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斜里町議会 令和元年12月会議 2019年12月18日

脳疾患など自宅で倒れた場合、センサーなどで感知する迅速な通報体制の確立を!

2019年12月18日、斜里町議会の一般質問で、久野聖一議員が「脳疾患など自宅で倒れた場合、センサーなどで感知する迅速な通報体制の確立を!」について質問し、町長 馬場が答弁しました。

質問者
久野聖一 議員
答弁者
町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 久野聖一

私の一般質問は1項目です。脳疾患など自宅で倒れた場合、センサーなどで感知する迅速な通報体制の確立を!です。斜網地区では、今年5月、旧網走脳神経外科病院が、脳血管疾患の緊急手術をやめ、地区内での患者の受け入れ先がなくなりました。このような状況の中、打開策として北見日赤病院への搬送をしながら、斜網地区の1市4町の財政支援を受け、網走厚生病院が新設する脳神経外科が、来年1月にも診療を始める見通しとなったことは、町民にとって朗報といえます。この間、話題となっていたのは、長時間搬送の心配や倒れた場合本人が通報できない場合の不安、心配です。現在、斜里町では、緊急通報システムを使い、98名の方が異常を知らせる体制を取っていますが、本人が意識を失った場合、時間が経過するほど回復へのダメージが大きいといわれています。打開策として、下川町では、行政情報告示端末、テレビ電話のセンサーにて安否を知らせるシステムや、厚岸町では、地域情報通信基盤整備推進交付金の活用によるIP告知端末のセンサーにより、迅速な通報体制を取っていると聞いています。いずれも総務省の北海道通信局による交付金で、目標としてICTで守る暮らしの安全と安心を掲げています。このようなシステムが斜里町でも取られますと、高齢者や一人住まいの方が大いに安心して暮らせる町に近づくと考えます。町長の考えをお聞かせください。

答弁 町長 馬場

久野議員の、脳疾患など自宅で倒れた場合、センサーなどで感知する迅速な通報体制の確立を、のご質問にお答えいたします。網走厚生病院での脳神経外科の開設につきましては、新聞報道でありましたとおり、来年1月から診療が開始できるよう、今、議会で追加の財政支援を行うための補正予算を提案するものであります。また、脳疾患等の救急対応につきましては、消防、国保病院と北見赤十字病院とが連携を図り、迅速かつ適切な処置および直接搬送を行う体制が構築されておりましたが、今後、網走厚生病院への直接搬送に向けても協議を進めてまいります。議員よりご指摘がありました、緊急通報システムについては、平成3年から消防署への直通回線をもって、24時間対応での急病や災害等の突発的事態が発生したときの救援体制を整えることで生活の不安の解消および人命の安全を確保したものです。北海道胆振東部地震の際のブラックアウト時には、電力を要しないアナログ回線であったことで、利用者の相談照会を受け付けることが出来たことや、今年度の使用例では緊急時に6例の利用があり救急搬送につながっているところであります。しかし、このシステムは、現在の機器設置から12年が経過し、消防署に設置しているセンター機器の老朽化等による更新時期に入ることから、議員よりご紹介がありました他自治体のICT活用事例や、近頃では民間業者の見守りサービスも充実し、そちらをご利用されている方も増えてきており、システム更新の基本機能、オプション機能をまとめ、事業費や財源、自己負担の在り方なども含め検討していくこととなるものと考えています。いずれにしましても、こうした便利な機器の利用にとどまらず、町民一人ひとりの健康意識の向上や、自治会、老人クラブ等の地域活動、民生委員さんの訪問等を通じて、日頃から隣近所に住む方々との交流、自らの体調管理だけでなく、毎日お互いに声かけ等を行うことが何より大切であります。また、健康な体づくり、かかりつけ医、病院を持つことも肝要であります。地域包括ケアシステム構築のための仕組みづくりとして、何が最も効果的、効率的でかつ優先度が高いかについての検討を今後も進めていくことを申し上げ、久野議員への答弁といたします。

質問 久野聖一

質問の趣旨ですが、旧網走脳神経外科病院で手術ができなくなったので、北見日赤病院に搬送する時間を考えると、時間がかかってどうするのだろう。その間、町民の皆さんが、自宅で脳疾患関係で発作を起こして倒れた場合、世の中の事例ですと、一日いっぱい放置されていた場合、非常に治りが遅い。ただ、斜里町内でも歯科医が脳疾患関係で倒れましたが、そこにいた患者の知らせにより早く回復、今は現場復帰をして治っていると聞いています。例えば、プロ野球の長嶋茂雄氏は、一日中放置されていたので、あのように後遺症が残ってしまった。要するに時間が経てば経つほどそれが重篤な心配になることを、町民の方が言っています。斜里町には、このような通報をするシステムがありますが、発作が起きた時には自分でできないという心配があり、そのような趣旨で町長にお尋ねしています。先ほど、下川町や厚岸町の事例を申し上げました。下川町の知らせる方式は、行政情報端末、これはテレビ電話の一部で、カメラが付いていて、朝7時半に皆さんが電源を入れて、そこから1日3回、そのカメラの前の行き来がなくなると消防隊員が駆けつけて安否を確認するシステムです。それが平成21年に、町民約1900数十人ですから約2千台を無料設置したと聞いています。経費も十数億円掛かったと聞いていますが、交付金等を入れて町の実質負担が3384万円と聞いています。そこで、このような事例もある中で、先ほど町長が、このシステムについての検討を進めていきたいとお話しされましたが、まず、どのような検討をされているのか具体的にお聞かせ願います。

答弁 町長 馬場

更新の時期が近づいているので、今後、検討していくという考えで申し述べたつもりです。

質問 久野聖一

質問を出した後に、原課に行っていろいろと現状について聞きました。消防署にあるシステムに不具合が生じていたということですが、それは緊急に直さなくても大丈夫なものだったのでしょうか。

質問 久野聖一

質問を変えます。6名の方が利用により緊急搬送につながったと聞いています。利用相談も受けたということですが、6人の利用があった中で、カバーできないものもこの中であるのではないかと思います。利用相談も含めて、どのような症状があったのか教えてください。

答弁 町長 馬場

相談というのは相談で、緊急通報は緊急通報で、そのことによって搬送したので、別のことです。具体的な内容は、特別問われていなかったので、承知していない状況です。原課も運んだという部分までしか把握していないということですので、その点については、今の段階では、ここでお答えはできかねるので、よろしくお願いします。

質問 久野聖一

首から掛けて、本人に異常があった時に直接知らせるシステムです。このシステムは、6例いずれも本人からの通報だったのか、そこにいた介護者が出したのかを知りたかったのです。

答弁 町長 馬場

基本的に全てご本人から通知していただきました。

質問 久野聖一

その中で、脳疾患関係の方はいらっしゃいませんか。確認のために聞きます。

答弁 町長 馬場

そこまでの内訳については、現在承知していません。

質問 久野聖一

そこが重要だと思うので、体系的に調査をしていただきたいと思います。町長の答弁で、システムの更新をする際に、基本機能、オプション機能をまとめ検討するとあります。システムの基本性能、オプション機能は、どのような展開ができるかということだと思います。脳疾患で自分ではできない、下川町の事例も出して、センサーのようなものができれば望ましいと言いました。そのオプション機能は、どのような展開ができるものでしょうか。

答弁 町長 馬場

基本的な機能に加えて、民間の事例で申し上げると、付加サービスとしていろいろ挙がっています。一つが、安否確認電話サービス、健康相談員受診サービス、市町村端末機器等設置推進事業サービス、生活リズム情報の収集及び提供サービスといったものが、無料のもの、有料のものと分かれています。そういったサービスがオプションとして挙げられています。

質問 久野聖一

いずれもオプションは、緊急時の対応には関係ないと捉えてよろしいですか。情報サービスは、包括支援を受けた暮らしの中で、いかに脳梗塞にならないような、大病をしないような生活を送っていくための支援サービスを受けるためのオプションと考えてよろしいですか。

答弁 町長 馬場

生活リズム情報の収集及び提供サービスの中身を詳しく申し上げると、室内の3カ所に設置された人感センサーから、一定の時間間隔で利用者の生活リズム情報を収集し、ご家族など見守りを希望される方々に、つまり、お子さんが斜里を離れて住んでいる時に、電話でお知らせをする。電話やインターネットなどを利用し、その情報を提供するサービスになっています。

質問 久野聖一

その人感センサーは、発展的に考えると、脳梗塞や急病で発作を起こした場合に、見守りになる可能性はあると考えてよろしいですか。

答弁 町長 馬場

その状況が伝わるので、そういう意味では、それは見守りといっていいと思います。

質問 久野聖一

そのシステムについては、オプションも考えて検討していただきたいと思います。肝心な財源ですが、下川町などは、防災を含めた包括的な予算組み、厚岸町では、通信基盤整備事業も入れたものを対象として総務省から交付金を受けています。斜里町の見守りシステムを拡大、改良して良いものにするための検討、予算はどのように考えていますか。

答弁 町長 馬場

きめ細かくやればやるほど規模も大きくなりますし、予算も掛かってくると思います。トータルでどの程度掛かるか、どの程度救うことができるかも総合的に勘案しないと判断できないと思います。それぞれそのタイミングで、下川町や厚岸町の事例がありますが、こういった支援の財源が存在するか否かも必要になってきますので、それら全体を併せて判断することだと思っています。

質問 久野聖一

先般、10月に総務文教常任委員会で平取町に行った時に、最近の新しい交付金として、アイヌ政策のアイヌ新法のための交付金が出ている。公設民営塾を平取町でされましたが、3千万円掛かっている中、8割が国の新しい補助金でまかなわれていると聞きました。そういう可能性もできないのかと調べると、昨年か一昨年、公民館でアイヌ文化の振興で、言葉がないアイヌ文化の伝承をまとめた知里幸恵さんの演劇上演会がありました。そういった母体とする団体があるのであれば、そういった方々に協力していただいて、こういう交付金を使うことも考えられると思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

聞いている情報として、アイヌ新法による補助金については、かなり広範囲に使えると聞いています。ただ、本当にどこまでできるのかまでは確かめていませんし、いろいろな可能性を探ることは、いつもやっていることなので、それはどこまでのシステムを導入できるかの検討の中で判断していくものと考えています。

質問 久野聖一

財源の話は、いろいろなアイデアがあると思いますので、検討していただきたいと思います。もう一つ、町長の答弁の最後に、包括ケアシステム構築のための仕組みづくりとして、何が最も効果的、効率的でかつ優先度が高いかということでしたが、いろいろな事例を調べるうちに、下川町では、町立下川病院から脳疾患関係で倒れた場合にどこへ行くかと聞くと、名寄総合病院に向かう。名寄町までは18キロメートルで、一般の車だと18分から20分で着く。救急車の場合は、もっと早いと言っていました。厚岸町は、いろいろな科目があり、町立厚岸病院は、内科、小児科、外科、整形外科、緊急病院にも指定されていてリハビリテーション科も最近できた。人口が9396人で斜里の市街地とほとんど変わらないが、外科手術をする脳神経外科があります。ここで緊急手術もでき、50分搬送すれば釧路にも行けるという体制を取られています。そこで、先ほどの話に戻りますが、地域包括ケアシステム構築のため、何が最も効果的、効率的でかつ優先度が高いかということなので、今、網走厚生病院の脳神経外科開設の1市4町で打開策を図る時に、斜里町国保病院にも脳外科を開設する動きを検討会でなされなかったのでしょうか。そういうことも議題に出てもよかったのではないかと思います。それはどうお考えでしょうか。

答弁 町長 馬場

下川町や厚岸町の例、特に厚岸町に脳外科があるのは承知していませんでした。脳外科があって手術もできることが信じがたい部分があります。現実的にどのようにやっているかはわかりませんが、一定程度の脳疾患による患者がいると思います。網走厚生病院の開設についても、これまでの実績を見ながらこのぐらいという見通しを立てながらやっています。まずは8床の病床を用意しながらということでやっています。国保病院で検討はなされないのかというお話ですが、うちの病院には脳外を専門としている先生もいらっしゃるので、可能性だけを考えればないとはいえません。しかし、そのためには、お医者さん一人でできません。麻酔医、看護師も、脳外科ですから簡単ではないです。消化器内科が簡単とはいいませんが、特に大変な手術が必要となる中で、本当にやりきれるのか、それをやることによって命を救うことも大事ですが、治療してかつそれが病院経営において十分プラスになるのか。さまざまな状況を考えた時に、これまでずっと病気のことは、病院のことも考えてきましたが、これは難しい、一般の手術ですらも外科があるからやるべきかというと、今はそうではないと思っています。ですから、まして脳外科の手術ができるような体制ができるとも思いませんし、やろうとも思っていません。地域医療構想ではありませんが、集約をすることが一方の流れです。全ての病気、手術をそれぞれの病院が果たすことは無理ですから、それぞれの病院の役割分担をしながら、高度医療をしっかりできる体制、連携ができる体制を整えることが、最も求められているものだと思っています。いくら近いからそこでやればよいのではないかという話にはならないと思っています。

質問 久野聖一

いずれにしても、健康政策を前面に出して、町長自身も重病を克服して頑張っておられるので、健康や病状については、よくご存じの大先輩と思っています。今、不具合といっている消防の緊急通報システムを直していただくとともに、オプションも考えた見守りセンサーの可能性も検討していただきたいことを最後に聞いて、終わりにしたいと思います。

答弁 町長 馬場

日頃から一番に健康ということを申し上げて、そのことをお一人お一人が意識して暮らしてほしいという思いです。そのためにやれることを皆さんがそれぞれの立場でやることが大事だろうと思いますし、本人の努力とともにそこを取り巻くいろいろな職種の方もいれば、物理的には地域の人たちの中での支え合いだと思っています。この質問については、脳疾患のことでお話がありますが、心疾患も同じように一刻を争う病気だと思います。そういうものを一人暮らしがメインでやり取りをしていますが、家族がいて、すぐに発見できるかとなると、これもなかなかあやしいものがあります。それを全て行政がキャッチをしてということになるかというと、そこはなかなか難しいものがあると思います。だからこそお一人お一人が、自分の家系では脳卒中が多い家系などあります、うちもそうです。その時にどういうことを自ら備えるかも一方で考えていかなければならない。それと同時に、さまざまなつながりの中で、異常を発見できる仕組み、瞬間的に、迅速にという部分では難しいですが、そういうつながりこそが、早めに発見できることにつながるのではないかと思います。お一人お一人が、そういう実態を踏まえた中で、自らそういう民間のサービスを活用することも大事になってくるのではないかと思いますので、民生委員や保健福祉の部分を通じて、そういう不安がある方には、そういったことをおすすめすることもこれから大事になってくると思っています。

出典:斜里町議会 令和元年12月会議 2019年12月18日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる