標茶町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月5日
保育時におけるマスク着用による子供への影響
2021年3月5日、標茶町議会の一般質問で、渡邊定之議員が「保育時におけるマスク着用による子供への影響」について質問し、町長 佐藤彦、保健福祉課長 石塚剛が答弁しました。
- 質問者
- 渡邊定之 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤彦、保健福祉課長 石塚剛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 渡邊定之
3つ目の保育時におけるマスクの着用により子供への影響について質問いたします。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、保育所でも保育士がマスクを着用しています。マスクの着用による日常生活になって1年ほどが経過しましたが、保護者や保育現場でのマスクの着用について、発達科学の専門家は乳幼児の発達に悪影響を及ぼす可能性があると指摘していますが、町長の所見をお聞きいたします。また、本町の保育現場では、どのような状況になっていますか。実際に保育を担当している現場の保育士は、どのような意見を持っていますか。「笑いかけても笑顔を返さない」「言葉の発達が遅い」等、マスク着用前の子供と現在では変化があると考えますが、このような変化に対応した手だてを取るべきと考えるが、どうですか。対策として、保育士の顔が見えるマウスシールドの着用を試行している保育園もありますが、本町としては何らかの対策は検討しているのか伺います。
答弁 町長 佐藤彦
1番、渡邊議員の保育時におけるマスク着用による子供への影響についてのお尋ねにお答えします。現在、新型コロナウイルスへの感染は減少傾向が続いておりますが、いまだ収束のめどが立たず、釧路管内ではクラスターも発生し、予断を許さない状況であることは議員ご案内のとおりであります。保育園では、保護者からお預かりした児童を安全・安心な保育環境下で保育することを常に心がけています。保育園では、新型コロナウイルスをはじめとする各種感染症の発生状況を勘案し、感染予防を徹底し、対策を図ってきているところであります。新型コロナウイルスへの感染については、特に飛沫による感染が多数を占めていると言われており、飛沫感染予防のためには、密閉、密集、密接の、いわゆる3密の回避が非常に重要であるとされています。保育園の環境下では3密の回避は困難であり、感染症予防のため、昨年の流行時より保育士には保育時間中のマスク着用をお願いしているところであります。1点目の乳幼児の発達に悪影響を及ぼす可能性があるとの専門家の指摘があることについてですが、そのような指摘があることは承知しています。しかしながら、悪影響を及ぼす可能性について、正確な情報や知見に基づく研究結果等も報告されていない状況であることから、今後も情報収集に努めていきたいと考えております。現場での保育士の意見等につきましては、「表情から気持ちを酌み取る」や「距離による声の大きさ」など一定の難しさについて心配の声がある一方、「それほど大きな影響があるとは思えない」との声もあり、保育現場においても意見の相違が見られます。また、保育士は状況に応じて一時的にマスクを外すなど工夫しながら保育を行っており、現時点で議員ご指摘のような悪影響があるという状況にはないものと判断しているところであります。2点目の変化に対する本町としての対策はとのお尋ねですが、保育士がマスクを着用して1年ほど経過していますが、議員お尋ねの児童の変化については報告されておらず、適切に保育活動が行われているものと考えます。また、児童の発達においては、保育園での活動ばかりでなく、家庭における保育が表情や言葉の表出に多くの影響を与えるものと考えているところであります。保育園では、フェースシールドやマウスシールドを購入しており、状況に応じた保育を行っていると認識しています。一方で、マウスシールドは顔とシールドの間に隙間が多く、一般的なマスクと比べ飛沫防止の性能が低いことや、児童との接触によるけが等の危険もあり、感染予防についてはマスクの着用が有効と考えているところであります。いずれにいたしましても、保育園では感染症の発生防止に努め、安全で安心な保育活動を最優先に努めていきたいと考えていますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 1番 渡邊定之
この質問をするきっかけになったのが、ある文章で、「保育所は子供の健康の保持にとどまらず、子供の健全な心身の発達を図る場である。そのため、保育者がマスクで口を覆うことが、乳幼児とのコミュニケーションや保育活動に及ぼす影響の有無についても注意すべきである」という文章を読みまして、こういう問題が身近なところで起こるのだなということを認識して質問しています。3歳ぐらいの子供さんにとって、表情が分からない中で保育されるということ、それが将来的に発達障害に結びつくような結果になるおそれがあるという、そういう文章だったのですけれども、そういう意味では、今は問題はないという具合にお答えになったと思うのですけれども、こんなことを言えば保育士さんに申し訳ないのかもしれませんけれども、やっぱりそういう観察、状況をしっかりと見るという、そういうことが本当にされているのか、そういうことを観察して子供の成長を見守っているのか、その辺のことは現場に徹底されているのか、お伺いしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 石塚剛(保健福祉課長は2022年3月まで)
お答えいたします。保育士は、毎日毎日お子さんを観察して、連絡帳というものを各ご家庭に返しております。それは、個々のお子さん一人一人に対して、今日の気づきであったり、いろんなことを家庭にいる保護者の方々にお伝えするというところで、きちっと観察活動をしているものというふうに私どもは認識しております。また、議員ご心配の表情とかという部分に関しましては、必要に応じて保育士はマスクを外しながら、各保育の状況状況に応じて適切な保育活動をしていると思っておりますので、実際の発達に関わる部分での影響というのは今のところ確認はできていないというところであって、今後もそういうことがないように保育士には申し伝えていきたいというふうに、観察をよくしながら保育活動に努めていただくように指導はしていきたいというふうに思っております。
質問 1番 渡邊定之
そういう意味では、ちょっと僕自身、保育所と子供さんの表情とかということに関しては、なかなか疎いといいますか、そういう部分もありますので、そういう意味では、質問の中にもありましたように、笑いかけても笑顔を返さないとか、言葉の発達が遅いとか、そういう変化には現場では十分神経を使って対応していただきたいという具合に思いますが、その辺の確認をしていただいて終わりたいと思います。
答弁 保健福祉課長 石塚剛(保健福祉課長は2022年3月まで)
笑いかけても笑わないとか、発達の状態はいろんな種類というか段階もありますし、状況もそれぞれ違います。そこについては、保護者との懇談の中でもいろいろな自分のお子さんに関して心配事であったりとか、そういうことを相談を受けながらの保育にもなりますので、ご家庭の心配がないように保育活動に努めていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。(「以上で質問を終わります」の声あり)◎延会の宣告