みんなの議会

標茶町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月6日

救急救命率の向上と対象者への配慮を

2022年12月6日、標茶町議会の一般質問で、鴻池智子議員が「救急救命率の向上と対象者への配慮を」について質問し、町長 佐藤𠮷𠮷彦、総務課長 齊藤正行が答弁しました。

質問者
鴻池智子 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷𠮷彦、総務課長 齊藤正行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 鴻池智子

では、通告に従い質問させていただきます。まず1つ目は、救急救命率の向上と対象者への配慮ということで、現在、町の公共施設にあるAEDは屋内にあると思います。それは閉館時には使用できないということだと思います。救急救命率の向上を図るためにも屋外への設置も必要と考えます。また、AEDを用いる場合、対象者が女性であるということで使用をためらうケースもあるとのことです。疾病者の胸部を覆うために、三角巾を収納ボックス内へ配備することも考えるべきではないか。また、プライバシーに配慮しつつ迅速な救命活動につなげるためにも必要と思います。関連して、衛生用品も一緒に配備との声もあるが、町としての考えを伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷𠮷彦

11番、鴻池議員の救急救命率の向上と対象者への配慮をのご質問にお答えいたします。本町公共施設におけるAEDの設置状況ですが、学校、保育園、体育施設、公民館等の施設に44台のAEDを全て屋内に設置しております。平成30年12月に一般財団法人日本救急医療財団から出された「AEDの適正配置に関するガイドライン」内に、AEDの効果的・効率的設置に当たって考慮すべきこととして4つの項目が挙げられております。1つ目は、心停止の発生頻度が高い場所に設置すべきということで、人が多い場所に設置すべきとされています。2つ目は、心停止のリスクがあるイベントが行われる場所に設置すべきであるということで、例えば、心臓震盪のリスクがある球場、マラソンなどリスクが高いスポーツが行われる競技場などに設置すべきであるとされています。3つ目は、救助の手がある、あるいは心停止を目撃される可能性が高い場所、人が多い、または視界がよい場所に設置すべきであるとされています。4つ目は、救急隊到着までに時間を要する場所、遠隔地や山間等に設置すべきとされています。本町のAEDを設置している公共施設等は、この要件は十分満たしていると認識をしております。ご質問の1点目の野外へのAED設置についてですが、設置については温度、湿度、直射日光、防じんの機能を備えた収納が必要とされ、特に屋外では気温が低下するとバッテリーの放電が起きてしまうことから、道内で屋外に設置されている事例は限りなく少ないとされています。前述のガイドラインでは、可能な限り24時間誰でも使用することができることが望ましいとされていますが、現在、公共施設に設置しているAEDを屋外に設置することは課題がありますが、屋外へ設置した場合に、どの程度の費用が必要か、あるいは24時間稼働している場所での設置の可能性について研究をさせていただきたいと考えております。2点目のプライバシーにも配慮した救命活動についてですが、救命時においては、一刻も早い救急要請や心臓蘇生法の実施が最優先であることはご理解いただけるものと思いますが、その中でもプライバシーにできるだけ配慮をすることが望ましいものと考えます。三角巾などをAEDボックスに収納すべきとの議員からのご提案ですが、現在の収納ボックス内に配置できるか、どのようなものを配置することができるかについて標茶消防署などにも照会しながら検討をさせていただきたいと考えております。3点目のご質問の生理用品も一緒に配備とのご質問ですが、現在配備しているAED専用のキャリングケースは、AED装着時に必要とされるタオル、はさみ、感染防止用ゴム手袋、人工呼吸用シート、T字カミソリが収納されております。このほかに生理用品の収納は難しく、収納ケースの外部に備えることは今後検討いたしますが、資器材一式がリース契約であり、AEDを使用することを目的に設置していますので、なるべくシンプルに保管したいと考えているところであります。さきのガイドラインには、AEDの設置や内容を充実するだけでは必ずしも救命率の改善は望めなく、いざというときにAEDが機能するよう効率性を考え、戦略的配置と管理と教育、訓練を日ごろから準備し、さらに充実させていくことが必要と記述されております。本町としては、救命率の向上について標茶消防署の協力もいただきながら、心肺蘇生法を実施する人材育成のための救命講習会による普及活動を優先し、同時にAEDの有効な設置について検討を進めていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

質問 11番 鴻池智子

今の私の質問の町長の答弁の中で、私、関連して衛生用品というふうに書いたのですけれども、町長、ここを生理用品というふうに言ったのではないかと思いまして、ちょっとここのところ、訂正とまでは言いませんけれども、私は衛生用品というふうに質問したところであります。AEDの屋外への設置については、北海道は寒いということでバッテリー等の容量が減るとかということで、ちょっと難しいということでもありますが、もしそういう適切な場所があったのであれば、ここは屋外にも置く必要も出てくるときもあるのではないかというふうに考えております。また、三角巾につきましても、AEDのパットを装着した上から三角巾で覆うと。そして、人工呼吸等、これをするのですけれども、やっぱり年齢に問わず、女性であるということで、胸部に手術痕があるとかそういうものもあり、そういうものが救急時のときに、周りに人がいる、本人は意識がなくても、周りでそういうところを見られるのがやっぱり恥ずかしいというか、そういうところのプライバシーに関しても、ここはしっかりと取り組んでいただきたいというふうに、三角巾を入れる、収納ボックスの中にというか、設置する箱の横にでもそういうものが備えつけられるような空間があるのであれば、そういうところにも、ぜひともここは設置していただきたいなというふうに考えておりますけれども、いかがでしょうか。

答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)

お答えしたいと思います。まず、衛生用品のご質問の答弁ですけれども、衛生用品ということで訂正をさせていただきたいと思っています。それから、屋外の設置状況の可能性についてですが、町長答弁にもありました現在のAEDは屋内用でして、AEDの設置基準で使用可能な温度が0度から50度の範囲内ということがAEDの設置の基準ということで、0度以下になると放電ということがあって環境的にもよくないということで、いざというときに使えなかったらだめですので、やはりその基準内に置くことが望ましいというふうなことは言われているところでございまして、44台を町で設置している中で、現在のものを外に置くというのはなかなかハードルが高いかなというふうに思っています。屋外に設置している例は、私が知る限りは道内1例でございまして、それは専用のボックスに入れて通電、電気を入れて保温をかけて、夏には温度管理をしっかりしていてというところで、かなり投資をしながら設置しているという、これは札幌市にある大きなドーム型球場内というふうに記憶してございますけれども、それ以外の事例というのは私どもでも承知をしてございません。今、そういったことができるのか、あるいは私どもが考えているのが、今現在のAEDは、令和3年度に導入した5年間のリース契約を締結して導入しているものでございます。この次の改定時に、例えば24時間営業されておりますコンビニエンスストアに町のAEDを置かせていただけないかとか、そういったことは検討できるかなというふうに考えてございます。それから、町長から答弁ありました町内のAED44台のほかに、民間さん、町以外が設置している台数が、消防さんで調べていただきましたところ、14台ございます。ただ、これも閉館時というか、ずっと開いているというところは私の知る限りでは見たところはありませんので、そういった中で、ホームページ等々では、今、AEDのマップということで調べれば、AEDがどこにあるかというのは、地図上でポイントで落としてわかるようになっていますから、そういった普及活動と一緒にAEDの設置については検討していきたいというふうに考えてございます。それから、三角巾の話でございますけれども、これは以前に京都大学のほうで調査をしまして、やはり高校生以上になると異性への装着に一定程度ためらいが生じるという、これは調査研究がされておりまして、全く議員ご指摘のとおりだというふうに考えております。救急救命が1分遅れると救命率は10%減少するというデータがありますから、まずは心肺蘇生、救急要請が一番というのは、これはおわかりいただけると思います。ただ、その中で議員ご指摘いただきましたそういった部分に配慮したほうがいいという、例えばほかにも妊娠中の方、そういった方についてはやはり配慮することが望ましいとされております。ただ、これも余裕があればという枕言葉がつく部分でございます。まずは命が大事ですよというのは、これはご理解いただけると思います。その中で、議員ご指摘いただきました三角巾について、これはちょっと時期については、まだ現在のリース契約しているボックスに入るのかどうか、内側に入るのか、やはり内側に入らないと、いざというときに一緒に持ち出すことが難しいのかなということもありますので、消防署さんに照会、また、知見をお聞きしながら、検討させていただきたいというふうに考えております。具体的な時期についてただいま申し上げることできませんけれども、大変貴重なご提案をいただいたというふうに考えておりますので、どういったことが可能なのか研究させていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 11番 鴻池智子

ありがとうございます。三角巾につきましては、ここを覆うというだけではなく、もし対象者がけがをしていた場合は、そこは止血のときに使えるとか、腕を折ったとかというときには、こういうふうにつるすとかという用途にも使えることにもなりますので、できれば三角巾の収納というものは前向きに考えていただきたいなというふうに思います。衛生用品につきましては、先ほどの使い捨て手袋というのも入っておるというふうに聞きましたけれども、もし可能であれば除菌シート等もあればうれしいかなというふうに思うのです。それは消防隊員が皆さん来る時点で、もうちゃんと装備してゴム手もはいてきますけれども、私たち一般町民がそういう場所に立ち会った場合は、私たちは素手でその人に対応しなければいけないということもあり、常日ごろ私たちがゴム手を持参して歩くかというのも、またそれもあまりちょっと考えられないことですので、できれば除菌シートまたは使い捨て、感染防止という意味からも、ここのところもちょっと検討していただければなというふうに思います。あともう一つ、救命講習につきましても、今現在、本当に消防で夜、講習を毎週のように行っております。先ほど町長もおっしゃいましたけれども、かなりたくさんの人が多分、講習を受けているのではないかというふうには思いますけれども、特にスポーツ関係のサークルをやっている代表者とかという人にもお声かけをしていただいたりして、救命率を上げるための周知等というのも、もししていただければいいかなというふうに考えているのですけれども、ちょっとそこのところもお聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)

前段の除菌シートのお話ですけれども、町長答弁でもありましたけれども、町で設置している44台のAEDの中には、感染防止用のゴム手袋は収納しております。一応これは衛生用品ということで、使う人がゴム手袋を装着してということで収納していますので、お答え申し上げたいと思います。除菌シートにつきましては、感染対策ということで、これにつきましても、今の中に入れるかどうか、ちょっと研究をさせていただきたいというふうに思っております。それから、救急救命講習の関係でございますけれども、これまでも消防さんで積極的にやっていただいているというふうに思っています。民間の事業者さん、一般の事業者さん、それから例えばプールの管理者の方ですとか、PTAの方ですとか、そういった研修の場で、統計は出していないのですけれども、かなりな件数でやられています。これはいわゆる法人格の農家さんでも、その従業員の方皆さんでということもやっていますし、高校生ですとか教職員の先生方、そういった方もかなりな数で、合計数字は出していないのですけれども、毎年行っています。ちょっとコロナの関係もありまして、ここ数年は数字が低い状況ですけれども、本町の職員も含めて、かなりの人数、機会でもって救急救命講習が開かれている状況ですので、今後、消防さんと連携させていただきながら、コロナの状況もありますけれども、多くの方にこの救急救命講習、AEDの使用も含めて、ほかの救急救命の講習会ではメニューたくさんあるというふうに伺っていますので、多くの方にこういった機会を設けていただいて、AEDの使い方ですとか、ほかの救急救命の方法ですとか、そういったことを周知、訓練していただければというふうに考えていますので、消防さんと協力しながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。

質問 11番 鴻池智子

では、本当に前向きに取り組んでいただけるということでちょっと安心しましたので、

出典:標茶町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月6日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる