みんなの議会

標茶町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月4日

町内におけるカスタマーハラスメントの調査・対応をすべきでは

2024年6月4日、標茶町議会の一般質問で、長尾式宮議員が「町内におけるカスタマーハラスメントの調査・対応をすべきでは」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、観光商工課長 三船英之、総務課長 長野大介が答弁しました。

質問者
長尾式宮 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、観光商工課長 三船英之、総務課長 長野大介

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 長尾式宮

次の質問にまいります。次の質問は、町内におけるカスタマーハラスメントの調査・対応をすべきではということであります。今年に入り、大手鉄道会社が「従業員が安全に職務を遂行するため」とカスタマーハラスメント、以下カスハラと書いてありますけれども、社として対応する旨を公表しております。具体的には、客とは書いておりますけれども、お客さんによる過剰なクレーム・要求から従業員の精神的・肉体的安全を会社、企業が守ることを意味しております。先日の報道では、厚生労働省も本格的な調査に乗り出し、今後の法整備につながると推測されております。本来、標茶のような人口の少ないところであれば、無用の心配ではとも感じておりますが、昨今の情勢を見ると、小さなコミュニティーでも起こり得るケースであるかと認識しております。そこで、働く人が外因に脅かされて仕事を全うできないことは、町全体の雰囲気にも影響が出てくると書いておりますけれども、それぞれの職場の雰囲気が悪かったら、何となく標茶は居心地悪い町だなというふうに、そういう雰囲気につながっていくのではないかと考えております。町として町内の実態を把握し、対応策を検討すべきと考えますが、町長の所見を伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

8番、長尾議員の町内におけるカスタマーハラスメントの調査・対応をすべきではとのお尋ねにお答えいたします。カスタマーハラスメントは、近年増加している重要な社会問題の一つです。議員ご指摘のとおり、厚生労働省において令和2年 10 月に事業者や労働者を対象とした調査が行われ、令和4年、「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」が策定されました。ポスター等を活用した周知・啓発活動が行われ、企業や組織内でのカスタマーハラスメントの防止に向けた取組が推進されております。カスタマーハラスメントの防止は、社会全体での意識改革と取組が必要であり、議員ご心配のとおり小さなコミュニティーの中でも発生する場合があり、今後、法的枠組みの整備と啓発活動を通じて、カスタマーハラスメントの根絶に向けた取組が必要と感じているところでございます。現在においても、言い換えればカスタマーハラスメントと捉えられる過剰なクレームや要求が存在する可能性がありますが、町商工会など事業者を取りまとめる団体と連携の上、町内において働く人の就業環境が害されることがないよう、必要に応じて実態の把握や対応策を検討していただきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。52

質問 8番 長尾式宮

今後調査していきたいというお話でしたけれども、現在、商工会を通じてそういった相談といったものがあるのかないのか、過去に商工会を通じて何かしらのアンケートというか、そういうのをやったことがあるのかどうかだけ改めて質問したいと思います。

答弁 観光商工課長 三船英之(観光商工課長は2025年6月まで)

お答えをいたします。商工会のほうでは、現在まで具体的な調査等は行っていないと聞いております。ただ、カスハラ自体はあるかどうかと言われると、ちょっとグレーな部分もありまして、はっきりとは把握していないというところでございます。

質問 8番 長尾式宮

質問の書き方が町内と書いてありますので、地元、いわゆる経済団体と皆さん捉えているかと思ったのですけれども、私の中では、一応質問の範囲というのは全町なのです。一番そういう矢面に立ちやすいのは、やはりお店の店員さんあるいは事業者さんだとは思うのですけれども、町場はそうだというお話でしたけれども、現在、例えば公的施設、役場庁舎であったり、あるいは公民館、そういったところでそういった事案というのはどこまで把握されているのか伺います。

答弁 総務課長 長野大介

カスハラの把握ということなのですけれども、町長から先ほど答弁ありましたとおり、やはり新しい問題であるというところがありまして、それぞれの職員がこれがカスハラかどうかというような判断材料を持っていないというようなものがあって、具体的個別の相談事例というのはありませんけれども、ただ、やっぱりいろんな最近の情勢とかを見ると、自治体の職員の調査結果ということで言うと、やっぱり7割ぐらいの方が自分が受けただとか、あるいは職場で受けた人がいるというような回答があるというような結果からも、少なからずそういった事案というのは身近に起きている可能性は否定できないのではないかというようなことが考えられます。それと、あと悪意を持って不当要求するというようなケースのほかに、本人が正当な主張でというようなことでよかれと思っているような行為というのが社会通念上不相応な主張であれば、そのことを繰り返し主張することが結果的にカスハラではないのかと思っておりますし、そういうふうに捉えられるケースが存在するということで、指導や指摘のつもりが一線を越えるとハラスメントになるというような可能性、これはカスハラばかりではございませんので、そういった部分は現状その線引きが難しい問題であるというようなことは認識しています。職員を守る視点からも、これまで以上に注意を払うというようなところと、あと職員に向けての早めの相談だとかというようなことは今後もさせていきたいと思っています。53

質問 8番 長尾式宮

町内業者さん、自治体の職員さん含めてのお話になりますけれども、今、これだけ世間的に人材不足が騒がれている中で、やはり皆さん貴重な戦力でございます。そういった意味では、心の病、体の病気、そういったもので1人が欠けることによって本来の職務が滞ってしまうケースというのは、民間であれ公共であれ、あるのではないかと思います。そういうことを踏まえて、ぜひ、厚生労働省からいずれそういったガイドラインの話というのは出てくるかと思うのですけれども、それを基に勉強会なり、あるいはルールづくりなり、そういったものを将来的には考えていただきたいとは思います。

出典:標茶町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月4日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる