標茶町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月3日
仕事で必要な資格取得費用の一部補助を
2024年9月3日、標茶町議会の一般質問で、長尾式宮議員が「仕事で必要な資格取得費用の一部補助を」について質問し、町長 佐藤𠮷彦が答弁しました。
- 質問者
- 長尾式宮 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 長尾式宮
私のほうは1件質問いたします。仕事で必要な資格取得費用の一部補助をということで質問いたします。現代社会では、仕事をする上で様々な資格を取得する必要があります。普通自動車免許をはじめ、職務によって様々な資格が必要とされております。現在、標茶でも全国的な例に漏れず少子高齢化の影響下、人材不足が町内でも懸念されている状況であります。しかし、町内には資格が不足しているために思った仕事に就けない、あるいは職務上必要であるが、近年の資格取得費用の上昇で費用を捻出するのが難しく、業務に支障が出ているなど、町内の就労人口の妨げとなっていると考えております。町内経済の振興を図るためにも、就労人口の維持は必須条件であると考えております。一部補助には一定の条件を含めたルールづくりも必要でありますが、町民が働きやすい環境を整備するためにも資格取得費用の一部補助は必要と思いますが、町長の所見を伺います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
8番、長尾議員の仕事で必要な資格取得費用の一部補助をとのお尋ねにお答えします。本町におきましては、議員ご指摘のとおり、人口減少や少子高齢化の影響などにより生産活動を支える15歳から64歳までの生産年齢人口は、令和6年度7月末現在3,511人で、3810年前の平成26年に比べて約23%の減となっており、様々な職種において、人材が足りない状況となっているものと理解しております。また、職業の選択においては、求職者の資格不足により希望する職種に就くことができない、企業においては従業員の新たな資格取得に係る費用の捻出が難しいといった課題があるものと思います。現在、労働者や離職者、事業者向けとして利用できる制度といたしましては、ハローワークで実施している教育訓練給付や人材開発支援助成金、釧路地域通年雇用促進支援協議会で実施している季節労働者向けの資格取得支援事業、北海道で実施しているひとり親家庭を対象とした高等職業訓練促進給付金、社会福祉協議会で実施している介護福祉士等修学資金貸付事業など、各関係機関で実施されている助成制度がありますので、町としましては、まずこれらの制度を有効に活用していただきたいと考えておりますし、必要な方に必要な情報が伝わるよう周知に努めてまいりたいと考えております。今年度実施しました除雪事業者を対象としたアンケートでは、除雪に従事するオペレーターの大型運転免許や作業免許の取得に対する支援や助成制度を望む声も聞いておりますので、本町独自の支援政策の創設につきましては、先ほど申し上げた制度のほかにどのような支援ができるのか、今後研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 8番 長尾式宮
今、町長の答弁で、これは私の解釈なのかもしれませんが、制度に関しては、前向きに検討していただけるのではないかと受け取っております。ただ、今回このような質問に至った経緯というのがありまして、実は町内で若い人が、高校を卒業したりして就職するケースもあるかと思いますが、これは事業者さんから聞いた話なのですけれども、すぐ辞めてしまうと。すぐ辞めるということは、会社に入った時点で必要な資格、会社さんによっては会社の経費で資格を取ってもらって働いてもらうというケースもあるかと思うのですけれども、資格を取って1年もしないうちに辞めてしまうと。要は会社にとってみれば経費倒れだけでなく人材不足、そういったところでダブルパンチだと。そういった意味では、仮にこういう、一部町で補助が出るのであれば、ルールづくりの中で制約を設けて、補助する代わりに最低5年は勤めてくださいと、5年いない場合は返還をお願いしますと。一種縛りのようなものにはなってしまいますけれども、少なくとも1つの会社で働くという、そういう実績にはなるのではないかと思います。辞める、辞めないは、これはあくまでも個人の自由ですけれども、最近、私もよく耳にするのがコスパ、タイパ、コストパフォーマンスだったりタイムパフォーマンスという言葉をよく聞くのですけれども、意味は何となく分かります。ただ、そういう話が出てくるのというのは大抵若い世代なのだと思うと、私はもうそういう世代ではないと自覚しているのですけれども、若い人ほどそういうコストパフォーマンスみたいなものを意識してい39るのかと思います。ですから、割に合わないなと思ったらすぐ辞めてしまう、あるいは資格も必要ないと思えば取らない、そういった風潮につながっているのではないかと思っております。また、先ほども言いましたように、ある会社さんではせっかく資格を取ってもらっても1年で辞めてしまう、そういったものももしかしたら若い世代の中にある私には理解できない感覚というものがあって、そういうことにつながってしまうのかと感じています。そういったところで、標茶の人口、単純に減るというのではなくて、働く人がいなかったら町全体のやっぱり生産性が落ちるわけです。農業だったり土木建築、その他の介護、医療、全てにおいて、やはり働く人がいないと町の活気というのはどんどんなくなっていってしまう。そういったところで、資格が必要であればみんなで応援しよう、そういう、昔はそれこそ自分で資格を取るのは当たり前だった時代というのが長く続いてきたわけですけれども、これだけ標茶町だけではなくて全国的に慢性的な人材不足を解消するに当たっては、やはりこれからは町が人を育てていく、そういった思いも必要かと感じております。現在、町長の答弁の中でも人材不足というのが、平成26年から25%減っていると言っておりましたけれども、これからの標茶のまちづくりにおいて、人材育成あるいは地域経済を支えていくためにどういうことをしていったらいいのかという手だての一つとして私は今回提案しております。そういった意味で、これからの標茶の経済を回していくためにどのようなことが必要なのか、町側の思いというか、方針というのをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
お答えしたいと思います。今回、長尾議員のほうからは、やはり標茶の人口減少の状況を踏まえて、働く人たちの環境を少しでも改善するための施策の一つという形で提案があったかと思っています。町のほうでも育英資金の改正を前回の議会で提案させていただいたと思うのですが、あれについては、戻ってきて一定の期間働いていただけるのであれば償還を免除するというような形に大幅な分野まで広げて、前は医療とか一部の分野だけだったのですけれども、かなり幅広く修学資金の援助を行う形にしました。今回も、まだこれからどういう形で組み立てたらいいのか分からないのですけれども、例えばどの分野からやっていったらいいかとか、産業構造もしっかり考えながら、商工会や経済団体の意向も踏まえながら研究させていただきたいと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 8番 長尾式宮
以上で質問を終わります。最後に一言。実は私、今、消防議会のほうもやらせていただいているのですけれども、去年から釧路北部消防事務組合議会、こちらのほうで大型免許の取得、一部補助を出すこ40とになりました。その理由というのは、近年、車の免許を取るのもだんだん金額上がってきて、個人の負担が大きくなってくる、それがまず1つ。あと、道内の事務組合を調べたところ、半数の団体がやはり何らかの形で補助を出しているということで、職員さんが資格を取りやすい環境を取るために大型免許の資格の一部補助をしております。どうか標茶町としても町民向けのそういった施策、検討してもらえるようお願い申し上げます。以上です。