みんなの議会

標茶町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日

Jアラート発信時のマニュアル対応の見直し

2023年6月6日、標茶町議会の一般質問で、深見迪議員が「Jアラート発信時のマニュアル対応の見直し」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、教委管理課長 常陸勝敏、住民課長 村山新一、やすらぎ園長 穂刈武人が答弁しました。

質問者
深見迪 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、教委管理課長 常陸勝敏、住民課長 村山新一、やすらぎ園長 穂刈武人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 深見迪

早速質問したいと思います。私は、全国瞬時警報システム、いわゆるJアラートについて質問するわけですが、Jアラートというのは、弾道ミサイル攻撃に関する情報のみでなくて、緊急地震速報とか津波警報、気象警報などの緊急情報、これを全国的に情報を知らせていくということで、最近では私たちもJアラートの警報といいますか、少し慣れてきたところもあるのですけれども、そのことについて、人の命に関わることですので、前回も質問したのですが、また質問をさせていただきます。今年の4月13日に北朝鮮がICBM級の弾道ミサイル1発を発射しました。政府は、午前7時55分頃にJアラートを発令しました。しかし、ミサイルが日本海の我が国排他的経済水域(EEZ)外に落下したものと推定、北海道上空を飛行しなかったと見られ、政府内でも混乱が見られました。この件に関して国会内の与野党から苦言が相次いだと報道されていますが、本町の体制は、このときどういうものであったのでしょうか。昨年12月4定で質問しましたけれども、この時間帯は児童生徒の登校時でありました。各学校にはJアラート発信時に対応するマニュアルがありますが、このマニュアルは実態とかけ離れていて実効的ではないと私は思っていますし、前回もそれを指摘いたしました。見直しをする必要があると考えるのですが、いかがでしょうか。昨年の質問に対して教育委員会は、学校現場の対応の仕方、保護者、家庭、子供たちの行動の取り方の徹底が不足していると答えました。その後、そのことについては改善されたでしょうか。マニュアルは、非常時、災害等の状況によってその在り方が当然変わるべきと考えますが、いかがでしょうか。教育委員会が必要と思われる非常時、災害等のマニュアルは幾つかあると思いますが、その内容について伺います。以上。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

1番、深見議員のJアラート発信時のマニュアル対応の見直しの1点目のお尋ねにお答えいたします。令和5年4月13日午前7時55分頃、北朝鮮によるICBM級弾道ミサイル発射に伴い、Jアラートが発信されました。本町においては、Jアラートは正常作動しており、野外放送、防災行政無線戸別受信機により放送がされております。体制についてのご質問ですが、午前8時0分、担当職員が登庁し、釧路総合振興局防災担当に一報し、現段階では追加情報なしを確認いたしております。8時5分、国民保護担当課職員での情報収集とする担当課室体制を取っております。教育委員会でも、担当職員が登庁し、8時5分に、町内小中学校へ生徒の安全確保について連絡をしております。また、路線バス、スクールバスについては、Jアラート確認後、直ちに停車していることを確認、担当課室より解除まで待機を指示、8時22分にミサイルの落下の可能性がなくなったことが確認との連絡を行い、通常運行を開始しております。ミサイルが北海道の上空を通過しなかったことに関する町民からの問合せ、苦情は確認されておりませんが、Jアラートを聞いた店舗職員が歩いていた児童を店舗内に避難させたという情報は入っております。その後、8時44分に防災行政無線戸別受信機での落下の恐れはなしとの放送を行い、8時54分に国民保護担当課職員での情報収集とする担当課室体制を解除し、釧路総合振興局防災担当に連絡を行ったところでありますので、ご理解をお願いいたします。

答弁 教育長 青木悟

引き続き、教育委員会に関するご質問にお答えいたします。2点目のマニュアルがあるが実態とかけ離れていて実効的ではない、見直しをする必要があると考えるがどうかとのお尋ねですが、各学校におけるマニュアルについては、2017年9月の北朝鮮のミサイル発射によるJアラート発令に伴い、6年前に発令時の行動の取り方として、対応方法をマニュアル化したものと認識しております。また、6年前及び昨年の発令時には、教育委員会から学校長、学校長から保護者宛てに「『Jアラート』が発令された際の対応について」ということで、登校前、登校後、登下校中、スクールバスの対応方法について周知を行い、行動の取り方などについてお知らせをしているところです。学校におけるマニュアルの見直しについては、当初作成されたマニュアルのままとなっているところもあり、Jアラートによる情報伝達のメッセージの追加や変更もされており、行動の取り方についての対応は変わりませんが、情報伝達、解除の判断などについて一部見直しが必要と考えております。3点目の昨年は行動の取り方の徹底が不足していたが、その後改善されているかのお尋ねですが、2点目で答弁したとおり、昨年の発令時に学校から各保護者宛てにJアラート発令時の対応、行動の取り方について再度周知し、改善を図ったところであり、4月13日の発令時においては、大きな混乱もなく、改善がされたものと認識しております。4点目のマニュアルは非常時、災害時の状況によってその在り方が当然変わるべきと考えるがどうか、教育委員会が必要と思われるマニュアルは幾つかあると思うが、その内容についてとのお尋ねですが、非常時、災害時の内容も異なり、同一のマニュアルでは対応が難しいため、変わるべきと考えます。また、教育委員会としては、現在、Jアラート発令時の対応マニュアルのほか、自然災害時の地震時や大雨や大雪時の対応の在り方、スクールバス運行マニュアルを持っており、地震時は、震度4以上の地震発生時は施設点検の報告義務づけや、避難訓練を基に児童生徒の安全確保の取り方など防災啓発をしており、大雨や大雪時には、警報発令時にはすぐに連絡を取れる体制確認や、臨時休校や繰上げ・繰下げ対応の方法、連絡体制などをマニュアル化、また、スクールバスの運行に当たって、運行中のトラブル発生時の対応や緊急時対応法についてマニュアル化しております。また、その他非常時、緊急時などのために、学校と教育委員会、関係するバス会社等との緊急連絡体制も構築し、年度当初に確認をしておりますので、ご理解賜りたいと存じます。

質問 1番 深見迪

スクールバスに対する指示、通達、伝達といいますか、これは以前のときより前進したのかなというふうに思います。これちょっと聞きたいのですが、後で答弁いただきますけれども、スクールバスに通知して運行を開始した時間というのは、登校時間より遅かったはずですね。だから、この子たちは定時より遅く登校したということになると思うのですが、私は1つ、このJアラート時の対応を見直すということなので、それはそれでいいのですが、時間帯なのですね。なぜか今回は北朝鮮が続いているのですが、北朝鮮はわざわざ出勤時や子供たちの登校時を狙ってやっているのかなというような気がしなくもないのですけれども、私、桜町に住んでいますが、桜、麻生、平和辺りから登校する子供たちというのは、商店街の前を通りますよね。その時間帯は、ほとんど商店街は閉まっているのですよ。こういうことについても、何か考えていたでしょうか。先ほど町長のご答弁の中で、来なさいと、屋内に避難させたという例があるというふうに聞きましたけれども、今言った地域の子供たちというのは、ほとんど閉まっているのです。そういうことでもありますので、その辺は何か考えていますでしょうか。

答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)

お答えいたします。まず、先にスクールバスの部分で確認のお話がありましたが、4月13日につきましてもJアラートの発令が7時55分ということで、スクールバスもほぼ、どちらかというと、もう学校に近づいている時間帯でありました。ですから、バス会社には、Jアラート発令された場合については、その場で停車をし、安全を確認するということを再度確認したこともありまして、バス会社においては、もうすぐ、学校に近かったという場合については、学校に急いでというか、到着したバスもありますけれども、まだ到着に時間がかかるバスについては、その場で停車をし、安全確認をしたという状況でありました。それから、登校時に商店街がまだ閉まっているというところで、そういう場合の対応としてどうできるかという部分でございますが、子供たち、児童生徒、学校を通じて、発令があった場合については、学校が近ければ学校に急いで入りなさい、逆に家のほうに戻るのが近ければ家に戻りなさい、もしくは、その中間地とか、逆に家とか学校にまだ距離があるという場合については近くの建物に避難をしてくださいという周知をしておりますが、近くの建物というところがどういうような建物があるのかというところは、確かに実際に避難できる建物があるかどうかというところは、その場面場面によってちょっと異なるのかなという部分もございます。近くの民家等で子ども110番等々のシールが貼ってある住宅だとか、そういうところへのお願いだとか、あとは、もしも近くに建物が、そういうものがない場合については、地面に伏せて頭を隠すというような対応で、これは国のほうからもそういう対応をしなさいという通達が来ておりますので、そういうような形での学校への周知をしているところであります。

質問 1番 深見迪

そういう指導が実際に実効的に行われているのかどうかということですよね。スクールバスなんかは対応しているのだと思うのだけれども、各学校で子供たちが、比較的小さな子供を含めて、そういう対応ができるのかと。例えば地震とか水害とか激しい雷が鳴るとか、そういうときは見えますから、体で感じますから、かばう対応はできると思うのですが、北朝鮮からミサイルがなんていうJアラートが発せられたときに、それぞれの子供たちがそれに対応できるような行動をするというのは、すごく難しいと思うのです。当然、周りの大人たちもそれにやっぱり対応するような動きをしなければならないのだと思うしね。子供たちは実際、全く北朝鮮のミサイルに関しては、我関せずという感じで歩いていますよ。これもやっぱりそういう地面に伏せるとか、大きな建物の陰に隠れるとかという指導をするのかどうか、ちょっと難しいのでないかと思うのです。そういう判断と併せて、そのとき学校の職員は外に出て子供たちの様子を見たのかどうかという、これは私見ていないから分かりませんけれども、この2つについてちょっとお願いします。

答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)

お答えいたします。実際、児童生徒がそういう行動をしっかり取れるかどうかというところは、全てがこちらも確認できているわけではございませんけれども、こういうミサイル発射が疑われるなり発射されたという通報があった場合について、どういう行動をすべきかというのが示されておりますので、そこについては、しっかりと当然ながら学校での安全教育として、今後についてももう少し子供たちに分かりやすい行動の取り方等については、しっかり指導をしていただくということが大事かなと思っております。それから、実際、学校職員がどうだったかというところについては、登校中の全てのところまでの確認は当然そこまでできていないと思いますが、学校近くの部分に、もう既に7時55分という部分で、大体の学校は8時が登校時間になっておりますので、ほぼ学校に近づいている登校時間であったというところもありますので、それぞれの学校において、職員が近くに来ている児童生徒については、急いで学校に入りなさいということで指導したということでこちらも聞いておりますので、それぞれ学校において確認をされたものと思っております。実際、町内で頑丈な建物、地下があればとか、そういうような国からの避難の方法等を呼びかけられておりますけれども、実際どれが頑丈な建物なのかとか、そういうところでは確かに我々としても疑問のところはありますが、まず避難の行動の取り方として、すぐ近くにもし万が一落ちた場合については、それはもう何もならないと思いますが、ある程度距離があった場合に、例えば建物の中で窓の近くにいなければ、そういう破片が飛んできたとしても身を守れるというところもありますので、そういうところをしっかりと学校の中で安全教育として、今後も続けていっていただけたらなと考えているところでもおります。

質問 1番 深見迪

これ、災害とかミサイルですから、対応は非常に難しいと思うのです。そういう登校中とかの時間帯での、結局、子供がいろいろ学校に言われても、その場面場面で自分で判断しなければならないですよね。1人で歩いている子もいるし、何人かで歩いている子もいますし、ちょっと無理があると思います。私は、これを徹底して全ての子供たちにそういう行動を取らせるということは、現実的に無理かなと。地震とか水害とか、そういう目に見えるような危険が迫っているようなときは、大人も外に出るわけですから、それはもう当然、近所の大人の人たちが子供たちをかばうということは想像できるのですけれども、ミサイルはどうすることもできない。一番悪いのは、それを撃った連中が一番悪いわけですけれどもね。そういう意味では、もうちょっとこうしなさいよ、ああしなさいよ、こういうときにはこうしなさいよと言っても、子供、特に小学校の場合は無理だと思うのですよ。そういうことも考慮して、ぜひ先生方、学校と話合いを持って、どうしたらいいのかと。結局、さっきどなたかの質問にもありましたけれども、そういうJアラートが発信されたときに、特にそういう目に見えないような、政府でさえ訳が分からなくなってしまうようなミサイルの発射ですからね。そういうときには当然、各町内会の大人たちに学校や教育委員会が助けを求めること以外にないと思うのですよ。Jアラートが発信されたときに、できるだけ町内の大人の人たちが外に出て、子供はどうなっているのかと。あるいは自分の家に引き込むとかいうような発信を教育委員会はしたほうがいいのではないかなと。そういう手助けなしには、ちょっと守るということは難しいのではないかということが1つと、市街地の学校と郡部の学校では対応の仕方がかなり違ってくると思うのです。そういう点も含めて、簡潔にお答えをいただきたいと思います。

答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)

お答えします。周りの大人等々の協力というのは、当然今後考えなければならないと。町内会なり地域の例えば交通指導に当たっていただいている方だとか、そういう方の指示というか、すぐ避難しなさいとか、そういうような部分でのお話でありますので、当然ながらそういうところは協力をいただいて、今度の行動の取り方、体制の在り方、マニュアル含めて、もう少し学校とも相談しながら、体制のほうは確立していきたいなと思っております。市街地、それから市街地以外の学校とで当然対応の仕方というのは変わるものだと思っております。市街地の部分については、ほぼ徒歩なり自転車での登下校になりますが、それ以外の学校については、ほぼほぼスクールバスでの登下校になっていますので、それらについては当然変わるべきだと考えております。

質問 1番 深見迪

2つ目の質問に入ります。今朝もちょっと新聞を見てきたのですが、毎日のようにマイナンバーカードについての事故といいますか、不祥事といいますかが続いて、今朝の新聞でも一面に河野さんが、国民の皆さんに不安を与え申し訳なく思うと。何回謝れば済むのだというような感じで記事が出ていました。今日は私は、話を広げるとどこまでも続きますので、できるだけ1点に絞って質問したいというふうに思います。それは、マイナンバーカードを取得していない町民に、正しく言えば取得していてもなかなかそれを活用できない町民に、従来どおり健康保険証を発行すべきではないのかという。これが廃止されるのが来年の10月ですね。いうことについて質問したいと思います。1点目は、マイナンバーカードの取得は個人の意思によるものであるということについては、そのとおりでしょうか。変わってはいないでしょうか。さらに、マイナンバーに関するトラブルが多発しているのですけれども、もう6月2日に参議院で可決して以降も、トラブルが発生している最中に可決しているのです、これね。可決した後でも、毎日のように問題が発生しているのですね。そういうことについての町長の所見を伺いたいなというふうに思います。国は、マイナンバーカードに健康保険証をひもつき(以下マイナ保険証)にし、2024年秋までに従来の健康保険証を廃止する計画でいます。マイナンバーカードやマイナ保険証を希望しない人は、自ら申請して「資格確認証」を所有して、健康保険証の代わりに使うとされています。これは、マイナンバーカードの取得は個人の意思によるという政府の方針と著しく矛盾していると私考えるのですが、いかがでしょうか。「資格確認証」の有効期限は1年と聞いています。その都度申請して取得するというのは、例えば国保税などを支払っている町民に対して、大きな差別ではないでしょうか。また、マイナポイントや、今月の広報しべちゃにも書いてありましたが、町が行っているマイナンバーカードの申請に対して1,000円の商品券を発行するというのも、あめとむちのあめのほうなのですが、極めて強引で、「個人の意思による」ということと、これは矛盾しているのではないかというふうに思います。実際に聞いて回ったら、隣近所で行ってみるかとかといって、ポイントを一緒になって取りに行ったという人もいました。現実に健康保険証の「資格確認証」を申請して取得することが困難な町民、寝たきりとか認知症とか、あるいは体が思うように動けないとか、こういう町民が多数いると考えるのですが、これは申請主義ではなくて、マイナ保険証未取得者や必要ないと思っている町民には従来どおり紙の保険証を発行すべきと考えるのですが、いかがでしょう。この4月から「マイナ保険証」を使わない人の医療費が、さらに引き上げられることになりました。4月からマイナ保険証を使ったほうが初診時40円、再診時20円得になるということですが、このような強引な進め方に問題を町長は感じていないでしょうか。また、マイナ保険証を取得している場合、高額療養費に該当する場合、自己負担限度額以上を支払う必要がないなど、このような差別でマイナンバーカードを進めようとする行為は、国民の健康を守るべき国がするべきではないと考えますが、町長の所見を伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

1番、深見議員のマイナンバーカードを取得していない町民に従来どおり健康保険証を発行すべきとのお尋ねについてお答えいたします。マイナンバーカードの取得は、議員ご指摘のとおり、本人の申請により交付されますので、個人の意思により皆さんに取得いただいております。マイナンバーカードに関するトラブルについて、コンビニ証明書交付サービスで別人の証明書が交付された事例や、マイナ保険証で別人の医療情報がひもづけられた事例、マイナンバーカードと公金受取口座をひもづける手続で他人の口座を誤登録してしまった事例、マイナポイントを別人に付与してしまった事例が発生しておりますが、本町において同様な事例はなかったことを確認し、原因とされている人的ミスが発生しないよう再度手続の方法を確認し、同様のトラブルが発生しないよう対策を講じているところではありますが、申し述べました事案が全国で発生していることは大変遺憾であります。国において、しっかりと原因究明や対策を講じるとともに、不安を払拭する取組を早急に講じていただきたいと考えているところです。2点目の自ら申請して「資格確認証」を所有して、健康保険証の代わりに使うとされている、これはマイナンバーカードの取得は個人の意思によるという政府の方針と著しく矛盾していると考えるがどうかとのお尋ねですが、マイナンバーカードを使って医療機関等を受診した場合は、これまではできなかった診療記録などをその場で引き出すことができるようになり、データに基づいた、よりよい医療の提供に資するものと理解しています。一方、資格確認証についても、カードを持たない人も安心して医療を受けられる手続として、国において検討されているものであると認識しているところであり、今後も正確な情報提供に努めたいと考えておりますので、ご理解を願います。3点目の「資格確認証」の有効期限は1年と聞いているが、その都度申請して取得するというのは、例えば国保税などを払っている町民に対して大きな差別ではないかとのお尋ねですが、資格確認証はマイナンバーカードを取得していない、または保険証のひもづけを行っていない方に対して、申請に基づいて発行する制度となっております。報道等でも大きく報じられているところですが、6月2日にマイナンバー関連法が可決されました。先ほど申しましたトラブルが発生していることもありますが、多くの方が情報漏れ、あるいは情報管理の面で不安になっているものと考えられます。その点においても、国がしっかりと説明を行うなど、マイナ保険証を安心して取得できる環境づくりに努めていただきたいと考えているところでありますので、ご理解願います。また、マイナポイントや町が行っているマイナンバーカードの申請に対し、1,000円の商品券を発行することについてのご質問ですが、国における質疑でも担当大臣が、「様々な形でデジタル社会を推進していくことが必要だということで、この基盤となるツールとしてのマイナンバーカードの普及は、国民、住民の皆さんに資するものであると同時に、また、様々な将来の発展にもつながるものだということで、普及促進は、先につながるものの一つのステップとして皆さんにお願いをしていますが、その理解を深めていただく意味でも、マイナポイントなども必要な経費としてお願いをさせていただいているところですので、ぜひご活用を含めてご理解をいただきたいと思っております」と答弁されていることからも、矛盾とは考えておりません。マイナンバーカードの交付率が、今後の普通交付税算出における基礎数値としての影響あるいは各補助金・交付金の算定の際に用いられるなど、本町における行政運営に影響が出ることが予想されており、そういったこととならないようマイナンバーカード交付率の引上げに努める取組が、今、町としてできることと考えております。そのためにも、マイナンバーカードの取得は個人の意思によるものとなっておりますが、ぜひとも町民皆さんに取得していただくようお願いをする次第であります。4点目のマイナ保険証未取得者や必要ないと思っている町民には、従来どおり保険証を発行すべきと考えるがどうかのお尋ねですが、先ほども申し上げましたが、6月2日にマイナンバー関連法が可決されました。国では、そのような方に対して資格確認証の申請を奨励するなど、保険診療を受けられる国民皆保険の趣旨から必要な対応を行うとしておりますが、詳細な取扱いについては今後示されるものと思いますので、それを踏まえ、町民に対し丁寧に説明してまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。5点目のこのような強引な進め方に問題は感じないか、また、国民の健康を守るべき国が進めるべきではないと考えるがどうかとのお尋ねですが、マイナンバーカードを国民健康保険証として利用することにより、患者にとって利用データの共有等により、診療の質が向上することをはじめ、医療機関、薬局、保険者を含め様々な立場から、よりよい医療につなげるといったメリットがあると理解しております。繰り返しとなりますが、マイナンバーカードの取得は任意であり、メリットや意義を町民の皆さんにご理解いただき、普及を図ることが重要と考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

質問 1番 深見迪

おおむね町長のご答弁は、今後これらのトラブルの問題や、例えば資格確認証の問題とか、国によってもう少し詳しく提示されるだろうということなので、それは期待していいのかどうか私は分かりませんけれども、しかし個人の意思だと言いながら100%を目指しているという、このことは、どこから見ても矛盾しているのではないかというふうに思うのですけれどもね。だって、マイナンバーカードを取得した人には、なかなか2万ポイントは段階があって難しいみたいなのですが、ポイントを付与したり、あるいは本町でも1,000円の商品券を出すとかというようなことが、税金ですよね、どんどん税金で行われていると。だから、個人の意思だと言いながらしゃにむに強行しようとしているということを矛盾していないと言っていますけれども、これ、矛盾ではないですか。どうですか。答えづらいと思うのですけれども。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

今、最初の答弁で申し上げたとおりの内容ですので、同じことを何回も繰り返すのはちょっとと思うのですが、基本的には、今、国が進めている方針に沿って我々は着実にその方向性に向かって進めているというところでございますので、議員言っていることが分からないわけではないですけれども、しかし一行政機関としては、やはり国の方針に沿って今の作業を進めなければならないという実態でございますので、ご理解をいただきたい。ただ、そこについては、あくまでも私どもも強制的にマイナンバーカードの取得を勧めているわけではないです。ただ、いろんな縛りがございますので、それは極力我々の行政運営の支障にならないように対策を講じながら全体的にレベルを上げていければいいのかな。それをやることによって、徐々に様々な連携、特に情報化の世界ですので、いろんなトラブル、必ず問題が発生して、それをクリアしながら平準化していくというのが今までの流れだと思いますので、そのまだ過渡期の中にあるのかな、そんなふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 1番 深見迪

本町でそういうトラブルは発生していないというので、非常に安心しているのですけれども、国は、トラブルが発生したところについてはその多くはヒューマンエラーだと、つまり自治体に責任があるのだということを言っているのですね。制度に責任があるのだというふうに言っていないですね。この点はどうですか。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

おかげさまで現時点で標茶町でのトラブルはないということで、先ほども答弁しましたが、特にそういったものがない。特に人的なミスでというのが結構多いというか、チェックの仕方とか、完全に前のデータを更新してから次に入らないとか、そういう基本的な部分でのエラーが結構あるのかなというふうに見えますので、基本的にはうちは今そういったことはないということで、引き続き緊張感を持って対応するように進めていますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 1番 深見迪

私、本町の係がといいますか、担当課が優秀だからこれだけ普及してもトラブルが起きていないのだなというふうに、いいように解釈していますけれども、ただ、先ほど町長おっしゃった、例えば埼玉県の保険医協会、「やりたくて導入したわけではないのに、トラブルが7割も起きている」と言っているのですよ、現場でね。「医療現場がシステムに振り回されている」と。「マイナンバーカードで受診するための「オンライン資格確認」システムを運用する開業医の70%でトラブルがあったことが、埼玉県保険医協会のアンケート調査でわかりました」と。「大阪府保険医協会のアンケートでも55%でトラブルがありました」と言っているのですよ。これは大きなところだからそうなのかもしれませんけれども、こういう危険が非常にあるというふうに私思うのですね。それで、今日のテーマは、マイナンバーカードについては、私、毎日のように資料を集めているのですけれども、もう束になって資料が出てくるのです。これ、とてもではないけれども、議論していく時間的余裕もありませんので、今日は健康保険証、これをテーマにしてだけの質問で収めたいなというふうに思いますけれども、これは担当課に直接聞きたいのですが、来年の秋から申請制度になると。そうすると、例えばマイナンバーカードを持っていない方が申請しに行く。元気な人ならいいですよ。あるいは家族が代わりにというのもいいですけれども、独り暮らしのご高齢の方とか、そうでない人もたくさんいるわけですよ。こういう人たちも、わざわざ1年に1回申請に来なければならないのか。これに対して、さっきも町長が、これからそういうことについてもいろいろ出てくるのではないかという話をされましたけれども、国保税を払っていて保険証をわざわざ申請しに行かなければならないという事態はおかしいと思うのです。こういう人たちに対する、国保税を払ってマイナ保険証を持っていない人たちに対する役場のそういうサービスというのは、考えられないですか。

答弁 住民課長 村山新一

すみません。お答えしたいと思います。資格確認証を申請しての取得についてのご質問かと思いますが、国からの通知、報道等を見ますと、基本的には申請していただいて発行すると。そして、困難な方も想定されるといったところでは、例えば高齢者施設に入っている方がもしいるとすれば、施設の方に代理でやっていただく。もしくはそういった環境にない方には、最終的には職権でできるというようなことも、新聞報道等を見ますとなっております。ただ……。(「ちょっともごもごして」の声あり)

答弁 住民課長 村山新一

すみません。(「すみません、もう一回」の声あり)

答弁 住民課長 村山新一

基本的には本人の申請に基づいて確認証を発行するというのが原則と今聞いております。高齢者の方で自分で申請ができない方については、例えば施設に入所している方であれば、施設の方が代理で申請をするという方法もあろうかと思います。もしくはそういった環境にもない方につきましては、担当の窓口のほうで職権において発行するというようなことも想定、検討はされているようですけれども、いずれにしても、まだそこら辺の詳細を、きちんと通知が来ている状況にはございませんので、これは来年の秋までの間にきちっとした方向性が示されていると思いますので、それに基づいて国保担当としては処理するしかないのかなと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 1番 深見迪

今のところはそういう答弁しか、方策というか、見通しというかしかできないのでないかなと思うのですが、もう一点だけちょっと聞いておきたいのですが、標茶には特養があります。今ちょっと、さっき見たら5月末で人数が64人ですか、行政報告を見たらそういうふうになっているのですが、これはやすらぎ園長に聞いたほうがいいのかなと思うのですが、大抵はそういう介護施設に入居している人たちが医者から薬を処方されたときに、介護員が、施設の職員が一括して処方箋を薬局に持っていって、そして受け取ってくるスタイルが大体一般的かなというふうに思うのです。寝たきりの方もいらっしゃいますしね。そうすると、これがマイナ保険証になってしまうと、この職員の人たちがというか、特養が全員のマイナ保険証暗証番号を持って、これ、当然ながら必要になりますよね。入居者のカードを管理するだけでも大変なのに、それに加えて暗証番号も大量に持ち歩くことになると。紛失してしまったときのことを考えたら、それだけでも職員が不安になるというふうに言っているところもあるのです。この辺の心配はどうですか。

答弁 やすらぎ園長 穂刈武人

お答えいたします。ちょっとその辺まで、正直、想定は現段階ではしておりませんでした。ただ、議員ご指摘いただいたように、職員のほうで現在、利用者の薬処方の関係は、手続関係をやっておりますので、そういうことになった場合については慎重に事務を進めていく、そういった形で考えていくしかないかな、そんなふうに思っています。

質問 1番 深見迪

だから、そういうことになったときに職員の負担が大きく増えるのではないですかと聞いているのですよ。暗証番号まで持っていなければならないですからね。その辺の危険性とか、あるいは負担が重くのしかかるのではないですかと聞いているのです。

答弁 やすらぎ園長 穂刈武人

お答えします。ご指摘のとおり、負担はそれなりに相応の部分は出てくるかなというふうには認識はしております。ただ、そういったことになれば、そこのところは責任を持って事務を進めていく、そういった形にしかならないのかなと現時点では考えております。

質問 1番 深見迪

その負担というのは、やっぱり量的なものもありますけれども、かなり質的に今までと違った負担になってくるということで、今日はこのぐらいでやめておきますけれども、まだまだたくさんマイナ保険証だけでなくてその他の問題もありますから、さっき一番最初に町長がご答弁なさったように、様々なこういう問題が起きているということですけれども、やっぱり介護に携わっている人たちの負担と責任は、今まで考えている以上に重くなってくると思うのですよ。そういう体制は、まだなかなか取れていないのではないかなというふうに思うので、その点も今後はちょっと研究して、まだ来年の秋まで期間がありますので、また違った角度から質問もしたいと思いますので、その問題についてはこの辺で終えて、3つ目の問題に入りたいと思います。3つ目の問題は、特別養護老人ホーム「やすらぎ園」、この問題です。今、待機者は何人ぐらいいるのでしょうか。一番最新の行政報告の資料を見ましたら、入居者64人と書いてありました。やすらぎ園の定員は100人ですけれども、現在その定員を満たすことができない状況になっています。介護員や調理員等の不足は、どの程度解消すれば100人を受け入れることができるのでしょうか。従来のような募集では、この先も厳しい状況が続くものと考えます。特別給料表などを設定するなど、思い切った処遇改善を図るなど考えてはいかがでしょうか。後期高齢者医療保険の2割負担や、今後の介護保険制度の後退など、高齢者福祉は目に見えて後退しています。あってはならないことだと考えますが、これらの現状について町長の所見を伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

1番、深見議員の特別養護老人ホーム「やすらぎ園」100人の定員を守る抜本的方策をとのお尋ねにお答えいたします。1点目の待機者は現在何人かとのお尋ねですが、待機者につきましては、6月1日現在で58名ですが、そのうち即入園を希望されている待機者は25名で、残りの33名は即入園を希望しているわけではありません。また、入園の順番が来ても、もう少し在宅で生活をしたりなどの理由で入園を辞退される方もおります。なお、ご家族の方が病気等で在宅での介護が困難になるなど、緊急の場合は優先的に入園していただく対応を取っております。2点目の介護員や調理員等の不足はどの程度解消すれば100人を受け入れることができるのかのお尋ねですが、介護員の定数につきましては、国の配置基準で定員100人の場合は、介護員の総数は3対1以上のため、34名以上が必要となります。本町におきましては、これまでの国の基準となる34名以上に対し、利用者の安全確保や介護員の研修受講及び有給休暇の取得促進、介護員の心身の健康を保持し、介護事故の未然防止を図る観点から、介護員の定数は42名を基本として、安全・安心で安定的な施設運営を行ってまいりました。しかし、介護員の現状は、正規職員が20名、フルタイムの会計年度任用職員が9名、パートの会計年度任用職員が3名、合計で32名であり、定員100人を維持していくためには、現時点では少なくともフルタイム介護員は10名程度不足している状況です。また、調理員の状況につきましては、フルタイムの会計年度任用職員が9名、パートの会計年度任用職員が3名、合計9名ですが、定員100人を維持していた当時は、フルタイムの調理員10名体制で調理業務を行っていました。したがいまして、介護員同様、調理員の心身の健康を維持し、調理事故の未然防止を図りながら、定員100人を維持していくためには、現時点では少なくともフルタイム調理員は3名程度不足している状況となっております。3点目の処遇改善についてですが、現在の本町介護職員が適用される給料表は、一般職の職員の給与に関する条例に定める行政職給料表により決定されており、この給料表は医療職を除く全ての職に対して適用されているものです。この給料表における俸給月額ですが、これは国の行政職俸給表と同一の月額によって設定されているものとなっております。ご質問の特別給料表を設定してはどうかとのお尋ねでありますが、新たな給料表の設定には他の職種との均衡もあることから、これまで慎重な取扱いとしていましたが、ご指摘の人材不足の解消策の一つとして考えられますので、他の自治体の状況、給料表策定の影響などを調査するなど、検討したいと考えているところでありますので、ご理解を願います。また、処遇改善といった点では、各種手当による措置が考えられるところでありますが、基本的な手当については、地方公務員法及び地方公務員法に限定列挙されているものであり、また、特殊勤務手当についても人事院規則に定められているものが対象とされることとなっておりますが、手当につきましては、給料表と同様に調査、検討を行ってまいりたいと考えております。4点目の後期高齢者医療保険の2割負担や今後の介護保険制度の後退など、高齢者福祉は目に見えて後退している。あってはならないことだと考えるが、これらの現状について町長の所見を聞くとのお尋ねですが、後期高齢者医療保険の2割負担につきましては、現役世代の負担を抑え、国民皆保険を未来につないでいくためのものと理解をしているところでございます。それは、令和4年度以降、団塊の世代が75歳以上となり始め、後期高齢者の医療費のうち、窓口負担を除いて約4割は現役世代の負担となっており、今後も拡大していく見通しとなっているためです。介護保険制度につきましても、後期高齢者医療保険と同様に保険給付費の増大が見込まれており、維持可能な社会保障制度の構築に向け、社会保障審議会介護保険部会の中で様々な議論が行われているものと考えているところでございます。制度の見直しにつきましても、今後の医療・介護ニーズや人口の動態等の変化を踏まえながら、質の高い医療、介護を効率的に進めていくために行われるものと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。すみません。数字の間違いだけ訂正させていただきます。先ほど調理員の現状について、フルタイム会計任用職員9名と言いましたが6名で、パートの会計年度任用職員3名と合わせて合計9名で、合計の人数は変わりません。失礼しました。

質問 1番 深見迪

特別給料表については、考えなくもないというか、考えられることでもあるようなご答弁でした。その点ではぜひ考えていただきたいなというふうに思うのですが、ここの問題で言うと、厚労省は令和3年で言えば介護職の平均月収は31.7万円と言っているのです。これは本町と比較してどうでしょうか。

質問 1番 深見迪

数字を出すのが時間的に厳しければ、大ざっぱでいいです。これよりも低いとか、著しく低いとかね。

答弁 やすらぎ園長 穂刈武人

お答えします。介護職の正規職員の平均給与でありますけれども、今年度の予算書の給料費明細書、そこにも記載されている数字ですが、給料月額平均で31万9,396円となっております。

質問 1番 深見迪

特養の場合は、介護福祉士から変わったのですけれども、実務者研修、これは昔のヘルパー1級ですよね。それから初任者研修、昔のヘルパー2級ですよね。それから、資格を全く有していない職員というふうに分かれますよね。特養の場合は、ほとんど介護福祉士ですか。

答弁 やすらぎ園長 穂刈武人

正規職員につきましては、全員介護福祉士の資格はございます。あと、会計年度任用職員につきましては、資格を持っている方もいますし、持っていない方も何人かいます。

質問 1番 深見迪

私、厚労省の数字を出したのは、そういう初任者研修、実務者研修あるいは資格を有していない人という人たちの、これも厚労省のデータでは結構高い金額にはなっているのですけれども、かなり、5万円ぐらいの差があるというふうに厚労省では言っているのですね。ということは、それと遜色ない給料は用意しているということで押さえていいですか。私が聞いているのは、特別養護老人ホームの職員がなかなか充足されないというのは、給料だけではないというふうに押さえていいですか。

答弁 やすらぎ園長 穂刈武人

お答えいたします。待遇面の関係は当然あるかもしれませんけれども、まずは絶対数が少ない。管内にも本当、釧路市の養成の専門学校も以前は2校あったのですが、今もう1校に減ってしまっている、そこの学生の人数も1学年に十数人しかいない、そういった状況になっているというふうに聞いております。そういった状況の中で、うちみたいな介護施設は釧路・根室管内に相当数ありますので、そちらのほうに流れていく。流れていくというか、専門学校で勉強していて実習とかありますよね。その実習先にそのまま就職してしまうというようなことも聞いていますので、なかなかこちらのほうまで、標茶のほうまで流れてこないというのが現状としてあるのかなというふうに認識はしてございます。(「終わります」の声あり)

出典:標茶町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる