みんなの議会

猿払村議会 平成20年第3回定例会 2008年9月17日

宗谷学区の公立高等学校配置計画案について

2008年9月17日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「宗谷学区の公立高等学校配置計画案について」質問し、教育長 上島賢司、村長 森和正が答弁しました。

質問者
小山内浩一 議員
答弁者
教育長 上島賢司、村長 森和正

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 小山内浩一

それでは宗谷学区の公立高等学校配置計画案についてということで、20年度つい先日の9月に北海道教育委員会から北海道の高等学校の配置計画案が提出されました。私達として一番興味を抱く宗谷管内の学校、とりあえず今の段階である浜頓別、枝幸高校、豊富高校は来年度からキャンパス校になる。23年度までには稚内高等学校、稚内商工高が廃止になって新しい高校が新設されるという内容でありました。その内容として1学年、1学級になればその高校は地域キャンパス校とすると明確にこの度謳われました。猿払村としては高校はない自治体ではありますが、地域の高校として稚内、浜頓別が地元の高校として認識しているところであります。この配置計画について村の考え、自治体として高校もっているわけではないのですが、やはりこの問題、地域に高校がなくなるというのは非常に猿払村としては痛手を被る所であると考えますので、村としての考えをお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 上島賢司(教育長は2011年3月まで)

それでは今、小山内議員さんからご質問ありました道教委から提出された高等学校配置計画、これについてちょっと補則説明も入れて時間をいただいてご答弁をさせていただきたいと思います。今、議員もお話ししたとおり非常に高校配置の関係、道内では非常に問題起きておりまして、またその背景にはこの何と言っても中卒者が大幅に減少していると、地域の声は分かるけれどもその実態等どうするのだというのがこれが問題になっておりまして、この道教委におきましてはこういった毎年度道内の中卒者大幅に減少しているということで、昭和63年に実は9万2,000人近く卒業あったのですけれども、これは年々減少を続けまして平成27年には4万5,000何人とか半数以下となって、その後減少が続いていくと、そういったことで高校の小規模化というのが非常に進んでおりまして、それによって学校の配置云々は別としまして、教育環境の悪化というのは非常に懸念されていると、そういった中で単に学級数をいじるだけではもう限界にきて、統廃合を含めた再編、これは避けてとおれないよというのが道教委の見解であり、色々と有識者からの出された問題です。当然、今議員からもお話しありましたとおり、宗谷管内の心配もされているのを本当にこういう議会の場で問題にしていただくというのは本当に有り難いことなのですけれども、そういった中で宗谷管内どうなのかと言いますと、ご多分に漏れず宗谷学区でも平成20年今年の中卒者706名から、来年には管内だけなのですけれども69名の減、その次の22年にはさらに31名の減、さらに平成23年には72名の減、その後ちょっと回復する時期があるのですけれども、平成20年の706名から27年には545名に減ってしまうという現実の問題がございます。その中での1学級の定員というのは40名なのですけれども、それが割れていくということは本当に現実の問題でどうしていくのかという状況にあります。今議員からもご指摘ありましたけれども宗谷学区、今年度浜頓別高校の生徒募集では商業科なくなって、普通科2学級となっております。それから今豊富高校のキャンパス校になりましたけれども、豊富高校にあってもこれまで2学級だったものが、今年から1学級ということになっているのですけれども、結果としてはそれでも両校とも欠員が生じていると、これ私から言わせるとこういう地域ですから欠員で出るのは当たり前のことではなくやむを得ないことではないかと思うのですけれども、全道から見るとやっぱり問題になってくると、考え方としてどうなのだと言いますけれども、感想を言いますと道教委からの見解これは全道的に見ても学級は減らす、再編・統廃合する、募集停止をするということで非常に厳しい内容ではございまして、宗谷学区においても同様に非常に厳しい内容であるとそういうふうに受け止めております。また、今後の見通しというものをきちんと見極めていく必要があると思っております。今の議員からお話ししましたとおり、稚内高校と稚内商工高校、これが統廃合されるとなってますけれども、当面21年度に稚内商工では商業科これが当初は廃止される予定だったのですけれども、地域の声を聞いて商業科は存続すると、その代わりと言いますか形をその代わり別な科目の事務情報科というのを廃止になるということで学級減は行われる。豊富高校にあっても稚内高校をセンター校にしたいわゆる地域キャンパス校化と、言葉は良くないのですけれども場違いの表現なのですけれども、どっちかと分かりやすく言うと、分校みたいな形でキャンパス校化となって、ではそれどんなことやるのだというのと、稚内高校を母体として豊富高校には通信機器インターネットを利用して教育活動、あるいは教師が稚内高校から一時豊富高校に出掛けて出張授業するということで果たしてこの思惑どおりにうまく授業が進むのかなという不安も地元には残っているようです。結局、子ども達と相対してするのは教育の基本なものですからそういう心配もあるようです。当然、我々もそういう受け止め方、不安もあるなと思っています。いよいよ平成23年度もうすぐなのですけれども、稚内高校と商工これはもう人数の関係から統廃合、統合してしまうと、新たに稚内高校を母体校として新設校にしてしまうということで、この地域の特性と看護科は1学級あるのですけれども、残りの5学級これは統廃合して5学級がどういう学科になるのかまだ示されておりませんけれども、そういった部分で検討中の要素はありますけれども、非常に議員も心配してのご質問であるのですけれども、私共としても本村からの進学者これがどう影響してくるのか、そういったものも見極めていきたいと思っています。また、特に浜頓別高校と枝幸高校とか豊富高校の関係なのですけれども、これについても卒業者数が減る中できちんと現状に近い学級数、学区の配置これはやはり地域の存続等にも大きく係わると思いますので、こういったものも考慮に入れながら関係機関情報交換、連携連絡密にする中でそういった見極めを強めていかなければならないとそういうふうに受け止めまして、今後とも精力的に協議連携をしてまいりたいということで最初のご答弁をさせていただきます。以上でございます。

質問 小山内浩一

今の教育長の答弁のとおり公立学校、高等学校の配置計画が道から出されて道の答申としては、やはり少子化に伴う子ども達の減が確かにこの宗谷管内でも起きていることは確かです。実際、拓中生の減少、今まで2クラスあった中がもう今は1クラスしかなくなっているのが如実に現れているとおり今の3年生が33名、2年生が27名、1年生26名、私が思うに浜頓別を地元の高校として行っている地域として猿払村、浜頓別、中頓別と見た時にもう3地域を合わせても今の3年生で83名、3校3地域合わせて、2年生69名、1年生78名、もし本当に100%の子ども達が浜高に行ったとしてやっと2学級が出来る程度、今までの進学率の経緯からいって拓中もちょっと見てきたのですけれども、少ない時で30%ぐらいの浜高への進学率と考えた時には、もし半分の人数が行っても1クラスしか出来ないと考えた時には、明らかに浜頓別高校は道の答申からいったら1学年、1学級ということになってキャンパス校に格下げというか、今教育長の答えで悪い言葉で言うと分校扱いになってしまう。ただ南宗谷としては、それが稚内高校が母体校になるかというと、またそこは難しいとは考えますが、そこで村長がいつもおっしゃる地域間交流や広域連携をしてこのままでいくと南宗谷に中頓別高校がなくなり、今枝幸高校と浜頓別高校、一番悪いことを想像すると最終的には枝高と浜高との綱の引っ張り合いになる。各地域のその浜頓別・枝幸との引っ張り合いになった時に非常にこれから24年度以降そのようなことが起きると考えると、人数だけでいくと枝幸町は歌登との合併もあってうちの猿払村・浜頓別・中頓別と合わせた生徒数よりも現実的には枝幸の方が多いです。この1年生・2年生・3年生を見ていくと、そうなった時にやはり猿払村として、もし浜頓別高がなくなったら地元として通える高校は稚内だけになる。先程の交通機関もありますが、今現実的に猿払村に住民票を置いてというか、居宅を構えながら通っているのは2名というふうに考えた時には、地域の高校として成り立っているのかという不安を考えます。そういう時に村として、自治体として高校はないながらも何らかの対策を今この3年後、4年後に向けて作っていかなければならない。それで(2)の質問の方で来年度、また24年度からの猿払村自治体としてやっぱり高校生がこの地域からなくなるというのは非常に16歳から18歳までの年齢層がいなくなるというのは非常に痛手だと思います。その辺の問題を今から村長の考え方を聞いてそれを行動に表していただきたいと思いますので村長の考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 上島賢司(教育長は2011年3月まで)

それではお答えいたします。今、村長というお話しでしたけれども、教育行政の関係では村長ともこの密接な連携をとっておりまして、この高校の関係についても村長にも道教委に対してもこれまで何度も足運んでもらったりそういった中で連携とれてますので、私の方からご答弁申し上げたいと思います。今、議員質問にありましたとおり非常に来年度、また24年度からの対策ということでは非常に最初の答弁で申し上げましたとおり、高校配置全体が非常に厳しい部分がございまして、そういった中では懸念している部分がございます。道教委のこの高校配置計画に関しまして今年の5月下旬に拓心中学生の進学希望先、中学校に確認した結果では、来年度平成21年には間口減となる稚内商工の関係の事務情報科の希望者がいないということで当面としては、稚内の関係では問題ないのかなと、また本村から多く通う浜頓別の高校なのですけれども、他町からの進学希望状況把握しておりませんけれども、拓中からの今年度の進学者数16名とほぼ同様の受験者となるだろうという見込みでございまして、当面は今間口減の計画を真似ることから、来年度に向けての影響はないものと見込んでおりますけれども、さらにはそういった部分の進学希望の見込みをこれはやっぱり常に把握していかなければならないかなとそう思っています。また、24年度からの対策ということなのですけれども、道教委の中では生徒数は少なくなるということで、24年から27年度までの4年間の見通しとして今心配されている議員心配されている浜頓別高校とかのキャンパス校は出てなくて、宗谷管内全体で0から1学級相当の調整が必要とされておりまして、これには卒業者数ある程度おさえるのですけれども、その子ども達が全て管内で治まるのかというとそうではなくて、やはり旭川なり札幌なり他管に出ていく部分があるだろうということで、その他管に出る状況によってはこれは調整が出るのかということで、それについてはまた先の見通しということでまだ把握されておりません。いずれにいたしましても村内はもとより村長にも当然従来どおり動いていただきまして、本村だけではなく関係市町村、関係者との連携を連絡密にする中でやはり情報収集しながら議員心配されるようなことにならないように後手にならないような形で対応してまいりたいなと思っています。その背景なのですけれども、私共もきちんとおさえている基本線として、地方に住んでいて公立高校の間口減、統廃合となれば当然経済的な余裕がある方とない方もいらっしゃいますけれども、いずれにしましても保護者の経済的負担とか生徒自身の教育環境にも大きな影響を及ぼすのだと、経済だけでなく子どもにも非常に深刻な問題を与えるのだというのは教育的な部分からもこれは避けてとおりたいなと思ってます。そういったことからもこの問題、先程も議員にもお話ししましたけれども非常に地域の存亡といいますか、地域の活力にも影響する大きな問題ということで私も捉えておりますので、今後さらに関係市町村、教育関係者、PTA等も含めた情報交換等しながら学校・学級数確保されるよう努力していきたいなと思っています。また、村長も積極的に動いておりまして宗谷地域総合開発期成会、これの働きかけ等もしていただいておりますのでそういうふうに取り上げていきたいと思います。いずれにしましても議員が心配されるとおり猿払村には高校がございませんので、今ここで私の口からは枝幸高校との浜頓別高校の綱引きを行うかというのはこれは言える状態ではないので、またそういったものも内外どうなるのかは早めに見極めをしながら、やはり守っていくという形でこれから臨んでまいりたいと思いますのでよろしくご理解まいりたいと思います。以上です。

答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)

教育長から今詳細に答弁されたことと思います。私共といたしましても先程、教育長もおっしゃいましたように宗谷開発期成会、これは教育関係につきましては別立てで要請書を作って北海道教育長に要請を強くしているというところでございます。これからこの問題につきましてもまだまだ少子化現象というものは続いていく、そういう状況の中で学校の高等学校のあり方、また中学校のあり方とも含めた形の中でも、特に高校のあり方について考えていかなければならない問題であろうと考えているところでございます。これについては非常に道から出されているこの計画については、道の行財政改革の一環として厳しい指針が出されているというような部分もあって、なかなか道教委といたしましてもなかなか手を出せない、こまねいているといった状況が要請した段階では私として感じとられたところでございます。札幌市内でも統廃合は進んでいるのですよというようなことを言われますと何も言えなくなってしまうのですよね、はっきり言いまして、それはそれとして地域は地域として地域のあり方というものはこれは別ですから、やはりそれはそれで市内は市内と、大きな都市は都市としてそれはそれであっても構わないと思います。ただ、地域に行きますとやはり先程、教育長も申したように子どもの教育環境だとか、保護者の負担増だとかという問題がかなり出てくる、それは都会と違った格差であるというふうに私は考えておりますので、そういうやっぱり格差を北海道内での教育に関する格差是正というものを当然考えていかなければならない問題であろうと思っているところでございますので、これからも意を強くして期成会等、やはりこれは個人で教育長に当たっていってもなかなか難しい問題でありますので、やはり団体でこれらを今後やっていかなければ強く要請していかなければならないと思いますし、また地域住民も関係する地域住民も、また保護者も一緒に立って道教委に乗り込んでいくというような考え方を持たない限り、なかなかこの問題は道のありのままにやられてしまうのかなというような感じを持っておりますので、そういう面ではそういう意を強く、子どもを持っている親は特に、そういう考え方を持ってもらわなければならないのかなとも感じているところでございますので、そういう面につきましても今後道に向かってそういうような意見を申し上げる、そういうような組織等も作っていくような状況の中で考えていかなければ、進んでいかなければならない問題であろうと考えておりますのでよろしくお願いを申し上げたいと存じます。宗谷につきましても開発期成会等でも話し合いをしながらそういうような組織づくりにつきましても考えながら、そういうような署名運動活動まででもして叩きつけるというようなことをきちんと理由づけをした形の中でやっていかなければならない問題であろうなと考えている次第でございますのでよろしくお願い申し上げたいと存じます。

質問 小山内浩一

上島教育長、森村長とも前向きな答弁をいただきました。さらにやっぱりまだ3年あるとはいえ非常に年月経つの早いものですから、これから拓心中学校、教育委員会、また浜頓別高校や稚内高等学校等と連絡を密にしていただいて、ありとあらゆる情報を集めながら猿払村としての対策・検討をしていただきたいと思います。上島教育長の言うとおり今の日本、経済格差によって教育格差が起きているとも言われています。なるべくなら経済格差あって教育格差が起きないような地域、自治体であっていただきたいと思う所存でございますので、是非すぐ子どもを増やすというわけにはいかないので15年間ありますので、自治体として出来ることから一つ一つ情報をとっていただいて南宗谷、宗谷管内全体でこの高校の適正配置計画を地元で考えるのだというような意気込みで道教委に当たっていただきたいと思います。

出典:猿払村議会 平成20年第3回定例会 2008年9月17日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる