斜里町議会 令和元年9月会議 2019年9月25日
売却不調のウナベツ自然休養村管理センター売却、除却を問わず、町民、利用者等に丁寧な説明を!!
2019年9月25日、斜里町議会の一般質問で、久野聖一議員が「売却不調のウナベツ自然休養村管理センター売却、除却を問わず、町民、利用者等に丁寧な説明を!!」について質問し、町長 馬場が答弁しました。
- 質問者
- 久野聖一 議員
- 答弁者
- 町長 馬場
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 久野聖一
1項目の質問をします。売却不調のウナベツ自然休養村管理センター、売却、除却を問わず、町民、利用者等に丁寧な説明を!!という事項です。ウナベツ自然休養村管理センターは、平成30年4月に不動産鑑定業務を実施し、最低売却価格が3300万円台からスタートし、同年11月には1500万円、その間売却は不調。本年8月に368万円に価格が下がりました。営業を継続するには、1年間の経費が1100万円程度掛る。地下タンクボイラーの修繕に約1千万円が必要。中期的にはさらなる大型修繕が必要で、これらの見地から本年10月末を目途に営業休止の方針が出されました。しかしながら、鑑定業務を実施していながらの300万円台の価格の疑問、峰浜、朱円地区の高台であるため防災の見地からの避難所の有用性。人気のある温泉と天に続く道に近い関連施設として必要ではないかなどの声も多く聞いています。ここで、売却、除却を問わず、町民、利用者等に今一度丁寧な説明をする必要があると考えますが、町長の考えをお聞かせください。
答弁 町長 馬場
久野議員の、ウナベツ自然休養村管理センター売却などについてのご質問にお答えします。自然休養村管理センターは、議員もご承知のとおり、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画および平成29年度の自然休養村管理センターあり方検討基礎調査における方針を踏まえ、平成30年度に不動産鑑定と、5回の公募型プロポーザルを行ったものの、残念ながら売却に至っていないところです。一方で、施設の老朽化も進み、ボイラーの故障や重油タンクの使用期限などもあることから、本年10月末日をもって、斜里町としての営業を休止する旨を広報紙や現地掲示などにより周知するとともに、あらためて最低売却価格を見直した上で、第6回目の公募型プロポーザルを9月2日から開始しているところです。一点目の、売却価格についてですが、昨年度実施した5回の公募型プロポーザルを進めるにあたって、最低売却価格を鑑定評価額である1500万円まで下げたものの、売却に至らなかったことから、6月議会での議論を踏まえ、鑑定評価額そのままではなく、破損したボイラーやアスベスト除去費といった、将来的に必要となる経費の一部を差し引いた金額をもって、第6回目かつ最終となる公募型プロポーザルを行うこととしたものです。次に、二点目の、避難所との関係ですが、休養村管理センターは峰浜の中でも高台に立地していますので洪水時や津波時の避難所としているところですが、仮に民間事業者に売却されたとしても、購入者の理解と同意を得ながら協定を締結することで避難所として維持することは可能ですので、避難所としての位置づけは、売却先が決定してからの調整事項と認識しているところです。次に、三点目の、観光関連施設として維持すべきとのご指摘ですが、現在実施しているプロポーザルの募集条件として、地域活性化に資する活用であることを求めていますので、議員と同様に、これら周辺資源との相乗効果が現れるような提案を期待しているところです。次に、四点目の、町民や利用者に今一度丁寧な説明を、とのご指摘ですが、休養村の在り方については、議会協議を踏まえながら進めてきたところであり、広報しゃりなどでも町民にお伝えしてきているところです。また、利用者向けの現地説明チラシを作成するほか、今後においても、新たな民間売却先における活用方法の説明の機会を作るなど、利用者等に丁寧な説明ができるよう配慮していきたいと考えています。いずれにしましても、係る施設が地域の活性化に寄与するものであってもらいたいとの思いは、議員と同様であることを申し上げ、久野議員への答弁といたします。
質問 久野聖一
現在の随時売却の状況といいますか、まだ締結に至っていなければ、その手応えがあれば教えていただきたいです。
答弁 町長 馬場
現在はまだプロポーザル型の公募をしている最中で、9月30日がその締切りとなっています。
質問 久野聖一
その内容については、まだ公表できないということですか。
答弁 町長 馬場
今のところまだ不確定な状況なので、今、申し上げる段階ではないと思います。
質問 久野聖一
別の質問に移ります。不動産鑑定で第1回が平成30年に3300数万円で、施設活用目的が観光地域活性(温泉の活用も含めて)となっています。この時点で町民の方々からは売れないだろうという意見が多分に出ていました。これが平成30年1月1日から11月29日、第5回の1500万円になった時点でもまだ売れないだろう。なぜかと言うと、ボイラが1台壊れてもう1台も不調で、直すのに数百万円掛かることが町民の間でもすでに周知されていた。普通であれば個人で車の売買をする時などは、車のエンジンが不調な場合は誰も売ることはしないと思います、売買の計画は。その時点でこの計画には不備があったのではないかと思い、ほかの議員とも話をしました。ただ、これから売却や除却もあり得るということで、それを短期間のうちに知りながら数百万円の手当をするのかということも問題になるのではないか。そういう理解をしながら推移を見守ってきました。この数十年の間にいろいろな運営上の問題があり、ずっと利用料金が100円、洗濯機利用も100円と推移してきましたが、数回の消費税の値上がりも考えて、例えば今回は、生田原町の駅前にある温泉施設のノースキングが一度破綻をして、きのこ屋がそこをはじめて、今は500円の料金を取っている。今回の消費税の値上げで600円にするという情報を聞いています。斜里町はそこまでする必要はないと思いますが、やはり200円、300円にして経過措置で乗り切っていれば、もう少しこの施設は延命したのではないか、このような状況とは別な展開になったのではないかと思います。公募型プロポーザル方式による売却手続きの経過で、第6回が9月2日から9月30日までで368万円です。施設活用目的が今までは観光、地域活性(温泉)とありますが、資料を見るとここが地域活性だけになっています。これは温泉利用をもう捨てたのか、3300万円から368万円になり、売るため、整理するために拙速ではないかという印象を受けました。施設活用目的が地域活性だけになっているので、ここら辺はどういうことなのかお聞きします。
答弁 町長 馬場
第6回目で、今まで掲げていた温泉事業の部分が無いということですが、基本的に地域の活性化に資することを条件かつ温泉も含めて希望として掲げてきました。しかし、実際は応募がなかった。このまま売れない状況が続くとなれば、最初から公共施設総合管理計画で示したり途中で協議をしたように、売れなかった場合には除却等々の作業に移っていかなければならない、これが自明です。だから有効活用ができるものであれば、温泉を利用することを拒んでいるのではないです。それは含んでいますが、そこにこだわらない活用の仕方もありということで公募をさせていただいたということです。拙速という表現が適切かどうかわかりませんが、5回やってきています。あの施設を利用したい方が現れなかった現実の中で対応していかざるを得ないので360数万円で、この根拠は地下タンクの問題やボイラ、アスベストの関係などを加味した上で売却最低価格を定めました。
質問 久野聖一
次に、避難所機能として残してほしいということでお聞きします。町長の答弁では、売却後に買われた方と協議をして、高台にあるのでこの施設の防災についての有用性を協議しながら使わせていただきたいという考えだと思います。売却されなかった場合、除却の場合、売却して除却になるまでの一定の期間があって、タイムラグがあって使われない時に災害が起きた時、この三つのケースがあると思います。売却の時は協議をするとおっしゃいましたが、除却となった場合に、この施設の代替え地というかそういうものはどこに考えているのか。平成4年くらいに朱円の川が氾濫して、あそこに町民の方が避難したと聞いていますし、代替え地は低いところに持っていかないだろうと思いますが、そこら辺の考えをお聞かせください。
答弁 町長 馬場
売却されなかった場合、希望しない結果が仮にあった場合は、現在もすぐ下ですが、日の出学園の体育館を含めた部分で、津波の避難所ということで協定を結んでいます。万が一この休養村の建物が無く活用できない場合は、そこの活用があるでしょうし、その他ロッジ、スキーハウス等もあるので、それらを含めた対応になると思います。基本は日の出学園との協定の中で対応できるのではないかと思います。
質問 久野聖一
次に、今月の16日のドローンフェスティバルに行ってみました。その時にこの管理センターの中に何回かスタッフの方が水などの利用に訪れていました。あれは有効なイベントだと思います。来年もやるという話も聞いていますし、もしあのロケーションでこのようなことがあるのなら、水道関係など、隣にスキー場などの施設もありますが、そういった利用に対する除却、売却後にきちんとした住み分けができるのかどうかをどのように考えているのかお聞かせください。
答弁 町長 馬場
水の住み分けという意味がよくわかりませんが、お聞かせください。
質問 久野聖一
水は休養村から借りて、電気関係はロッジから引っ張っていたように思います。総合的にそういったものを売ってしまうと、次はどこからいろいろなものを供給されるのかという考えです。住み分けというかそれが上手くいくのかということです。
答弁 町長 馬場
あそこにある町の関係する三つの施設、休養村、ロッジ、スキーハウスは、いずれも水道は取っています。イベント時にどこでうんぬんというのは、その段階でもし休養村が無いということであれば、ある中のところから給水することになると思います。
質問 久野聖一
観光関連施設としてのこれらの周辺資源との相乗効果が現れるような提案を期待しているということだと思います。休養村の駐車場の中に、加藤登紀子さんのバラを植樹された碑がありますが、町長はご存知だと思います。当然、ああいったものを斜里町は、森繁久彌さんのこともありますし、千歳船橋でやるようなものもあります。加藤さんのこのようなものを大事にされていくと思います。そういった管理はこれからどのようにされるのかお聞かせください。
答弁 町長 馬場
加藤登紀子さんの歌手生活40周年を記念した時にバラを植えたものです。実際はご覧になっておわかりかと思いますが、バラで見事にというところまでは至っていないです。現在の管理としては、休養村のスタッフの方に自主的にやっていただいていると思います。あそこを売るということではないので、今後、展開が変わったとするなら、それについてはあらためて考えることになると思います。
質問 久野聖一
丁寧な説明を町民にする必要があるのではないかと質問しましたが、町長のお答えは、しゃり広報で説明している。現地に行って何回も見ていますが、10月末日をもって休止することが書いてあります。ただ、書いてあってもいろいろな方から最近知ったと言われます。やり方としてしゃり広報、現地説明のチラシを作製すると言っていますが、これでは少し足りないと思います。町長のあったか政策をもう少し理解してもらうためには、峰浜休養村の扱い方はおろそかにできないのではないか。長い年月をかけて峰浜地区はもとより町民の憩いの場であったので、その1日を町民と過ごす日などいろいろなアイデアを考えて、町民に対してもっと丁寧かつ町長の心を理解してもらうやり方が重要と考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 馬場
この休養村管理センターは、私が生まれ育った峰浜にあります。それだけに思いは人一倍強いと言ってもよいと思います。ただ、これができた昭和56年は、当時の観光の施策の中であまり立派なものでは困るということもあり、一定程度の規模に終わったということもあります。そういう経過を経て今日を迎え、なぜ収入で経営できないのか。行政はお金儲けをする機関ではないので、いろいろな行政サービス、公的サービスをする機関です。そういった中で、本来はするものではないですが、当初の休養村管理センターの使命、農村の中ではじまった経緯がありますが、段々利用者が減っている、利用料金も変わっていない。料金を上げれば大丈夫だったのではという話もありましたが、上げて利用者が減ることになったら本末転倒になります。そのようなことを考えた時に、利用者が増える、泊り客も増える状況になれば経費が掛かってもとんとんであればやれます。そうでないからこそ苦渋の決断というか苦渋の中で議会でお示しして、こういう考え方で提案を求めてまず売却をしていきます。どうしても現れない時は除却等々の検討に入りますという相談をさせていただきながら、それでよいと捉えました。だからこそプロポーザル型の公募をしました。皆さんがそのようなことは駄目と言うのであれば、そもそもこれはできないです。売ってしまえばもう無くなる、売ることをやめろと言われてしまうと、私たちはできなかったと思います。ただ、これには理解を得る努力をしたと思いますが、そういう実態があります。そういう中で、プロポーザルに踏み込んだ。鑑定評価がなければ最低売却価格も出せないので、お金は掛かりますが評価をいただきそれを基にやっていった。需要がなければやはり売れない、そういう中で今を迎えています。あくまで最低ですから、それ以上の金額で上手く活用できることを期待して今は待っている状況なので、そのことをお話されている方には、議員も十分これまでのいきさつは承知しているはずなので、ぜひお話をしていただければと思います。