みんなの議会

標茶町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月3日

広域連携ブランド化推進事業の今後の施策は

2023年3月3日、標茶町議会の一般質問で、松下哲也議員が「広域連携ブランド化推進事業の今後の施策は」について質問し、町長 佐藤𠮷彦が答弁しました。

質問者
松下哲也 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 松下哲也

2番目の質問に移っていきます。広域連携ブランド化推進事業の今後の施策はということについてであります。令和3年度より開始された本事業であります。4年度は昆布のほかにホンダワラも使用しての取組であったと承知しております。2月3日の道新に出ておりました。「コンブを飼料に混ぜ肥育」と酪農学園大学の研究報告ということで載っておりました。酪農学園大学の研究グループは、昆布、未利用海藻を与えた牛について、肥育牛に多い肝臓病、いわゆる肝膿瘍を発症する確率が低下したことを報告いたしました。調査に協力した本町の獣医師は、「海藻の成分が病気を防いだ可能性が高い」とコメントしております。非常に良好な結果が出ている中で、今後この広域ブランド化推進事業について、どのように取り組んでいくのかについて何点かお伺いしていきたいと思います。いわゆる海藻、昆布、ホンダワラ、この原材料の安定供給ということが釧路町のほうからきちっと安定供給が図られるのか。また、それに伴って乾燥を磯分内の堆肥センターで昨年は行っていたという中で、この乾燥工程作業をこれからどのようにやっていくのか。2番目に、この事業は本町と釧路町がブランド牛開発ということを目的として立ち上げたものでありますけれども、いわゆるふるさと納税返礼品として取り扱う事業者の募集と支援をすべきではないかということで、ちょっとここはあれだったのですけれども、結局、これからもずっと自治体がこのブランド牛開発に対して取り組んでいくことは、私は無理だろうと思います。どこかの時点できちっとした事業者を入れて、それとタイアップしてやっていくことが必要ではないのかなという意味でございます。先ほど町長の執行方針の中にもありましたけれども、新たな特産品の開発、これは当然、広域連携事業の中でも述べられておりました。もう一点、新たな特産品の商品化に向けてということでは、商工業関係のほうで述べられております。そういうことではこの商品を扱う事業者という観点で、それに対しての支援ということも述べられておりますので、そこら辺の関連から、私はちょっと質問させていただきました。3番目に、正直申し上げまして、近隣町村で新たなブランド牛の報道がされております。町村は言えませんけれども、ウイスキーかすを利用したブランド牛が報道でされましたけれども、本町でもさらに早く、あちこちでブランド牛というのは開発されておりますので、さらにスピード感を持ってこのブランド牛、いわゆる海藻牛なのか昆布牛なのかというようなブランド名で商品化することが必要ではないかと思いますので、もっとスピード感を持って取り組んでいただきたいということでの質問といたします。よろしくお願いします。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

4番、松下議員の広域連携ブランド化推進事業の今後の施策はとのお尋ねにお答えします。議員もご承知のように、本事業は、釧路町と標茶町両町の特産品を活用した商品開発や地球温暖化対策などの研究を行うことを目的に協定を締結し、雄ホルスタイン牛に海藻を給与し、その牛肉のブランド化やメタンの抑制効果を検証するなどの取組を令和3年度から両町で連携して取り組んでおります。1点目の原材料の安定化を図れる乾燥作業工程をどうするかのお尋ねについてですが、本年度は釧路町の老者舞漁港に繁茂する未利用海藻のホンダワラ3トンを水揚げし、乾燥工程を経て約300キロの乾燥ホンダワラ飼料を作ることができました。ホンダワラは5月の昆布漁が始まる前に漁港内で駆除されますが、漁港の動線に影響がある部分のみを駆除していることから、まだまだ多くのホンダワラを水揚げすることは可能であり、令和5年度にその資源量の把握を行う予定としております。また、ホンダワラの乾燥作業ですが、ホンダワラは細く長い海藻になるので、絡まった状態で水揚げされたままだと乾燥しにくいことから、ある程度ほぐして風通しのよい場所で乾燥させるなど、かなり手間と時間がかかることが分かりましたので、次年度は将来的な事業化を見据え、ホンダワラの収穫から飼料化までのプロセスの見直しと並行して、作業委託による安定的な未利用海藻飼料供給体制の構築についても調査研究を行いたいと考えております。2点目のふるさと納税返礼品として取り扱う事業者の募集と支援をすべきではないかとのお尋ねについてですが、本事業で肥育した牛については、と畜後に釧路町と焼き肉店及びJAしべちゃに合計3頭を、いわゆる1頭買いをしていただいてはおりますが、保存などの課題もあり、肥育した牛の全ての肉を活用することができておりません。昨年、ホンダワラを給餌し肥育した牛については、と畜後に町内精肉店で一般販売を行う予定としておりましたほか、JAしべちゃで製造している牛肉の水煮缶には本事業をきっかけに釧路町昆布森産昆布を使用することになったことで、釧路町のふるさと納税返礼品としての登録も調整中であるなど、徐々にではありますが、連携の取組の成果が出てきておりますので、引き続きブランド化、ふるさと納税の返礼品として活用できるよう研究を進めてまいりますとともに、未利用海藻飼料の安定供給やと畜後の肉の活用など、課題を整理した上で、今後ふるさと納税返礼品として取り扱う事業者の募集と支援についても検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。3点目のブランド化に向け、本町もさらにスピード感を持って取り組むべきではないかとのお尋ねについてですが、2点目のお尋ねに対するお答えと重複する部分もございますが、牛肉はサーロインやロースなどの人気部位は売れても、すね肉や肩肉など低需要部位をいかに活用するかが重要であると食肉加工処理業者から伺っております。通常、食肉加工処理業者が1頭買いする場合には、こうした低需要部位をミンチやカレー具材として加工販売する、あるいは季節により需要の高まる部位については長期冷凍に回すなどの工夫をしているとのことであり、牛を1頭買いして販売することの難しさについて、本事業を展開していく中で解決しなければならない大きな課題であると考えております。いずれにしましても、海藻を食べた牛が健康に育つことはこの2年間で明らかとなりましたので、このエビデンスを基にブランド牛として確立させていくことを目指して、最終的には民間主導の取組として、新たなブランド牛を安定的に生産できる体制づくりとふるさと納税返礼品としての活用に向けた商品開発などについて研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

質問 4番 松下哲也

ただいま、前向きに取り組んで、少しでも早くブランド牛開発に向けて、様々な方面で事業者等も募集しながら取り組んでいくということで、そういう答弁をいただきましたので、ぜひともこれはスピード感を持って取り組んでやって今後いただきたいなということを申し上げたいなと思います。再質問はございません。

出典:標茶町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月3日 議事録 PDF(68ページ) 間違いを知らせる