みんなの議会

標茶町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月3日

訪問介護の事業所を支え、必要な介護サービスを受けられるような施策を

2025年6月3日、標茶町議会の一般質問で、深見迪議員が「訪問介護の事業所を支え、必要な介護サービスを受けられるような施策を」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 浅野隆生が答弁しました。

質問者
深見迪 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 浅野隆生

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 深見迪

早速質問いたします。1点目は、訪問介護の事業所を支え、必要な介護サービスを受けられるような施策を求めた質問であります。昨年の訪問介護の報酬引き下げによって、訪問介護の事業所の経営はさらに困難になり、人手不足に拍車をかけています。事業所がなくなるなど、望む介護が受けられなくなることを理由にして、これは2024年ですが、少なくとも道内75市町村で住民が転居せざるを得ない事態になっていることが「北海道新聞」のアンケートでも明らかになっています。広い面積に多くの集落がある本町では、市街地から遠い地域の訪問介護の実態は、遠ければ遠いほど必要な介護サービスが受けづらくなっているということはないでしょうか。また、引き続き国に対して訪問介護報酬の引き下げの見直しを早期に行うことを求めるとともに、自治体独自のガソリン代の高騰に対する支援などを考え、事業所の経営を支えることが、地域で暮らし続けたい住民の願いを守ることになると考えますが、いかがでしょうか。町長のご所見を伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

1番、深見議員の訪問介護の事業所を支え、必要な介護サービスを受けられるような施策をとのお尋ねにお答えいたします。1点目の本町のように市街地から遠い地域の訪問介護の実態は、遠ければ遠いほど必要な介護サービスが受けづらくなっている実態はないかとのお尋ねですが、町が指定している訪問介護の事業所は4か所ございますが、町外の事業者も利用することが可能でありますし、実際に町外の事業所を利用されている方もおります。市街地から遠い地域にお住まいの方であれば、町内の事業者よりも隣接する市町村の事業者のほうが近いということもありますので、利用される方の希望によって町外のサービスを利用していただいております。現状として、町に対しての相談は特に寄せられておりません。2点目の国に対して訪問介護報酬の引き下げの見直しを早期に求めるとともに、自治体独自のガソリン代の高騰に対する支援などを考え、事業所の経営を支えることが、地域で暮らし続けたい住民の願いを守ることになると考えるがとのお尋ねですが、訪問介護報酬の引き下げの見直しにつきましては、機会あるごとに要請をしてまいりたいと考えているところでございます。訪問介護の重要性は町としても十分認識しておりますが、現状では町独自の新たな対策は予定しておりません。訪問介護事業者に対しましては、所管であります道が行う補助制度の案内や各種加算の取得要件について施策を周知するとともに、近隣市町村の動向などを参考にしつつ、事業所の状況を注視していきたいと考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問 1番 深見迪

2番目の質問の中で、町外の事業所を利用している実態もあるし、病院もそうだと思うのですけれども、町外のほうが近い、便利だというようなこともあって、さほど受けづらくなっているということはないというようなお話だったのですが、実態はちょっと違う、ちょっとというか、大きく違うかと。この訪問介護の事業所の報酬引き下げがあって、やっぱり経営がかなり厳しくなってきているのです。そうすると、どういうことが生じるかというと、市街地の事業所が市街地以外の遠くに行っていると、件数がなかなか多くならない。だから、例えば遠い地域の訪問介護の要望が来たときに断らざるを得ないと。つまり、市街地の件数を多く回れば、多く件数を消化できるということで、介護事業所はそういう意味で事業所の運営を何とか守っているという実態も私は聞いています。だから、受けづらくなっている、あるいは遠くのところは断らざるを得なくなっているというようなことが出ているということがあるのだと思うのです。その点は、どうですか。

答弁 保健福祉課長 浅野隆生

お答えをいたしたいと思います。事業所さんが遠いところに回ると件数が回れないというようなことで、お断りをしているというようなご指摘かと思います。私どものほうには、ちょっと直接そのようなお話は伺ってはおりません。町長の答弁の中にありました、町外の事業所さんを利用している方、実際に地域のほうでは虹別地区、阿歴内地区、塘路地区の方々などは、町外の事業者さんを利用しているというような状況でございます。今回の介護報酬の部分で経営が厳しくなっているということにつきましては、全国の事業所さん、皆さんそうではないのかと感じているところでございます。ご質問のありましたお断りしているような状況という部分につきましては、私どものほうでは直接伺っているところではございませんので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 1番 深見迪

事業所はこれを言えないのです。だって、断らざるを得ない状況に今、経営が来ているのだ。だからといって、事業所は市街地のほうが効率よく回れるから遠いところはちょっとというふうには言えないです。僕はこの議場で言ってしまいましたけれども、そういう実態はあるのです。だから、それを聞いていないではなくて、つかまえてほしい。実際に事業所に行って、本当に困っていることはないのかという、民間の経営であっても標茶の介護を支えているのは、現場をやっぱり一番支えているのは訪問介護ですから、だから、そういう点ではこれは訪問介護の経営者の口から、なかなか遠いところは効率が悪いので断らざるを得ないなんて言えないでしょう。だから、私が思わず言ってしまったのですけれども、ぜひ、そういう実態を捉えてほしいのです。そうしないと、訪問介護の事業所が今でもかなり危ないですけれども、危なくなってくるところが、私が資料を見ましたら、毎回のように全国の訪問介護事業所がゼロのところ、1のところがこれだけ増えましたという資料がしょっちゅう出てくるのです。だから、そういうことのないように、ぜひ、実態を調べていただきたい、聞いていただきたい。それが標茶の訪問介護を守る、ひいては介護を必要とする町民を守ることにつながるわけですから、その点で、ぜひ、そういう動きをしていただきたい。黙っていたって言いづらいことは言いに来ませんから。最後に、その点はどうですか。

答弁 保健福祉課長 浅野隆生

お答えをいたしたいと思います。ただいま議員からご指摘いただいた事業者さんの声を聞くという部分につきましては、私どもとしても何らかの方法で確認はさせていただきたいと思っているところでございます。訪問介護の部分、経営が厳しいというようなご指摘もありましたけれども、介護報酬は国で一律で決まっているので、ちょっとその部分については私ども何か手だてがあるかというとそうではないのですけれども、いずれにしてもお話を伺いながら状況を確認させていただきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 1番 深見迪

介護報酬に町が手をつけるということはできないことだと思いますけれども、そういう実態を見極めた上で、本当に標茶の貴重な介護事業所が潰れないような手だてを、そういう意味でせめてガソリン代ということを言いましたので、ぜひ、こういう点も含めて、引き続き実態を把握して検討していただきたいということを申し述べまして、

出典:標茶町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月3日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる