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標茶町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月2日

町立病院での人工透析の実施を

2025年9月2日、標茶町議会の一般質問で、鈴木裕美議員が「町立病院での人工透析の実施を」について質問し、町長 佐藤□彦が答弁しました。

質問者
鈴木裕美 議員
答弁者
町長 佐藤□彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 鈴木裕美

3点につきましてご質問を申し上げます。1点目につきましては、町立病院で人工透析の実施について伺いたいと思います。町長は、1期目の立候補に当たって、町立病院での人工透析を実施するとの公約を掲げたと聞いております。当時、人工透析患者や家族にとっては大きな期待を寄せていたとの話も聞いております。本町の人工透析を必要とする方々は、主に釧路市内の病院で治療を受けておられると承知していますが、遠距離の頻繁な通院が大きな負担となっており、町立病院での実施を望む声も多いです。そこで、現状についてまず伺いますが、本町住民で人工透析を受けている患者数は何人ですか。その方々の通院先(市町村)は、どこに通院されておりますか。治療を受けるための通院手段は何なのでしょうか。標茶町立病院は平成8年3月に新築された現在の施設の中で、人工透析室としての部屋、現在、電気治療のリハビリ室として使用されておりますが、人工透析室を確保していたと承知していましたが、いかがでしたか。人工透析を実施するには、設備ばかりでなく、医師、臨床工学技士、看護師などのスタッフ確保も必要など、課題も多くあります。しかし、透析を受けている患者にとっては、地元で治療を受けることができれば、何よりも通院距離の短縮となり、体への負担も軽くなります。また、災害時の対応や冬期間など地域的特性を踏まえた医療の在り方を検討する必要もあると考えます。病床数を削減したことで空き室があるという町民の声もあります。町民が安心して医療が受けられるよう、医療の充実のため、標茶町立病院で人工透析を実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。

答弁 町長 佐藤□彦

4番、鈴木議員の町立病院での人工透析の実施をとのお尋ねにお答えいたします。まず、現状の部分でございますが、1点目の本町住民で人工透析を受けている患者は何人かとのお尋ねですが、町で受給者証を発行しているのは現在13名でございます。2点目のその他の通院先(市町村)はどこかのお尋ねですが、釧路市、釧路町、弟子屈町、中標津町のそれぞれの医療機関でございます。3点目の通院の手段は何かとのお尋ねですが、主に自家用車を使用していると承知しております。次の人工透析に関する部分でございますが、人工透析としての部屋を確保していたと承知しているかとのお尋ねですが、竣工時には予備室として設置されましたが、人工透析室として使用することを念頭に設計されており、ベッド3床分を配置できるよう施工されていたものと聞き及んでおります。現在は、議員ご指摘のとおりリハビリ室として主に物理療法で使用しております。標茶町立病院で人工透析を実施すべきと考えるがいかがかとのお尋ねですが、この件につきましては、遠方への通院を強いられている町民が多数いらっしゃることから、それに寄り添い解決すべき課題と捉え、1期目の公約でも触れているところでございますが、初期投資や運営経費、収入見込みを換算しますと採算が取れない可能性が高く、実施後も一般会計からの繰入れがさらに必要となることが見込まれます。また、本体自体、病院自体の老朽化により現施設内での実施は、非常電源の確保などの課題もあり、さらに経費がかさむことが予想されます。患者様を受け入れた以上、途中でやめることはできないため、実施には慎重を期したいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 4番 鈴木裕美

ご答弁のとおり、過大な投資が必要であると。自分が質問するに当たって、財政が非常に厳しいということを承知しながらも、過大投資がどうなのかなとも思っておりましたが、透析室を確保といいますか、室よりも設備導入に当たって、ベッドサイド監視装置あるいはRO水処理装置、透析液供給装置、そしてさらには配管、電気、内装工事等々、およそ2億円は設備投資にかかるだろうというふうに調べた結果言われておりますし、中古機など、あるいはリースを使うことによって若干の初期費用というのは3割から5割程度で抑えられるのではないかと言われておりますが、正直言って、透析患者が私自身13名と言われましたが、もう少しいるのかな、実は自分の身内に透析を受けていた者がいましたので、もうかなりの前のことなのですが、その当時は20名以上いたのですね。ただ、今、受けている透析の皆さんは高齢者が多くて、年齢的に平均しても60歳以上の方々が透析を受けているというのが状況としてあります。そういう意味からしますと、通院されている方々、自家用車で通われている方々がどんどん高齢になっていきます。さらには、この13名から、ご本人からも訴えられましたし、地域によって透析を受けなければならないという予備軍が結構いるとも考えております。一般会計からの病院への繰入れ、承知しておりますし、ただ、人材確保としては臨床工学技士、機器整備等の資格者なのですけれども、私は全国から募集すれば確保できるのではないかと思っておりますし、聞き及んでいますが、現在の町立病院の医師の中で透析の、言ってみれば患者さんに針を刺すのが医師でなければ駄目ですので、経験者がいらっしゃると聞いておりまして、人材で確保するとなれば難しいのは看護師かなと、そのように思っておりますが、何としてでも、難しいながらも透析患者さんのために町の中で透析が受けられるような、そういう手だてというものを何とか、私は知らなかったのですけれども、町長の公約でもあったというふうにお聞きしましたので、ぜひ、努力をしていただきたいなと思うのですけれども、もう一度伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤□彦

今、鈴木議員のほうからも病院の状況についてお話ありましたけれども、今年の財政の話、先ほどから出ていますけれども、15億円の不足があって、昨年、病院会計には実は9億5,000万円、一般会計から赤字分では振り込んでいます。交付税で2億3,800万円くらい入っていますから、実質7億1,000万円の赤字補填をしながら毎年運営をしなければならないという状況です。この金額をいかに少なくしていくかということが、今、私どもに与えられている一番の課題かなと思っていますので、先ほど来、収支の話をすると、かなり、医者がいらっしゃるという話はあるのですけれども、そちらに医者を回すとまた別な医者も例えばスポットで対応しなければ今の内科の診療が回らないとか、あとは専門の技術者の方の確保、看護師さんでは最低2人必要だと言われていますけれども、その方が本当に来るのかとか、いろんなことを考えると非常に厳しい状況の中にあるのかなと思っています。ただ、一方で明るい話題として、最近、在宅でも透析を受けられるというような状況を聞いています。ただ、時間が8時間という長時間にわたって、結局、寝ている間に透析を受けるというような話だということを聞いたのですけれども、そんな医療の技術の進歩もありながら、隣町でやっているところも話は聞いているのですが、赤字でいつでもやめたいというようなことも実は話を聞いているというような現状でありますので、やはりこの件については、ぜひ、やりたいことはやまやまなのですけれども、いろんな状況を勘案すると慎重に判断せざるを得ない状況だということをご理解いただきながら、あまり前向きな答弁になっていないのですけれども、今の状況を考えると、すぐやりますということはちょっと言える状況でないということをご理解いただければと思っています。

質問 4番 鈴木裕美

在宅での透析ということですけれども、腹膜透析ですよね。それらの方々、本町においても何人かいらっしゃいますが、いずれはやっぱり病院においての人工透析をされていると。腹膜透析をされている方々が、病院に通って治療を受けているという方々、最終的にはやっぱり病院での治療が必要となると伺っております。財政問題を取り上げると、本当に私自身も質問することが非常に心苦しいですけれども、やっぱり町民の医療、安心して受けられると、そういう立場に立ったとき、だからこそ町長の公約に入れたのではないかと思っておりますけれども、町長が来年改選、そうすると7年たった中で、一度か二度でもこの人工透析について検討されたということはありますか。

答弁 町長 佐藤□彦

お答えします。先ほど医者の確保という話の中で、今、人工透析も可能な方がいらっしゃるというのは、お医者さんが来てもらう条件の中に人工透析も可能なお医者さんを探していますということの条件を入れさせていただいて、実は今いらっしゃる方の1人がそうだということでありますので、私もいろんな努力をしていないというわけではありませんので。ただ、今の環境からすると、またすぐやりますというような状況ではないということだけご理解いただきたいと思います。

質問 4番 鈴木裕美

財政が厳しいということは十分、私も承知しておりますけれども、ぜひ、透析患者さんのためにも実現に向けてご努力をお願いしたいと思います。

出典:標茶町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月2日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる