みんなの議会

標茶町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月4日

財政状況と自主財源確保の取り組みは

2022年3月4日、標茶町議会の一般質問で、松下哲也議員が「財政状況と自主財源確保の取り組みは」について質問し、町長 佐藤彦、企画財政課長 武山正浩が答弁しました。

質問者
松下哲也 議員
答弁者
町長 佐藤彦、企画財政課長 武山正浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 松下哲也

それでは、通告に従って質問をさせていただきます。財政状況と自主財源確保の取り組みはということについて質問させていただきます。町長に就任して3年5か月が経過し、残り任期もあと数か月となってきております。今まで取り組んできた多くの事業の中で、特に町の公共施設に対する事業が集中して、これは言葉としては集中してとはなっておりますけれども、いろんな形で重なってしまったというところもあると思いますけれども、そういうことで集中して行っております。標茶中学校の校舎、体育館の改築では旧校舎の解体等も含めて大体27億円、学校給食共同調理場の改築で14億円、憩の家かや沼の再開に向けての改修工事に約12億円。また、光回線の導入に約18億円という、非常に多額の事業が行われております。それぞれの事業を行うに当たっては、財源対策ということで職員の方も大変苦労する中で、有利な起債ができるようなことで努力されてきてはおりますけれども、そういうことで大変そのことに対しては理解はしております。一方、町の財政を心配する声というものも一部には聞かれてきていることもあります。その中で、現在の本町の財政は、基金、備荒資金も含め、どのような状況と認識されているのか町長の所見をお伺いいたします。今後は、人口が標茶町のピーク時から比べますと、約半減してきている中で、自主財源の確保ということと、今後のソフト事業の検証ということが必要であるというふうに考えておりますけれども、今後の財政運営とこの自主財源確保のために、ふるさと納税の取り組みにより力を入れるべきと考えます。このふるさと納税の今年度3月末の予想状況と今後の取り組みについての方針を伺います。

答弁 町長 佐藤彦

4番、松下議員の財政状況と自主財源確保の取り組みはとのご質問にお答えします。議員ご指摘のように、標茶中学校、学校給食共同調理場、茅沼地区観光宿泊施設、さらには光回線網の整備など、大型の投資を行ってまいりましたが、どれも先送りができない課題であり、議会の皆さんにもご相談申し上げながら実行させていただいているもので、常に持続可能な行財政運営を念頭に当たってまいりました。1点目にお尋ねの町の基金、備荒資金含めどのような状況と認識しているかについてでございますが、令和3年度末の基金残高は、現在進行中でありまして、確定値ではありませんが、35億2,267万6,000円、備荒資金は普通、特別合わせて12億6,596万1,000円と見込んでございます。ご案内のとおり、毎年度予算編成をするに当たり、収支バランスを補うために財政調整基金及び備荒資金を支消する方法で収支のバランスをとっているところであり、当初予算編成時には、財政調整基金及び備荒資金を支消する形をとっていますが、年度末には基金をなるべく戻す形で、備荒資金については支消額を最小限にとどめる努力をしているところでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。また、先ほど申し上げました大型事業につきましては、その事業費のほとんどを国費及び地方債により賄っており、一般財源による負担は6%ほどでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。私の就任時と比べますと減少していることは事実でありますが、私はこれまで一貫して職員にあらゆる事業に補助金や交付金のエントリーの可能性がないのか、さらには有利な起債が活用できないのかなど、果敢に挑戦するようお願いし、実際成果を上げてきております。また、私自身もあらゆる機会を通じ、新たな財源の獲得に努めてきたところであり、結果として最小限の削減にとどめながら大型事業を展開しているところであり、令和2年度の決算では基金の年度末残高は、前年度末と比較して約5,300万円ほど増額となったことを、既にご確認いただいていると思っております。今後の財政運営につきましても、引き続き厳しい状況に変わりはないものと考えておりますので、事業制度の見直しや行財政改革に今後も鋭意取り組み、持続可能な行財政運営を目指し、特に自主財源の確保に努めてまいりたいと考えるところであります。2点目のふるさと納税の3月末の予想と今後の取り組みの方針についてでありますが、議員ご指摘のように、人口減少の中で自主財源の確保とソフト事業の検証が必要なことは間違いのないところであります。令和2年度に策定した人口ビジョン改訂版でも、令和12年度の人口を7,184人と想定しており、人口減少によるさまざまな影響の中の一つとして、収入が減少することは間違いないと考えております。お尋ねのふるさと納税の3月末の予想でございますが、寄附総額は1億6,350万円、対前年度比で140.7%の伸びを見込み、今定例会に1,150万円を補正提案させていただいたところでございます。今後の取り組みの方針でございますが、令和3年度にはポータルサイトを2つ増やし、6ポータルサイトとしたところでありますが、令和4年度についても2つほど増やす予定でおります。また、ふるさと納税開始以降、毎年度実施してきているところでありますが、町内事業者との意見交換や実績の報告などを4月中旬に予定しており、今年度は商工会も参加し、新たな商品開発の取り組みがなされるよう聞いております。いずれにしましても、町は寄附者の目にとまる努力、事業者は寄附者をそそるような商品開発を進めながら、新たな寄附者を確保することも重要ですが、一度寄附された方を飽きさせないリピーターとしてとめておく努力をしなければならないと考えておりますし、多くの方々に共感いただき、寄附先に選んでもらえる施策の展開も欠かすことのできないことと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 4番 松下哲也

なるべく再質問はしないようにと心がけて、一般質問は細かく聞きたいところを質問したわけなのですけれども、ちょっと感想的なことで述べさせていただきたいなと思います。特に、このふるさと納税に関しては、施政方針の中で4回出てきております。そのくらい、ふるさと納税に対する町長の意欲といいますか、それは私は伝わってきております。その中では、企業版ふるさと納税だとか、いわゆるクラウドファンディングだとか、いろんな形での、それも全てふるさと納税の一環だとは思いますけれども、やはり今最後に、財政というのは、やっぱりその年によって大きく税収が上がった下がったということで、非常に動くものであって、なかなか固定されたものではない。確かに今まで町税が増えてきましたけれども、それは一次産業、基幹産業の酪農経営が非常に好条件の中で経営がなされてきたということでの町税の収入の増というのもあると思います。でも、いかんせん今のコロナ禍の中で、下手をすると大きくそれが減収になっていくということも今後はあり得るのかなと思ったりもしておりますし、今、町長の中で、いわゆる標茶町を選んでもらえる、あくまでもこのふるさと納税というのは、標茶に対しての寄附をしていただく方が、標茶町を選んでもらえる。引き続きまた標茶町に寄附をしたいという、全く寄附する側の気持ちで大きく変わるというものがあると思いますので、これも非常に危険、危険と言ったらあれですけれども、常に努力をしていかなければ長く続けていっていただくことができないのかなと思っております。多くの返礼品をいろんなサイトの中で納税者が選ぶわけですから、その中で標茶町は、また標茶町に寄附したいという納税者の気持ちをずっとつかまえていくというようなことを取り組んでいかなければならないのかなと、そういうふうに思っております。そういう中で、今後ふるさと納税に対しての今年度はどのような取り組み、もし具体的なことがありましたら、もう一度確認のために聞かせていただきたいなと思います。

答弁 企画財政課長 武山正浩(企画財政課長は2022年3月まで)

お答えいたしたいと思います。ただいま議員から、より具体的にというご質問でございましたが、町長の答弁にも書かせていただきましたが、町としてできることといいますのは、答弁の中でもお答えしておりますけれども、寄附をしていただける方の目にどうとまるかというところがやはり、こういう言い方は適切ではないかとは思うのですけれども、勝負どころとよく言われております。やはり寄附総額が多いところは、それを目にさらすサイトが多いというところがあります。ですから、私ども頑張ってというわけではございませんけれども、最初は2つのサイトから始まり、4つ、2つと増やして、昨年度は6つのポータルサイトでこのふるさと納税をしていますというところで、標茶町を選んでいただきたいというところで、情報発信といいますか、上げさせていただいたところでございます。町長の答弁にあるとおり、令和4年度につきましても、もう2つほど増やそうかなというところで考えているところでございます。町ができることというのは、ここまでというところになろうかと思います。やはりこのふるさと納税に賛同していただける事業者さんの努力も、大変大きなものかなというふうに考えております。今現在、ふるさと納税に上がっている返礼品の数は約180品目ほどになっておりますが、多分今のうちの町のキャパで言ったら、これが限度ぐらいかなというふうに考えています。これ以上もしやるとすると、事業所を大きくしたり、従業員を多く雇ったりとかというような状況にないと、多分続いていかないだろうなと。もう一つは、皆さんも御存じかと思いますけれども、白糠町においては、町長が寄附があってから1週間以内に発送すべきだというところで町を挙げてやっているというところが新聞報道でもされましたけれども、私ども意外と苦情が多いのが、「寄附をして何か月たつのですけれどもまだ来ていないのですが」という苦情も実際にあるということは事実であります。やはりこの辺が、そろそろ今の事業者さんの中で処理される部分では、限界が来ているのかなというところがあります。それで、ここの町長の答弁にも書かせていただきましたけれども、リピーターとしてとどめておく努力をしていかなければ、今後この私どもの町のふるさと納税はなかなか続いていかない、伸びてはいかないのではないかなと。リピーターをとどめておいて、なおかつ新しい方に寄附をさらにしていただくという上積みがなければ伸びてはいかないと。ここを伸ばすためだけに一生懸命やっているわけではございませんけれども、この標茶というところを知ってもらうために、こういうポータルサイトに上げて、私どもの町の取り組み等に共感していただける方に寄附をしていただいているというところもございますので、今後とも事業者のほうと町と協力しながら、少しでも多くの方々に共感いただけるようなサイトづくり、あるいは商品、あるいは施策の展開をしていかなければと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 4番 松下哲也

わかりました。年度当初、毎日のように新聞各紙が各市町村の今年度の予算発表がある中で、やはり今、数町村は、ふるさと納税基金からの取り崩しをやって、ある程度のいろんな事業に取り組んでいるという記事を見ますと、やはり1年でも早く標茶町もそういう中で、その基金を取り崩して何かの新しい事業に向かっていくというような状況になればいいなという希望は持っております。ぜひ頑張ってやっていっていただきたいなと、そういうふうに思います。

出典:標茶町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月4日 議事録 PDF(61ページ) 間違いを知らせる