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標茶町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月4日

有害駆除の報酬体制を見直すべきでは

2024年6月4日、標茶町議会の一般質問で、長尾式宮議員が「有害駆除の報酬体制を見直すべきでは」について質問し、町長 佐藤𠮷彦が答弁しました。

質問者
長尾式宮 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 長尾式宮

3点質問いたします。1点目は、有害駆除の報酬体制を見直すべきではということで質問いたします。昨今、全国的に熊の被害が続出し、人的被害も出ている状態であります。標茶町においては、昨年OSO18 が思わぬところで駆除され、農業者をはじめ地域住民が安堵をしているところであります。しかし、近隣町村では新たに牛が熊に襲われる事件も発生し、北海道、特に道東におけるヒグマ対策は今後も重要な課題と捉えております。先日の報道で、道内某猟友会が自治体における有害駆除を辞退した報道がされておりました。内情までは知るに及ばずのところでありますが、辞退の理由の一つに報酬の低さが原因と報道されておりました。現在標茶町では、猟友会が中心となり、ヒグマをはじめとする有害駆除をされておりますが、町内においては、高齢化によるハンターの減少を危惧する声も聞いております。今後、町民の安全を確保するためにも、ハンターの育成は必要不可欠と考えております。野生動物を相手とする命がけの活動であることからも、地元猟友会と改めて報酬制度について話し合い、道や国に報酬制度の在り方について、積極的に働きかけをすべきと考えておりますが、町長の所見を伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

8番、長尾議員の有害駆除の報酬体制を見直すべきではとのお尋ねにお答えいたします。本町の鳥獣被害対策のうち、特別職の職員で非常勤の標茶町鳥獣被害対策実施隊として委嘱した捕獲従事者の鳥獣被害防止活動に係る報酬につきましては、令和元年第3回定例会の一般質問においてご指摘をいただき、早急に町内他市町村の情報収集等を実施し、参考としながら、その内容を北海道猟友会標茶支部と密に協議を重ね、同年第4回定例会において特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の改正案について49可決いただき、危険業務に係る報酬額の見直しを行ったところでございます。議員もご指摘のとおり、先頃、道内他自治体においてヒグマ出没時の緊急出動の際の報酬額等をめぐり、町と地元猟友会との間にあつれきが生じているとの報道がありました。特にヒグマ出没市街地付近や農場周辺等であった場合、人間や農畜産物に被害を及ぼす可能性もあることから早急な対応が求められますので、仮に本町において地元猟友会の協力が得られないとなった場合、こうしたヒグマ出没時の対応が立ち行かないものになると考えております。また、その報道の中では、市町村ごとに捕獲従事者への報酬額に大きな開きがあることも伝えられておりましたが、捕獲従事者の被害防止活動に係る報酬につきましては、過去に国や道から標準的な額を示されたことはありませんし、本町に限らず道内他市町村においても実態を把握し切れていないのが現状と思われ、まずは捕獲従事者の危険業務に係る報酬額の実態調査を北海道に対して求めるとともに、その結果を踏まえ地元猟友会との必要な協議につきまして、これまで同様に密に行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

質問 8番 長尾式宮

今、前向きな答弁をいただいておりますので、これから調査のほうを進めていただきたいと思います。今回、報酬体制はというところをテーマにして質問はしておりますけれども、実は大本の趣旨というかそういったところでは、実は私、一番気になっていたのは、ハンターさんの地位というか、立場というか、そういったものをきちんと社会的な保障がなされていないのではないかという心配をしておりました。今回、報酬の話にピンポイントでしておりますけれども、一番問題なのは、あるところで、これも道内の話ですけれども、自治体職員、警察官、猟友会同体で、町外れ、実際は畑です。そこに出た熊を撃つときに警察官に許可を取って発砲したら、後になって狩猟免許を取り上げられて起訴されて、そういうことがありました。実は裁判がこの間あって、被告側、ハンターさんのほうが勝っています。しかし、話はそこで終わらなくて、公安が控訴しているのです。要は認められないと言っているわけです。その場にいた警官が撃っていいと言っているのに、そこで警察官に撃っていいと言われたから、猟友会のハンターさんは撃っているわけです。それを後から違法だと言われて、裁判にかけられているわけです。それは私、ほかの人に聞いてもおかしいよなと。もともとが町なかに熊が出て危ないからといって、役場職員、猟友会、警察官、雁首を揃えて熊捕りに行っているわけです。町なかで撃ったからといって、裁判にかけられているわけですよ。これはハンターさんの立場からしたら、撃っていいと言われたのに撃ったら処罰されたというのだったら、誰もやりたがらないですよね。そういうのが前段にあって多分今回、今、一般質問の中で報酬のことを原因として挙げ50られて辞退したという話で、ニュースになった猟友会の話につながっているのですけれども、これ多分そういった立場的な不安定さ、そういったものが引き金になっているのではないのかなと私は思っております。ですので、本来であれば、報酬の話を先にするよりも、地元のハンターさんの身分保障、それをきちんとしてほしいという内容で本来であれば一般質問すべきだったと今さらながら反省はしておりますけれども、ただ、先ほども最初の質問の中で申し上げておりますけれども、そのような状況の中で、標茶は実は若手のハンターさんが出てきております。ただ、今の年齢層を見ると、中間層がいないのが現状です。この後、今、若手とされている人の後にハンターの成り手が出てくるかというのも、正直どこにも保証がないわけです。そういった中で、地域のために、もともと猟友会のハンターさんというのは趣味ですから、趣味で狩猟を楽しむためにやっているわけですけれども、いわゆる人に危害を加える熊のような危ないものが出たときには、積極的に自治体に協力しているような状態だと思うのです。逆を返せば、自治体としたら、危ないから行きたくないと言われたら終わりなわけです。自分たちの趣味でやっているだけだから危険なことはしたくありませんと言われたら、それまでなのです。そうならないためにも、動機は様々であってもいいと思います。報酬面、それこそちょっと裏取りできていない話なので、後で詳しく調べたいと思うのですけれども、学校の先生の給料が2万円だった時代に、ヒグマを捕って 30 万円の報奨金が出たという話も聞いております。これに関してはちょっと僕も時間がなかったので、たまたま何かで見つけて読んだ話の中に出てきたことなので、後でどういう状況でそういう話になっているのか調べてみたいと思うのですけれども、時期的なもの、あるいはそこの地域の特性なんかも含めても、それだけやっぱり重要視されていたケースもあるかと思います。そういった中で一番大事なのは、さっきも申し上げましたけれども、報酬の面はもとより、やはりハンターさんの身分を保障する、まずそういったものがないと駄目だと思います。そこで、ちょっと話がまた元に戻りますけれども、各自治体でいわゆる日当と呼ばれるもの、出動していくら、発砲していくら、捕獲していくら、そういう形で報酬制度を組んでいるところが多いかとは思うのですけれども、自治体によってまちまちです。それは先ほど町長のほうからもありましたけれども、私が聞いている中では、日当 6,000 円の捕っていくらプラスというところもあれば、ある市では出動した時点で2万 3,500 円、そういう地域があるというふうにも聞いております。何をするにしても地域によって格差があったら、みんなハンターさんは条件のいいところに行くと思うのです。そうであってはいけないと思いますので、ぜひこれはヒグマの出る地域の町として、やはり積極的に道や国に働きかけて、制度というものをちょっと見直してもらえないかと思っております。標茶町が安いから高くしてくれという話ではありません。あくまでも、やはりきちんとした形で話し合って、ルール化することによってハンターさんの身分を保障する、そのための一つ51の方法だと思っていただきたいと思っております。これに関しては、ごめんなさい、ここまで長々話しておいて聞くことはないのですけれども、ぜひ町単独でこういうことをしますという話ではなくて、あくまでも国や道にどんどん働きかけをしていただきたいというところで、

出典:標茶町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月4日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる