みんなの議会

標茶町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日

介護を必要とする町民を守るためにも町内の訪問介護事業所の支援を

2024年3月4日、標茶町議会の一般質問で、深見迪議員が「介護を必要とする町民を守るためにも町内の訪問介護事業所の支援を」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 浅野隆生が答弁しました。

質問者
深見迪 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 浅野隆生

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 深見迪

2つ目の質問に入ります。介護の問題です。介護を必要とする町民を守るためにも、町内の訪問介護事業所の支援をぜひいろんな形で町はしてほしいという趣旨の質問であります。まず、本町には訪問介護事業所は何か所ありますか。町長は、第4回定例会での私の質問に、「住みなれた場所で安心して暮らせるためには充実した介護サービスの確保が不可欠である」と述べました。訪問介護は、サービス提供だけではなく、ホームヘルパーの定期的な訪問の中で利用者の生活に寄り添いながら地域における防犯、防災においても重要な役割を果たしています。この点で訪問介護は介護保険制度のかなめだなと私は考えますが、町長のご所見を伺います。2024 年度からの介護報酬改定を見ると、訪問介護費の単位が軒並み下がっています。これは「何と、軒並み下がっています」というふうに言いたいのですね。この報酬改定によって基本報酬の引き下げが行われることは深刻な人材不足に拍車をかけることになると思いますが、この状況をどのように見るか、町長のご所見を伺います。総合事業、いわゆる要支援者への介護、これの報酬単価については、町が保険者であり、報酬単価を決定する立場にあります。引き下げるべきではないと考えますが、いかがでしょうか。本町の介護事業の中心を担っている訪問介護事業所と懇談をし、事業所の実態を聞くことは、今後の本町の介護事業にとって必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。また、町として支援すべき内容についても検討してはどうでしょうか。2月 16 日に行われた本町の全員協議会において、第9期介護保険事業計画について説明を受けました。その中で、要介護認定数は推計値でほぼ横ばいであり、人口減から見ると要介護認定率は令和5年度の 21.6%からさらに遡って令和 20 年度になっても 26%と大幅に増加するとありました。以前の説明では、人口減に伴って要介護認定者数も減るので、それに伴って特別養護老人ホームの定員も考えていったらいいのでないかと、ここでは減らしていくように私は受け取ったのですが、要介護認定者はそれほど減らないと推定して39よろしいでしょうか。以上のことを質問したいと思います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

1番、深見議員の介護を必要とする町民を守るためにも町内の訪問介護事業所の支援をのお尋ねにお答えします。1点目の本町には訪問介護事業所は何か所あるかとのお尋ねですが、令和6年2月1日現在で標茶町内で訪問介護を提供する事業所は、4事業所でございます。2点目の訪問介護はサービス提供だけではなく、ホームヘルパーの定期的な訪問の中で利用者の生活に寄り添いながら地域における防犯、防災においても重要な役割を果たしている、この点で訪問介護は介護保険制度のかなめであると考えるが、町長の所見を聞くとのお尋ねですが、議員ご指摘のとおり、訪問介護サービスの利用により支援が必要な方にとって重要な安否確認の役割を担っており、安心して暮らすために欠かせないサービスと捉えております。3点目の訪問介護の単位が軒並み下がっている、この報酬改定によって基本報酬の引き下げが行われることは深刻な人材不足に拍車をかけることになると思うが、この状況をどのように見るか町長の所見を伺うとのお尋ねですが、2024 年度の介護報酬改定においては、全体ではプラスになっている一方で、訪問介護においては経営状況の収支差率において全サービスの平均を上回る収支差率であったことから、報酬の引き下げになったものと捉えております。しかしながら、今回、処遇改善加算においては、他のサービスと比較して最も高い加算率として最大 24.5%の加算ができるように設定されております。どの事業所においても人材不足は喫緊の課題であると認識しておりますので、町といたしましても、より高い区分の加算が取得できるよう、事業所へ取得要件の周知を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。4点目の総合事業の報酬単価については、町が保険者であり報酬単価を決定する立場にある。引き下げるべきではないと考えるがどうかのお尋ねですが、総合事業の報酬単価については、現時点で令和6年度の訪問介護報酬改定に合わせて引き下げを行う予定はございません。総合事業の単位設定については、国の基準単位数を勘案し、市町村が設定することとなっていることから、今後も国の動向を注視しながら適正な単位設定について検討をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。5点目の本町の介護事業の中心を担っている訪問介護事業所と懇談をし、事業所の実態を聞くことは今後の本町の介護事業にとって必要ではないかと考えるがどうか。また、町として支援すべき内容についても検討してはどうかのお尋ねですが、懇談会という形での実施は考えておりませんが、都度ご相談いただければお話をお伺いしておりますし、運営指導の際には、事業所の運営に当たって課題となっていることなど、詳しい状況をお伺いさせていただいております。今後もさまざまな会議の場も活用しながら現場の声を伺って40まいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。6点目の以前の説明では、人口減に伴って要介護認定者も減るので、それに伴って特別養護老人ホームの定員数も減らしてよいというふうに聞いたが、要介護認定者はそれほど減らないと推定してよいかとのお尋ねですが、第9期計画の作成に当たり、令和3年度から令和5年度の実績をもとに改めて推計を行ったところ、要介護者認定者数は第9期においては 570 人前後の見込みであり、令和 22 年度の推計人数は 562 人の見込みとなったところでございます。議員ご指摘のように、令和3年度で 574 人をピークに、今後、おおむね横ばいでありますが、わずかながら減少していく見込みの推移となってございます。ただ、介護度の分布としては、いわゆる施設入所基準となる要介護3から要介護5の認定者数は徐々にではありますが減少していき、軽度者層は増加していく見込みとなってございますので、そういった状況を踏まえながら本町の実態に合った介護保険事業を展開してまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問 1番 深見迪

半分は意見が一致したというふうに思いますが、すみません、町長、何か所というのがよく聞こえなかったのですけれども。4か所。これも私の数字と一致しています。私、いろいろ勉強をこの面でしてみたのですけれども、町長が最大 24.5%の加算の道があると。これを取得できるようにいろいろしていきたいというふうにおっしゃいましたけれども、この辺がよくわからないのですね。一般的には訪問介護の事業所がこれだけの加算を取るということは、非常に厳しい実態があると。そういう意味では、私は訪問介護事業所の人たち、そこで働く人たち、そこで経営している人の意見を、今回第9期で変わるわけですから、ぜひ町としては積極的に聞いてほしいと。相談があれば応じるというのではなくて、さっき訪問介護は介護のかなめだというふうに、そこは意見一致したわけですけれども、これ、全国的に見ても、それから標茶の介護事業所を私ちょっと幾つか聞いて歩きましたけれども、きついと、本当に厳しいのですというふうに言っていました。そういう意味で、相談してくれればということではなくて、もっと積極的に、今、訪問介護の民間の事業所、しかも小さいですよね。小さな事業所がどんな状況にあるのかということについて、ぜひ積極的に実態をつかんでほしいというふうに思うのですが、その辺いかがでしょうか。

答弁 保健福祉課長 浅野隆生

お答えをいたしたいというふうに思います。もっと積極的に事業者さんの意見を聞くべきだというようなご質問かというふうに思いますが、町長の答弁の中にもありましたが、現状、ご相談いただければ適切にお話も伺っておりますし、町長の答弁でもありましたけれども、さまざまな会議の場も活用しながらということで、現状、二月に1回、地域包括ケア会議というものを開催しております。41そのほかにも制度改正の際の説明会等もございますので、その会議の際にご意見を伺うような機会もございますので、現状そのような形で考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。

質問 1番 深見迪

ぜひ積極的にその意見を取り上げていただきたいというふうに思います。私、介護新聞を読んでいるのですけれども、これを見て本当にびっくりしました。訪問介護というのは、地域のさまざまな役割を果たしている、いわゆる介護のかなめだし、住民の安全・安心を守るためのいろんな働きをしているわけですね。その訪問介護費が、身体介護中心、生活援助中心、どれを取っても単位が下がっているのですね。この単位が下がっている、つまり事業所に報酬が来ないのですよ。今でも厳しいと言っているのに、事業所の報酬が下がるわけですね。私は、これ、国で決まったことだからこの単位数しか報酬は下りてこないわけですよね。これはもう仕方ないと。これをストレートに町で補填しろなんていうことは言いませんけれども、少しでも役に立てば、いわゆる総合事業、介護予防ですね。これの報酬単価、これは保険者である市町村が決められるわけですから、これについては町が、さっき引き下げないということを言いましたけれども、むしろここで少し引き上げて事業所を支援するという、そういうもっと積極的な姿勢を持ってほしいなというふうに思うのですよ。それもこれも、小さな介護事業所の実態がわかればわかるほど、これ、潰れたらアウトですから、一番被害を被るのは町民ですから。わかればわかるほど、もっと積極的に。ほかの産業だって支援しているわけですから、そういう意味でもっと積極的に町が手を出せる報酬単価の決定についてはむしろ、この部分を埋め合わせることはなかなかできないと思うのですけれども、少しでも補填できるような総合事業の報酬単価、これについては町が考えてほしいなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 保健福祉課長 浅野隆生

お答えをいたしたいというふうに思います。総合事業の報酬単価の部分でございますが、国の基準単位数を勘案し市町村が設定するというような形になっておりまして、今回の部分で言いますと、訪問介護の部分、保険の部分の報酬単価が下がっておりますが、町としては総合事業の部分については引き下げをしないというような判断をさせていただいているところでございますので、ご理解をいただきたいなというふうに思います。

質問 1番 深見迪

私、引き上げる方向で考えてくれないかということを言っているのですけれども。

答弁 保健福祉課長 浅野隆生

お答えをいたしたいというふうに思います。42現状の部分で引き上げというような判断は、ちょっと今すぐお答えする部分、難しいのかなというふうには考えております。ご意見をいただいたということで理解をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

質問 1番 深見迪

だから、町内の貴重な4か所の介護事業所、これが潰れないように、その介護事業所との懇談を積極的にやって、その中から答えを導き出してほしいと、町のやるべきことをやってほしいということを私は言っているのです。ぜひそのことをお願いしたいなというふうに思います。先ほど町長からやすらぎ園のことで、現状、対象が要介護3~5になっていて、これはさっき私が示した内容よりももっともっと減少するのだというふうにおっしゃいましたけれども、要介護1、2でもさまざまな状況下に置かれた人たちで言えば、特養に入りたいという人がたくさんいるではないですか。それはわかっていると思うのです。介護保険の国の出費を抑えるために要介護1、2をわざわざ外したわけでしょう。今まで要介護1、2、入っていたわけですから。要介護3~5は減少しているのだからいいのだということにはならないというふうに私は思うのですね。今でも入り切れない人で待っている人がいるわけですから、ぜひ、この機械的な、多分こうなるだろうということで人口減に伴って要介護認定者数が減るのではないかと、だから特養の定員数についても検討する余地があるみたいな答弁はやっぱり引っ込めてほしいなというふうに現状で思うのですが、どうですか。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

お答えしたいと思います。今現在、出されている数字については、例えば令和5年と令和 22 年を比較してのお話なのかなと思うのですけれども、我々は、ただ、やすらぎ園を改修した場合は、この先 30年、40 年使っていくという施設だと思います。そこを考えるときに、人口問題のほうで出されている 2050 年では 4,100 人くらいになるという状況を踏まえるときに、やっぱりそれなりの身の丈に合った施設を維持していくというのがこれからの大きな方向性だと思っていますので、そういった先も見据えながらしっかりやすらぎ園の在り方については検討していかなければならないというふうに基本的には考えていますので、先ほどそういったことかなということで答弁させていただきましたので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 1番 深見迪

町長、現状で待機者がいるわけでしょう。それは介護員の数が足りない、調理員の数が足りないということで、定員数が 100 人であっても、待機者をなかなか入れることは、増やすことはできないと。今そうやって暮らしている人たちが入れないでいるわけですから、だから 30 年、40 年先とか、身の丈に合ったということではないと思うのですよ。今そうやって困っている人をどうするのかというのが、町の役割ではな43いですか。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

誤解を招いていると思うのですけれども、現在 100 床ありますので、可能な限り、例えば専門職を確保しながら定数を増やしていきたいということには変わりはありませんので、その中で待機者については一定程度ご理解いただいているのかなと思うのですけれども、それらについても民間の事業所がありますし、あと近隣の施設もうまく活用させていただきながら、今あるこの状況を乗り越えていきたいというふうに理解していますので、今ある施設をできれば、可能であれば 100 で、フルで回せるのだったら回したいという考えには変わりありませんので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 1番 深見迪

このことについては、まだ全然まな板の上にのっかっていない話ですので、ぜひ今後のことについては議会や住民の意見をよく聞いて、今後の方向を決めていくというふうにしていただきたいなというふうに思います。そのことを訴えまして、私の質問を終わります。

出典:標茶町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる