佐呂間町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月6日
幌岩山周辺の観光スポットの再開発について
2019年3月6日、佐呂間町議会の一般質問で、山内一弘議員が「幌岩山周辺の観光スポットの再開発について」質問し、町長 川根章夫が答弁しました。
- 質問者
- 山内一弘 議員
- 答弁者
- 町長 川根章夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 山内一弘
それでは、平成最後の定例会に当たり、新たな時代に向けての佐呂間町が取り組むべき課題について質問させていただきます。幌岩山周辺の観光スポットの再開発について。再開するとの話でありましたルートインがいまだ兆しも見られない状況の中、近接する観光施設である悠林館および道の駅の集客、利用状況はどのようになっているのか。また、今後の展望はどのようになっているのか伺います。
答弁 町長 川根章夫(町長は2020年6月まで)
議員質問の悠林館と道の駅の利用状況に加え、町の観光入り込み数についてお答えをさせていただきたいと思います。この答弁が新たな道に向かう道しるべになるかどうかの部分があるのですけれども、お答えをさせていただきたいと思います。最初に、悠林館の利用状況でございますけれども、宿泊者数と日帰り利用との合計が悠林館より報告されてございます。29年度までの過去10年間で最も利用者が多かったのは平成20年の5,863人、最も少なかったのは平成28年度の3,017人でありまして、直近の平成29年は3,605人が利用してございます。本年度も同程度の利用が見込まれているという報告を受けてございます。次に、物産館みのりの利用状況でございますけれども、これは道の駅としてのトイレ利用や物産館での買い物客、さらに室内スペースでの食事や休憩を含めた利用者数として報告がなされているものでございます。過去10年間で最も利用が多かったのは、平成22年の24万5,899人、最も少なかったのが平成28年度の18万2,483人でありまして、直近の平成29年の利用は20万1,580人が利用してございまして、平成30年度も20万前後が利用しているのでなかろうかという報告も受けてございます。佐呂間町全体の観光の入り込み数につきましては、過去10年間で最多となったのが平成22年の22万3,814人、最少は平成28年度の16万5,756人でございまして、平成29年度は18万4,820人となっているものでございます。以上が議員質問の観光客の入り込み数でありますけれども、今後とも佐呂間町観光物産協会や物産館みのりを運営する株式会社ドリームフロンティアなど観光事業者との協力のもと、道の駅やキムアネップ岬を中心とした観光客の集客増に努めるとともに、道内外で開催されております物産展への出店によるPRや佐呂間町サポーターズ倶楽部会員の増加を図りつつ、交流人口の増加を図っていくことを考えてございますので、ご理解を願いたいと思います。以上であります。
質問 1番 山内一弘
今町長にお答えいただきました。私どものほうにもちょっとしたデータがございまして、特に宿泊関係であればルートイン閉鎖後、その前年、平成27年度までは2万人を超える宿泊客がいる中で、ルートイン閉鎖後9,000人、9,025人という数字も出てございます。このような現実、佐呂間観光の今の現状の姿かと思われます。次に、本題のほうに入らせていただきます。サロマ湖と幌岩山をスポットとする自然環境は十分に整ってございます。これを最大限に生かした観光振興の展開が求められると思います。沈みゆく夕日は、遠く知床連山を遠望できる幌岩山は日本に誇れるものです。道の駅から展望台への空中散歩と銘打ってロープウエーを敷設し、町民のみならず道民、国の内外を問わず多くの人に楽しんでいただける大胆な発想を持ってまちづくり、活性化を進めるべきだと考えますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長 川根章夫(町長は2020年6月まで)
答弁をさせていただきます。幌岩山も含めて佐呂間町の観光事業の大きな柱は、昭和の最終と平成にまたがるこの時期、今から35年前にサロマ湖開発計画が樹立をし、期成会ができ、私もその中には入っていませんけれども、当時の状況の中では北海道振興が中に入ってまいりまして、一つの部分が緑館を建設するとあわせまして、皆さんもご承知のとおり、当時の全体を含めてゴルフ場の整備、さらにはスキー場の建設等も含めて計画が進んだところでございますけれども、いろんなしがらみ、観光開発にまたがる状況、さらには入り込み数を含めての中で変更がなされ、今は展望台と当時の緑館から北勝水産までの遊歩道の設置、さらに周辺整備といたしまして町のほうで物産館、さらには展望台までの遊歩道、さらにもう一つの核となります体験農場を建設し、その後の状況について整備を進めてきたところでございます。当時から展望台への入り込み策としてロープウエーの話もありました。さらに、ロープウエーよりもう一つ小さいリフト、こういう話もあったところでございますけれども、この話の中には観光開発全体を含めて大きな議論もさせていただいたところでございます。この中で、幌岩山を含むサロマ湖周辺は網走国定公園に含まれ、中でも幌岩山一帯は特別に保護すべき景観を有し、趣を維持する必要が最も高い地域ということとあわせまして、現在の景観を極力維持することが必要な地域とされている第1種特別地域に指定されており、工作物の建設、樹木の伐採、土地形状の変更は原則禁止をされております。加えて保健保安林、自然休養林、鳥獣保護区、公益的機能別施業林に指定される国有林であり、樹木の伐採等には厳しい規制が課せられております。このように地域のすぐれた自然環境を維持すべきと指定されている本地域での大規模な開発行為は、現状で非常に難しいというふうに判断されておりますし、当時もそのような状況でありました。また、ロープウエーに代表される索道の運行には、鉄道事業法による施設整備及び附帯安全設備、緊急時の救助等に関する設備など莫大な事業費を必要とすることに加えまして、安全運行のための保持経費が高額となるため、現状の観光客入り込みから想定した場合、建設費なり、保持運営を賄うことは当然不可能というふうに判断されるものでございます。サロマ湖展望台の部分につきましては、これまで何度も議論されていたところでございますけれども、今このサロマ湖展望台はサロマ湖の全容を望むことができ、オホーツク海や晴れた日には知床連山を一望できる唯一の展望台であり、道の駅、物産館を含め今後とも本町のサロマ湖観光の拠点として展望台の維持補修、登山遊歩道や車道の整備を行うとともに、広くPRを図ってまいりたいと考えているところでございます。今全ての人方は、便利な状況の中で車で近くまで行って、最後の一つの部分も上がるのが大変だということから、皆さんの中ではロープウエーという話があるのですけれども、ぜひ夏の期間だけでありますから、あそこで汗をかきながら上に上がって眺めてもらう、こういうことも私ども観光客にしてやる一つの役目だというふうに考えております。以上であります。
質問 1番 山内一弘
町長が今言われましたことは、私でも理解するところではあります。されど、座して死を待つつもりはございません。第1次産業はまだ堅調な今、もう一つの町を立て直す力強い柱の観光産業の強化が急務だと思われます。やらないかぬのです。法律は、私ども国民に不便を強いるものではないと考えております。環境保全のことでありますが、私利私欲に走る業者に不当に伐採をされるというのを防ぐという意味でも、環境保全ということで今まで法律で守られていたと思いますが、私たち佐呂間町はもう20年もすれば人口3,000人を切るという本当に生きるか死ぬかというところまできていると思います。ホタテも農家も今の状態をいつまで保てるかということも保証はございません。この今、町外から佐呂間のまちづくりに協力してもらう。そのためにはやっぱり目玉となる、ロープウエーと1つ言いましたが、そういう目玉となるものが必要かと思われます。そうすれば町長も懸案でございます案件も必然的に前進するやに思われます。昨年10月に都農町に研修に行ってまいりました。ふるさと納税制度を生かしたまちづくりの情熱の一端に触れてまいりました。都農町からの7,500万円の寄附は、この金額のみにかかわらず、まちづくりの取り組み方も学ぶべきものがあろうかと考えます。佐呂間から巣立った人々、また佐呂間に関心のある人々にもふるさとづくり、まちづくりの参加協力を積極的に働きかけ、活性化を推進する夢と希望にあふれたまちづくり、これこそが今私たち町民から求められておると思います。子供たちがロープウエーに乗ってサロマ湖を見おろしている姿、歓声が聞こえるようではありませんか。町長、職員、観光協会、商工会を初め、町民一丸となって新たなまちづくりに邁進することを確信して、私の質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 川根章夫(町長は2020年6月まで)
今山内議員からロープウエーの部分で産業の振興、人口問題まで言及がなされました。私自体も観光が一つの産業だという形で大きくうたわれていますけれども、観光客を呼ぶために大きな投資、消費をしてよろしいのでしょうか。ここを皆さんで考えていただきたいというふうに私は思っておりますし、もう一つは産業の部分でも人口が減ったといいながら、8年連続過去最高、最高という形で上げてきて、今一番佐呂間町に必要なのは雇用の確保、雇用者がいないということであります。これは、雇用者は決して観光客ではありません。ここをしっかり確保するのが私の役目だというふうに思っておりますし、一方観光の部分に特化をさせていただきますけれども、ここの中で多くの人が来ればそれだけ佐呂間のPRになる、佐呂間に落としていただけるお金も多くなると、こういう部分があるのですけれども、一方ではニセコなり等々も含めて北海道の場合は夏と冬と一年通しての観光がないと、こんなことからルートインの状況、船木議員のほうからも質問ありますけれども、実はルートインの観光で宿泊される方も平成20年から夏のバージョンになりまして、2万人の宿泊が1万5,000人、1万1,000人と落ち込んできております。これは、観光の波があるわけですから、そんな中で私どもも通年をかけての観光の部分の中にありますように佐呂間町のよさをしっかり見据えて、佐呂間に来ていただく、こういうほうに力を入れていこうということで、これを1次産業の酪農、農業、さらに水産業、ここの皆さんの力が必要だということで、協働の力でこれからの観光なり、人口の減を補ってまいりたいということをお伝えをいたしまして、答弁は要らないということだったのですけれども、そんなことを町長は考えているということで酌み取っていただきたいと思います。以上であります。
質問 1番 山内一弘
それでは、私のほうからも。午前中に町長のほうから先人たちの偉大な開拓精神を忘れることなくという言葉をいただきました。今こそそのときだと思うのですが、現実の厳しさはあります。それでも人間は夢や希望を持ちたいものです。明るさも必要かと思われます。どうか平成33年度から始まる第5次総合計画の中にも私ども申し上げました観光開発、観光振興、ぜひ積極的に取り組んでいいただきまして、再びではございますが、私の一般質問を終わらせていただきます。