みんなの議会

猿払村議会 平成26年第2回定例会 2014年6月25日

酪農対策について

2014年6月25日、猿払村議会の一般質問で、金子清議員が「酪農対策について」質問し、村長 伊藤浩一、産業課長 坂本秀喜が答弁しました。

質問者
金子清 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、産業課長 坂本秀喜

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 金子清

3番目の酪農対策についてお伺いします。第一点目ですけれども、ポロ沼地区の国営総合防災事業についてでございますけれども、ポロ沼地区の防災事業も皆さまの理解によりまして工事も大分進んでおります。受益者となる我々の畑も面整備、ようするに畑に切り替わる面積も増えてきました。そこで以前にも質問しましたけれども、そのときもあまりいい返事いただけなかったと思うんですけれども、受益者の負担軽減の考えはまとまったのかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。本村は草地型酪農の地域であり、安定的な経営を進めるためにも定期的な草地整備を行うことは重要な取り組みとして私も認識しております。御質問にあります国営農地防災事業ポロ沼地区は、平成23年度に着手し、平成31年度の完成を目指しており、今年度の農地整備に係る事業量は100ヘクタール程度が計画されております。また、ポロ沼地区以外を対象に道営草地整備改良事業シネシンコ地区も平成24年度から平成 29年度の期間で実施中で、各酪農家の草地基盤を整備するにあたり、より負担軽減が図られる事業を選定し現在実施しております。ポロ沼地区事業受益者の負担軽減対策でございますが、事業着手前の事業促進期成会等で事業用の土を村有地から使用し、その売買代金を負担軽減に使ってほしい旨の話があったことについては元村長の方から聞いております。しかし、置き土工として必要な土量が詳細設計後の平成22年度で大きく減少したことや、土の輸送距離が長く燃料費の高騰による影響が大きいことから土取り場の事業地域付近への変更も現在求められている状況で、さらに同程度の負担で道営事業を実施している農家もおりますことから、このことも視野に入れて、今後は全農家を対象とした草地整備に対しての有効な支援策を、取りまとめ団体となる東宗谷農協など関係団体と今後十分協議を進めて検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 金子清

このポロ沼の置き土の関係でございますけれども、我々としては置き土はやはりしてほしいという希望は、随分面積的には多いんです。でも予算の関係からその国の考えなりからやはり置き土の面積が減ったということもあって、なかなか土地の嵩上げをして排水をよくしようという考えだったんですけども、なかなかそこまでの予算が置き土をやると多額といいますか、相当な額になるもんですから、やはりその辺が予算からというか想定から外されてしまったというのは現実ではないのかなと思うんです。けれどもそういう中で受益者だけではなくて皆の負担軽減も含めて東宗谷農業協同組合とも協議するということなので、皆さんと一緒に協議するっていうのは大事なことだと思うんですけれども、これいつ頃まで、期限がないとなかなか、今度私が質問しないとまた進まないというような事になっても困りますので、ある程度のその時期はどのくらいでそういう支援対策なりなんなり結論として出せるのかちょっとお伺いしたいと思います。

答弁 産業課長 坂本秀喜(産業課長は2016年3月まで)

御質問にお答えします。村の調べではありませんけれども宗谷総合振興局の調査の中では、年間の草地整備量、補助事業を使っての草地整備を含めてでありますけれども、管内全体で約4.3パーセントの草地整備しか行われていないということで、私より金子議員の方がより詳しく御存知だと思いますけれど、草地については大体10年から15年、長くても15年ぐらいに更新をしなければ牛の趣向性、栄養分等々の弊害が出るというふうに僕らも抑えております。今回、御質問にありましたポロ沼地区は 31年まで、道営草地については29年まで、というまだまだ経営するうえでは長いスパンでの取り組みが必要だというふうに思っていますので、今、私達が考えているのは中山間制度、中山間直接交付金のあり方が26年度で一度、26年度を期限に新たなものになりそうだ、という推移をみながら農協と協議をして草地整備の推進率をいくらかでも高められるようなものにしていきたいというふうに考えております。20年ほど前には種子の補助ですとか、タンカルという石灰成分の補助制度も行っておりました。なかなか時代の流れの中で受益者に使われなくなりそのまま廃止になったという経過もありますので、その辺については農協としっかり協議をしながら先ほど言いました中山間の推移もみながら、なるべく早く進めていきたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いします。以上です。

質問 金子清

坂本課長が言われたようにある年数が来れば草はもう栄養価が無くなる。ただ、坂本課長が言ったように10年とか15年くらいまでもつ草はほとんどありません。やはり 10年以内です。草地更新していかなかったら栄養価は保てません。やはり結構既存の土地に関しても草地改良は頻繁に行っていかないと、栄養価を保って牛が安心して食べられる草ってのはなかなかなってこないというのが現実だと思います。そういう中で農協も含め中山間のこれから26年度で一応落ち着いて次年度あたりからいろいろな考え方はもう出てくるということなので、そういうのを含めて分かった時点でやはり早々と対応をしていただきたいと思います。2番目でございます。酪農ヘルパーですけれども、これ皆さんほとんど知らなかったと思うんですけれども、猿払酪農ヘルパーは危機的な状況にあります。最大7名のスタッフがいたこともあるんですけれども現在は4名です。1名の方は秋に浅茅野に入植する予定になっておりますので3名になってしまいます。ちなみに来年の話をしますと、来年の3月になりますと1人のヘルパーの方が奥さんの実家の方の入植希望でまた退職します。だから今の新規が入らなければ2名になってしまうという現状になっております。それでアベノミクスの影響もあり建設業も同じ悩みで随分もっているようなんですけれども、やはりなかなかこういう仕事には募集しても電話もないというそういう状況になっているようです。うちらのヘルパー組合も随分募集には力を入れてやっているんですけれども、やはり全然連絡もこなくなってしまうと、ちょっと2・3年前からの状況とはがらっと変わってしまったという状況にあります。だからヘルパー組合も一生懸命努力してそういうふうにしているんですけれども、ここでやはり村長も副村長皆さんそうなんですけれども、やはり出る機会がありましたらやはりそういうことも酪農ヘルパーもPRをしていただきたいと思っております。これが1点と、この酪農ヘルパー組合に対して村の支援が今、予算ベースで90万になっております。他の市町村と額を比較対比しても非常にやはり低い数字です。このことについてどう考えてるか2点。そのPRの部分とこのヘルパー組合に対する支援の額が低いということをお伺いしたいと思います。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。猿払村酪農ヘルパー組合は平成25年度の稼働実績が1924日となっており、村内酪農家の休日確保と怪我などの緊急時のサポートとして、私もとても重要な役割を果たしているというふうに認識をしております。今年4月に開催されたヘルパー組合の定期総会においても専任のヘルパー職員の退職など人員の確保に対して厳しい状況であるということを聞いております。そのことから議員もPR活動ということでお話をされておりましたので、今年 11月札幌市で開催される新農業人フェアに参加し猿払村のPRとあわせて新規就農希望者やヘルパーに興味を持つ人の掘り起こしを行ってまいりたいというふうに考えております。また、ヘルパー組合に対する支援としては議員御承知のとおり村から90万円の運営費補助を支出しているほか、中山間集落推進協議会から 270万円が支出されております。他市町と金額の比較ではすべて中山間協議会から支出の自治体や逆にすべて自治体負担などそれぞれであるのが実態です。村としましても引き続き中山間地域直接支払制度の推移をみながら、今後ヘルパー組合と十分この運営費補助について協議をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 金子清

ぜひ11月の酪農人フェアというところで、ぜひPRをお願いしたいと思います。ちょっと気になったんですけれども、ヘルパー組合に対する支援で中山間の話しが出てるんですけれども、これ中山間って村の予算なんですか。

答弁 村長 伊藤浩一

中山間事業の中身については国が2分の1、道が4分の1、市町村負担が4分の1という形の中で支出をしております。

質問 金子清

なんでこういう言い方をするかというと、これ村の支援というのは中山間に支払い4分の1していると、草地の負担軽減の話しもそうなんですけれど、だからそこでということなんですか。ということは、村の支援とか当然酪農関係にすれば、そちらの方ですべてまかなってくださいと、とにかく村は話としてまとめることには協力しますけど、お金の方はそっちの方で対応してくださいということなのかな。村が直接予算化して出してる金は90万と中山間というのはいろいろなことをやってる事業なんで、中山間という組織は、会長さんも別におられますし役員さんもおられると思うんだけれども、そういう中で村は窓口にはなっていると。それは間違いありませんけれども、そういう部分でなんていうかフォローする団体でしたっけ、私は認識違うんですよ。中山間というのは独自の考えをもってやっている部分、会長はじめ役員さんでやってると思うんで、そういう村の足りない部分のフォローをするのは中山間の事業ではないと理解してるんですけれども違いますか。

答弁 村長 伊藤浩一

中山間支払制度の部分については村の方から4分の1を出しているという部分で、出しているからすべてそこで出している部分については他の諸団体の方に出してくれというふうには決して私も思っておりません。その中で推移をみたいという部分については、平成26年度で一つの中山間事業の3か年の区切りが終わりますので、27年度以降どのような中山間の支払制度直接交付金がなるのかという部分がまだ明白になっておりませんので、その推移を見定めていただきながら今後進めていきたいというふうに言ったつもりでいるんですけれども。ただ、その制度がまた27年、28年、29年と続けば、また、いろいろな形で補助金の対象に、交付金の対象になると思いますけども、そちらの方と対応を考えながら進めていきたいと。ですから村が村道の維持補修いろいろな農道、維持補修の部分について村ができないからすべて中山間の共同取り組み事業の中でやってくださいよというふうには決して私も思ってはおりません。村でやるものについては村でやりますし、中山間の共同事業取り組みの中でやっていただきたいものについてはやっていただくというふうに考えております。すべて中山間の方にお任せという形では決して考えておりませんので、申し添えたいというふうに考えております。

質問 金子清

村の組織かのようなそういう雰囲気のお話の仕方もあったもんで。ちなみに参考までにあれなんですけれども、今、村が90万出しております。予算からね。ヘルパー組合に対して。中山間から先ほど村長もお話しになりましたけれど270万、農協が200万これで運営しています。ただ、この中山間、村が90万、本当は180万を村が予算でみて支払いを昔はしていました。たいへん村も苦しい中だったんで、中山間に置きかえてという話しで中山間ではじめて90万。それで、年度途中でやはり人が増えたりするんで270万まで上がったと思うんですけれども、やはりそうなれば村も例えばね、同じ額くらいにするとか、やはりした方がいいんじゃないかなと思うんです。ちなみに稚内ヘルパー組合には、稚内市830万出しております。沼川ヘルパー組合には860万出しております。豊富ヘルパー組合は900万。南宗谷、枝幸ですけれども、この組合には450万。中頓別はヘルパー組合に285万。浜頓はゼロです。こういう状況に他の市町村はなっております。それからしてもやはり第1次産業を、特に農業に対する1番人の確保なり新規就農をするにあたっての人材育成難する場所っていうのは、ヘルパーが一番大事なところだと思うんで、やはりこの辺に村も支援の仕方なり額なりやはり考えていっていただきたいと思います。答弁はいいんで、来年度の予算に反映されることを期待しております。3番目に、後継者対策ですけれども、農業団体含め、JA含め、現在、TPP、農協改革など大変厳しい農業状況にあります。村に戻ってきて酪農をしようとする若者は大切で、また、大切に村としても考えてほしいと思います。個人的な考えなんですけれども、どこの時期にするかっていうのは意味がありまして、帰ってきてすぐの時期がいいのか、親から経営移譲を受けた時点がいいのか、協議する必要はあると思うんですけれども、私個人の考えでは牛2頭、初任牛になるんですけれども、大体春先だとやはり100万越します。1頭55万とかなりますから100万以上を超えるんですけれども、そういう頑張れやっという意味で牛2頭を贈るという政策何かはどうなのかなと思って質問します。また、商工との関係、漁協との後継者との関係とかいろいろあるんですけれども、農業っていうのは特殊というか365日やはり生き物を扱っている、休みがないという特殊事情もあります。そういう中でやはりこういう厳しい農業情勢の中、頑張れやという意味も込めてこういう対策、後継者対策を打ってもいいんじゃないかと思うんですけれどもいかがでしょうか。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。村内の酪農家への後継者の状況を調べていただきました。60歳以上の経営体が19あるうちの16経営体に後継者がおり、ほかに在学中が1名という安定した経営が維持されていくものと認識しております。御質問の後継者対策につきましては、新規就農者誘致条例にあります営農環境整備などと同様な内容でこれから早急に検討させていきたいというふうに思います。その部分が議員御提案の牛現物補助がいいのか、現金補助がいいのか等も含めてですね今年度より東宗谷農業協同組合が行う担い手対策事業と内容協議をして進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 金子清

やはりこれだけ厳しく政府からも、TPP、また、農業改革など農業がターゲットになっているようなそういう政策も出ておりますけれども、そういう中でやはり若者が希望を持って、よし頑張るぞという気持ちが持てるような対策、そういう協議をしてもらえそうなんですごく安心しました。ぜひ、進めていって、早めに、その60歳以上の人手19人いるうち16戸に後継者がいるなんてことは他の市町村ではないと思うんで、ぜひ、定着できるように村も支援をお願いしたいと思います。これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:猿払村議会 平成26年第2回定例会 2014年6月25日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる