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標茶町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日

茅沼の存続を求める

2023年9月5日、標茶町議会の一般質問で、櫻井一隆議員が「茅沼の存続を求める」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、企画財政課長 長野大介が答弁しました。

質問者
櫻井一隆 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、企画財政課長 長野大介

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 櫻井一隆

議席番号2番、櫻井一隆、答弁を求める方は町長にお願いしたいと思います。件名でございます。茅沼駅の存続を求めるという内容にいたしました。内容でございます。JR北海道は、利用者が少ないことを理由に不採算駅を廃止してきました。このたびも、無人駅で1日当たりの利用者数3人以下を廃駅の対象基準としております。釧網線では美留和駅、緑駅も対象となっております。今後も地方の駅はどんどん切り捨てられ、草や木が生い茂り、駅の面影もなくなる、こういう状態になります。私は、この地方切り捨ての現実を見ると、非常に激しい怒りと失望感を感ずるものであります。標茶では、平成29年3年に五十石駅が廃止となってございます。さらに、今年6月17日の道新によると、茅沼も廃止で検討中と出ておりました。これに対して町長は、「聞いていない。寝耳に水だ」と驚愕しつつコメントを出しておられます。町民も心配しているので、質問をいたします。1つ、町は今日までJRとどのような折衝を重ねてきたのか。時系列的にご説明を願いたいと思うわけであります。2つ目、茅沼駅の存続を望むなら、町民の理解と協力を得ることが大切と思うのであります。どのようなことを考えているのかお示しすべきでないかと思うので、存続案、これを示していただきたい。3、駅の廃止は、今、建設中の温泉宿泊施設の営業と集客にも多大な影響を与えるし、経営収支も悪化させる要因になると思うが、町長のお考えをお聞かせ願いたい。お願いいたします。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

2番、櫻井議員の茅沼の存続を求めるとのお尋ねにお答えいたします。1点目の町は今日までJRとどのような折衝を重ねてきたのかのお尋ねですが、釧網本線につきましては、平成22年から沿線自治体や関係団体による釧網本線利活用協議会を組織し、利活用を促すことにより、線路の存続につながる活動を行っております。今年6月17日に新聞報道された廃止検討の部分につきましては、報道されるまで町への協議等は一切ございませんでした。その後、6月20日にJR北海道の方が来庁され、新聞報道の掲載記事についての説明があり、JR北海道の発信ではないことと、新聞報道発表によって既成事実化することはなく、現時点で茅沼駅を廃止することはないと確認したところであります。2点目の茅沼駅の存続を望むなら、町民の理解と協力を得ることが大切と思うが、どのようなことを考えているか示すべきと思う、存続案はのお尋ねですが、本町にとっても沿線自治体においても、生活や経済の維持に、また、観光路線としても必要不可欠な路線であります。現時点でJR北海道として茅沼駅の廃止についての事実はございませんが、地域の皆様にご理解とご協力を得ることは大切なことと認識しておりますし、茅沼駅の利用者が増えることが存続につながることと考えております。3点目の駅の廃止は、今、建設中の温泉宿泊施設の営業と集約にも大きな影響を与え、経営収支も悪化させる要因になると思うが、町長の考えを伺うとのお尋ねですが、これまでもJRを利用して茅沼の温泉宿泊施設にお越しいただいているお客様はいらっしゃいましたので、影響は少なからずあるものと認識しております。いずれにいたしましても、現時点での廃止はないものの、利用者が少ない駅であることは事実でありますので、温泉宿泊施設のお客様のご利用などを含めて利用者が増えることを期待するとともに、今後の情勢につきましても注視してまいりたいと存じますので、ご理解をお願いいたします。

質問 2番 櫻井一隆

今、町長は6月の20日にJR北海道がお見えになられて、このような報道が出たけれども、そういうことはないと。存続というか、廃止は考えていないという答弁があったと。このように理解してよろしいですか。それで、ちょっとお聞きしますが、今日の新聞、これにJR8区間、赤字178億円、昨年度観光回復、3億円減と、こういう見出しで出ております。この中で、富良野-新得については令和6年3月に廃止すると、こういうことになって、この釧網線については釧路-網走間、これは去年、昨年度の実績として16億600万円の赤字、そして今年度の目標として14億9,700万円の赤字と、こういうふうに多少は改善されるのであろうけれども、赤字が続くと。なかなかコロナ禍でそれが解除というか、少しよくなってきたといっても、ここで書いているのは、燃料費のコストの上昇、こういうものがなかなかこの収益に結びついていかないと。とても苦しい状況であるようなことをここで記載されております。これから、やっぱりこういう状態が続いていくと、いつの日かこの茅沼駅も、今言ったように廃止の憂き目に遭うのではないかと私は心配するのですよ。ですから、そのようなことになる前に早め早めにJRに働きかけ、そして町民のいろんな方々のお知恵を拝借しながら、運動を展開していく必要性というものを求めるわけですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

ただいま櫻井議員から今日の新聞のJR北海道の営業収支のお話が出ましたが、今、私、新聞記事が手元にないので、数字については触れませんけれども、やはりコロナ禍の中でここ3年間、本当にJR北海道は苦労されて営業しているという状況です。さらにコストがかかってくるのと、あわせてJRの線路の補修関係の工事費がさらに上乗せされて、営業収支がさらに追いつかないという状況の中で今に来ているという状況かなと思っています。根本的には、今、北海道というか、国の中でJR北海道の8区間について協議を速やかに、年内に一定程度の北海道が音頭を取りながら方向性が示される期間になっていますので、その中でどういう形で存続が模索されるのかという、ちょうどタイミング的には非常に重要な時期になってきているのかなと思っています。ただ、その中でやはり一定程度、利用区間の少ない駅とか、そういったもののコストがかかる部分の減少、整理をするという方向性については一定程度理解をしながら、その中で、例えば観光路線として、今、釧網線については特に観光に特化した路線としてというのがずっとJR北海道にも言っていただいていますし、コロナ禍の中でも、実は観光路線としてノロッコ号、それから冬のSL湿原号が運行されていたのは釧網線だけです。そういうことも含めて、実はそういった部門でさらに収支を改善する方法とかそういったこと、それから、今、ロイヤルエクスプレスも運行が3回終わりました。さらに、北海道がJALと提携した列車もこれから運行されますが、そういったこともどんどん活用しながら収支を改善していく、そういうのに町も全面的に協力しながら、その中に茅沼の維持も含めて、これからメインになる釧網線の中の標茶の駅というのは、恐らく塘路、茅沼、それから磯分内駅がそういった無人駅の中では対象になってくるのかなと思いますので、特にそういった部分で注視をしてきたい、そんなふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 2番 櫻井一隆

JR北海道はそれなりに尽力はされると思うのですよ。ですけれども、この廃駅基準、廃止する駅の基準が、茅沼駅を取るならば、その駅から1日平均3人以上乗らなければ駅廃止の対象にしていくと、こういうことでございます。ですから、もし仮に茅沼駅に観光の方が降りたとしますね。それはカウントにならない。あくまでも駅から買って乗車する、あるいは釧路から切符を買って茅沼駅ということで降りると、そういうものしかカウントの対象にならないというふうに聞いたのですが、町長、それはどうなのでしょうか。そういうことはあるのでしょうか。

答弁 企画財政課長 長野大介(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えしたいと思います。まず、利用人数のカウントの仕方のご質問だったと思うのですけれども、今回、新聞に載っている利用人数の部分なのですけれども、JR北海道のホームページに記載しているものでして、その部分で言うと、乗降調査を独自で行っているということで、無人駅は切符とかを買えないものですから、そういった部分ではなくて、そこで乗り降りされている方というところで、これ、平成30年から令和4年度までの平均というようなところでございますので、そういった部分で申しますと、やっぱり憩の家かや沼が平成31年3月に営業停止しているということで、5年間のうちの宿泊でというのは、1年だけなので、言わばこれ、茅沼の宿泊での利用客というのは20%ぐらいというようなことになっておりますので、そういった部分を考えますと、今後も宿泊施設が活用されるようになれば、乗降客というのはもっと増えるようなものになるのかなというふうには考えております。以上でございます。

質問 2番 櫻井一隆

もしの話で、いろんなところの例を取っていくと、JRが廃止したいというふうになれば、当然標茶町はノーというふうに答えると思うのですよ。そうしたら、存続させるためにどうするのだという協議になっていくかと思うのです。条件闘争ですよ。町としては、あくまでも温泉宿泊施設も1年後には営業開始しますから、ぜひとも茅沼駅を使いたいと、こういうふうになれば、JRとして、標茶さんよと、そうしたら、そんなに標茶で駅の存続を必要とするならば、この駅舎の管理をしてくれとか、そういうふうにお話が来る可能性というのはどうでしょうね。ないと言えますでしょうか。そこらについて町のお考えをお聞かせ願いたい。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

標茶については、まだ茅沼はJRから廃止をするというお話はございませんので、そういうことはありませんけれども、ただ、ほかの自治体の例で言うと、廃止の方向を受けて、その地域がどうしても存続したいという部分については、町なりその地域が何らかの形で、例えば維持費を補填するとか、そういった形でやっているところはあるというふうに伺っています。

質問 2番 櫻井一隆

これは想定問答になるので、ここらでこの話については終わりたいと思うのですが、いずれにしても、この道新の報道がどういう形であったにせよ、それを一般町民は事実として受けておりますので、ここらをもしお願いできるのだったら、道新に訂正記事なりなんなり出していただきたいなと。それが難しいのだったら、町が何らかの形で茅沼駅の存続は当面あるのだよ、そういうことを町誌なりなんなりで、広報で訴えてはいかがかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

お答えします。実は新聞報道あってですね、報道機関から取材を受けて、実際聞いてないので寝耳に水だということを言わせていただきましたが、本来であればその前にですね、JR北海道が、いや標茶さん実はこうやって新聞に書かれたのですけども実は違うんですよということをもっと早く対応していただければというのを実は私JRに対して申し入れております。そういうのを事前に私聞いていれば、そういうような発言をしなかったのですよねということで言っていますし、実は先月、7月30日にも支社長が見えていますので、そのときにも茅沼のことについても改めて確認していますので、ただ、それについて、これからさらに茅沼が、今、廃止の方向ではないということを改めて報道お願いするというのは、ちょっとどうかなと思ってますので、逆に議会広報の中で今回の櫻井議員の一般質問の内容が公表されますので、それを見て町民の皆様がやり取りについて、ご理解いただけるのかなと思いますので、その程度でご理解いただけないかなと思ってます。

質問 2番 櫻井一隆

JRの問題についてはどうなるか、今後に委ねられるところですので、今のところ茅沼駅は大丈夫だよと、こういうことが確認できましたので、分かりました。ありがとうございました。

出典:標茶町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる