みんなの議会

斜里町議会 令和2年6月会議 2020年6月24日

(1)緊急的課題であるコロナ禍による業績落ち込みの復興に、斜里町が、今できること、今からやらなくてはならないことは何でしょうか?/(2)知床100平方メートル運動の森づくりの現在と今後について伺います

2020年6月24日、斜里町議会の一般質問で、櫻井あけみ議員が「緊急的課題であるコロナ禍による業績落ち込みの復興に、斜里町が、今できること、今からやらなくてはならないことは何でしょうか?」「知床100平方メートル運動の森づくりの現在と今後について伺います」について質問し、町長 馬場が答弁しました。

質問者
櫻井あけみ 議員
答弁者
町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 櫻井あけみ

今、定例会議で2項目に関して一般質問をさせていただきます。1項目めは、先般、他の議員も質問されているコロナに関連する質問です。今回の緊急的課題であるコロナ禍による業績落ち込みの復興に、斜里町として今できること、これからやらなければならないことはどういうことなのかについて町の考えを伺います。観光業の大きなダメージは想像以上のものであり、事業の持続を含めた大きな問題となっています。多様な関連業種から成り立つ観光産業の今後の回復は、国が取る対応の効果予測よりも地理的、距離的な条件から考えると、知床観光の回復効果にはさらに時間を要するのではないかと私は考えていますが、町として現在このような状況をどのように捉えているか伺います。二点目、緊急的に対応されている町の施策は、5月の補正、その後の対応への考え方など今やるべき対応としては大変評価できるものと捉えています。今後のコロナ感染状況と経済活動の復興政策の状況下では、より細やかな個々の業種によっての対応が必要となってくるのではないかと考えます。今後の見据えるべき方向性と具体的な取り得るべき緊急救済政策、今後の復興に向けた長期的な支援、政策についてのお考えを伺います。三点目、商工観光事業者の実態の把握について。斜里町内で事業を営む業種に関しての実数的な把握はされているのでしょうか。斜里町内全体でどれくらいの事業者が2020年現在、町内で事業を営まれているのか。その業種が観光に今回のコロナ禍にあってどのような状況になっているのか。非常に裾野の広いいくつもの業種によって観光産業は成り立っています。その状況いかんによってどのような対策や対応が必要なのか。これは今後町がしっかりと考えていかなければならないと思います。その点について町はどのように認識され、捉えられ、今後の政策を考えていこうとしているのか伺います。最後に、3月議会でも伺ったふるさと納税について。産業間の連携と町の商工観光政策復興の一助になるかもしれないという点から、質問をさせていただいています。これまでも多くの議員の皆さんもふるさと納税についての質問をしてまいりましたが、今一度このコロナ禍で業績の落ち込んだ部分に対してのプラスになるという視点を持ったふるさと納税の推進も、さらに重ねて必要ではないかと思っています。現在の町の具体的な検討状況、そしてその内容、方向性に関して伺います。次に、大きな項目の二点目、しれとこ100平方メートル運動の森づくりの現在と今後に関して伺います。今年もしれとこの森通信が送られてきました。命あふれる森を次世代へというタイトルで、この活動のこれまでの取り組みをあらためて知らされました。この運動が斜里町にとって、そして日本の自然保護運動においてもどれほど価値があり影響があったかということを、今更のように再認識しています。一方で、今回の通信の中に詳しくあったように、運動地に植樹されていたアカエゾマツをはじめとする人工林の成長と現状が大きな課題であることも示されています。また、運動地の森林再生への応援も絶やすことなく呼び掛けていかなくてはなりません。この運動と取り組みをこれからも絶やすことなく未来までつなげていかなければならない中、こうした課題について町は今後、そして現在どのように取り組んでいるのか伺います。運動スタートから40年以上が過ぎて、これまでの時間の中での変化は大変大きいものがあると思います。この取り組みが持続可能な運動であるために、まさに今よく言われているSDGsとして確実に継続を目指さなければならない中、現場での課題などについて町はどのように捉えているのか伺いたいと思います。運動地での再生事業において課題とされていることは、町はどのようなことと捉えていますか。そして、運動参加者の推移と参加者への呼び掛けの手法、今後の財源の確保などについての見通しはどのようにお考えでしょうか。今回のコロナ禍の中、さまざまなこれまでの状況が変化するかもしれない中で、より一層持続可能な運動の取り組みが求められています。この運動がこれからもしっかりと当初の目的を遂行できることが、これまで参加していただいた方々への感謝であるとともにこの町に住む私たちにとっても大きな責任だと捉えています。このような中、将来に向けての取り組みを確実なものとするためにも、この運動に関わる方々、この運動を維持する地元町民を含めたしっかりとした視点が今一度必要で確認すべき時ではないかと考え、この質問をさせていただきました。

答弁 町長 馬場

櫻井議員のご質問にお答えします。はじめに、1項目めの、コロナ禍による業績落ち込みの復興策についてお答えいたします。コロナ禍によって旅行者やビジネスの動きが止まったことによる影響の大きさや、斜里町経済にとって観光産業やその関連産業のもつ重要性を再認識したことは、私も議員と同様です。まず、一点目の、知床観光の回復の見通しについてですが、よく言われるように、近い人の往来から戻り始める、つまり、道東住民に始まり、札幌圏を含む道民、首都圏を中心とする道外からの往来、最後にアジア欧米からのインバウンドなどと進むものと漠然と理解はしていますが、それが一体いつになるのかというスケジュール感は全く予想がつかないものと思っています。7月からどうみん割の販売が開始され、8月にGoToキャンペーンが動き出すことによって、一定規模の需要が喚起される可能性はありますが、当分旅行を控える方もいるでしょうし、感染の状況や、ワクチン、治療薬の開発状況にも影響を受けるものと思われます。いずれにしましても、予測が困難な状況ながらも、議員と同様に、長期化する可能性が高いものと捉えているところです。次に、二点目の、今後の方向性などについてですが、個人型、滞在型、体験型観光への最適化や、時代に合わせた魅力の創出、ブランディングといった基本的な方向性を維持しながらも、今回のコロナ禍が、社会経済環境、ビジネス環境に大きな変化をもたらす可能性があることがさまざまな識者によって指摘されていることを踏まえれば、世の中の状況変化に応じて、柔軟に対応していかなければならないものと考えています。支援の方向性でいえば、短期的には、給付や免除、需要喚起などの施策を駆使し、事業者の事業継続の視点で最大限支援していく考えであり、7月以降も必要に応じて町独自の対策を講じていくこととしています。しかし、中長期的な復興支援については、融資制度等の活用を通じた個々の事業者の経営努力に期待するとともに、財源に限りがある中では、主には国による復興支援策に期待したいと考えています。次に、三点目の、商工観光事業者の実態把握についてですが、町単独では事業所数の実態把握は行っていませんが、経済センサスや法人町民税の納付状況からしますと、おおむね約350の法人と、それとほぼ同数の個人事業主、合わせて約700の事業者が事業展開をしているものと推定しています。今回、町内事業者、業種がコロナ禍によってどのような影響を受けているかは、先にお配りしている2回の商工会の調査結果などから推定するものですが、町の支援策の受益や効果は、会員外の方々のことも考慮しつつ、組み立てているものです。いずれにしましても、今後、どのような経済対策が必要かは、今井議員への答弁と同様、さまざまな状況を総合的に勘案しながら検討してまいる予定です。次に、四点目の、ふるさと納税の検討状況についてお答えします。ふるさと納税への対応については、平成28年度にふるさと投資プロジェクトチームを立ち上げ、プロジェクト型のガバメントクラウドファンディングを進めるための提言に至ったところですが、その後の情勢判断により当面凍結との議会協議をした経過にありました。先の一般質問答弁にて述べたとおり、係るプロジェクトチームを再度立ち上げし、具体的な検討を行っているところです。会議開催状況としてはこれまでに3度開催し、町として取り組む方向性をはじめ、対象事業の選定、リワード業務の協議等を進めてきています。現在の考え方としては、事業は企業版およびプロジェクト型の2種類とし、企業版については総合戦略の施策を対象事業にテレワーク企業やふるさと斜里会など、町にゆかりのある企業を中心に声掛けを行って誘致の幅を広げていきたいと考えています。また、プロジェクト型については、いわゆる使途を明確化しない集金という流れとは一線を画す考えております。事業内容と財源の使途を明確にしたうえで寄附金を求め、リワードの選定については斜里町のブランディングを意識したものとなるよう、地域プラットフォーム会社知床しゃりに委託することを想定しています。今後は制度構築に向けての検討を加速し、議会とも協議してまいりますが、斜里らしさ、知床らしさを重視したふるさと納税の制度をつくりあげていく考えであります。いずれにいたしましても、実態や情勢把握に努めながら、町として可能な施策を講じてまいることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に、2項目めの、しれとこ100平方メートル運動の森づくりの現在と今後についてお答えいたします。ご質問のありました運動地での森林再生事業の課題については、運動初期に植栽したアカエゾマツが成長し密植状態となっていることから適度な間引きを行う必要がありますが、大木となる前に計画的に進める必要があることや、原則現場からの持ち出しを禁じている伐採木の扱いも課題となっています。また運動地の一部ではササが繁茂し森林化を妨げている状況があることから、表土のササをはぎ取る作業を試行的に進めていますが、いずれにしても自然林の復元に関しては先例があるわけではなく、現場で試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいます。次に、運動参加者の推移と寄附金額の推移については、令和元年度では674件、1695万円の寄附があり、直近10年間では、平均640件、1606万円で推移となっていることから令和元年度分も同様の傾向が続いているところであります。また、新運動がスタートした平成9年度からの10年間では1187件、1780万円の寄附となっていることから、寄附件数は減少しておりますが、各企業等の高額寄附もあったことから寄附金額は概ねではありますが同水準での推移となっています。次に、参加者への呼びかけ手法については、運動参加者への森通信の発送、ホームページでの情報発信や、SNSを活用した写真や動画で現場の空気感を伝える情報発信のほか、関東支部、関西支部、北海道支部とも連携した運動PRイベントの実施など、運動の普及啓発を進めています。次に、今後の財源見通しについては、事業費予算の見通しも森林再生計画に含め議論されており、年間1千万円前後で推移していくことを想定し事業を進めています。クレジット決済の導入など、寄附しやすい環境整備を進めるとともに、運動推進本部や支部の活動では自然教室参加者の保護者等、若い世代の参画も見られるようになりつつあることや、CSR活動の一環として運動との連携を希望する企業も一定程度存在することから、今後とも地元町民を含めた次世代の人材育成や企業寄附の働きかけをより図りながら、運動の原点を忘れずに、これまでの運動参加者やボランティアなど、多くの方々のあたたかな気持ちとともに豊かな自然をよみがえらせる取り組みを進めていくことを申し上げ、櫻井議員への答弁といたします。

質問 櫻井あけみ

今回のコロナ禍の業績の落ち込みは、当初予想していたよりも、5月の補正の時に大変かもしれないと思った以上に大変になっている実感で、町長の見ていらっしゃる部分も同じ形かと伺いました。観光の大きなダメージ、これからどうなるかわからないという形では、答弁にもあるようにスケジュール感は全く予測がつかない。これもこのとおりだと思いますし、長期化する可能性は高いだろうというお話でした。二点目の、今後の短期、長期的な復興の支援に関してもそうだろうと思います。5月の補正を含め、その前後に担当からのいろいろな説明、そのたびに課題として浮き上がってくるものを伺っていた中では、適宜よく動いていらっしゃると強く実感しています。一方で、中期的、長期的な視点に立って主に国による復興支援策に期待したいというお話でした。これも含め、三点目に質問したうちの町の実態は、ここの中で町単独での事業所数の把握はされていないというお話でした。国による復興支援策は今後もいくつか出てきていますし、それを町が先般の特別給付金のように事務を請け負うという形がこれからも増えていくと思います。そうした中、いろいろな視点からの国の支援策がある時に、うちの町の商工観光の全体的な実態の把握をもう少し丁寧に行われていなければならないと思います。例えば賃貸や土地を借りて営業されている事業者の方がどれくらいいるかの把握。これは国のほうで出してくる施策とも関連してくると思いますが、そういった部分の実数把握も町として行っておくのがよいと思います。観光振興計画の中では、町としてやるべきことの中にデータの収集があります。これはそれを作った時には多くは、いらっしゃる観光客のデータの動きや観光客がどれくらいお金を使っていくかのデータの形での収集があったと思います。観光事業者に関してのデータ収集も、ある程度中間の、観光協会や商工会で押さえる部分と、町長がお答えのように、商工会に入っていない方々がどれくらいいるかの把握は、商工会ではできないです。そういった部分に関しても概ねの数が350法人、それと同数の個人事業主とで700人くらいではないかというお話でしたが、そういった方々の今後の取り扱い、どんなきめ細かな施策が町として、あるいは国からの支援策がその方々に行き届くかは、町としてももう少し詳しい情報が必要ではないかと思いますが、その辺に関してはどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 馬場

事業者の情報をもっときめ細かく把握しておく必要があるのではないかという主旨と捉えました。その中で、賃貸なのか自己所有なのかを拾うのは、コロナ禍があるからこそ固定費をいかに下げるかで浮かび上がっています。基本は事業を経営する上でそれを選ぶのは事業者だと思います。情報としてあればそれに越したことはないでしょうが、常に必要条件ということで把握しなければならないとはあまり思わないです。例えば観光事業者という捉え方があります。観光協会の会員であるか否かは把握できていませんが、基本的に観光に関わっていて観光協会員なのか否か、ここの部分は商工会とは話したことはありますが、観光協会と会員以外の部分は知りませんので、裾野が広いのでどこまでが観光でこれは観光ではないと線引きできるかどうかわかりませんが、そういう部分は今後のデータを把握する上では確認する必要はあると思います。基本的に観光協会としてはそういう部分も押さえながら、協会として業界としてやっていくことではないかと思います。当然、それを私たちが町とも共有しながらはあるかもしれません。商工会員以外については、今回の飲食の関係が気になったのでいろいろ回りました。困っているかどうかということと、商工会でアドバイスや相談をしたか、何か言ってきていないかという話はさせていただきました。その中で、商工会の会員以外も何人もいらっしゃいました。そこには全部ではないが税理士と相談しているなど、それぞれの立場で、ただ手をこまねいて何もしていないわけではなくヘルプをかけています。それがないということは、正直わかりかねます。困っているのなら商工会や観光協会、あるいは町に来ても不思議ではないと思います。直接そういう部分は実際のところないです。あるとしても声を出していないのかもしれませんが、それらの困りごとは商工会のアンケートで出ている困りごととそれほど大きく変わるとは捉えていないので、アンケートで出ている困りごとにどうやったら対応していけるかということで、さまざまな施策について原課に指示をしながら協議をしてきたところです。もっともっときめ細かく丁寧にという趣旨については同感ではありますが、現実を考えた時に難しいという点と、もう一つ、それなりの声が私に届いていないだけなのかもしれませんが、もし皆さんのところに、櫻井議員のところに届いているとするならば、ぜひお寄せいただき、それらを踏まえながら対策を講じていければと思っています。

質問 櫻井あけみ

聞き方が悪かったかもしれませんが、個々の困っている困っていないではないです。町長がおっしゃったように、今後どのようなことができるか。あるいはコロナのようなこと、他に考えられるリスクは今後も出てくると思います。そういった時に、農業、漁業だとかなり細かな数字、例えば今回のシストの件に関しても1件1件の把握ができるわけです。それに関連する野菜を取り扱っているところの業者さんもおのずと出てきます。商工観光業者は本当に実態の把握はできにくい業種ということも十分理解しています。今後、長期的な復興の中で、どこの部分がということを捉えて、町は具体的な支援をしていく場合などにそのベースとなる、どこが誰がこの状態の中で一番ひどいのか、回復に時間を要するかの全体的な押さえをもう少し持っていてもよいという視点で質問させていただいています。観光協会や商工会でそういった部分の状況把握は十分できると思いますが、商工観光事業者は個人の方が多く、独自で自分たちでやっているので、組合的な組織は必要あるのかないのかも、これからのために捉えておく必要があると思います。商工会に入っていただくのがよいのではないかと思いますが、事業者の商工会の加入率も他の市町村に比べて、あるいは商工業が潤沢に動いているところの加入率とどう違うのか。うちの町の傾向はそういった点からも把握できるのではないかと思います。土地を借りてもよいし、家賃を払って商売をやるのは自由です。ただ、先に国が取り組んでいるいろいろな施策について委員会でも質問させていただきました。今、全体の法人の中で場所を借りてテナント経営をしている方は、およそどれくらいの割合かもまるっきりデータがないわけです。そういうのを聞くと、うちの町は自分で家賃ではなくてテナントが多いのかなと、何人か聞きましたら、テナントは少ないのではないかという話もありました。一方では土地を借りているなどそういう部分が出ています。今回のように国の施策で家賃などの給付や補助がある時に、どのように町として事務の中で動けるか。全体の把握、少なめ多いなど予測を立てて対応にあたるほうが現実的ではないか、皆さんのためになるのではないかと思います。一方で、そういう形が必要かどうか、そういう視点が行政として必要だから商工会や観光協会にも町の中間経済団体として助成していると思いますが、その辺の視点で商工会や観光協会とのやり取りはされているのでしょうか。

答弁 町長 馬場

一問一答のわりには、たくさんいただいたと感じます。それぞれに答えられるか自信がないですが、今後さまざまなデータを把握した上でやるというお話については、ベースをわかって全体的な傾向を掴んでやっていくという意味では、今の困りごとの中で全体の姿は出ていると思います。それでない部分が何なのかがわかりかねますが、そういった中で、今の困りごとと未来の変化というのでしょうか、それを想定しながらやっていく必要もあると思っています。全体をどう把握するかの部分での一つのことが、賃貸か自己所有かということですが、これも国もいくらあるかということで出してきているわけではないと思います、想定はしていますが。事業をやる上で事業をする拠点が必要。それは自己所有か賃貸しか基本的にないと思います。自己所有であれば固定資産税が固定費で掛かる。だからそれを今大変な時だから猶予ということを制度として組んで、来年2年分を一度に払うのは大変なので1年分は免除する、売り上げの減収に応じてそういう制度を作った。一方、賃貸をしている人には、家賃や土地代について負担を軽減するために金額はいろいろありますが、最大半年分をみましょうという施策を出してきたということです。どこがどれだけあるかをわかっているに越したことはないが、通常そこを把握してきめ細かくとは、なかなかできないのではないかと思います。ただ、こういう現実でそれぞれがどういう状況かを突き付けられたので、今後、会員の把握をするということは、会として組織として重要なことなのでそういうことを商工会や観光協会にも言いながら、何らかの方法で把握するように共有しましょうという声掛けはしていきたいと思います。商工会の加入率うんぬんについては承知していません。他の町に比べて高いのか低いのかわかりません。会費があって会費に見合う恩恵があるのかどうかはそれぞれ考えた上で、うちはあまり関係ないから入っていない、辞めたという人もいれば、大したことはないかもしれないが付き合いで入っている人もいれば、それぞれだと捉えています。そのような中で、商工会もこの時商工会は会員だけではなく広く商工業者のための組織なのだから相談に乗ってくださいということで、うちの支援金と国の持続化給付金の両方の相談に乗ってもらうようにお願いしましたし、会員以外の方も商工会に行って相談をし、手続きするにあたっての細かいことにも相談して教えてもらいながら進めているという意味ではやっていますが、もっと商工会の存在意義を商工業者にアピールして、入ってはいかがですかということも必要ではないかとあらためて思った次第です。

質問 櫻井あけみ

答弁にもありますように、さまざまな状況を総合的に勘案しながら今後進めている形なので、その総合的な部分というのがどこまで入っているか。実際に総合的に勘案する場合に、現状を町でどのように捉えていくかは、今後の施策においては大変重要だと思うので、そのつもりで質問をさせていただいていますので、今の答弁は少し納得できませんが、よしとします。ただ、今回の賃貸や土地の所有の部分のポイントで答弁されていますが、それはたまたまの例です。もっといろいろな形での状況が出てくるかもしれない。その時にうちの町としてどれくらいの観光に関連する事業者がいるのかを押さえることは、今後の観光振興計画や商工業振興計画の点では、三つ目の大きな産業として捉えている中では、今後もそれは模索、実態の状況は常に把握していかなければいけないことだと思いますので、その質問をさせていただいていいます。

答弁 町長 馬場

さまざま想定していなかった情報というのか、そういうものをもう少し把握をして施策に生かすことで、一つ例として自然ガイドさんなど今までなかった事業者があります。そういう方々は協会を作っていますが、協会で町にどうこうという話ではありません。質のレベルを高めるなど同じ仲間としての連携の部分と思っています。そこが個人でやっているところもあれば企業でやっているところもあります。それぞれ努力をされていますが、どのような意識でいるかまで把握してやってきたかというと、今回、観光に関わるところは直接大きいのはどこだという話をしていく中で、たどっていろいろな声を聞かせていただいたということです。他にもきっとあるのかもしれません。そういう意味で、私たちも町民の一人一人ですから、そういう何に困っているか、こうしたいという話をしっかりと聞ける意識を持って、姿勢を持って臨んでいきたいと思います。

質問 櫻井あけみ

四点目の、ふるさと納税に関連して伺います。今取り組んでいる具体的な説明を受けました。今回、企業のCSR活動を町がどのように捉えているのかわかりませんが、CSRはあまり使わないで、うちの地域の中でのいろいろな活動において協力してくれる部分に関しては、地域貢献という言葉を使っています。その捉え方だけここで伺います。そういうような意味合いですか。それとも本来あるコーポレートソーシャルレスポンシビリティという社会環境何かとかという部分、どういう形でCSR活動を捉えればよいのでしょうか、伺います。

答弁 町長 馬場

CSRについて、企業の社会的責任というよりは企業貢献ではないかというご指摘だったかと思います。CSR、コーポレートソーシャルレスポンシビリティをそのまま見れば企業の社会的責任ですが、ここには社会に貢献する責任という意味合いが込められているので、そういう意味で、社会に貢献する貢献事業として私どもは受けるという姿勢でいるつもりです。

質問 櫻井あけみ

100平方メートル運動は私たち町民にとっても、今の知床の世界自然遺産につながる部分でも非常に大切な活動である認識をしています。それゆえに、今後、決められた部分、約束した部分が未来永劫、遂行できるような形が必要ではないか。今回届いた森通信が、今まではどこどこまでの運動のエリアが示されていましたが、アカエゾマツ、どのような樹種がどのような状態の復元になっているか、復元ではないですね、どういう活動をやってきているかが初めて色分けで示されました。実際に見て驚きました。ある程度のエリアは限られていますがアカエゾマツがこんなに密に植えられている。細かな形は言いませんが、その中でこれまでこの運動に参加してきた人や現場で作業に取り組んでいる中で、このアカエゾマツはどなたが見ても、運動に参加して協力してくださった方や今までボランティアとして森づくりにも参加してくださった方々の中から、かつて来ていた方々からも人工林、植林をずっと進めているだけではないかという声も出ています。運動の持って行き方には真摯に向き合うと、これでよいのだろうか、その運動の中身を見てきたらこれでやっていけるのか、人の手で植えたものは人の手でしっかりと管理していかなければいけない。あるところまでいくと管理は離れるでしょうが、おそらく今そこの模索をしている段階だと思います。広大なアカエゾマツ林を見た時、これは範囲が広過ぎる。今ここでどのような課題があるのかと伺った中に、今やっている中で、今後、自然林に復元、復元なのでいつまでたっても本当の自然林、原生林になり得ないかもしれませんが、それに近い状態を年月をかけてやっていく取り組みであるべき部分がなかなか追いついていかない。100年、200年後ならきちんとなっているというかもしれませんが、やはり人工林として植林地としてあれだけ密集された部分を、次の発展にいくにはそれなりのお金が掛かると思います。現場からの持ち出しを禁じている伐採林の扱いとありますが、移入も持ち出しもしない形でやってきて、その途中でエゾシカの問題などで少し変わっています。こういう具体的な作業をやっていく上での課題となる部分、しかし決められている取り扱いは、今後ある程度課題となっていると書かれているのであれば、そういった見直しなども変えていけるような状態の運動として捉えてよいのでしょうか。

答弁 町長 馬場

議員おっしゃるように、現状の課題は認識しつつ、元の原生林に基本的になることにはならないと思います。ただ、それに近い自然を戻すという意識と、この運動そのものは自然を大切にするという心を植えることと両方だと思っています。そういう中で、多くの方々とお約束をしてきた中で一つのルールいいますか、正式に言えませんが不変の原則を持ちながらどうするかという課題を抱えているところです。この森づくりは、ローテーションを作って計画的に森づくりを進める。そしてそこには、森林再生専門委員の皆さんのお力を借りアドバイスをいただきながら計画を立て、検証をし、次にという流れで行っています。不変の原則の部分の一つの制約というかそういう部分があるのは事実ですが、現段階ではまだこれを変えるには至っていない。ただ、この先やっていく中でどうなるかは今の段階では言えませんが、現段階では原則を守りながら何とか良い方向に向けていきたいという考えです。

質問 櫻井あけみ

現段階では不変の原則の部分を変える段階ではないという、そこの段階ではないという根拠はどこで示されて、どこで協議されているのでしょうか。

答弁 町長 馬場

基本的にその原則を定めているので、それにのっとってやっていきましょうということを、再生専門委員会で協議して今日までやっています。そういう中で、今はその原則にのっとってやっていきましょうという確認がなされているという意味です。

質問 櫻井あけみ

細かな具体的なことは、これからの質問の中で何回かさせていただきます。もう一点伺います。運動参加者の推移では、金額自体はそれほど変わっていませんが、運動参加者の数が大きく変わっています。これはどういう影響によるものでしょうか。金額があまり変わらずに数が変わっているということはどういうことでしょうか。

答弁 町長 馬場

これだという的確にお答えできるかというと難しいと思います。まず、40数年前、1977年にこの運動がスタートした時には、こういうナショナルトラスト運動が他になかったといってもよいと思います。それ以降もこういう高尚なというか高らかな精神の下にやっていく運動は極めて少ない中で、そこに賛同する人がいて、ある意味で集中して参加をいただいたという気がしています。新運動になってもその部分は大きく変わらなかったとは思いますが、元々の100平方メートル運動も少しずつ下がっていった経過もありますし、さまざま寄附先が増えていっていることが一つの減っている要因ではないかと捉えています。

質問 櫻井あけみ

運動の取り組みはこれからもいろいろと精査されていくべきと思いますし、その手法についてもこれまでも何回か質問をしているように、方法は今の現代社会に合わせたような取り組みが必要と思っていますが、その点についてはどうでしょうか。

答弁 町長 馬場

もう一度お願いできますか。

質問 櫻井あけみ

時代も変わってきています。今のいろいろな新しい取り組みの部分の手法では、声を掛けて運動に参加してもらうやり方が、かつての一方的に呼び掛けるよりは、いろいろな情報源を使ってというのが出てきていますが、その辺を積極的に取り組んでいったほうがよいと思って聞いていますが、その辺についての見直しはどうでしょうか。

答弁 町長 馬場

その点については、私どももさまざまこれまでの発信に加えて、答弁でも申し上げたつもりですが、SNSなどさまざま運動の状況をホームページも含めて発信しながら、それで十分足りているかというとそこはわかりませんが、今までと違った時代に合わせた発信の仕方に努力をしている段階かと思います。

質問 櫻井あけみ

この運動は非常に長い部分でやっていかなければならない。現状を伺った時に、大きくなったアカエゾマツの林が密植状態で光が届かずに自然界では絶対ありえないような林床の状態になっている。それを解決することが急務だと思いますが、年間に使える事業費予算は、今の運動の全体の流れの中では適正に事業費が充足しているのか、やらなければならないことがあるけれども財源不足でなかなか手が及ばない状態になっていないのかの点については、どのように認識しているか伺います。

答弁 町長 馬場

これまで森づくりということで木を植えながら、鹿に食べられないように、笹地を掻き起こしたり、さまざまな取り組みをしながら木を植えながらやってきました。その歩みもちろんですが、今出てきているように密植の課題、こういったものも出てきている中で、放置はできないということでこれまでやってきたことを進めながら、そちらのほうも少し前倒して始めている状況です。まだまだそれを一気に解消するまでのことまではいけていないので、今後の引き続きの課題としてどのように対応すればよいかを十分検討していく必要があるだろうと思います。

質問 櫻井あけみ

最後に伺います。CSRに関してという形の中の企業のいろいろな参加、協力、寄附があります。現在コロナ禍にあってそこまで考えるというか予想が及ばないくらい現場は大変だと思います。今後の運動、企業の大きな参加に関して、コロナの影響を長期的にどのように捉えているか伺います。

答弁 町長 馬場

この運動ばかりではなく、さまざまな斜里町に対する関係人口増も含めて企業の社会経済活動がどうしても落ちていくだろうという中で、CSR、企業の社会に貢献する責任があるといつつも、どこまでそれが可能な余裕というべきかわかりませんが幅がどこまであるかは、今までと変わってくると思います。そういう意味で、さまざまな寄附が、自分が生きるのにひいひい言っていて寄附にはならないと思いますから、社会の経済活動が早く、全く元のとはいかないまでも一定程度に戻ることが何より大事であって、そこに私たちでできることをしっかりやっていくことが、間接的でしかありませんが貢献することかと思います。大変厳しい見通しを持ってかかっていかなければならないという危惧を持っています。さまざまなこれまでやってきた既成概念や固定概念、そういった枠を越えて必要だと思いますし、今まで当たり前だと思っていたことが当たり前でなくなることも想定しながら臨んでいかなければいけないという思いでいますので、先は見えていませんが、そのことも視野に入れながら私たちが運動の参加者と約束した責任を果たすためにどうしていくかに知恵を絞っていきたいと思います。

出典:斜里町議会 令和2年6月会議 2020年6月24日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる