みんなの議会

猿払村議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日

新商品開発の取組みについて

2016年3月8日、猿払村議会の一般質問で、山森清志議員が「新商品開発の取組みについて」質問し、村長 伊藤浩一、副村長 眞野智章が答弁しました。

質問者
山森清志 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、副村長 眞野智章

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 山森清志

それでは通告に従い質問をさせていただきます。新商品開発の取組みについてお伺いいたします。本村の基幹産業である漁業、農業は地域を支える重要な役割を担っており、現在の猿払村そのものと言っても過言ではないと考えます。しかし、過去には乱獲により資源の枯渇を招き、日本一貧乏な村と言われるほど困窮を極めた歴史があります。今や猿払ブランドのホタテは、世界の様々な国へ輸出するまでに成長しています。日本の水産物輸出の第1位はホタテ貝であり、その中でも大きな貢献を猿払ブランドのホタテ貝が担っています。しかし、水産業の弱みは自然が相手であり、いつ何時状況が一変するか予測がつかないということであり、仮に現在の好景気が激変する事態が起きた場合、それが本村の財政状況を直撃するのは明らかであります。それが住民サービスの低下を招き、人口流出を加速させ、本村の存続意義が薄れていくと考えます。仮に現在の状態が継続したとしても、人口減は今後も進んでいくのは明らかであります。それに少しでも歯止めをかけるためにも新規産業の創出は不可欠であり、産業振興にも寄与するものであります。将来の本村の安定した行政運営を維持するためにも、また、中長期的な観点からも新商品の開発の取り組みは欠かせないものであると考えますが、村としての考えをお聞きします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの山森議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。新商品の開発につきましては、村では現在、企画政策課地場産品開発係にて担当しており、新商品開発の取り組みに関しましては、「第7次総合計画」、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中で、向こう10年間で最低5品目の商品開発を行うという成果指標を掲げております。考案した商品については、結果として不採用になることもあるかとも思いますけれども、チャレンジ精神を常に持ち、商品の開発を続けていくよう職員には指示をしております。また、一般企業等による新商品の開発に関しましては、今定例会で議案として提出しております、猿払村企業誘致及び地域企業再生促進条例の一部改正により、新事業の促進や生産性の向上を目的とした改正を予定しているところであり、既存企業はもとより、新規参入企業に対しましても村として支援していく考えでありますし、それによって新たな雇用が生まれることを期待しております。以上です。

質問 山森清志

村長は先ほどの平成28年度の村政執行方針でも述べているように、新たな商品開発の体制整備と特産品のPR強化として、本村の基幹産業である水産業と酪農業の産品を活用した新たな商品展開をさらに拡大するとともに、生産体制の充実を図り、継続的な商品の安定生産に向けた開発、研究を行い、販路の創出、拡大に努めていく。そしてさらに重点項目として、商品開発や特産品開発に向けた体制の充実及び人材育成、そして安定生産に向けた開発、研究の積極的推進と技術の向上という方針を打ち出しております。新商品の開発と一言で言っても、開発するにあたっては、それなりの人材や環境や施設等が必要であります。また、新製品開発は新規事業をつくり出す可能性があり、新規産業創出に寄与するものと思います。簡単に新規産業と言っても利益を追求する企業にとっては、まずは、官民一体となった取り組みが絶対条件であり、行政としてやる気のある企業の後押しをするのは当然と考えます。これは単純なようで並大抵のものではないと思っていますが、また昨年、地方創生担当大臣と接見した際も、猿払村は6次産業が極端に弱いと指摘をされております。政府の方針が地方創生を後押ししている今だからこそ推進すべきであり、二の足を踏んでいる時ではないと思っています。そのためには、それなりの予算の割り当てが必要でありますが、政府の平成28年度の当初予算にも地方創生関連だけで1000億円以上の予算の割合があるようでありますが、こういった予算の活用も絶対条件であります。予算を獲得するのは、行政の人間として腕の見せどころではないかと考えております。また、そのような予算を十分活用できるような事業を展開すべきであると思いますが、この点についてお伺いをいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの山森議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。商品開発の部分につきましては、技術担当者ということで昨年11月に新規に技術者を一人採用させていただきました。その中で今、牛乳と肉の館の中で商品開発を進めているという現状でございます。また、確かに議員仰られたとおり、昨年、国の方に出向きまして、石破大臣のほうとお会いをさせていただいて、移住定住関係の部分についても、交付金の利用を是非させていただきたいというお話をさせていただいた中で、猿払村は非常に人口の流出も少なく、減少も少ないというお褒めの言葉をいただいた一方で、6次産業化に向けた取り組みが若干弱いだろうというお話をいただきました。その中で、先ほども答弁させていただきましたけれども、第7次の猿払村総合計画の中で最低向こう10カ年で5品目をつくってほしいということで職員には指示をしております。そして現在、バター、今プレーンバターが1種類ありますけれども、このバターの種類、味ですけれども、これを増やした中で今現在、商品開発を進めていると。それと、あの地場産品を生かした中でのスイーツを今商品開発をしているという状況でございます。この部分につきましては、なるべく早いうちに商品化に向けた取り組みを進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をしていただきたいというふうに思います。なかなか牛乳と肉の館の施設整備も含めてですね、非常に難しいところもありますけれども、今後、地方創生事業の一環として交付金等がありましたら、積極的に予算の交付金の獲得に向けてですね、一丸となって私も努力してまいりたいというふうに考えております。

質問 山森清志

今、村長のほうから予算の獲得を目指したいということでありますが、予算というのは待っていても来ないわけでありまして、まずは事業計画、これをきっちりと打ち出して、それが国の意思と合致すれば、予算はおりてくると私は思っております。今もバター、その他品目について村長から伺いましたが、まずはスピード感を持ってこれに取り組まないと、1品創り出すのに2年、3年とかかってしまう。それが、もし良ければ売れるでしょうが、もし万が一、これが人気のない商品だった場合には、また違うものを創り出していかなければならない。これは一般の企業では当たり前のことですが、次から次と新しいものを打ち出していかなければ、こういったものは成功しないのではないかと私自身は思っております。是非ともスピード感を持って予算の獲得、そして新商品の開発、この辺も含めて行っていただきたいと思っております。関連していますので、このまま次の質問に移りたいと思います。②ですが、6次産業は製造、販売、流通をすべて一括で事業化するものでありますが、今や6次産業の振興はどこの地域でも推進しており、国が推し進める地方創生の大きな役割を担う事業となっています。本村には、6次産業振興に不可欠な資源が豊富にあり、さらに今まで廃棄していた水産物や開発途上の農産物などもあり、このような豊富な資源を活用した製品開発がすぐにでも行える状態であると考えます。このような事業は、本来、民間事業者が行うことが望ましいものでありますが、そのためには村が政策を打ち出して事業者を募集しなければならず、現在の状況を鑑みても厳しいものがあると考えます。本村では、新商品開発の取り組みの一環で村が主体で開発し、昨年「ホタコロ」を販売開始しましたが、今後、さらなる製品開発をするべきであり、また将来的に民間企業に移行させていくべきと考えますが、そのための基盤づくりを今は村が先導し可能性を示す必要があります。また、現在製品開発や製造をしている施設に関しても農産物が主体のものであり、今後、水産物の開発、製造する施設に転換していく必要があります。新商品開発の取り組みには施設整備の充実も視野に入れなければなりませんが、村としての考えをお聞きします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。若干、先ほどの答弁とダブるところはあるかもしれませんが、ご容赦をお願いしたいと思います。現在、乳肉加工施設ですけれでも、牛乳と肉の館では、牛乳、乳製品及び食肉加工の製造販売を行っており、水産加工物の開発や製造は取り扱っておりませんけれども、今後におきましては、酪農業や水産業を含めた幅広い分野での商品開発を検討するとともに、製品化につながった段階で施設の整備も進めていきたいと考えております。また一方で、村で整備する施設は、開発、研究を目的としたものに特化し、製造、販売については他の民間業者で行う形式も検討しなければならないというふうに思っております。また、新たな商品につきましては、先ほども言いましたけれども、ある程度の試作品ができまして、私も試食をさせていただきました。この部分については僕も非常に美味しいということで、これからの商品化に向けてですね、鋭意、地域おこし協力隊も含めながら地場産品開発係のほうで前向きに検討してスピード感を持った形でやっていきたいというふうに思っております。また、拠点となる所については、牛乳と肉の館の施設が拠点となるかと思います。その部分で水産業の資源物を活用した中での商品開発という部分については、どうしてもいろんな水質汚濁だとか、いろんな部分の施設整備が相当数必要だろうというふうに考えておりますので、こういう形の中で水産物、それから酪農業の産品を活用した中で商品開発をしていく中では、引き続きどうしても必要な場合については、施設整備の検討もしていかなきゃならないというふうに考えております。以上です。

質問 山森清志

ただいま村長より施設のことに関して答弁がありましたので、そのことについてお伺いしたいと思いますが、現在の施設は先ほど村長も述べたように、チーズやバターや乳製品という部分が主体でありますが、万が一これを水産物の物を加工する施設に変えるとした場合、その施設は今のままでは持続できないというふうに私は、先ほどの村長の答弁から察しましたが、もしこれを水産物や農産物そういった物全て、まあ他の物もありますね、これから出てくるいろんな資源を活用して、それを商品に開発するという部分で総合的に考えていかなければならないと思っています。もし万が一、じゃああそこで水産物の物ができないとなった場合に、じゃあ新しく水産物の物を加工する施設を研究、開発する施設を作るのかという話にもなってきます。そうなってくると、先ほども村長が言ったように、いろんな問題が起きてきます。予算もかかるでしょう。万が一、国や道からの補助が受けられたとしても、それを持続するという部分では難しいものがあると思います。できることならば、水産物も農産物もその他の商品も含めて一括して同じ施設で研究、製造、販売するというのが望ましいものであると思いますが、どれも予算がなければ成り立たないものであります。その辺も含めて今後どういった形でそれをもし万が一、水産物を研究、製造する物、施設を作るとなった場合に、これからどのぐらいの施設の規模にするのか、あのままのたぶん規模では成り立たないと思います。増築も含めて計画を練らなければならないと思いますが、そこまでやる意思があるのかどうかお伺いします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。新たな施設を建設することについては、非常に難しいだろうと。これから現在抱えております公共施設の営繕、修繕関係も含めると非常に厳しいだろうというふうに考えております。拠点としては、現在の牛乳と肉の館が拠点として、そこで製品を開発したり製造したりという形になっていきます。あそこの経営体系につきましては現在、猿払村とJA東宗谷が出資をしている建物でございます。村が約8割、JAが2割という形の中でそこを村の物としていく部分については、JA東宗谷のほうと協議検討をしながらですね、課題について解決をしながら将来どうしていくべきかという部分については、JAのほうときちっと協議をさせていただきたいと。その上で、乗り越えるところは乗り越えながら商品開発を進めながら販売も含めてきちっとやっていきたいというふうに思っています。その段階で、新しく水産物を利用した中での商品開発をしていくんだということで、どうしても施設が手狭だという部分については、増築をするなり、いろんな機器を導入するなどしながらですね、進めていきたいと。その時についてはまた、議員各位にご説明をさせていただきながら進めてまいりたいというふうに考えております。

質問 山森清志

本来であれば、こういった質問は6次産業という部分で質問したかったのでありますが、先ほど私が述べた「ホタコロ」に関しては、これは6次産業ではありません。6次産業というのは、例えば漁師の人が自分で獲ってきた魚や貝を自分で加工して、そして販売ルートに乗せるっていうのがこれが6次産業です。今の「ホタコロ」は6次産業ではありません。ただし、理想というか、本来であれば、こういったものは6次産業化して販売しなければならないものであると私は思っております。ただ、いまの時点では、その6次産業というのは例えば、漁業協同組合で製造・販売している干し貝柱だとかソフト貝柱がまあ製品のひとつです。そういうものは、たぶん6次産業になるのではないかと。ただこれを漁組なり農協さんにお願いをして、またつくってくれということはこれはちょっと今の時点では酷ではないかと考えております。まずは、行政が道筋を付ける。そして、最終的には業者さんを探す、若しくは出てくるかもしれないですね。そういう人達が6次産業に向けて取り組む。これは漁組さんがやらなければ6次産業にならないわけですから、これは非常に難しい。というのは、今の形態からしてみると、例えばホタテに関して言うと、これは企業体という形でやってますから、それを企業体の中で6次産業の物をつくっていくのか。例えばじゃあ漁業協同組合の中で6次産業、干し貝柱、ソフト貝柱というのは必然的にできた製品ですから、新たに別なものを考えてつくっていく、これは不可能ではありません。ありませんが、今の形態では非常に難しい壁があると私は思っております。しかし、これ将来的には、ずうっと村があの施設で物をつくっていくのかという部分に関しても疑問を持っております。というのは、先ほども言ったように本来は6次産業、これを推し進める、これが最終目標という形で村は考えていかなければならないと。ですから、今これから先ほど村長が言ったような施設を作るんだと仰いましたけども、その施設も将来わかりませんよ、何年後になるかわかりません。5年後、10年後、20年後、わかりませんけども、その時に6次産業の業者がその技術を用いて製品化していくっていうことをしていかなければ、これは初めからそれを考えてやっていかなかったら、その時になってまたバタバタになってしまうということも起こりますので、やる時には初めからそれを念頭に入れた形で施設を作っていくべきではないかと考えています。それから先ほど村長が言った、今の施設はJA東宗谷さんが負担が2割で村が8割であるということ。じゃあここで水産業をやりますといった時に、じゃあ漁組さんも何割か出すのかと、これは当然なってきますよね。ただ先ほども言ったように、それは非常に難しいという部分があります。で、この際思い切って8割、2割をね、村が10割にするのかということもこれ、実際問題考えていかなければならないことだと思っています。そうすることで全ての資源が製品ができる。水産業も農産物も含めて達成できるのではないのかと私は思っておりますが、今後そのような計画を考えることをするのかどうかお伺いいたします。

答弁 副村長 眞野智章

ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。村長も答弁したようにですね、この牛乳と肉の館の部分でまず、建物自体は平成4年に建設をしてもう24年が経過したと。当初の目的としては、やっぱり酪農振興とですね、酪農のイメージアップとそういうような形で今も現在、実習並びに乳製品を作りながら運営をJA東宗谷とですね、村との共同出資により第三セクターとして運営しているということでございまして、その部分で議員ご質問のようにですね、じゃあ水産業がやる場合どうなんだろうかというところについてはですね、やはりしっかり今の出資母体のJAと村と協議をしながらですね、今のほんとに全体を考える上でやはり、猿払村を支えているのは漁業と農業の一次産業が柱となっているわけでございますから、この辺の部分を含めてですね、新製品をやはりつくっていくのが本来の姿かなというふうにも思っておりますし、国としてもやはり地方創生加速としてですね、やはり新3本の矢として希望を生み出す強い経済ということも言われておりますので、やはりここは村が主導権を握った形でですね、新規事業の促進など民間企業と合わせて継続していくというかですね、促進していくことが妥当だろうというふうにも考えますし、27年度の牛乳と肉 の 館 の ふ る さ と 納 税 の 取 扱 高 も で す ね 、2894件の1700万円以上の売上があるということもございますので、この辺もう少し水産業を使ったですね新製品を考えることによってですね、もう少し幅も広がるものかなというふうにも思っております。いずれにしても今の先ほども村長が答弁にありましたけれども、施設の部分で新しく建設するというところはですね、非常にハードルも高いのかなというところもございますので、今の生産環境、いわゆる後は並びにですね施設整備等の部分もですね、今の検証した上できちっと今後考えていきたいというふうに思っておりますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。以上でございます。

質問 山森清志

今後、前向きに検討したいということでありますので、よろしくお願いいたします。それから、先ほど言ったような事業形態を変えていくということになると、今までやってきたものを変えていくわけですから、もしかすると弊害が起きるかもしれません。それに関しましても、他の団体等も含めて円滑な方法でそれを移行していただきたいと思っております。この新商品の開発という部分の私の最終目標としているのは、当然皆さんも同じだと思いますが、住民の生活を安定した生活をさせる。もっともっと向上させた生活を住民にしてもらう。これが目標であります。そのための一つが新商品の開発であり、雇用を増やす、地場産品を増やして雇用を増やすということがこの質問の趣旨でありますが、これは先ほども村長も述べていたように、地方創生にもつながっていくものではないかと思っております。昨年、本村では地方創生、これは関連したことですので質問をさせていただきますが、先行型交付金を受け取りました。その、まあ知っている方もいると思いますが、全国67の自治体で応募があったそうです。先行型でいう部分に関してはね。総数1153件、236億円が交付をされました。そのうち、北海道だけでみるとわずか55市町村だったそうです。そのうち、13億円が236億円から支払われました。ただし、その中で本村のような単独の事業というのは、僅か38件だったそうです。北海道の中で。率にすると、全国の率にすると62パーセントだったそうですが、その62パーセントの中に本村の先行型交付金が与えられました。これは、本村の事業が優れた事業であったと認められた証しであります。同じスタートラインから事業を計画、立案したアイデアと実行力はこれは私は賞賛に値するものと思っております。しかしこれは、どんな事業計画でも同じでありますが、新商品を開発するということは、アイデアだけでは製品化することはできません。それに伴う研究、開発が不可欠であり、先ほど言ったように施設整備も重要であります。本来であれば、生産、加工、販売という完全独立産業化が望ましいものでありますが、先ほど言ったようにホタテ貝だけに関してみると、それはもうちょっと先の話になるのではないかと。そのための道筋というか後押しを本村としてはしていかなければならないと考えております。是非とも円滑な方法で事業を移行し、計画立案していただきたいと思っております。これは答弁はいりません。では、最後の質問です。どのような優れた事業計画も最終的には優秀な人材が必要であり、その確保が最重要課題であります。新商品の開発にも人材確保が重要課題であり、現在は、職員とともに地域おこし協力隊が製品開発、製造に携わっていますが、隊員には3年という期限の縛りがあり、今後任期満了に伴い他の地域への転出、または村内に留まる意思がある場合でも新規雇用先を探さなければなりません。人口減少対策のみならず優秀な人材を確保するという意味でも雇用創出を図るべきであり、そのためにも新商品開発を専門とする部署、またはプロジェクトチームを設けるような施策も今後必要であると考えますが、村の考えをお聞きします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。現在、牛乳と肉の館におきましては、現有の職員体制では食品衛生管理や新商品の開発などを進めることが困難であったことから、昨年10月に地域おこし協力隊1名と昨年11月に有資格者である村職員として1名をそれぞれ採用させていただいております。議員仰るとおり、地域おこし協力隊には3年間という期限があるため、任期を終えた後は村を離れる可能性もあるわけでございますけれども、大変優秀な人材であると評価しております。そのため、私としましては村に残っていただき、任期満了後も何らかの形で村のために頑張っていただきたいというふうに考えております。新商品開発にそのまま携わっていきたいということでありましたら、畜産振興公社の職員になるか、または村の職員として勤務していただくかは、今後本人とも相談をさせていただきながら検討していかなけばなりませんけれども、いずれにしましても、村としてできる限りの支援を行ってまいりたいというふうに考えております。また、今は牛乳と肉の館内の職員の独自性を期待し、新商品の開発を進めていただいておりますが、役場職員などの若者が中心となるなど、外部からの視点からの新商品開発のアイデアを出していけるような仕組みづくりにつきましても、今後検討してまいりたいというふうに考えておりますし、私もこの新商品開発という部分については力を入れていきたいということで、就任当時に商品地場産品開発係を創設させていただいて、今そこのところで一生懸命やっているという形でございます。以上でございます。

質問 山森清志

昨年度、国勢調査がありました。1920年の統計以来で初めて日本の人口が減ったというところは皆さんがご存知のところでありますが、しかし本村のような地方の自治体にとって人口減少は、今や当たり前の現象であります。既に取り返しのつかない状態となっている自治体も存在してるのが現状と考えております。現に、宗谷管内では昨年12月からの3カ月で293人、この1年では965人、約1000人もの人口が減少しています。本村の減少率は依然低く移行しておりますが、一人でも多くの住民を村外へ流出させないような地域づくりを継続的に行っていかなければなりません。そのためには雇用の促進が絶対条件であります。地域おこし協力隊の方々は、3年間の生活の中で本村の魅力を発見し、今後も住み続けたいと希望する方がいるかもしれません。3年間の活動の中で様々な知識を吸収した優秀な人材を流出させるわけにはいかないと私は考えております。この地に生まれ育った者にはわからない本村の魅力と可能性を隊員の方々は知っていると私は思っています。隊員経験で養った知識を生かした雇用体制が一番力を発揮できるものであります。新製品といっても水産物や農産物の商品だけではなく、観光資源も実際、地方の自治体にとっては貴重な資源であります。地域おこし協力隊は、本村の魅力を発信するという役割も兼ねています。このような様々な新製品に関した雇用促進について、例えば観光、これも商品と言っていいのではないかと思いますが、それについて考えをお聞きします。

答弁 村長 伊藤浩一

観光につきましても当然地方創生の地域おこしの一環として、私も力を入れていきたいというふうに考えております。昨年、移住定住の方々が120名ほど本村に来ていただきました。その中で私たち村のいいところをいろんなPRをさせていただいたんですけども、現実に私たちもPRはさせていただきますけれども、地域おこし協力隊の方々が実際に東京とか長崎からうちの村に来ていただいて、その中で、うちの村のいろんなところのPRをしていただく。そちらのほうが逆に説得力があったんじゃないかなという形の中で非常に僕も喜んでおりますし、実際そういう方々もですね、新商品開発だけではなくて観光の部分もいいところでいろいろ彼ら一生懸命に努力していただいておりますので、今後その観光の部分もですね、一緒にこれから地域、全道、全国の方々にですね発信していっていただいて、また聞いた方々が伝書鳩のように猿払村をまたPRしていただけるような施策も含めて検討していきたいと、積極的に進めていきたいというふうに考えております。以上です。

質問 山森清志

ただいま村長の答弁の中で、おもてなしという部分で首都圏から120人ですか、本村に来村したということでありますが、私も漁業者の一人として漁港など付いてまわった一人でありますが、非常にびっくりしたのが、こんな田舎にと思っている住民もいるかもしれませんが、あのう素晴らしいと。何も無いのがいいんだって言われて、褒められているのか、けなされているのかよくわかりませんでしたけども、本当に首都圏の人はそういったものをただ見たいだけで、観光の人もまあ3分の2ぐらいいたかもしれませんが、残りの3分の1くらいの人はおそらく就活ではありませんが、将来仕事がね、何もなくて首都圏はもういいと、人混みの中はもういいという人が本当にここに住んでくれるんじゃないかというぐらいの勢いで皆さん語っておられました。私もいろんな人とその時話させてもらいましたが、ほんとにびっくりしたのが、素晴らしいという一言に尽きると思います。何十人もの方がこの猿払村に来て、見た所はたいした箇所はありませんでしたけども、例えばホタテの加工場に行ってね、木箱に入ってる干し貝柱を手掴みでね、もらえるなんて普通の住民でもあり得ないことです。組合員でもあそこには入っていけないわけですから。そこに行って、そのようなサービスをね、漁組さんの協力も得てやってもらったという部分に関しても感謝をしたいと思いますが、それがあったからというわけではありませんけども、そういった部分でもこれからね、人口増につなげていけるような施策もできるのではないかと。それの一環として観光資源というものもひとつの商品であると私は考えております。この新商品の開発というのは、物だけではなく夢や希望もその中に含まれているのではないかと考えておりますので、いろんな分野でのもの、これからおそらく事業計画を先に進めるのであれば、事業計画をきちっと練って、そして他の団体ともうまく取り持っていけるような形で議会のほうに提出をしていただきたいと思っております。最後に、村長にもう一言答弁をいただければと思っております。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えします。最近は地方創生という言葉が少し薄れてきましたけれども、そういう部分にはしっかり力を入れてですね、これから移住、定住、それから観光資源という形の中でしっかり力を入れながら計画をきちっと作って、また、先行的な地方創生の交付金等がこれからたぶん随時出てくるかと思います。その部分については敏感に反応させていただいて、きちっと計画を作る。その中で議員、また議員各位のほうにご説明をさせていただいて、賛同を得られるような計画づくりをして、将来の猿払村が少しでも人口減少がならない、少しでもなだらかになれるような施策に今後職員一丸となって取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 山森清志

この事業を計画するということでございますが、最初に言ったように、これには予算というものが必要であります。村の予算を全部使って単費でやるというのでは、これは計画はすぐできるはずでありますが、そういうわけにもいかないという状況でありますのでね、是非とも予算というものは、さっきも言ったように地方創生関連だけで平成28年度、1080億円の予算が付いております。これを少しでも1円でも多く獲得するための事業計画というものは、これは私たちではなく皆様方、職員の仕事であります。それを議会に提示していただく。これが絶対条件でありますので、是非とも素晴らしい事業計画を練っていただきたいと思います。答弁はいりません。終わります。

出典:猿払村議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる