みんなの議会

標茶町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月9日

幼稚園・保育園に入所していない幼児に支援給付金を

2020年6月9日、標茶町議会の一般質問で、鈴木裕美議員が「幼稚園・保育園に入所していない幼児に支援給付金を」について質問し、町長 佐藤䭾彦、保健福祉課長 石塚剛が答弁しました。

質問者
鈴木裕美 議員
答弁者
町長 佐藤䭾彦、保健福祉課長 石塚剛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 鈴木裕美

次の問題に入ります。幼稚園・保育園に入園されていない幼児に子育て支援給付を。応援給付金をということで申し上げたいというふうに思います。子ども・子育ての家庭を取り巻く環境は変化し続けており、子ども・子育てをめぐる課題は複雑多様化しています。国は、平成24年8月に子ども・子育て関連3法を整備し、子ども・子育て支援施策を進めてきております。本町も平成26年度に「標茶町子ども・子育て支援事業計画」を策定し、本町における子ども・子育て支援の取組を促進させてきていて、その一つとして平成26年度では国の交付金を活用して、また、平成27年度から平成30年度まで一般財源で1歳児から6歳児まで毎年3万円の現金が子育て応援給付金として支給されておりました。しかし、平成31年度4月から町長の公約として国が10月からの幼稚園・保育園の無償化に先駆けて無償となり、子育て応援給付金の財源確保ができないと聞いていましたので、そのことによってこの給付金制度が中止となりました。最近、保育園に入所できなかった幼児の保護者の方々から不満の声が寄せられるようになりました。子育て応援給付金は、スタート時から幼稚園・保育園入園関係なく全員に給付されていた事業です。子育てを地域一緒になって応援することを目的とした事業でした。しかし、無償化に伴い、入園希望者が多く、また、保育士職員の人材不足によって保育園に入園できない待機児童が発生している状態が続いております。そこで伺いますが、本町には現在1歳児から6歳児まで何人いらっしゃいますか。さらに、幼稚園・保育園に入園している人数は何人でしょうか、伺います。幼稚園・保育園事業と子育て応援給付金の目的は異なりますが、子育て支援には変わりはないと考えます。安心して子育てができる環境づくりとして、幼稚園・保育園に入園されていない、せめて幼児の家庭、子育て応援給付金、現金3万円の支給をしてはと考えますが、いかがでしょうか、伺います。

答弁 町長 佐藤䭾彦

6番、鈴木議員の幼稚園・保育園に入所していない幼児に支援給付金をのお尋ねにお答えします。子供や子育て世帯を取り巻く環境は、時代とともに社会環境や保護者の考え方、支援の施策など変化し続けていることはご案内のとおりでございます。子育て世帯への支援につきましては、平成26年には消費税率の引上げに伴う影響の緩和策として、平成27年度から町独自に子育て応援給付金として子供1人当たり3万円を給付し、子育て世帯への経済的な軽減負担を図ってまいりました。また、平成31年4月からは国に先駆け幼稚園・保育園の無料化を開始し、同時に子育て応援給付金制度については廃止させていただいております。保育士の確保につきましても、これまでも議会でも申し上げていますが、保育士に限らず、町内における専門職の確保は大変厳しい状況が続いており、町民の皆さんにご迷惑をおかけしているところでもあります。ご質問の1点目の1歳から6歳までの乳幼児は何人いるのかとのご質問ですが、5月末時点で306人でございます。また、対象幼稚園・保育園に通所する年齢である1歳から5歳とすると251人となります。2点目の幼稚園・保育園の入所人数については、これまでも5月末時点で1歳から5歳までの幼保合わせて189名のお子さんが通所しております。3点目の幼稚園・保育園へ通所していない乳児に子育て応援金3万円の支給をですが、議員ご案内のとおり、国や町では、これまでも子育て世帯への支援を行ってきております。主なものとしては、現金給付としての児童手当や独り親世帯に対する児童扶養手当などがございますし、町独自の施策としては、現在は大学生まで拡大しております医療費の無料化やインフルエンザ予防接種への助成など、様々な形で支援を行ってきているところでございます。幼稚園・保育園に通所していない幼児に対する直接的な支援とのお尋ねですが、国の3歳児以上無償化に対し、本町では保育園に通所する3歳児未満の幼児についても保育料の無料化を独自に実施しているところであり、これらのことを総合的に判断した上で、現時点で現金給付による子育て支援策については考えておりませんが、今後の社会情勢等の推移を注視して、状況によって判断してまいりたいと考えております。標茶町子ども・子育て支援事業の基本理念である、子供が、親が、地域が共に支え合う町という基本のスタンスは変わっておりませんし、子育てに対する基本的な思いは議員と意を同じくするところでありますので、ご理解をお願いいたします。

質問 6番 鈴木裕美

今、答弁でいろんな手当があると、児童手当も含めて、あるいは医療の無料化だとか、そういうのも含めましたけれども、発足当時もこの給付金のときにもこの手当はありましたよね。ありながらも給付金制度の事業として取り組んだというふうに私は認識をしておりますが、違いますか。

答弁 保健福祉課長 石塚剛(保健福祉課長は2022年3月まで)

お答えいたします。議員ご指摘のとおり、子育て応援給付金を支給した時期については、当然これらの制度、大学までの医療費の無料化については昨年からの事業ですので、その当時とちょっと状況は違いますが、同じような状況の中で国からの直接的な現金給付という部分では開始をしているところでございますが、状況として違いますのは、今現在は1歳から3歳まで、ゼロ歳も含めますけれども、そこの部分も含めて無償化しているというところが当時との状況が違うというところでございますので、ご理解願います。

質問 6番 鈴木裕美

課長のご答弁、十分理解をしております。しかし、やっぱり前段述べましたように、給付金の中身と目的と保育園や幼稚園の目的はやっぱり違うのですよ。違っていながら、この事業を当時国の活用支援ではなくて、本町は27年、独自で一般財源としてスタートさせているのですよ。ですから、何ら変わっていないのです、環境としては。ただ、保育園の無償化が年齢を引き下げたと、そういうところでは変わっていますけれども、制度そのものの目的からいうと、スタート時とは全く変わっていないというふうに私は認識をしております。また、本当に声を寄せられているのは、去年まで保育園に入園できたと。しかし、今年は、言葉悪いですけれども、保育園入園、落とされたと、そういう言い方で、さらに31年度から現金でもらっていた給付金がもらえないと。ですから、こっちも駄目で、そしてさらにまたこっちも駄目でと、言ってみれば本当にそういう方々にとっての矛盾といいますか、不公平ではないかというふうに訴えてきたのですよ。それが1人なら何となくというふうにも思うのですが、最近になってから、今になってから、多分去年は入園されていたから感じなかったのかもしれません、無償になったということも含めて。ですけれども、やっぱり財源の手だてをそちらに変えたからということとは、私は、目的というのはやっぱり違う。そして、当時、平成26年度の補正予算のときでしたでしょうか、やっぱり大きな議会の中で議論されました。反対意見もあったりもしました。だけれども、賛成多数によってその補正予算は通ったわけですよ。そこまで議論したという経過もありました。ですから、その目的がやっぱり先ほど町長が述べた、子育て世帯への経済支援というふうにおっしゃいましたけれども、私は当時質問したのは、ただ単に経済支援だけでなくて、子供を育てている保護者の精神的な面からも、例えばストレス解消で汽車に乗っていくとか、そういうことの精神的なフォローもできるのではないかという質問をいたしましたら、当時、そのとおりですというふうにもおっしゃっておりました。ですから、やっぱり保育園の無償化と子育て給付金事業というのは違うのですよね、目的というのは。自分自身は考えておりますけれども、今は考えていないけれども、今後の状況で判断すると言うけれども、その見通しだって、正直言うと今後の状況というのは分からないわけですよね。このままいったら、ずっと流されていくのではないかなというふうに私は思います。町長が保育園の無償化をずっとやりたかったのだ、当時、保健福祉課長でしたから、やりたかったのだとおっしゃっていましたけれども、子供を育てることが地域みんなで支え合うのだという目的ですから、ぜひせめて、先ほども述べたように、保育園に入所されていない家庭の幼児に対して給付金の制度を復活してはというふうに思いますが、いかがでしょうか。伺って終わります。

答弁 町長 佐藤䭾彦

お答えしたいと思います。いろいろ今無償化の部分で問題が起きているということは、以前から、ほかの議員からのご指摘もありましたので、それを最優先に私は今、改善するというか、格差というか、そういう言い方もされている方もおりますので、そこを最優先にやりたいと思っていますし、あと私が基本的に思っているのは、町の予算の使い方の基本的な考えとして、やはり直接その具体的な内容に支援をしていきたい。例えば保育料を無料にしますよとか、そういう直接的な、例えば経済対策についてもそうなのですが、ただただフリーハンドの現金支給という形ではなくて、より明確なものに対する政策に対して町の貴重な財源を使っていきたいというのが基本的な考えなのです。ですから、本当に何が困っていて、何に活用できるのかとか、やはりもっと具体的に使途を明確にするようなものであれば、私は積極的にそれは支援していきたいなと思っているのですが、なかなか自由に使えるという部分では、ほかに優先する事業があるのではないか、そういう考え方を持っていますので、以前のときにも保育料を無償化というのはいきなり難しいにしても、一定程度段階的にでもいいから、例えば安くしていくとか、そういうのが私は本当は先なのではないかなというのが、担当のときには、実は正直言いますと思っていたというのが事実でございます。今回、無償化にさせていただきましたので、その分のこれまでの子育て応援給付金につきましては、そちらの財源に回していただくと、そういう考え方で取りあえず政策の変換をさせていただいたということでございますので、鈴木議員が言っている部分については、また別な形での解決、何らかのいい方法が見つけられないか検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 6番 鈴木裕美

町長は使途の明確化、では応援給付金は使途が明確になっていないのかというふうに返したいのですよ。でも、明確化していますよね。だから事業を議会が納得してスタートしたのだというふうに思うのですが、違いますか。私の考え、間違っていますか。確かに保育園の無償化もすばらしいことですよ。でも、国の10月からのをあえて4月からと持ってきましたよね。それはもう本当に町長の現職時代からの自分の思いだったということも受け止めますけれども、聞いていれば、子育て給付金がそれでは当時の担当課においてスタートするのがおかしかったというふうに取れてしまうのですよ、そうなると。違いますか。私はそのように取れてしまう。でも、結果として議会が賛成して取り組んだ事業ですよ。それを子育ての保護者の方々はやっぱり期待をしていたというところをぜひご理解をいただいて、今後検討させていただきたい、研究はしないということなのだけれども、ぜひそういう方々の思いというのも受け止めていただきたいなというふうに思いますけれども、いかがですか。もう一度伺って終わります。

答弁 町長 佐藤䭾彦

決して子育て応援給付金を否定するわけではなくて、当時皆さんの出した結論だと思っていますので、それはそれで当時皆さんが判断されたと思うのです。ただ、私がご提案していたのは、またそれとはちょっと違って、同じ財源であっても、しっかり明確にお金が届くところに支援をしていく、そういう考え方を私は、貴重な財源ですので、ぜひそういう使い方をしていきたい。ただ、その中で今言ったような形で漏れている部分が出てきているのは事実で、それは認めざるを得ない状況でございますので、それについてはしっかり対応していきたい、そんなふうに考えていますので、ご理解いただきたいと思います。(「終わります」の声あり)

出典:標茶町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月9日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる