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斜里町議会 令和3年9月会議 2021年9月15日

(1)受験時の「合理的配慮」、もっと周知を!/(2)男性の育児休業制度、定着に向けた取り組みは?

2021年9月15日、斜里町議会の一般質問で、小暮千秋議員が「受験時の「合理的配慮」、もっと周知を!」「男性の育児休業制度、定着に向けた取り組みは?」について質問し、教育長 岡田、町長 馬場が答弁しました。

質問者
小暮千秋 議員
答弁者
教育長 岡田、町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 小暮千秋

私は2項目、4点質問いたします。1項目め、受験時の「合理的配慮」、もっと周知を、斜里町ではこれまで障がいのあるお子さんに対し、乳幼児健診時の早期発見や保護者からの相談対応、特別支援学級の設置、個別の支援計画、子育てサポートファイル絆の作成など、取り組んでいるところです。また町内には、斜里地域子ども通園センターや斜里小学校内にことばの教室があるなど、身近で療育が受けられる場があることは、ご本人の成長にとって、また、保護者にとって大変心強いと思います。その中で昨年度、高校受験時に障がいのあるお子さんに対して、合理的配慮が行われた事例をお聞きしました。障がいのある方への合理的配慮は、障害者差別解消法を根拠として、大学や高校受験時にも認められています。例えば、座席の配慮や別室での受験、問題用紙の拡大などがありますが、昨年度の事例でも、ご本人の特性に合わせ対応されたと聞いています。当町で高校受験時に実践されたことは大変すばらしく、斜里町の特別支援教育のよき前例として、次につないでいくべきと考えますことから、以下2点質問します。1、生徒、保護者に対し、高校受験時に合理的配慮が受けられるということが周知されていますか。2、今後の課題をどう捉えていますか。2項目めは、男性の育児休業制度、定着に向けた取り組みは?先頃、改正育児介護休業法が成立し、新たな育児休業制度、出生児育児休業、男性版産休が創設されました。これは、男性が子どもの出生から8週間以内に4週間までの男性版産休を分割して、2回まで取得できるなど、これまでの制度からさらに一歩踏み込んだ内容となっています。それ以外にも、より柔軟に制度が活用できるようになりました。従来の男性は仕事、女性は家事、育児という役割分担から、男女とも仕事と家庭の両立を望む声が増えてきた中で、来年度からのこの制度改正は朗報だと捉えています。もちろん家庭により考え方はさまざまですが、必要な方が必要なときに、安心して育児休業を取得できるような体制づくりが大切だと考えます。斜里町役場では、斜里町特定事業主行動計画を策定し、職場環境の把握と改善に向けた努力をしており、そのうち令和2年度の男女別育児休業取得率は、女性が100%、男性は25%、人数としては、お子さんが生まれた男性職員4名のうち1名が取得したと伺いました。今後さらに必要な方が取得しやすい環境づくりを続けていただきたいと同時に、役場職員のみならず、町全体に男性の育児休業取得への理解が深まることが望ましいと考え、以下2点質問します。1、男性の育児休業制度取得の定着に向けて、庁舎内での今後の取り組みは。2、町全体で理解を深めるために、広報を活用したり、パンフレットの作成など、できることはないでしょうか。以上、2項目、4点質問いたします。

答弁 教育長 岡田

小暮議員のご質問にお答えいたします。はじめに、1項目めの、受験時の「合理的配慮」、もっと周知を、については、私からお答えいたします。議員ご指摘のとおり、合理的配慮につきましては、平成28年施行の、障害者差別解消法を根拠法令としており、障がいのある人が障がいのない人と平等に人権を享受し行使できるよう、一人一人の特徴や場面に応じて発生する障がい、困難さを取り除くための個別の調整や変更のことであります。入学試験等においても、公平性を担保する範囲内で、本人、保護者の希望、障がいの状況等を踏まえ、例えば別室での受験、点字や拡大文字、音声読み上げ機能の使用等、合理的配慮を行うこととされています。まず1点目の、高校受験時の合理的配慮の周知に関するご質問についてですが、中学校および義務教育学校におきましては、毎年、開催される道教委主催の説明会に特別支援学級担当教諭が参加し、入学選抜における学力検査等で生徒や保護者が特別な配慮を希望する場合の対応や流れなどの説明を受けた上で、保護者向けの進路説明会において周知を行っているところです。次に、2点目の、今後の課題に関するご質問についてですが、対応が必要な生徒、保護者に対し、丁寧に情報提供や意見等の聞き取りを行っていくことはもちろんですが、それぞれの生徒の特性に応じた配慮が、適切な方法で実施されるよう、生徒、保護者、中学校、高等学校等の関係者がしっかり連携し対応を図っていくことが重要と考えていることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。

答弁 町長 馬場

次に、2項目めの、男性職員の育児休業について、私からお答えいたします。ご質問にありましたとおり、育児・介護休業法が改正され、育児休業が柔軟に取得できるようになりました。また、令和4年4月1日施行分として、育児休業を取得しやすい環境の整備、さらに、制度周知や取得を希望する職員に対し意向を確認することが、事業主の義務として盛り込まれたところであります。それではまず1点目の、男性の育児休業制度取得に向けた取り組みについてお答えします。こちらも議員からの説明にありましたとおり、斜里町役場においては、次世代育成推進法および女性活躍推進法に基づき、特定事業主行動計画を策定し、仕事と家庭の両立を推進するための取り組みを行っています。育児休業については、令和2年度実績として、男性職員が1名、女性職員が4名取得し、その取得率は男性25%、女性100%でありました。取得にあたっては、職員の両親など、当人以外に育児を行う環境があるかどうかや、給与と育児休業手当金との比較など、個々の状況によって異なるところではありますが、職場として、申請を希望する職員が気兼ねなく取得できるような職場の雰囲気を醸成し、あわせて制度周知を今後も行ってまいりたいと考えています。続いて2点目の、町全体への理解を深めるための取り組みについてお答えします。冒頭に申し上げたとおり、令和4年4月1日より、全企業を対象として、育児休業を取得しやすい雇用環境の整備等が義務付けられることから、各事業所には制度に関する理解と、運用していくための行動が求められます。現在、厚労省で、イクメンプロジェクトと題した男性の育児参加に関する取り組みなど、さまざまな活動を進めています。町としても、こういった取り組みを活用しながら、事業所で働く方々においても、育児参加について考える機会を通じ、育児休業制度取得への理解を深めていただくような周知の取り組みを、各機関と連携しながら進めていきたいと考えていることを申し上げ、小暮議員への答弁といたします。

再質問 小暮千秋

再質問をいたします。まず、1項目め、1点目の合理的配慮の周知についてですけれども、答弁では、保護者向けの進路説明会で周知を行っているということでした。これは、例年、何月ごろに行われていますか。

答弁 教育長 岡田

進路説明会ですけれども、例年11月に開催しているというふうに聞いております。

再質問 小暮千秋

11月ということで、承知いたしました。お聞きしたのは、合理的配慮を受けるためには出願のときに、願書を出したときに、申し出をするということですけれども、それ以前に中学校での定期テストで、日頃の定期テストなどで、どのような対応をされているかという、前例といいますか、実践している内容といいますか、そうしたことが必要になるというふうに伺いましたので、あまり遅い時期ですと定期テストでは実績がないのに、急に受験のときにということにはならないと伺ったもので、確認をさせていただきました。そして3年生については受験生ですので、その時期でも結構かと思いますけれども、例えばもっと早く1年生、2年生の段階でも、例えば普通高校を受験するということであれば、こうした合理的配慮が受けられるということは、早い段階で周知されますと今後の学校生活、支援の中身も変わってくるのではないかと思いますが、もう少し早い段階から受験生のみならず、1年生、2年生にも周知をされてはいかがでしょうか。

答弁 教育長 岡田

少なくとも進路説明会の中では、きちんと説明しているということですけれども、実際には合理的な配慮も、それぞれ生徒さんの特性に合わせた別々のものになっていますので、通り一遍のものでないということでいうと、結構調整に時間がかかるという部分があります。理想的には、受験の半年ぐらい前から準備を始める必要があるというふうにも聞いておりますし、当然それよりもっと早く意識できれば、よりよい支援、配慮につながっていくと思います。受験生に限らず、この先に受験を控えている、1年生、2年生の段階でも早いに越したことはないと思いますので、こういう制度があるということについては、積極的に周知を図っていきたいなというふうに思っています。

再質問 小暮千秋

ぜひ早い段階での情報提供、周知ということをお願いいたします。2点目の課題について再質問をいたします。答弁からは丁寧な情報提供や、意見の聞き取り、そして学校間連携が必要というふうに伺いました。私も特にこの学校間連携というのは大変重要だなというふうに思っています。中学校、それから高校へということで、今現在、一生懸命、熱心に取り組んでおられる先生方がいらっしゃることはわかっております。先生方というのは異動もありますので、将来的にも、こうしたせっかくの合理的配慮が受けられるという実例があったものですから、こうしたことを、どんなに今後先生が替わっても支援が必要なお子さんは継続して受けられるように、ぜひ教育委員会がこのデータを蓄積していって、学校のサポートにあたり、次につなげていっていただきたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 教育長 岡田

こういった合理的配慮と義務づけられていて、仕組みとしてある。ただそれがきちんと活用されないと、あっても意味がありませんし、先ほどご指摘があったように、先生が替わると全く対応が変わってしまうと、そういうことも困りますので、そこはしっかり連携を図っていきたいなというふうに思います。特に町立学校の中の部分はいいのですけれども、今度受験となると全く別の、道立であったり、あるいは私立であったりということで、新たにそこで連携を構築しなければいけない、学校によってはそういうことになっていきますので、そういったつなぎはしっかり意識したいということと、あと教育委員会の働きかけという部分では、今回のケースもそうなのですけれども、非常に教育委員会のスクールソーシャルワーカーがさまざまな方面につなぎ役になっていただいて、より好ましい対応ができたという部分があります。そういった専門の人材も抱えておりますので、この後、議員ご指摘のとおり、しっかり適切な配慮が受けられるように、引き続き対応を図ってまいりたいなというふうに思います。

再質問 小暮千秋

ただ今、答弁をいただきましたようにスクールソーシャルワーカーをはじめ、専門的な人材の配置をこれまで進めてきた斜里町教育委員会ですので、一つのすばらしい成果だと私は捉えています。ぜひ今後も継続して取り組んでいただきたいと思います。次に、2項目めに移りたいと思います。2項目めの再質問をさせていただきます。男性の育児休業制度定着に向けた取り組みについて伺いました。1点目の、庁舎内での、男性の育児休業制度取得に向けた取り組みについて答弁をいただきました。この育児休業制度のみならず、育児はその都度、病気になったりけがをしたりですとか、お子さんは1年間のみならず、しばらくの間は、家から育つまでは何かと手がかかりますので、この育児休業制度のみならず、育児にまつわるさまざまな制度、例えば看護休暇ですとか、看護休暇は育児ばかりではありませんけれども、そうした制度全般含めてさらに制度周知や取りやすい環境づくりに努めていただきたいと思っています。一般質問をするにあたり担当の方にもお聞きしましたし、いろいろな方に意見を聞きましたところ、現在のところ斜里町役場では、そんなにとりにくい環境ではないというふうに、取りづらい環境にはないというふうに伺っていますけれども、制度は都度変わっていきますので、さらに取り組みを、継続して取り組んでいただきたいと思いますが、それについては大丈夫でしょうか。お願いしたいのですが。ちょっと質問の仕方が悪いですが。

答弁 町長 馬場

しっかりと対応していきたいと思います。受ける側が、取得しやすいように環境整備に努めつつ、現実の、実際問題もありますから、そこも鑑みながら対応していきたいと思います。

再質問 小暮千秋

2点目の、町民にも理解を深めるということについて、再質問をいたします。1点目で、役場の職員の皆さんはということでお聞きしたのは、ぜひ役場がお手本となって、斜里町全体にこの育休制度の必要性というのが広がってほしいという思いからでございます。この育児休業制度、これに取り組むことによって、産後うつですとか、それから育児不安の予防、解消にもなり、それから家族の絆づくりにもなります。そしてさらに、昨年度からのコロナ禍において気軽に実家のご両親を頼ることができないという方が増えているというふうにお聞きしています。そうなりますと、やはり頼りになるのはお父さんですので、これが斜里町全体で、この育児休業制度というのは大事だよねというような意識が広まることを願っています。業種によっても、また世代間によっても、ここに対する認識と言いますか、そういうのが今現在は非常にばらつきがあると思うのです。それで私は、例えばですけれども、広報やパンフレットなどを、できることはないでしょうかというような質問でした。これはあくまで一つの方法ですので、どんな方法でも、いろいろな方法があっても構わないと思います。ぜひ今後も、本当に必要な方がいらっしゃる。その方が取りやすい環境づくりということで、例えば町長、これから役場の職員の方だとか、あるいは町民の方でお子さんが生まれるよ、生まれたよ、という方がもしいら、おめでとうと同時に、育休はどうするのというようなことをぜひ伝えて、そして話題にしていってほしいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

職員にお子さんが、最近も生まれたばかりですけれども、大変うれしいことなのです。大体いつ生まれるというのも、お知らせしてくれますし、生まれたら生まれたと言ってくれますので、そのときに、おめでとうということと、育休どうするのと、実は聞いてはいないのです、よく考えたら。でも、やはり、このコロナで行きたくても行けなかった、ここで出産ではなくて実家で出産だったものですから、行けなかった事例があります。ただ本当に担当の仕事が、仕事なので離れられなかったのですけれども、数少ない休みを利用して、しっかり顔を見ながら子育てを一緒にやるようにお話もしましたし、一定程度落ち着いて戻ってきたというときには、お父さんの役目をしっかりするのだよと。私も昔を思い出しながら、お話はさせていただいております。これからもそういう意味では、どこまでみんながとれるかわかりませんけれども、そうやって1回は考える、そういう投げかけをしていきたいと思いますし、この制度が周知され、事業所に周知されないとなかなか、取りたいと言ってもできませんから、その辺も合わせて、いろいろ考えていかなければならないと思っています。

出典:斜里町議会 令和3年9月会議 2021年9月15日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる