猿払村議会 平成23年第3回定例会 2011年9月14日
海岸浸食について
2011年9月14日、猿払村議会の一般質問で、野村雅男議員が「海岸浸食について」質問し、村長 巽昭が答弁しました。
- 質問者
- 野村雅男 議員
- 答弁者
- 村長 巽昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 野村雅男
次に4番目、海岸浸食についてお伺いをしたいと思います。この猿払村の全海岸と言っていいと思いますが、もちろん下場はほとんど砂地でございますので、猿払村の境界、東浦地区との境界からエサヌカ海岸まで全部がほとんど砂地でございます。かつては苗太路地区あるいは知来別側のシネシンコ地区、浜鬼志別のシネシンコ地区、あるいはちょうど浜鬼志別の浜猿払寄りのいわゆる牧場の下、あるいはまたそのインディギルカ号の下のあたりが、また下に昔は生活の道路がありまして、そこに住居も多く点在をしていたと。エサンベに続いていたエサンベ地区、あるいは猿骨地区、浜猿もやはり今は裏地の方は草地になっておりますが、前の方のエサヌカ海岸につきましても、しばらく前に見たときは相当数浸食が進んでいると、そういった状況でございまして、かつての栄枯盛衰をなした港ではなくて、最初の頃のホタテ漁業の跡地というのはほとんど今見られないといった状況でございますし、現実に昨年、一昨年ですか、いわゆる知来別地区国道を山の方に持っていくと。それは原因は何かというと、国道の確保が難しくなってきたと。それで簡単に、簡単にしたら怒られますけども、開発の方としては、道の方にその海岸の侵食の対策については道の方の仕事なんだと。我々は道の方に何ぼ言っても会議の席にも出てこないんだと。それで開発としてはそういう責任があるので、道路を上に上げたいと、そういう説明会の中でもありましたし、しかし、今、浜鬼志別の牧場の下あたりにつきましては、先日議会の村内視察でも漁組さんの海水を取水してるところの周辺を見に行きましたし、上からもまた時々また見る状態でございますが、ほとんど砂浜がなくて、場合によっては斜面の下までぎりぎりまでとられていると、そういうような状況でございます。事業的に見ますと、一部いわゆる針金でカーブ看板と申しますか塊を閉じ込めて、ところどころから海の方に突出させている事業もありますが、それも設置をして何年かしてしまうと壊れてしまうか、あるいは海の中に沈んでしまうかというのが、今ここ何年かずっと私たちもそばにいて時々そういう配慮をしますが、対策としてなされてはいないのではないのかなと、効果が上がっていないのではないのかなとそんなふうに思っている一人でございます。それと、猿払の方のエサヌカ海岸の一部でありますけれども、やはりそっちは離岸堤を海の中にいわゆる海面があがっているような形で設置をいたしましたところ、やはり周辺につきましてはやっぱり侵食は止まったという報告も我々もまたそういう目で感じておりますし、また、知来別から知来別港から稚内寄りにつきましては、私どもも記憶のあるところでございますが、かつては侵食が激しくて、陸にいわゆる防潮堤と申しますか消波堤を作りまして、そこの本当に底の方までぎりぎりまで波が打ち上がって、本当に時化が続きますと、ドーンドーンというような響きが伝わって、我々のかつて住んでいたところもそうでございますが、そういう波の音が地響で伝わってきた時代もございますが、その知来別の稚内寄り側につきましてはここ10数年ほど前からその離岸堤を作りまして、計画的に離岸堤を岩田さんの前までですか、ところどころ少し間をおいてやってきたところ、浜がやはりついて、そしてそういう時化のときもやはり波が穏やかな状態といいますか1回消される、そういうような状態で本当に成功していると、そういうふうに私どもも感じております。これがもう1つは、その効果は浜がついたということだけではなくて、資源的にも非常にコンブの種が付着をしてコンブの最大の繁殖地になっていると。コンブが繁殖をするということはやはりそれを餌とするウニの資源も回復をしてきていると、そういうふうにも聞いてきております。何か私も先日このお話しをいたしましたら、当時その離岸堤を造るのに漁民さんの相当な反対があったという、海を公有水面を埋めるということで反対もあったと聞きますけれども、しかしやはり政策的にそういうものを造っていただいたと。しかし、今となってはそれが最良の方法で、浜が穏やかになっているというのが現状でございまして、このことはやはり見逃すべきではないと思いますし、村長さんもいろんなことでそうだというふうに思っておりますが、なかなかその受けとめていただく管轄のいわゆる道の方では、やはり今大変な予算の状況の中でございますので、なかなか大きな予算は付けられないと。したがって、いわゆる塊をコンクリートで固めてちょこちょこと、ちょこちょことしても相当な予算なると思いますので、やはり私は思い切ったそういうその土現さんのやっぱりそういう判断だけではやはりそれ以上の先には進まないのではないのかなと。そこで、やはり村長を初め我々もお手伝いできればそういう形で国の方でやっぱり大きな力でそういうものをやっていただきたいなと、そんなふうに思っている一人でございますので、その点について村長も今後どのような形で考えていらっしゃるか、それをひとつお伺いをしたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。海岸浸食は今北海道全土で進んでおり、国も道も財政難の中で優先順位をつけながら対策を行っておるところでございます。村といたしましても、陳情の機会があるたびに今の現状を強く訴えておるところでございます。今後も引き続き現状を今も議員もおっしゃっておりましたが、国と道のみならず、さまざまな関係機関に訴えてまいりたいなと思っておるところでございます。もう少し詳しくお答えいたします。猿払村の海岸に限らず、地震や台風、冬季波浪等の厳しい自然状況にさらされており、津波に高潮、波浪等による災害や海岸浸食等に対して、人命や財産を災害から守るとともに、国土の保全を図るために今海岸整備が進められております。当村の海岸線全延長は3万6,593メートルで、稚内市境界から浜猿払漁港までは国土交通省所管となっており、延長は2万3,122メートルであります。また浜猿払漁港から、浜頓別町境界までが農林水産省所管で延長は1万3,471メートルと管理区域が2分割されております。知来別地区の漁港より稚内側の住宅地域においては、沖出し潜堤を設置し、海岸に砂が付いてきております。浜猿払漁港から浜頓別町境界までにつきましては、道営海岸保全施設整備事業において、平成元年より侵食が著しい箇所から海岸保全整備を進めており、平成18年度から平成20年度にかけて沖出し潜堤を実施しております。今後の方針につきましては、潜堤部の工事を一時見合わせて、状況確認調査を行うこととなっております。また、侵食や洗掘による被害が懸念される箇所については、対策を講じていくこととなっております。稚内市境界から浜猿払漁港までにつきましては海岸浸食が著しく、国道238号線においては、浜猿地区防災事業で山側に路線の切替を予定中であります。海岸管理者の稚内建設管理部とも協議を実施いたしましたが、北海道予算の関係上、住宅地域等において危険度が高い箇所については対策を講じるが、守る対象が道路、鉄道、空港等はその管理者が行うこととなります。沖出し潜堤は高額でありますので、費用対効果や漁業への影響を考慮し、消波ブロック等の護岸工での対応で実施する協議をしておりますが、今後においても引き続き海岸保全施設の整備促進を関係機関に強く要望してまいります。以上でございます。
質問 野村雅男
村長の答弁にはありましたけれども、大変大きな予算が使われるということもありますし、どこの財政も非常に詰まった状態だといったことで、なかなか対策として難しいと私もそういうふうに思っております。先ほど知来別の稚内寄りの海岸のことも申し上げましたが、この管内では富磯の海岸ですね。富磯の海岸には随分長い消波ブロックというか、距離的にはかなり知来別よりも相当長いものだと思いますが、そこもやはりその離岸堤と申しますかそれを造りまして、やはり海岸が砂が付いて、伸びて、そしてあそこはコンブの産地でございますので、コンブ干し場も確保されて、それぞれまた国土の保全もなされて、また生活の場あるいは産業の場としても有効になっていると。また詳しくは聞いておりませんが、当然コンブ等生産地でございますので、コンブ等の種も付着をしたり、あるいはまたその沿岸漁業の花でありますウニ漁などもそういう資源がたくさん回復されているものではないのかなと、そんなふうに思ってあそこを通っている一人でございます。なかなか人の住んでいない地域は難しいと、そういう答弁の一言もありましたが、やはり浜鬼志別の港から浜猿払側あるいはまた浜猿払側でも人が人家がすぐそばにある状態でございますし、冬季の間には、やはり大時化になりますとほとんど屋根から何からもう本当に潮がかぶってくるというのが住んでいる人方の、我々も通りすがりで見てもそういう状況でございます。まかり間違ってどこか1箇所でも破損すると道路まで取られるのではないのかと、そんなふうにもう本当に幅が近く、凪ているというときはさほど感じないのかもしれませんけど、一度大きく荒れますとそういう危険というのは切実な問題でございます。それで、やはり今そこも先日その組合の海水の取水施設をそしたら、組合さんの方も自前でいろんな形でブロックを見つけてこられて、それらもやっぱり補整をなされて、やはり今の生産、いわゆるその貝の課程につきましては、海水の取水というのはもう一番効果的だというふうにも聞いておりますし、それをいろんな形で保全を最重点事項としてされているというふうに聞いております。さらに、やはり観光としてさるふつ公園、いわゆるインディギルカ号の下も、私たちが記憶をしている最大の砂場というのはかなりありまして、商工会青年部等で家族レクリエーションをやろうといったときにたくさんの砂場があって、子どもたちも遊ばせて私たちも遊びながら、また岩場もありますので、少し泳いで楽しませていただいたという記憶がありますが、今現在はあそこはコンクリートブロック、コンクリートの壁の塊ですね。ほとんど砂浜がないと。しかし、そのコンクリートのブロックも機能しているうちはいいのですが、やはり波の力というのは相当大きなものですから、それがどこかやっぱり破損してしまうと公園自体もそうことで亀裂が入ってしまったりと、また、生活圏の方もそういうことでございますので、今成功している事例として、その離岸堤を設けるということをやはりそこの場所には今行っている塊をコンクリートで固めて、コンクリートで縦に出すよりも、やはり予算はたくさんかかるかもしれませんが、その辺を政治的な場に持っていけというのは大変これ難しいことかもしれませんけど、そのような1つ周りに住んでいる住民またいろんな観点から申しますとそういうことが必要ではないのかなと、そういうふうに思いますので、もう一度そこのところを村長も先ほども強い答弁をいただきましたけれども、そういう政治的なそういうことも視野に入れてやっていただきたいと、そういうふうに思いますので、もう一度村長の考え方を伺っておきたいと思います。
答弁 村長 巽昭(村長は2013年9月まで)
先ほどもお答えいたしましたけども、私も今の質問を聞いて思い出しておりましたけれども、たしかにあの公園の下の部分は、私も幼いころ海水浴場でございました。私もよく鬼志別からあそこへ行って、夏場の暖かい日はよく楽しんでいた記憶がございます。私も去年ですか昨年度はごみ拾いを行いました。浜鬼志別から公園までですね。あまりの変わりように、正直言ってびっくりしました。こんなに侵食されているのかと。本当に驚いたところでございます。先ほどと同じ答弁になりますけれども、あらゆる機会、あらゆる関係機関を通しまして、その浸食の対策を切に切に訴えてまいりたいと思っておりますので、ご理解をよろしくお願い申し上げます。
質問 野村雅男
村長も海岸の清掃という形で参加をされたということで、改めて認識をなされたということでございます。今後もまたあらゆる立場で陳情をしていくとそういう言葉がございましたので、海岸の浸食についてはまた私どももまた機会がありながら、またいろんな形で私たちのできることでそういう提案をさせていただきたいなと、そんなふうに考えております。