいない。今、定住されている方がいなくなったので、市議会議員選挙だとか市長選挙の掲示板も茂志利に設置されないようになったんですけれども、活性化センターは非常に新しい建物でまだまだ使える。だけど宿泊先としての提供はできないから、この速登競争だとかの選手スタッフの集合場所だとか前泊には使えないんだということなんですけれども、ことしこの速登競争の人たちが使った愛別町の廃校になった旧協和小学校も別に宿泊施設として整備されているわけではないんです。主催者のホームページによると、協和小学校の旧教室にブルーシートを引くと。その上で寝袋なりにくるまって寝てくださいということなんです。だから、別にお布団を用意するだとか何だかんだということではないんです。だから、そう考えたらこの茂志利地区活性化センターだって別に目的外使用でもないと思うんですけれども、これ何か農業活性化センターと銘打っているから宿泊先には、たとえ寝袋にくるまるだけでもだめなんだという、そういう形式的な考え方なんですか。それとも何かインフラだとかに問題があって、ちょっと水が出ないかもしれないとか何かそんな要因があるのかどうか、ちょっと詳しく答えていただきたいんですけれども、いかがですか。
答弁 経済建設課長 岡田詔彦
ただいまの再質問にお答えいたします。お話がありました茂志利活性化センターなんですけれども、以前の議会でお答えしたように目的が限られているということであります。議員お話しの速登競争の宿泊所ということでありますけれども、まず主催団体からそういうお話があれば考えるといいますか、そういうこともこちらのほうでどのように対処するかということは考えていこうと思っていますけれども、本来の目的から宿泊ということは想定しておりませんので、休憩所として利用ということであれば場合によっては可能かなと考えておりますけれども、宿泊ということになりましたらやはり目的とは違うということになりますので、難しいものと考えております。
再質問 11番 国忠崇史
議場からももったいないのではないかという声が出ていますけれども、本当に前からこの茂志利地区農業活性化センターについては、粥川議員がおられたときも何かそういった、例えば農産物の直売所だとか提案も出ていたし、私も天塩岳の情報提供を茂志利の活性化センターでしたらどうかという話をしたこともあります。毎年雪おろしの経費だけかかって、結局使われていないのが実態だと思うんですが、この天塩岳速登競争に関しては、愛別町の旧協和小学校に前泊して、そこでみんなでマイクロバスに乗って登山口に行きましょうと。当然みんなで三々五々車で行ったら天塩岳ヒュッテの前の駐車場では入らないんですよ。なので、やはりどこかで一回集まって乗り合わせなければならないと。そういう場所として士別市内の場所を提供、朝日の市街地でもいいですけれども、茂志利の活性化センターに集合して、そこから乗り合わせてマイクロバスチャーターして登山口まで行ってもいいと思うんです。だから士別市の山である天塩岳でありながら、愛別町さんとけんかしたいわけではないんですけれども、愛別町さんにいろんなものを、調達先が愛別町さんになっているんです。それについて何か危機感というか、いいんだろうかという意識が行政にないのがおかしいなと思うんです。天塩岳なんだから、いろんなことを士別でやっていってくださいよってどんどん、押し売りではないですけれども、積極的に言うのが行政であるべき姿なのではないかなと思うんですけれども、何かそういう積極性が足りないと思いますけれども、一言いただけますか。
答弁 朝日支所長 武田泰和
議員の再々質問にお答えします。今まさしく天塩岳は士別そして朝日の森と湖のそういった大切な資源であり、多くの方に利用いただいております。そういった中で朝日には大勢の方が見えられておりますし、その中で今回はこの速登競争、旭川のATUという団体でありますけれども、こちらとお話があってから当初私どものほうの施設、また朝日町内のそういった施設についてもお話をさせていただいて、結果的には今年度開催について主催者側が早くからちょっと募集をかけたり、そういった中で特に細かい部分で議員がおっしゃられたようなことが結果として少なかったかと思いますけれども、市としては、多くの方に、そしていろんな形で天塩岳は一般の登山者の方にも多く利用していただいておりますし、そしてさらにはこのトレイルランという競技としての登山と、そういったものも今回士別市朝日では初めての開催でありますけれども、道内では他でも開催がされているようですし、一定程度の競技者もいらっしゃるということでありますし、当然登山をするとなれば、天塩岳ですと、先ほど競技としては本当に1時間ぐらいで戻ってくるということですけれども、それについてもその中で、また次年度以降十分開催も予定をされているということでありましたら、さらに本市の持っているそういった情報等、さらには先ほどの和が舎のお話もありましたけれども、そういった管理者側とも十分、利用者が士別市内に入ってきていただいて、そちらも活用していただけるよう、早目にそういった情報を積極的に先方に伝えながら、1回目よりも2回目があるとしたら、2回目がさらに士別での開催なり、地元への効果が期待できるよう意を呈してまいりたいと思います。