みんなの議会

標茶町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月5日

言語聴覚士の派遣要請で、必要な児童生徒に指導の保障を

2018年12月5日、標茶町議会の一般質問で、深見迪議員が「言語聴覚士の派遣要請で、必要な児童生徒に指導の保障を」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 伊藤順司が答弁しました。

質問者
深見迪 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 伊藤順司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 深見迪

2点目の質問に入りたいと思います。2点目は、言語聴覚士の派遣要請で、必要な児童生徒に指導の保障を本町も行うべきではないかというテーマであります。ことしの9月議会で、専門職の言語聴覚士による指導の確保について質問しましたが、町内の児童生徒で言語聴覚士の指導が必要である子供の実態をどのように捉えていますか。また、保護者が指導を受けさせるため、仕事を休んだり、重い経済的負担を余儀なくされ、疲弊しながらも努力している状況があります。そのような実態もつかんでいるのか伺います。本人が住んでいる自治体で言語聴覚士がいない場合、他の自治体の病院等に派遣を要請し、指導を頼んでいる自治体の例もありました。本町でもその要請をし、可能なところから必要な子に適切な指導の機会を持たせるべきと考えますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

4番、深見議員の言語聴覚士の派遣要請で、必要な児童生徒に指導の保障をのお尋ねにお答えいたします。1点目の町内の児童生徒で言語聴覚士の指導が必要である子供の実態をどのように捉えているか、また、保護者が指導を受けさせるため、疲弊しながらも努力している状況があるが、そのような実態もつかんでいるか伺うとのお尋ねにつきましては、平成30年第3回定例町議会において教育長が答弁したとおり、言語指導が必要とされている児童生徒については、障害の程度や発達の段階に応じて、保護者の希望に沿い、言語学級または通級指導教室において、校内全体で支援体制の充実を図るとともに、担当教員につきましても、関係機関による研修や連携、専門教員の派遣による指導、助言などを受け、日ごろからスキルアップに努めており、適切な指導及びきめ細かな支援が行われていると認識しております。就学前の幼児につきましては、子ども発達支援センターにおいて、適切に対応しているものと思っております。現状では、いかに限られた財源の中で、保護者の要望や子供の状況に沿った対応をしていかなければならないのか、その方策を考えていかなければならないと感じているところであります。なお、言語に障害を抱える場合のみならず、社会的ハンディキャップを抱える子供を養育する保護者の方は、それぞれの生活の中でご苦労されていることは十分承知しているつもりであります。町としましても、ある制度の中でできる限りの支援を図ってまいりたいと考えておりますが、先ほども触れましたが、財源や人材の確保といったことは、一自治体では限界があることも、また事実であります。2点目の他の自治体の病院等に派遣を要請し、可能なところから必要な子に適切な指導の機会を持たせるべきと考えるがどうかのお尋ねにつきましては、医療機関同士の連携の中ではあり得ることだと思いますが、現状、私どものほうで具体的な内容は確認できていませんので、今後、情報を収集する中で検討してまいりたいと存じます。いずれにしましても、幼児期における言葉に問題を持つ子は、言語、理学、作業療法、臨床心理などさまざまな要因が考えられ、専門医が見地の中でその子の状態を確認し、適切な療法の指導や相談を受けていただくことが一番よいことだと思っております。その調整役を子ども発達支援センターが担っておりますので、今度どのように機能強化を図っていくべきか検討してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 4番 深見迪

前回の私の質問なのですが、学校教育にかかわって教育長に答弁を求めたので、その範疇でしか答弁をしていただけなかった。私、ここで聞いたのは、標茶町にST、いわゆる言語聴覚士の指導が必要な子供はどのぐらいいるのかと、その実態を押さえているのかどうなのかということを聞きたかったのですよ。それを押さえないと、必要か必要でないかわからないわけですよね。きょうの執行方針を見ましても、やっぱりそれに応えるためには、そういう実態をしっかりまず押さえるということが大事だと。今聞いた限りにおいては、どうも押さえていないなという感じがするのですね、本町では。私は、今、小学校に通っている子供もそうですけれども、特別支援学級の対応だけでは、絶対無理という子がいるわけでしょう。いろいろスキルアップして、頑張って対応するという言い方をしていますけれども、私から見ても、今の特別支援学級の対応ではできないと。そのために、例えば町立に作業療法士とか理学療法士さんがいて、いろんなことをやっていますけれども、同じように言語聴覚士がやっぱりその子たちと触れ合った上で指導をするということが大事なので、まず、その実態をどういうふうに受けとめているのか、非常に抽象的な答弁でありましたので、その辺をもうちょっと詳しく聞きたいなというふうに思いますが、いかがですか。

答弁 保健福祉課長 伊藤順司(保健福祉課長は2019年3月まで)

お答えいたします。児童生徒に関しては、前回の第3回定例会で教育長が答弁しました、小学校で6名ということで……(何事か言う声あり)

答弁 保健福祉課長 伊藤順司(保健福祉課長は2019年3月まで)

失礼いたしました。平成 29 年4月1日から施行され、障害に応じた特別指導が行われいている児童生徒は 13 人につき、教員1人を加配する基礎定数が新設されたということでございまいて、言語学級に在籍している児童は小学校2校で6名、それから通級指導を受けている児童はいないというふうに答弁しているところでございますし、また、次年度就学予定の児童に限ってですけれども、2名言語指導が必要となる児童がいるというふうに押さえているところでございます。

質問 4番 深見迪

私の質問のタイトルは、言語聴覚士の派遣要請になっているのですよ。つまり、言語聴覚士がいなければ指導ができない、そういう子供たちは何人ぐらいいるのですか、その実態を把握していますかという質問なのです。いかがですか。あっちに聞くのも変だけれども。

答弁 保健福祉課長 伊藤順司(保健福祉課長は2019年3月まで)

就学前の児童につきましては、特に言語聴覚士が必要だと思われるのは、1名というふうに認識しております。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

今、担当のほうから言語聴覚士の必要な部分についてはお知らせをしましたが、実は必要な言語聴覚士の専門家が管内的にほとんどいないという状況が実はございまして、私どものほうで過去で把握している分では、くしろ地域生活支援センターに1人言語聴覚士がいるのですが、現職のときでも、そこに依頼をしても、なかなか対応してもらえない、1人では対応してもらえないので、規模を上げても実現できないという状況が今でも恐らく変わっていないのかなと思うのですけれども、そんな状況もあるということもご理解いただきたいなと思っております。

質問 4番 深見迪

再度ちょっと立ち入って聞きます。就学前1名で、就学した子が2名という押さえでよろしいですか、言語聴覚士が本当に必要だなと思われている子供。

答弁 保健福祉課長 伊藤順司(保健福祉課長は2019年3月まで)

お答えいたします。就学前児童といいますか、幼児に限っては、あらゆる面から見地が必要ということで、言語あるいは理学、作業、臨床心理等、各専門職において、その子が一番いいような支援を検討してまいると思うのです。その中で言語聴覚だけというような部分では、まず考えにくいということで、それぞれの専門の中で携わっていくということを考えると、私が今言ったような表現になるのかなというふうに思っております。言葉的にちょっと足らずでございますけれども、ご理解をお願いしたいと思います。

質問 4番 深見迪

今のところは理解できます。その子についてはSTの指導だけではなくて、例えば作業療法士、理学療法士の指導も当然重複して必要だという、そのことはわかるのですね。それで、何とか言語聴覚士の指導を本町の必要な子供たちに受けさせたいので、情報収集をこれからしていくという町長の先ほどのご答弁なのですが、それはぜひやっていただきたいということです。私、この1点についてしつこく言うのは、先ほどの執行方針の中にもありましたけれども、「一人の不幸も見逃さない」とか、それから障害を持っていても、この町に住み続けていきたいと思えるようなまちづくりをみんなでしていこう、そこから出発して、そういう本町のスローガンから出発して、この問題も考えていきたいと思うのですよ。ある母親から、お話を伺いました。自分の子供は、小児慢性特定疾患の医療助成の関係で、町立病院のリハビリを受けている。ほかの病院のリハビリ、言語聴覚士が多くいるところは大抵病院なのですね。釧路の協立病院も8人ぐらいいるのですよ。それを受けることは、他の病院のリハビリを受けることができないけれども、もし標茶に言語聴覚士がいたら、何の問題もなく、さっき課長が言われたように、いろんな指導を受けることができると。今は口からほとんど食べることができません。言語聴覚士の指導のもと、唾液を促すマッサージや、そしゃく機能のマッサージ、ストレッチなど、定期的に受けることができれば、口から食べたり、味覚、舌への刺激などで、より発達が促され、健康を維持できるのです。我が子は言葉はほとんど出ないが、喃語はあるので、喃語というのは1歳ぐらいの子供が「あー」とか「うー」とかという反応する言語のことなのですが、喃語はあるので、少しでも発音のコントロールや意思が伝えられるようになってほしいという切実な願いを持ってきました。このお母さんは、この子に自分のことをお母さんと呼んでもらうというのが私の夢なのだということを最後に言っておられました。それから、もう一人のお母さんは、過去10回ほど2週間から1カ月で療育を受けています。費用がかかって大変ですが、効果を実感するから、標茶町で受けられないリハビリを受けるため、頑張って通っています。その間、家族は別れて生活をすることになります。これは札幌にあるコドモックルのこと言っているのですね。ここで指導を受けるためには、2週間から1カ月、今回も1カ月行くと言っていましたけれども、お母さんがその子を連れて1カ月一緒に寝泊まりして、そして指導を受けに行かなければならないのですよ。その間、家族とは別れ別れになると。もちろんほかの子供もいるわけですからね。我が子は単なる言葉の困りだけでなく、自分の気持ち、意思を表現できないことは、想像以上に苦しいらしく、もどかしさから周りの子への暴力、家庭での暴れ、兄弟へのけがをさせることもあります。夜間眠りながらの号泣、跳びはねながらの暴れなどがあり、家族も心因性の腹痛に悩まされています。本町で理学療法士、作業療法士と同様、言語聴覚士を雇用できないのだろうかという願いをぶつけてきています。つまり、こういう実態、家庭の実態とか、保護者の苦しみとか、子供たちの実態を押さえているのですかと、そのことを私聞きたかったのです。最後にそのことだけちょっと聞いて、あとはここに書いている願いをぶつけて終わります。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

今、深見議員から実態をどういうふうに押さえているかということにつきましては、窓口となっている子ども発達支援センターのほうでは、そういった家庭のほうとも接点を持っているというふうに、これまでも持っていたと思いますので、その状況については逐次相談を受けているのではないかと思っていますので、ただ、専門職の配置等については、非常に人材不足というか、そういったこともありますので、引き続き努力しながら、ただ、そう言いながらも、そういった人たちの例えば検診とか、そういう対応が受けられるように、常駐していなくても受けられるような仕組みができないかとか、そういったことについてこれから引き続き研究してまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 4番 深見迪

この問題については、ことしも道交渉の中で道の担当課と私お話しまして、非常に困難な状況も横にはあるということは承知しています。ぜひ努力していただきたいというふうに思います。3点目、最後の質問です。

出典:標茶町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月5日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる