標茶町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月5日
子育て支援として延長保育、日曜保育、病児・病後児保育の実施
2018年12月5日、標茶町議会の一般質問で、鈴木裕美議員が「子育て支援として延長保育、日曜保育、病児・病後児保育の実施」について質問し、町長 佐藤𠮷彦が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木裕美 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 鈴木裕美
通告に従いましてご質問を申し上げたいというふうに思いますが、項目的には2点についてお伺いいたします。最初に、子育て支援としての延長保育、日曜・祝日保育、病児・病後児保育の充実についてということで、3点についてお伺いいたします。児童福祉法の第39条の規定による保育に欠ける乳児、幼児その他の児童の保育施設として、本町は常設保育園5カ所が設置をされております。さらに「保育を要する乳児、幼児又はその他の児童の福祉の増進を図るため」ということで、僻地保育所2カ所が設置されておりますが、保育事業内容は私は不十分と考えております。町長は、当選後、10月2日付の釧路新聞の談話の中で、「保育料無料化などの子育て支援は町職員時代から実行したかったこと」と述べております。私は、保育料の無料化というのを先ほど一般質問で深見議員のほうにお答えをしておりましたから、早期実現というのもいいなというふうに思うのですが、むしろ無料化にする前に、今現在行われている保育事業の内容の充実こそが最優先されるべきと考えております。そこで、3点について伺います。まず1つは、保育時間の延長について伺います。現在の開所時間は、常設保育園5カ所は、月曜から土曜までで午前7時から午後6時まで、土曜は正午までです。僻地保育所2カ所は、月曜から土曜日までで午前7時から午後4時30分まで、土曜は正午までとなっております。しかし、就労する保護者にとって、その時間内に仕事が終わるとは限っておりません。また、酪農に従事している保護者には、早朝保育を望む声もあります。さらに妊娠・出産後の母親にとって、保育時間を拡大することでゆとりを持ち、ゆったりと子育てができ、メンタル面でも最良と考えます。平成28年3月に策定された子ども・子育て支援事業計画の策定に当たり、就学前の子供のいる家庭を対象にニーズ調査が行われており、さまざまな要望が上げられておりました。ぜひ保育時間の拡大延長を求めますが、いかがでしょうか。町長のお考えを伺います。2点目、日曜・祝日の保育事業の実施について伺います。就労する保護者は必ずしも日曜や祝日が休みとは限らず、平成27年のニーズ調査の中でも、26%が日曜保育実施の希望がありました。日曜・祝日の保育事業の実施をと考えますがいかがでしょうか。3点目は、病児・病後児保育について伺います。登園後の急な発熱など、病気になったとき、親にかわって病気の子供の世話をする病児保育。病気が治っているものの、まだ本来の状態に戻っておらず普通の保育メニューを受けるのが厳しい回復期の子供を、保護者にかわって世話をする病後児保育。就労する保護者には看護休暇は年5日間がない職場が多く、長期休暇もとれなく、特にパートで働く方にとっては、休暇をとることは収入減になることも考えられております。この保育を実施するに当たって見てもらえる施設として3つ、医療機関の併設、保育園の併設、さらには単独型があります。また、この事業実施には、名称は変わりましたが、厚生労働省の乳幼児健康支援一時預かり事業としての補助事業がついております。基本的には回復期の病後児を対象としておりますが、条件つきで病児についても可能ということになっております。ぜひ、この病児・病後児保育についても実施するよう求めますが、町長の考えを伺います。町長は、先ほども述べましたように、釧路新聞の談話で述べられていた子育て支援には強い思いがあると、私は新聞を読み、感じ取りました。全面無料化をするというふうに述べておりまして、深見議員には事業内容のほうにも延長保育等々にも無料にするということが述べられておりましたけれども、ぜひ子育て支援の充実として、内容充実3点について実施をと考えますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
9番、鈴木議員の子育て支援として延長保育、日曜保育、病児・病後児保育の実施についてのお尋ねにお答えいたします。安全・安心な暮らしを守るために、子育て支援の充実は、元気な町の創造を目指す上で重要であると認識をしております。一方で、休日や保育園から帰宅後など、保護者が子供と触れ合い、子供と十分に過ごす時間を持つことも重要なことであるというふうに考えております。1点目の早朝保育、延長保育の時間延長をするべきと考えるがとのお尋ねにつきましては、就労時間が月平均120時間未満の方や、就労以外の入園による保育短時間認定の保護者は、現在、午前7時から午前8時までを早朝保育とし、午後5時30分から午後6時までを延長保育として保護者の申請により利用いただいておりますが、さらなる時間の延長につきましては、保護者が仕事に専念できるなどのプラスの面がある一方、保護者が家庭に帰ってからの家事の影響を危惧するとともに、子供にとって生活リズムが夜型になり心身の負担がふえることと同時に、集団生活が長引き緊張が続くため、体の疲れと心の欲求不安につながる懸念や、親との1対1のスキンシップや甘えの充足が不十分になりがちになるなど、マイナスの面も考えられますので、慎重な対応が必要であると認識しております。2点目の日曜・祝日の保育を実施すべきと考えるがとのお尋ねにつきましては、平成27年10月から社会福祉協議会において子育てサポートセンターまーぶるを設置し、実施しております子育てサポート事業において、1点目の延長保育も同様でありますが、保育園降園後や登園前、日曜・祝日などに子供を預かることができる体制が整っているものと判断しております。延長保育や早朝保育並びに日曜・祝日などの休日保育の保育体制の整備に当たっては、引き続き社会福祉協議会と連携をしながら、子育てしやすい環境づくりに努めてまいります。3点目の病児・病後児保育の実施をするべきと考えるがのお尋ねにつきましては、保育士及び看護師の確保、小児科医師が巡回でき、緊急時にも連絡体制のとれる医師の確保が必要であることから、現在の小児科医が常勤していない状況においては、条件整備が難しいものと認識しております。ただ、どこまでの病気に対応可能かどうかなど、子育てサポートセンターまーぶるにおいて実施できないかを含め、今後も社会福祉協議会と引き続き協議検討を重ねてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。子育て環境の整備におきましてはさまざまなニーズがある中で、これからは子供を預けなければならないほど家庭が機能を失い、親も子も疲れることのないよう、親子がともに育つための環境づくり、子供にとって子育て中の家庭において、健全な成長ができる環境の整備に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 9番 鈴木裕美
町長の答弁の最後のくだりは、まさに私も同感でありますが、3点につきましても同様で、まーぶる、私も提供会員として登録をしておりまして、現在も受け、作業をしております。作業と言ったら語弊がありますけれども、現在も自分もやっておりますけれども、確かにまーぶるでは社協の研修会、道の研修会においても、延長保育と病後の経過措置の場合の保育に当たっても、まーぶるでやれないかと、やったほうがいいのだという研修を言われてきたという社協の職員からもお話を伺いました。しかし、まーぶるは、ボランティアとはいえ有償なのです、安いですけれども。ところが、町長が先ほど深見さんに答えたように、保育料の全面無料と言われました。ということは、時間延長に関しても、早朝なりお残り保育なりについても、全面無料というふうに先ほどお答えいたしましたが、先ほど述べたまーぶるについては少しの有料が伴うということもありまして、やはり町長が述べたことというのは自分自身も非常に理解はしておりますが、ただ私、自分が今回、まーぶるの提供者となりまして、ああ時代が変わったのだなということを、私自身の子育てのときにはそうではなかったなという思いがありました。ただ、やっぱり子供も健全でなければならない、親も子供を育てるために健全でなければならない、それは当たり前のことですが、子供にとって特に病児・病後児保育については、「子供は、健康なときはもとより、病気のときであっても、あるいは病気のときにはより一層、身体的にも精神的にも、そして社会経済的、教育・倫理・宗教的にも、子供にとって最も重要な発達のニーズを満たされるべくケアされなければならないのです」と厚労省が述べているのですね。つまり、健康であっても病気であっても子供のトータルケアが保障されることが、子どもの権利条約においても示されております。そういう意味からすると、私が3つ述べましたけれども、この3つというのは子育てにとって最重要というふうに考えておりまして、やっぱり無料化よりも最優先として、事業内容の充実ということが真の子育て支援というふうに私は理解しておりますけれども、いかがですか。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
まず病児保育の関係からなのですけれども、この件については、私も現職でいたときから、病児保育については、何とか形をつくりたいなと思っていましたけれども、ただ、現状の状況の中で、やはり小児科医が常駐していないというのが一番のネックである、病院関係者の理解が得られないというのが一番の課題かなというふうに理解をしておりました。それで、その病気の程度がどういうことかによって、例えばまーぶるで受けてもらえないかとか、病院の中がなかなか難しいという判断だと思っていましたので、やっぱり外に出て、医者のある程度内科の先生とかの判断をいただいた後で、病気が例えば軽い程度であれば、病院から外れたところでそういう場所が確保できれば、そういうのは可能かなと思っているのですけれども、ただ、それについても少し社会福祉協議会との協議が進まなければ、なかなか実現しないかな、体制づくりができないかなと考えております。それから、早朝とかいろんな話が出ていますけれども、基本的にはこれらについても、実施するにはそれなりの人的体制と財源が伴ってくるというふうに考えています。それで、無料化よりはこちらのほうが先ではないかと言われたのですけれども、私は、現状の体制の中で無料化を実施できるのをやはり優先したいなと。現状の体制を変えないで、いろんなご意見があると思うのです。差があるとか、いろんなことがありますけれども、それを言ってしまっていたら実現はなかなか難しいと思いますので、あくまでも現状の保育の体制をご理解いただきながら、その中で無料化を進めていく。子育て環境をやはり最優先に負担を軽減していくことを、私は最優先に政策的に選ばせていただきましたので、鈴木議員のおっしゃることも十分理解はします。ただ、やはり家庭の中で親子で本当に子育てをしてもらうのが私は一番かなと思いますので、本来的に休みの日とか、日曜・祝日については、そういう体制がとれて、たまたま勤務の形でそういう家庭があるということは十分承知はしていますけれども、やっぱりただそこを充実してしまうと、そういった部分がおろそかになってしまうのも若干懸念されるというのも、先ほど申し上げた内容かなと思っていますので、ご理解をいただければと思います。
質問 9番 鈴木裕美
町長の述べられていることは私自身も十分に理解をしておりますし、親子が十分に時間を過ごすというのも、子育ての一つであるということも私自身も理解をしておりますが、例えば病児保育等に関しては小児科医でなくてもいいのですよね。先ほど述べたように、施設は病院併設、保育園併設、さらには単独型というのもありまして、そこには看護師、医師もしくは保育士でもいいのですね。ただ、私も担当で伺いましたら、とにかく人的確保が非常に難しいというふうに言われておりましたので、やっぱりそういう意味からすれば、この問題は難しいのかなというふうに思いながらも、ご質問をさせていただきましたが、町長のもう公約ですから、これはぜひ実現をしたいという思いの選挙期間中の公約、私も伺わせていただきまして、本当に感心をいたしましたけれども、思いなのですけれど、やっぱり町の声としては、佐藤町長さんなる方、選挙期間中の公約の無料化というのは違うよねという声も正直言って多く聞かされました。でも、ぜひやりたいというのですから、無料化については時期が来たらと先ほど述べていましたから、実現をするんだろうなというふうに思うのですが、各自治体においても道内においても、この3つに関しては実施している自治体があるのですね。ですから、そういう面ではもう一度、それらが本当に実現というか実施、事業ができないのかを検討していただけないか、まず、この問題3点については伺いたいというふうに思います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
決して検討しないと言っているわけではなくて、病児保育含めて過去に検討してきた経過もございますし、もちろんアンケート結果も私、存じ上げていますので、それらを含めて、現状の中でどういうことが一番最善なのかという形で今、来ていますので、引き続きこれらについては、また課題として押さえさせていただきたいと思います。
質問 9番 鈴木裕美
そうですね。平成28年に私もこの問題を質問したときは、当時の担当課長として再質問等々でも述べていらっしゃいましたのを思い出しましたけれども、ぜひ検討を、決して検討は何もしないということではなくて、十分な検討をしていただきたいなというふうに思います。