猿払村議会 平成20年第2回定例会 2008年6月26日
畜産酪農対策について
2008年6月26日、猿払村議会の一般質問で、眞田勝也議員が「畜産酪農対策について」質問し、村長 森和正が答弁しました。
- 質問者
- 眞田勝也 議員
- 答弁者
- 村長 森和正
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 眞田勝也
次に移ります。畜産酪農対策についてお伺いします。これについては油も当然そうです。配合飼料、酪農家においては高騰上がりっぱなし、これも赤字決算、大半が赤字決算だといわれております。それと飼料高騰に備えて国と飼料メーカー等が積み立てていた飼料価格の安定基金というのですか。これも大体底も付いたというふうに言われております。日本の飼料家畜に食わすような飼料の自給率、それとニワトリに関するこれも全て含めて25%極めて低いと、みな輸入に頼っているというこういう状況の中で、そういう生産基盤というのは極めて危ういのだろうと思うのです私、それで食料自給率も40%切っているという現状の中で、一自治体の首長にそれに向けた抜本対策はどうするのだ。これは無理な話しです。だから村長に極めて難しい過酷な質問を突きつけた訳でございますけれども、感想で結構です。今後、猿払村の酪農家も相当今ダメージを受けてるこういう状況ですから、精神的に私はこういう部分で支援していくぞという意気込みあったら聞かせて下さい。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
配合飼料の高騰等がやはり依然として、これは原油の高騰等に伴いまして止まらず、赤字決算の農家が増えております。飼料高騰について村内・国や飼料メーカー等が積み立てている飼料価格安定基金も底を付いたと、日本の飼料の自給率は25%とあまりにも低いと思わざるを得ないと、これについての抜本的対策も必要であろうと、やはり低く飼料の大半を輸入に頼っていると、これはあまりにも危機意識が薄いと言わざるを得ないと私は思っております。まして日本の全体的な食料自給率は39%というふうになっております。60%以上を海外に頼っていることも国の政策として考えざるを得ないと感じます。配合飼料の価格に当たっては、平成18年の1月から3月期までで、トン当たり平均で4万2,830円であったものが、19年の同期で4万5,080円と、20年同期で5万4,380円の高騰を続けております。平成20年4月期にあっては、平均で5万7,880円と3,500円さらに高騰を続けております。20年4月期の補填金は1万500円で実質価格として、4万7,380円となっているところでございます。平成19年度村の農家、搾乳の関係について68戸中、資産や貯蓄等の取り崩しをしないで収支黒字経営をした農家については5戸、約1割程度でございます。そういう状況を踏まえた形の中で農家は健全経営で、63戸の農家は新規投資で貯金を崩したり、資金の借入をして収支を合わせているのが実態であると存じます。配合飼料価格安定基金には通常基金と異常基金とがありますが、通常基金は加入生産者がトン当たり500円、県連ホクレンが250円、全国配合飼料供給安定基金から補填され、異常基金は国と民間が同額ずつ造成することになっており、通常補填の基本分の内数として支出されているところでございます。具体的な取組みといたしましては、現在牧場の指定管理を受けている東宗谷農業協同組合は、村営牧場内の圃場内に普及センターと農業試験場と連携してデントコーンを試験的に11ha作付しており、今後の試験結果の推移を見ながら農家に普及指導を考えているところでございます。また、TMRセンターの設立支援をして、優良な自給飼料の確保に努めるよう農協や関係機関と共に対策を講じていかなければならないと思っているところでございます。農地の有効活用や農作業機械・施設の整備のため農家等が農業経営基盤強化資金を借入れるに当たって、村は利子補給をして経営安定を支援しているので今後も継続していかなければならないと思っているところでございます。やはり、海外貿易摩擦に強い経営改善を望むところでございます。国では配合飼料価格安定制度といたしまして450億円、経営安定対策関係で288億円、計738億円の追加緊急対策を決定しておりますが、私は単なる小手先でお金で解決する問題ではないと考えます。やはり、自給飼料向上を抜本的にどうするか。政策的なことが課題でなければならない。これは永久的にそういう政策が必要だと考えているところでございます。単なる経営者にお金を配って、その場しのぎのものであってはならない。それが悪循環に陥っているのではないかとも考えてもいる次第でございます。当然、デントコーン等については稲作地帯、これは減反で放棄地があります。そういう所にデントコーン等を撒いた形の中で、それらを買い取った形の中での配合飼料等の調整をやっていくということも一つの自分達の出来ることではないのかと思っているところでもございます。やはり、今後このような高騰している状況の中では、たくさん搾れば、搾れば良いという問題では私はないような気もいたします。こういう貿易摩擦に勝てる大きな国の政策課題を出してもらわなければならない。一時しのぎでお金を配ってあってはならないということも考え合わせながら答弁とさせていただきたいと思います。
質問 眞田勝也
そういうことで抜本的な対策がなく、小手先の一時的な価格の調整だとかそういったもので対応出来る状況にはないというふうに村長も同じ理解の上に立っているということで、私も同じ考え方なので自給率向上させるのにどうするかという対策を立てるのがそういうことが必要だろうと。先程、金子議員さんから酪農情勢の資料をいただいたのですけれども、草地改良による飼料高騰の強化ということで今言ったコーンの部分、とうもろこしだとか何とかと色々な部分でやっていくというような部分、それで猿払村でも既に始めているという非常に評価しております。さらにそういう部分で、例えば耕作と畜産とのうまい組合せが出来ないか。例えば宗谷でいっても中頓別はコーンは採れる訳です。猿払は無理だ。とすれば、向こうは専門的にコーンを作ってと、猿払はその代わり牧草作ると、そういうことも考えてやる必要も今後は出てくるだろうと思いますので、ただそれを農協だけに任せていけばいいということではないと思う。やっぱり行政として、そういうデータ・調査きちんとして、改良普及所や何かと色々相談しながらそういう方向も、こうあったらこういうふうになるぞというような部分も資料として出して話し合いしていく必要があろうと思いますので、今一度簡単にその部分と支援強化という部分では主産地の首長として担当の役員さんとも一緒になってこういう問題について声を出していっていただきたいと要望してこの部分については終わりますけれども、今一度簡単に。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
お答えいたします。当然、猿払村におかれましては、第一次産業酪農・水産業、加えて観光の分野が芯になっている訳でございまして、特に酪農水産関係については、他の経済に波及する効果というのは非常に大きい。それを考えた場合に支援をしていかざるを得ないというのは私おかしいですけれども、支援はしていかなければならないと思っております。それと合わせまして遊休地、そういう部分についてのデントコーン等の作付け、それとの先程、私稲作地帯の稲作との遊休地との連合体という広域連携みたいなような形になりますけれども、そういうような形での方策も一つは必要でないのかと申しましたけれども、そのような方向性でやはりやっていかなければ、これは抜本的な解決にはなってはいかないだろうと思っている次第でございます。
質問 眞田勝也
そういったことで最大限の支援体制というか、村長の主産地の首長として最大の頑張りを期待してこの問題については終わりたいと思います。