猿払村議会 平成24年第1回定例会 2012年3月8日
過疎地域自立促進特別措置法について
2012年3月8日、猿払村議会の一般質問で、山森清志議員が「過疎地域自立促進特別措置法について」質問し、村長 巽昭が答弁しました。
- 質問者
- 山森清志 議員
- 答弁者
- 村長 巽昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 山森清志
次の質問にまいりたいと思います。平成12年3月に施行された過疎地域自立促進特別措置法が昨年度改定され、6年間の失効期限の延長が施行されました。それに伴い本村では、平成22年から平成27年度の自立促進市町村計画が提出されております。その中の産業の振興の部分では農業、林業、水産業商業、工業、観光業、すべての産業対策が打ち出されております。その中で、その水産業の部分で水産業の未利用資源の活用推進という対策が掲載されておりますが、これは具体的にどのような資源をどのように活用するものを示しているのかを是非お聞きいたします。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。水産業の未利用資源についてでありますが、さまざまな未利用資源があるかとは思われますが、今までの経過におきましては、村が具体的に考えていた資源はホタテ貝のウロ、そして貝殻等でございました。前の質問でもお答えいたしましたが、今、村といたしましては再生可能エネルギーとしての牛の糞尿によるバイオマス資源を検討しておりますが、この母体となっているのが地球温暖化対策地域協議会でありますが、そこまでの前審といたしまして猿払村の新エネルギー関連の委員会がございました。そこで、当初検討していたのが酪農バイオマスとともに水産バイオマスホタテのウロでありました。このごろに関しましてかなりの研修と検討をなされましたが、金属除去等設備が高額となること、また実績が無いなどの理由で実用化とはなりませんでした。しかし、酪農バイオマスと同様、有望なバイオマス資源であることは間違いなく、また一方でこのウロ処理に関し1億円以上の負担がかかり、それを漁協を始め村内の加工業者が負担しており、村も900万円の助成をしているところでございます。このようなことを考えますと、まず実現性が高い、そして実績があるとのことで今酪農系バイオマスを検討しておりますが、水産系バイオマスの検討も今後出てくる可能性は十分に残っていると思っております。以上でございます。
質問 山森清志
今、ただいま村長が述べたように、酪農系バイオマスのほかに水産系バイオマスがあるというのは私も存じておりますが、この問題は非常に前例がなく、またコスト的にも非常に高額のものであるということは私も存じております。しかしながら、誰もやっていないからやらないというのではなく、是非その先駆者として本村がその問題に立ち向かっていただくことを願っております。では、これも関連した質問であると思うのですが、その工業の部分で地場産業と密着した産業や関連産業の立地の推進という対策は、今後実現に向けての方針等は現在あるのかどうかお聞きいたします。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。前段のウロに関してでございますが、私も長いこと企業経営をやってまいりましたが高額であるということ以上に、私らがやっぱり一番重視するのはやはり実績があると、実際それが使われていると、そしてそれで企業化されているということがやっぱり一番重要な点でございまして、やはり今現実的にそれを実用化しているところはほとんどないと聞いておりますので、やはり今の段階ではちょっと慎重にならざるを得ないなと私は判断しているところでございますが、いろんなメリットを考えれば大きなものがございますので、今後状況を見ながら検討してまいりたいなと考えているところでございます。ただいまの質問でございますが、今までも貝殻の活用工場の誘致を図った経過がございましたが、これも実現することはなりませんでした。この地場産業を活かした企業誘致もなかなか難しいです。私も東京の出張の折には時間が空いたときにはさまざまな企業を回っております。例えばもちろん当村は日本一のホタテ資源を持っているのですが、同時に石炭の露天掘りの石炭層も持っております。それを調査している会社があると聞いておりましたので、その会社にも行ったことがございます。あまり大きな会社でとびっくりしましたけれども、そこでも今、大量の石炭を輸入していると。コストの面でやっぱりどうしてもこちらの露天掘りの方が高くなるから今はできないけれども、ただ実現性が無いということではなくて、その状況の変化によっては十分に実現性があるので常時連絡するようにいたしましょうということで終わった経緯がございます。また大手水産会社にも何とかこのこちらへでの誘致もできないかと行く都度話しますけれども、なかなか実現は難しいところでございます。そして逆に積極的な企業というのは逆に怪しいと言いませんけれども、なかなか難しいところがございまして、先ほどの貝殻の誘致をしようとしていた会社も今は存在しておりません。そのようなことも見きわめながら、常日ごろ出張の折にはさまざまなところを訪ねて可能性を探ってまいりたいなと思っております。私も会社の経験からしても、こういうのはなかなかすぐ当たりません。100回か200回行って、その中で初めて1回当たるというような確率でございますので、そういう努力を忘れないようにしたいなと思っているところでございます。そして何よりも一番良いのは、やはり地元の中で地元の資源を使い付加価値を付ける、そういう産業が、またそれをする人が現れるのが一番よろしいかと思っております。議員もご存じのように、さるふつ公園で年に何回か今イベントが行われておりますが、まずそのような中でやりたいというような人も出ておりますので、そういう人たちを育てていきたいなと思っているところでございます。以上でございます。
質問 山森清志
ただいまのお話しの中で、石炭またその他にホタテの貝殻の話しも若干出てまいったと思いますが、私も職業柄そのホタテの貝殻という部分で若干ちょっとお話しさせていただきます。このホタテの貝殻というお話しがありましたが、以前からカキの養殖等に使用されていることは多くの人が知るところであります。近年このホタテ貝殻を未利用資源として再利用する取り組みを宗谷総合振興局なども行っており、土壌改良材、アスファルト舗装材、食品添加物などして活用が期待をされております。ホタテの貝殻は95パーセント以上が炭酸カルシウムでできており、成分的には鉱物資源である石灰石といった科学組織であります。また粉砕物の形状が棒状や板状であるため、強度的にも非常にすぐれております。今後その特性を活かした更なる製品開発が期待されている資源であり、このような本村にある豊かな資源、先ほど村長もおっしゃった石炭も含め有効活用促進を図るため、関係団体、企業などと今後の連携強化に期待をしたいと思います。