みんなの議会

標茶町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月3日

障がい児等に対する必要なサービス提供体制の確立を

2025年6月3日、標茶町議会の一般質問で、深見迪議員が「障がい児等に対する必要なサービス提供体制の確立を」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 浅野隆生が答弁しました。

質問者
深見迪 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 浅野隆生

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 深見迪

2つ目の質問に入りたいと思います。2つ目は、障がい児等に対する必要なサービスを提供体制の確立をということの内容でありますが、道内で障がい者福祉サービス事業所が突如閉鎖し、利用者の受け入れが困難になるという事態がこの3月にありました。独立行政法人福祉医療機構が2023年に公表した2021年度の児童系障害福祉サービスの経営状況において、放課後等デイサービスの事業所の45%が赤字だという報告がされています。児童系障害福祉サービスの経営状況について、本町の実態も含めて現状はどうなっているでしょうか。本町も放課後等デイサービスの事業所がありますが、この事業所を必要とする児童生徒の人数は何人くらいと押さえていますか。また、必要なサービスを十分に受けられている状況にあると考えていますか。本町の日中一時支援など障がい児等に対するサービスの提供体制、これは私は本町の姿勢としては本当に進んでいると思いますけれども、それでも国の定数の縛りや20人定数の場合、スタッフの報酬は下げられるなど、報酬改定はよい方向に向かっていないと考えますが、この点について町長のご所見を伺います。広大な面積を持つ本町のような状況を踏まえた報酬単価の改定や、物価高騰が続く中での事業所運営について、さらなる支援の考えはありませんか。また、国への要望など必要な手だてを講じるなど、必要なサービス提供の持続的な取組を行うべきと考えますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

1番、深見議員の障がい児等に対する必要なサービス提供体制の確立をとのお尋ねにお答えいたします。1点目の児童系障害福祉サービスの経営状況について、本町の実態も含めて現状はどうなっているかとのお尋ねにつきまして、本町で運営している2法人については、民間事業者であり、経営状況の町への報告義務もございませんので、現状では把握しておりませんが、令和7年度から国で運用している事業所情報公開サイトに事業経営報告が追加されることとなっておりますので、今後は情報の把握はできるものと考えております。日常の事業所との関わりの中では、物価高、人件費高騰などから事業所の支出としては以前より多いとは聞いておりますが、事業所閉鎖につながるようなことは聞き及んでおりません。2点目のこの事業所を必要とする児童生徒の人数は何人くらいと押さえているか。また、必要なサービスを十分に受けられている状況にあるかとのお尋ねにつきましては、まず前提として、本サービスは申請による利用者となるため、申請人数としてお答えいたしますが、令和7年5月末時点で申請登録者数は74名となっております。必要なサービスを十分に受けられるかにつきましては、お一人お一人が毎日利用するものではなく、生活相談員や事業所がご家族と相談・調整をしながら運用しております。要望としてもっと回数を増やしてほしいとお願いされることがあると聞き及んでおりますが、放課後等デイサービスの利用について、日数や利用時間の希望がかなわなかった場合には、日中一時支援事業への利用登録をしており、放課後等デイサービスと同時利用ができるよう対応しているところでございます。限られた事業所と定員の中での運用でありますので、一定のご理解をいただきながら運用しているところでございます。3点目の報酬改定はよい方向に向かっていないと考えるがどうかとのお尋ねにつきましては、近年の国の報酬改定は基本報酬を引き下げ、加算を算定することにより、元の報酬より増額できるという傾向で改定を進めていると考えており、有資格者が不足している事業所規模を拡大できない等の事業者にとっては、加算を取りにくい状況であると考えております。4点目の事業所運営について、さらなる支援の考えはないか。また、国への要望など必要な手だてを講じるなど必要なサービス提供の持続的な取組を行うべきと考えるがどうかとのお尋ねにつきましては、現状では町独自の新たな支援は予定しておりませんが、近隣市町村の動向などを参考にしつつ、事業所の状況を注視していきたいと考えているところであります。国への要望などにつきましては、機会あるごとに要請をしてまいりたいと考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問 1番 深見迪

最初に、本町が日中一時支援、これを取り組んでいることによって、結構ここの事業、放課後デイサービスが助かっているということは事実だと思います。ただ、それを踏まえた上で再質問するわけですが、実際は定員が10人、10人、10人で3間口というか、3つあるのです。それで、本当は20人定員というのもあるのですけれども、これだけの74名と言いましたね。町長のご答弁の中で、この74名の子供たちが全て毎日長時間にわたって放課後デイサービスの事業所のデイサービスを利用するということではないと。本人の意思もあったりするので、そういうことは十分わかるのですが、その反面、20人の定員にしたいのだけれども、指導員のこともありますが、20人の定員にすると報酬単価が下がるのです。そうすると採算が合わなくなるということで20人、だから、受け入れられる人数がもう既にここで限定されてしまうのです。なぜ10人のときは報酬単価1人の、言ってみれば給料みたいなものが上がって、20人になれば下がるのかというのは、僕もよくわからないのですけれども、国はそういう基準を設けているのです。そのことからすると、登録した子供たちだけで74名もいるわけですから、本当はもっと放課後デイサービスを使いたいという気持ちもあるのではないかと思うのです。そういう点では、もうちょっと実態を聞いていただきたい。確かに、町長の言われるように本人の希望によって時間とか、日にちとか、週2回とか、これが決まってくることは重々承知しているのですけれども、その反面、さっき言ったように国の基準もあったりして、なかなか受け入れることができない。これで手いっぱいだというような事業所の実態もあるわけです。だから、その辺では、ぜひ国に対しても報酬単価の改定あるいは町自治体でもうちょっとできるような、先ほどは簡単に支援の考えはないと答弁されましたけれども、本当にそういう状況にあるのかということについても再考していただきたいと思うのです。結局、登録しているだけで、74名の子供たちはもうちょっと行きたいけれども、これ以上無理だよということで我慢しているという部分も私はあると思うのです。そういう実態も、ぜひお調べになっていただきたいと思います。それで、その点について再度お答えできますか。答弁ができなければ次に移りますけれども、何か言っていただけますか。

答弁 保健福祉課長 浅野隆生

お答えをいたしたいと思います。まず、ご指摘のあった10人までの部分と20人までの部分の報酬単価が異なるということについては、議員ご指摘のとおりだと私どもも考えております。なぜ下がるのかということについては、ちょっと私、今、手元に資料がないものですから明確にお答えはできないですので、大変申し訳ございません。それから、町内の1つの事業者さんの定員が10名、3つの事業所で30名というようなお話がございました。ちょっと私どものほうでも定員の部分を調べさせていただいたのですけれども、放課後デイの定員につきましては、全国的に10名というのが一番多くなっておりまして、経営上のこともあるかと考えているところなのですが、町内もそのような状況になっているかと考えております。あと、74名の登録に対しまして、定員が30人というようなご指摘もございました。その部分ですと、これはあくまで一般的なお話ということでご理解をいただきたいと思うのですが、一般的には定員の2倍もしくは3倍程度の利用者さんがいることによって、経営が安定すると言われているような状況でございます。そういう状況ですので、町内の事業者さんのところでいうと、全て受け入れられないというような状況が一部あるかと思いますが、ご努力をいただいていると考えているところでございます。

質問 1番 深見迪

定員10名が全国的に多いというのは明らかです。20名になると報酬が下がる。なぜそうなのかということについてよくわからないというご答弁でしたので、ぜひ調べて教えていただきたいと思います。

出典:標茶町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月3日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる