みんなの議会

斜里町議会 令和元年6月会議 2019年6月27日

(1)子育てサークルへの支援強化を!/(2)8050問題、斜里町の対策は?

2019年6月27日、斜里町議会の一般質問で、小暮千秋議員が「子育てサークルへの支援強化を!」「8050問題、斜里町の対策は?」について質問し、町長 馬場が答弁しました。

質問者
小暮千秋 議員
答弁者
町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 小暮千秋

通告に従い、一般質問させていただきます。初めに、子育てサークルへの支援強化について伺います。現在斜里町では昨年発足した子育てサークルが活発に活動しています。子育て中は同じくらいの月例の子ども同士を遊ばせたり、保護者同士の情報交換や悩みを共有できたりする仲間づくりが育児不安や親の孤立の解消、虐待防止に有効であり、子育てサークルの果たす役割は大変大きいと思います。ですが実際に今回立ち上げた方からは、小さい子がいる中で1からサークルを立ち上げるのは大変だったとお聞きしております。また、町内唯一のサークルであることから現在登録数が40組を超え運営が難しくなってきたため、今後はお子さんの月齢などで分けていくことも検討しているということです。これまで斜里町では子育てサークルは自発性に任せ、作ってみたらという働きかけはなかったように思います。自主的に運営するのがサークルではありますが、一般の趣味のサークルとは違い子育て支援という視点から今あるからいい、一つあればいい、ということではなく、今後新たなサークル発足を後押しするような支援が求められているのではないでしょうか。現在斜里町では子育て支援センターでの親子遊びの広場、また今月からは誕生祝い、みずなら森のスプーン事業に続く取り組み、どんぐり会がスタートするなど親子の出会いの場づくりに積極的に取り組んでくださっています。そうした事業をファーストステップとし、次の段階として新たな子育てサークルの発足へ移行していくようなコーディネートをこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。お考えを伺います。もう一つは8050問題についての斜里町の対策を伺います。80代の親が50代の子どもの生活を支えるという8050問題。社会問題として以前から指摘されてきたことではありましたが、最近の悲しいニュースからこうした家庭への支援が急がねばならないものとして浮上してきたと思います。この問題は子どものひきこもりの長期化、高齢化が背景にありますが、現在斜里町ではこうした方々の数の把握、実態調査は行われていますか。また今後の対策についてお聞かせください。

答弁 町長 馬場

小暮議員のご質問にお答えします。はじめに、1項目目の子育てサークルへの支援強化を!についてお答えいたします。子どもと向き合う大切な時間を、保護者が明るく希望をもって送ることができることは、子育て家庭にとっても、また、地域にとっても非常に大切なことであり、毎日の子育てに奮闘されながら、率先して子育てサークル活動に取り組まれている方々に感謝申し上げます。議員が述べられていますように、子育てサークルは、子育て期の保護者が子育て情報や悩みを共有して安心感を得て、また周囲の手助けを求められる環境が作られることで虐待を予防するなど、いろいろな側面から、保護者自身が互いにサポートしあえる取り組みであり、自発的・自主的なさまざまな活動の形態があるところです。町では、親子交流を中心とした保護者支援について、子育て支援センターの遊びのひろばやウトロのわくわく事業、今年度からはみずなら・森のスプーン事業のフォロー事業として、親子が集う機会としてどんぐり会を新たに設け、母子保健の分野でも、個別の家庭訪問事業の他に1歳の誕生日を目途にお誕生学級を開催するなど、悩みの相談や情報交換できる場づくりを進め、孤立化することのないよう心掛けているところです。今後も乳幼児から児童へ、子どもの成長過程の中で、それぞれの年代の保護者同士が、我が子はもちろん、我が子以外の子どもについても、その成長を見守り、地域が共に喜びを分かち合うことができる新たな人と人がつながる場、気軽に相談や励まし合えるような子育てサークルが誕生するよう、情報提供やニーズを把握しながら、子育てのしやすいまちづくりに努めてまいりますことを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に、2項目めの8050問題、斜里町の対策は?についてお答えいたします。8050問題は、80代の親が50代の子どもの生活を支えるというもので、その背景にあるのは、子どものひきこもりと言われており、こうした親子関係が長期化する中で社会的に孤立し、生活が立ち行かなくなる深刻なケースになっていく問題です。引きこもらざるを得なかった人たちの背景や状況は、実に多様であり、一人一人違っております。1点目の斜里町のひきこもりの方々の把握、実態調査についてですが、厚生労働省が定める定義として、ひきこもりとは、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6カ月以上続けて自宅に引きこもっている状態とされております。当町の支援状況等調査においても、平成30年度にご家族の方から相談を受け、現在もなお支援を続けているケースが数件あり、潜在的には他にもいらっしゃると考えられます。このことについては、家族内で対応しようとする傾向が強く、実数の把握はなかなか難しい状況にあることから、オホーツク管内にある相談支援事業所や障がい者支援団体を通じて、情報提供・収集を行ってまいります。次に、2点目の今後の対策についてですが、ひきこもりの状態となった場合、速やかに、状況に見合った、適切な支援の継続が必要であり、まずはご家族をはじめ、近隣にお住まいの方、民生児童委員等を通じて、相談していただくことが肝要であると考えています。また、場合によっては、成年後見制度等の活用も含めて、家族全体への対応や、引きこもっている方本人がどのような生き方を望むのか、そのために何が必要かという視点での長期の個別支援が必要と考えています。また、引きこもりの対象は、多くの場合生活困窮者のカテゴリーにあるとされていることから、新たな社会問題として、行政だけではなく関係団体や地域の協力を得ながら、根気よく取り組みを進めていくことが必要であると考えていることを申し上げ、小暮議員への答弁といたします。

再質問 小暮千秋

再質問させていただきます。まずは子育てサークルについてです。町長がおっしゃるとおり、斜里町では子育て支援センター、母子保健分野それぞれに現在取り組みを進めていただいております。他の市町村の事例を調べてみると母子保健分野、子育て支援センターが密接に連携し、次の段階としてサークル立ち上げの仕組みづくりをしている自治体もあるようです。斜里町では、母子保健分野を担当しているのはぽるとの皆さんだと思います。子育て支援センターとの連携、情報交換というのはどの程度行われているのかお聞かせ下さい。

答弁 町長 馬場

恒常的にそのような場を作っているというよりは、それぞれの分野で関わりを持った時に情報共有をしながら連携をしているのが現在の実態です。

再質問 小暮千秋

町長の町政執行方針の中で、子育て世代包括支援センターの設置に向けて検討を進めるとおっしゃいました。大変期待されるところですが、そのために各機関これからも連携を深めていただき、サークルのかたちは自主的な活動を後押しすることになりますが、将来的にはそうした経験が保護者の方の積極的な社会参画への下地になるのではないかと思いますので、今後ぜひ子育て支援の一環として取り組んでいただきたいとお願いいたします。もう一つ、8050問題について再質問させていただきます。引きこもりという言葉自体あまり良いものではないと思います。誰でも病気をはじめ、さまざまな要因からそうした状況になることは大いにあり得ることです。一番大切にしなければいけないのは本人、家族の困り感に応じた適切な支援になると思います。こうしたことはなかなか周りに相談できず長期化してしまい、結果が今の8050になっていると思います。すでに高齢化された家庭への支援はすぐにでも始めていただきたいのですが、長期化を防ぐためにも、まだ若い世代で家庭の中で引きこもりになっていらっしゃる方への支援も早急に始めなければいけないのではないでしょうか。現在は働き方もクラウドソーシングなどネット上へのお仕事も出てきています。テレワークに取り組んでいる斜里町なのでそうした働き方も提案できるのではないかと思いますが、そのような視点からのテレワークの活用は町長お考えでしょうか。

答弁 町長 馬場

最初の再質問で、都度連携を取っていくという話をしましたが、その一つとして、検診の度に両者がぽるとで集まって連携を深めていくとのことなので補足させていただきます。また、子ども包括支援センター等、子育てサークルを通じて保護者が社会参加をしていく、そのようなところから皆で町づくりが始まって子どもが大きくなっても町への意識を持って参画していただけるという意味では、とっかかりとして非常に重要かと思います。その意味で、なかなか後押しとはなりませんが、子育て支援センターやウトロの子どもセンターで定期的に交流する機会を持ち、かつ毎年誕生の皆さんに子育てガイドブックというのをお渡ししているので、その中に子育てサークルを立ち上げたいという方はご相談してくださいと言う投げかけをしており、そのような中で常に連携して相談に乗れる体制は作っていきたいと思います。8050問題で長期化しないで早く手当てをすることが大切というお話でした。そのとおりですが、どうやって把握するかが課題であり、その点については研究していきたいと思いますし、出番を作るという意味でクラウドソーシング、テレワークの活用という話がありました。実は障がい者の活躍の場という意味で、人のいるところではなかなか実力を発揮できない、でも障がい者を雇用したい都市部の企業と結びつけながらうまく活用できる道もあると、テレワークで来られた企業から聞いた話では現実的にやっているようなので、自治体とのマッチングがうまくいくかという問題はあるのですが、それも一つの方法だと思うので、引きこもりの50代の人ばかりではなく外に出ていけない、仕事ができない人のための一つの道としてしっかりと取り組めるように努力をしていきたいと思います。

再質問 小暮千秋

単純に就労ありき、ということではないのですが何らかのかたちで社会との接点を持つこと、困った時には本人も家族も一人で抱えず相談できる人がいる環境を整えることが大切かと思います。まずは長期化・高齢化する前に適切な支援につなげられるよう、数や実態把握は難しいと思いますが、ぜひ進めてほしいと思います。

答弁 町長 馬場

繰り返しになりますが把握はなかなか難しい、しかし保健福祉課の入っているぽるとがまさに何でも相談を気軽にできる場所であってほしいという願いは常々思っていました。作った時から困ったらまずは相談をする場所になってほしいという思いでいるので、まだまだ至らない部分はあるかもしれませんが、常にその姿勢で発信をしながら来られた方には相手に寄り添いながらやっていきたいと考えているので、情報があれば町にお寄せいただくことも合わせてお願いしたいと思います。

出典:斜里町議会 令和元年6月会議 2019年6月27日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる