猿払村議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日
第7次猿払村総合計画における生涯学習の関わりについて
2024年12月11日、猿払村議会の一般質問で、庄崎裕史議員が「第7次猿払村総合計画における生涯学習の関わりについて」質問し、村長 伊藤浩一、副村長 眞野智章が答弁しました。
- 質問者
- 庄崎裕史 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一、副村長 眞野智章
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 庄崎裕史
それでは、通告書に基づいて3点についてお伺いしたいと思います。最初に第7次猿払村総合計画における生涯学習の関わりについてです。第7次猿払村総合計画の基本構想には、仕事づくり、環境づくり、人づくりの3分野で計画が作られております。これはまさに生涯学習社会の理念だと考えますが、生涯学習及び生涯学習社会の構築について、村長はどのような見解をお持ちかをお伺いいたします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまの庄崎議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。生涯学習とはという部分につきましては、学校教育のみならず家庭や社会における教育活動、スポーツ、レクリエーション、ボランティアや趣味の活動も含まれるものと理解しておりますが、人々が生まれてから亡くなるまでの間において、自由に学習機会を選択し、学ぶことができ、その成果が適切に評価される社会として、生涯学習社会という言葉も用いられております。人々が暮らす上で学ぶということは、どの世代であっても、人生を豊かにする上で非常に重要なことであると考えておりますし、私としましては、自治体として、そこに暮らす住民の方々が学ぶことができる機会を提供する役目、また学べる環境をつくり上げていく役目があると考えております。
質問 庄崎裕史
私も村長と同じような考えで生涯学習を捉えております。そもそも生涯学習の理念というのは、昭和56年の中央教育審議会で答申され、昭和59年から昭和62年にかけて臨時教育審議会より生涯学習体系が提起され、昭和63年には生涯学習局が筆頭局として発足し、さらに、平成2年に生涯学習振興法が公布されています。この振興法が公布されると同じ頃に、それぞれの自治体で推進する部署をつくるということがうたわれていました。私も当時、社会教育主事として仕えていた時期だったと記憶しています。それから34年経って、しかも第7次猿払村総合計画の期間が来年度末で終了して、新たな計画が作られると思いますけれども、この9年間、特に、この3つの中の人づくりに関して、猿払村の現状をどう評価しているか、村長の見解をお伺いします。
答弁 村長 伊藤浩一
本年、3月定例議会で庄崎議員に対する答弁として、若干、重複するところがあろうかと思いますけれども、まちづくりに関しましては、次代を担う子どもたちの個性や可能性を伸ばすことができる教育環境の整備とまちづくりの主体となる村民の心が豊かになる人づくりを目指し、個別事業としては、修学資金貸付制度、奨学資金償還支援制度、ICT型学習教室の開講、また未来塾の開設などを行ってまいりました。また生涯学習という視点で考えますと、教育委員会が行う事業全般のほか、役場の各部署においても、村民の学びにつながる取り組みを進めてまいりました。最終的な評価は、村民の皆さまが判断されるものと過去にもお答えしましたが、限られた財源の中、また総合計画の後期には、コロナ禍による制限もありましたので、現状に必ずしも満足しているとは言えませんが、一定程度の成果につなげることができたのではないかと自己評価をしております。以上です。
質問 庄崎裕史
私も人づくりは進んできていると評価をしております。特に、ここに来て社会に参加する女性の方が非常に増えてきていると私は感じております。なぜかと考えたときに、子どもが生まれてからずっと子育て支援センターあるいは、幼児健診とか、保育所とか、数々の学びの取り組みが進められています。今、子育てをしているお母さん方が社会に参加してきていると。学びの機会が社会参加や人づくりに貢献していると思います。一方、生涯学習講演会、あるいは村民音楽会などの教育委員会が持っている学びは、著名な講師を呼んで、できるだけ人を集めてというようなことでやっているのでしょうけれども。そのほかにも先ほど村長がおっしゃったように、各課に学びの取り組みはされていると思うのです。例えば、漁業従事者でいえば、漁協の中で研修もやられているだろうし、農協の中でもやられているだろうし、あるいは各企業の中で社内研修も行われるだろうし、交通安全大会をやられたとか、高齢者ふれあい学級での勉強会があったとか、成年後見人の学習があったとか、全て生涯学習の範疇なのです。これは、それぞれの部署で取り組まれているのですけれども、計画をつくって推進されている方々は、生涯学習という認識があるかどうかというのは、私は疑問なのです。あったとしても、トータルして把握している部署がないと、猿払村の生涯学習の推進状況がよく分からないのではないかと思うのです。そういう部署ができればということで、生涯学習振興法にうたわれていたのですけれども、それがない現状では、どこが網羅したらいいかと思うのですけれども、部署がないのであれば、副村長あたりが把握するのがいいのかと思いますが、その辺りいかがでしょうか。
答弁 副村長 眞野智章
ご答弁させていただきます。庄崎議員のおっしゃるような生涯学習の捉え方を職員の中ではわからない職員もいると私は思っておりますので、今後、職員に改めて、研修をやる場合については、生涯学習の一環であるというところ、人づくりであるというところも含めて、もう少し内部で浸透させながら、最終的に把握していくことが必要になってくるのではないかと思います。職員の意識向上を含めて検討させていただきたいと思いますし、勉強させていただきたいと思います。以上です。
質問 庄崎裕史
できれば第8次の計画の中にも入れていただいて、村トータルで、どの部署でも人づくりは生涯学習を進めているという意識を持っていただければと思います。先ほど、女性の社会参加の話がありますけれども、なかなか参加しづらいでいるのは、30代、40代の男性なのです。これは産業各分野のリーダーが高齢化になってきて、後継ぎがいないという問題もあります。各分野における中心的な人材に育ってほしいと思いますし、社会活動や社会貢献ができる人、自ら課題を見つけて自ら解決できる人という方々を増やしたい。行政の役割は、その方に手取り足取りして、社会参加しなさいというのではなく、きっかけづくりをしていただきたいと思うのです。先ほど言ったように生涯学習講演会を年に1回やるのではなく、もっと細かい学習会や講座というのを開いていったらいいと思っています。そういうふうにするために、中学生には職場体験学習を猿払村でしていただいて、猿払村の産業や環境を体験してほしい。議会だよりに中学生のインタビューが載っていましたけれども、猿払村に残って仕事するのかと聞いたら、「私がやりたい職業がないので出ていく」というのが載っていましたけれども、少しでも地元に残って地元で活躍してもらえるような人を育てるためには、中学生のうちにふるさと学習や職場体験学習をして、猿払を見る目を広げていただきたいと思うのです。例えば、ホテルとか各会社、役場、消防、保育所、介護施設、加工場と見聞を広めてもらいたいことがたくさんあるのですけれども。今年度の職場体験は稚内市で行ったということを聞いて少しがっかりしたのですが、後で聞くと来年度からは猿払村でやりたいという話も聞きましたので、ぜひ続けてほしいと思います。あるいは、中学生議会を開いて、少し行政に、政治のほうにも目を向けてもらえればと思っています。あと、先ほど大人数ではなく、少人数を対象とした講座や学習会を回数多くして開催するというと予算がかかると。自前で安い、安いと言ったら叱られますけれども、それなりの講師、謝礼で済むようなことも考えたらいいのではないかと思います。例えば、地球温暖化と道北農業の可能性。今、これだけ気温上がってきて、麦が採れるようになったり、いろいろなものが採れるようになってきています。そういうお話を農業試験場の方に来ていただいて話してもらう。あるいは海水温上昇に伴う漁業の変化、これは、水産試験場の方に来てお話をしてもらうとか。海水温上昇に伴う漁業の変化でいえば、うわさでは今年のホタテ種苗がうまくいかなくて、来年、放流する稚貝が手に入らない可能性があると聞きます。今年だけではなく、2年、3年続いていったら、もしかしたら、地まきする稚貝が不足して、ホタテの資源量が不足になるのではないかということも懸念されます。そういうことが懸念されるのだけれども、海水温上昇に伴って、漁業はどういうふうに変化していくのか、今とれているものはどう変化していくのか、漁業関係者だけではなく、村民も知りたいのだろうと思うのです。そういうこともあるし、最近、詐欺メールが増えていますけれども、SNSの効果的な使い方と詐欺メールの見分け方ということで、警察の生活安全課だとか、猿払村と取り引きしているリコーさんとか、そういう方々のところで村民の学習会を開いたり、最近、出てきていますけれども、YouTubeでの動画の作り方。若い人たちにつくってみようということで、村内のユーチューバーの方に講師になってもらうとか。あるいは猿払村の歴史を郷土資料の詳しい方に教えてもらって、猿払の歴史を若い人に継承していかないと。村史編さん第三巻をするか否か、わかりませんけれども、第一巻から第二巻までの間に41、2年かかっているのです。この後40年経つと、2050年くらいになるのと思うのですけれども、その辺り、第三巻を編さんするときに、今の歴史が気づいたら編さんのしようがないだろうと思うので、学習会も必要と思うし。猿払の自然、自然を守るということが出ていますけれども、そういうのも、大学の先生に講演をいただくとか、イトウの会に一肌脱いでもらったりすると、たくさんお金をかけなくても、講座を開けるのではないかと思います。そうはいっても、実際に動いて先頭に立ってやるのは、今の部署でいうと、教育委員会の社会教育・スポーツ係が中心となると思いますけれども、今、配置されている職員は2人で、その2人とも兼務発令されているのです。生涯学習、人づくりということに特化していくと、兼務発令では、多忙になって人手が足りないのではないかと思うのです。庁舎内全部足りないので、そこだけ増やせないと思うのですけれど、進めていく上には担当部署をもう少し、人的な保障もして、予算をつけて、進めていかなければならないと思うのですけれど、その辺りはいかがでしょう。
答弁 村長 伊藤浩一
十分に職員が採用できるという状況になれば、そういうことも教育長とも相談をしながら考えていかなければなりませんけれども。今のところ、いっぱいいっぱいといいますか、そういう状況の中で、人事配置をしているという状況ですので、確かに兼務発令というところについては、それぞれの各部署を見ていただくとわかるとおり、兼務が多いと。課長補佐が係長兼務している部署もありますし、どこに力を入れていくかというところも、大事なところですけれども、これから新しくまた、行政の在り方として、DXを進めていかなければならない。その中でAIを活用していかなければならないところでは、当然、これから3年後、5年後、ほかの自治体と比べて手遅れないように進めていかなければならないことについては、新しい部署を将来的に立ち上げるということも考えていかなければならないと思っております。ただ、教育委員会の生涯学習というところにつきましては、ほかの自治体の機構図を見ますと生涯学習係を設置されているところもありますけれども。今後、教育委員会と協議をしながら、村長として、また教育長として、どういうふうに力を入れていくかというところも含めながら、検討していきたいとに思っています。
質問 庄崎裕史
ただ学習機会が増えれば増えるほど、個々の担当する部署の仕事量も膨大になっていくのだろうと思います。先日の文化祭に442名。村の人口の17%の方が2日間に集まってきたと。その準備に新聞折り込みから、回覧で回したり、きめ細かく宣伝したおかげで、たくさんの人が集まったと。また会場準備も教育委員会も全員で取りかかってやられたということでは、何か一つやるのでも人手が不足なのだろうと。もし人手が配置できなければ、近隣の課で手伝える人は手伝って、庁舎を挙げて応援したらいいと思います。先ほど、少し予算を増やしてと言ったのですけれども、今年度の一般会計の当初予算は57億8100万円でした。10年前の平成27年では46億8800万円でした。当初予算でいうと、10年間で11億円ほどの予算が増えているのです。しかし、その中の教育費は、大規模改修、教員住宅新築や給食センターの改築などのハード面を予算に入れると上がるのですけれども、ここ10年間を平均して、7%程度、教育予算全体の。そのうちの社会教育の予算は0.7%で、ずっと0.7%前後で推移してきているのです。三位一体改革は平成15年です。構造改革で義務教育費国庫負担金が一般財源化になった途端、教育予算は削られるのです。一般財源だって、懐が厳しいですから、ここの部分はということで、削られてきてこの結果なのです。教育費の7%、あるいは社会教育費そのうちの0.7%前後で推移してきてずっと変わらないできているのです。上げてもらうことできないでしょうか。私、かつての村長に聞いたのです。国が積算されてきている義務教育費国庫負担金が積算できていますよねと、そのうちの何%使っているのですかというのを話したら、明確な答えはありませんでした。そのときにはまんどに使っていない、そのぐらい苦しいと言われたのですけれど、そのときから配分が変わっていないのです。よろしければ、配分を見直して、このぐらいまではできるのではないかというようなことを考えられないでしょうか。税収のこともあるのでしょうから、考えていただきたいと思います。今年のものにもならなくても、第8次総合計画もあることですから、この人づくりというものは、目に見えてわかるものでないのです。建物を建てるとか、診療所にするというのだったら、村民が肌でわかるのです。人づくりということで言えば、5年、10年かけないと、なかなかわからない。わからないものにはお金をかけられにくいのですけれども、かけていただければと思います。その辺りいかがでしょう。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えします。村長として、教育費に予算をかけて人づくりにかけるリーダーシップというのは、当然、大事だと思っております。われわれとしては、排除しているわけではなく、非常に大きくかかっているのは学校施設の改修だとか、そういうところに相当、全体として教育費は結構大きな一般財源中では割合を占めているのです。その中で議員おっしゃるとおり、ソフト面の人づくりという部分については、僕もすぐ結果が出ると思っておりませんし、子どもたちのピアノとか、スポーツ大会とか、ああいう形を見ると、子どもたちは練習をして、全道、全国大会に行きますし、そういう形を見ますと、あとは教育委員会がどう考えるかというところで、今年度の予算の中で検討してまいりたいと思っています。
質問 庄崎裕史
教育委員会に頑張っていただいて、講演、講座、学習会を増やして、予算要求していただければと思いますので、よろしくお願いします。