みんなの議会

更別村議会 令和6年第2回定例会 2024年6月6日

ゼロカーボン事業の推進

2024年6月6日、更別村議会の一般質問で、荻原正議員が「ゼロカーボン事業の推進」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
荻原正 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 荻原正

ただいま議長の許可をいただきましたので、通告書に基づきゼロカーボン事業の推進について村長に質問いたします。更別村は、令和3年9月1日にゼロカーボン宣言をいたしました。その後、令和4年度に「二酸化炭素排出量の調査及び住民アンケート」を実施し、令和5年度にはパブリックコメントや住民説明会を経て、地球温暖化対策実行計画が策定されており、これまで計画的に事業を進めてきたと思われます。また、令和6年度は環境省などとの事前協議により住民との合意形成を優先しながら事業を推進していかなければなりませんが、他町村と比べて取り組む方向性や組織体制に疑問点があることから、以下の内容について村長に質問をいたします。1つ目、ゼロカーボン事業は単に脱炭素だけではなく、これにより農山漁村等の多様な地域において地域課題を同時に解決し、持続可能な地域づくりを進めるいわばまちづくり事業であると言えます。そのため、十勝管内では次々とゼロカーボン宣言をし、町村独自で新エネルギーを活用した雇用の創出や人口減少対策に着手しております。本村の今後のまちづくり事業にひもづけた取組について村長の考え方をお聞きいたします。2つ目です。十勝管内においてゼロカーボン事業に着手している先進市町村は実施体制を固めた上で取組を進めていますが、本村については新たな体制をつくることなく、従来の事務分掌に基づき住民生活課が「地球温暖化対策に関すること」に関連した事業として増員されないまま業務を担っております。スーパービレッジ構想以上に業務が膨らむと考えられるゼロカーボン事業の今後の実施体制について村長の考え方をお聞きいたします。以上2点についてよろしくお願いいたします。

答弁 村長

荻原議員のゼロカーボン事業の推進についてのご質問にお答えいたします。令和3年9月のゼロカーボン宣言は、地球温暖化が要因となる台風や猛暑などの自然災害対策として、また、太陽光を利活用し、農業のみならず村民全てに恩恵をもたらすことができるものとして、更別村の未来を示す強い決意の下、宣言を行ったものであります。国が強く推進するゼロカーボン事業は、地域の再生エネルギー等を活用した脱炭素という手段により地域を活性化させ、雇用の創出と人口減少対策を目的としたまちづくり事業であるとの認識をしております。本村における再生エネルギーの利活用は、平成21年度から積極的に推進をしており、企画政策課では更別村地域新エネルギービジョンを策定し、太陽光発電の導入を推進してきたところであります。その経緯もありまして、当初は企画政策課でゼロカーボン事業を検討しておりましたが、既に本村の重要政策とするスーパービレッジ構想にも取り組んでおり、重複して担当することは困難であるため、また、ゼロカーボン事業は大型事業であり、計画的に推進すべきとして住民生活課にて検討を進めており、令和5年度には地球温暖化対策実行計画を策定したところであります。ご質問の1点目、まちづくり事業にひもづけた取組でありますが、ゼロカーボン事業の基礎となる地球温暖化対策実行計画におきましては7つの基本方針を掲げております。1つ目は公共施設の再エネ・省エネ化、2つ目はスーパービレッジ構想とデジタル連携とペーパーレス化、3つ目は家庭部門の再エネ・省エネ、4つ目は産業部門の再エネ・省エネ、5つ目は運輸部門の再エネ・省エネ、6つ目はごみなどの再資源化、7つ目は森林吸収源の推進を掲げており、行政だけではなく住民や事業者とともに連携して進めることとしております。住民や事業者との連携による雇用創出の一例として、他の自治体の例となりますが、公共施設の屋根や土地などを民間企業に貸し出し、そこに太陽光発電設備を設置して電力供給する会社を立ち上げるなど、様々な手法により雇用の創出が図られてきております。また、再生エネルギー等により自ら発電する場合は、災害時に1社の電気事業者のみに頼ることなく、停電時の対策としても有効であります。さらに、再生エネルギーの利活用は脱炭素とともに電気料金の削減や暖房の燃料消費を抑え、また自動車などの燃費向上により住民や事業者にも経費の削減効果が期待され、導入効果も高いものと考えております。本村につきましても地域性を考慮し、住民や事業者との連携により、太陽光などの再生エネルギーを利活用したまちづくり事業として、持続可能な雇用創出などの地域活性化につきまして検討を進めたいと考えております。2つ目の今後の実施体制でありますが、地球温暖化対策実行計画では、ゼロカーボン事業の目的とするまちづくりとして雇用の創出や地域活性化等も重点としておりますが、住民や事業者との連携は不可欠であり、極めて重要であると考えております。住民生活課では限られた人数の中、事務の省力化などにより計画策定や関係機関との協議調整など、その対応に努めてきたところであります。しかしながら、今後は、住民対応、条例整備、財源確保の補助金申請手続、協議調整、現地調査や設計積算など様々な業務が増加し、事務量が膨大になることが予想されます。また、環境省や国土交通省等では市町村に対する様々な補助金メニューを創設しており、実現性や費用対効果の高い計画に対しては財源的にも有利な補助金により実施が可能となっております。先般、人口戦略会議の分析結果として、消滅可能性自治体の報道がありましたが、人口減少により多くの自治体では様々な課題が山積されております。全国的にもゼロカーボン事業の推進が強く求められている中、本村といたしましても計画的かつ効果的に取り進めることが急務であります。課題解決のため、脱炭素社会を実現するために、限られた職員数ではありますが、早急に適切な人員配置と実施体制を整備の上、ゼロカーボン事業を推進したいと考えております。今後ともご指導とご協力を賜りますようお願いを申し上げましてご答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

質問 6番 荻原正

ご答弁ありがとうございました。改めまして、本村はゼロカーボン宣言をして脱炭素社会に向け取り組むことを宣言いたしました。これによりまして、昨年、行われました更別村人材育成事業におきましては「私たちが取り組む脱炭素」と題した講演がなされまして、パリ協定、あるいは、カーボンニュートラル、様々な部分についての詳しい説明がありまして、私たち住民が取り組むべきエコ活動、あるいは、リサイクル活動、ごみの処理方法についてお話をいただいたところであります。私たち住民が脱炭素に関わる取組内容はとても小さいものかもしれませんが、取り組む意識を持つことに大変大きな意義があるものと考えております。一方、行政が脱炭素に対して求められる取組には、当然、カーボンニュートラルを達成するための事業を推進することではありますが、この事業を活用したまちづくりを進めることにあると考えております。十勝管内の先進地町村の取組状況を見ますと、再生可能エネルギーを生み出す施設整備を行って、これに基づく雇用の創出、人口増につながる政策を進めております。本村においても村長は公約として村づくり3原則を掲げまして、その一つとして「働ける村、活力のある村」を基本理念として働ける雇用の場の確保にご尽力されていることと思います。しかしながら、本村の基幹産業であります農業についても様々な雇用形態を生み出していただいているとは思いますけれども、今以上の就業人口を見込むのは厳しい状況にあるのかなと思っております。基幹産業以外の分野においても働ける場を多く見込まなければ人口減に歯止めがかからないのは明らかであり、そういう考えの中、本村の新たな成長戦略の一つとしてゼロカーボン事業を推進することによって生まれる雇用の場を貴重な政策プランとして考えなければならないと考えております。例えば、鹿追町や上士幌町ではバイオガスプラントからの余剰熱を活用した新たな事業にも取り組み、雇用の拡大にもつなげています。行政の役目として、脱炭素の住民啓発を進めることも重要な取組であると思いますが、それ以上に、本村の雇用創出、人口増対策に取り組む政策を先進地町村同様ゼロカーボン事業に関連しながら進めるまちづくり事業として推し進めることも必要であるかというふうに思います。先ほどの村長のご答弁では具体的な事業の青写真、太陽光発電の話も出ましたけれども、実際の具体的な青写真はちょっと見えませんでしたので、今後の本村のゼロカーボン事業に関わる事業構想について改めて村長の思いを聞かせていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

答弁 村長

大変ありがとうございます。今、ゼロカーボン、脱炭素に取り組んでいるわけですけれども、いかんせん、議員ご指摘のとおり、その組織体制、あるいはどの部分をもってうちの村の特徴として、例えば鹿追であれば水素、上士幌であればバイオマスというようなことで再生エネルギーとか、実際に雇用の面まで波及しているわけですけれども、では、更別村は、太陽光はメガソーラーはありますけれども、残念ながらそれは村内に還流されているわけではありません。もう一つの業者もありますし、村内の太陽光発電の業者の方も頑張っておられますけれども、その部分でもやっぱりしっかりと、先ほど言われたようにどの部分をもってしてどういうふうに活用していくのかというところをやっぱりきちんと青写真を描かなければいけないというようなことを、おっしゃるとおりだというふうに考えております。全体の将来像としては、ゼロカーボンで、では一体何を目指すのだということでありますけれども、基本的には村の憲法でもあります第6期の総合計画を上位法律ですか、規則ということを位置づけて、そして、ゼロカーボン宣言、あるいは、スーパービレッジ構想、それに基づいた7つの領域からの地球温暖化対策実行計画ということで、日本一の大型農業の村を基本に、そしてスーパービレッジ構想の挑戦ということも基に、脱炭素、デジタル、防災福祉の複合連携により持続可能な環境、経済、福祉を実現するということが大きな目標、理念であります。具体的に、今、本当に脱炭素を進めることでもちろんCO2の削減というのもありますし、再エネというような大きな2つの柱ありますけれども、やっぱり、議員ご指摘のとおり、雇用をそれに関わってどういうふうにつくっていくのか、あるいは、産業をどのように興していくのかというようなことが重要になってくると考えております。今、環境省とか住民生活課も中心にやってもらっていますけれども、更別でどれだというところをしないと、今、新たな過疎化、あるいは先行地域、先行地域はもう北海道たくさん選ばれていますので、かなり難しいというような状況が入っています。先行地域に選ばれるためにも、これはやっぱり更別でしかできない、そういう脱炭素の、デジタルだけではちょっと弱いよというようなことも言われています。ペーパーレス化とかいろんなありますけれども、スマート農業等もありますけれども、やっぱり大型農業の村だから、例えば、カーボンを使った、そういうような畑にまく活性炭であるとか、あるいは、今、ICTの、農協さんが中心になってやっていますけれども、活用のところで新しい液剤を導入して、そして土壌の活性化を図るということが今年から、先日の補正で小谷議員さんから質問ありましたけれども、3年間で1年間900万円ということで、3×9=27、2,700万円ですか、の予算をつけていただいて、その中で3つの作物に応じて、どういう効果があるのかということをするということまできています。また、公式ではないですけれども、あるいは、村に来てそういうような研究、あるいは、人材育成を図りたいという企業の話も聞いていますし、スマート農業関係ではやっぱりそういう機械整備とかAIの開発とかいろんな部分で、村には圃場があって、今、ロボットトラクターとかドローンとかの農薬散布はもう実証段階ではなくて実装として行われているわけですけれども、その部分で展開したいというようなお話も聞いています。その辺をしっかり取り組んで取り込んでいくというようなことが村として、大型農業の村で脱炭素というのはどういう形で進めていったらいいのかというようなことを、やっぱり、しっかり見据えて考えていかなければいけないというようなことを考えています。そのためには、荻原議員さんからもほかの議員さんからも再三質問ありますけれども、やっぱりこの体制でできるのかというところです。だから、今、住民生活課で本当に必死になって頑張っていただいて、関係企業とか関係団体とも調整をして温暖化策定計画、実行計画をつくりました。次は、具体的にどの部分でどれを重点にしていくかということが最大のポイントになります。これには先ほど言ったようにいろんな業務が、事務量が増えていきますから、新たに組織を起こすとか、あるいは、新たな室を設けるとか、あるいは、既存の課の中にそういう特別チームをつくるというようなところも、今、理事者も中心になって考えていますけれども、1年かけて、ちょっと遅いかもしれませんけれども、人員体制、組織体制を、今、真剣に考えてやっているところであります。そういうことも同時に確立をしながら取り組んでいかなければいけないと思いますし、課題も壁も大きいのですけれども、しっかりその部分についてはクリアして、宣言してから時間もたっておりますので、しっかり具体的な取組を進めていきたいというふうに考えております。以上であります。

質問 6番 荻原正

ご答弁ありがとうございました。本当に具体的な内容も聞きたかったのですけれども、当然ほかの計画もありますし、スーパービレッジの関係もありますので、その辺とも連携なしにそこだけ飛び抜けての事業ということにはならないと私は思っておりますので、ただ、あまりにもその辺が形で見えないところがあるものですから、先ほども村長が言われたとおり、ほかの計画、事業等ときちんと結びつけた中で、こういうことをやっていくのだという方向性については早めに説明をいただきたいなというふうに思っています。よろしくお願いいたします。3問目になるのですけれども、今、村長から新たな組織の関係、要するにこの事業に取り組む新たな組織についての説明もございましたが、その辺についてもう一度改めて質問させてもらいたいというふうに思います。まずは、十勝管内のゼロカーボン事業の先進地町村につきましては、その実施体制を見ますと、新たにゼロカーボン推進課を設置して業務を進めている町村もあります。また、課は設置しなくても新たな係を設置する町村も見受けられます。さらに、地球温暖化防止活動推進業務、これとゼロカーボン推進関連事務を切り離して担当している町村もあります。言わばそれだけ業務が多様であるというふうに推察もされます。しかしながら、本村の体制見ますと、先ほど村長もおっしゃいましたけれども、担当課における職員数には変更がなくて、その中でゼロカーボン事業を進めてきております。ご答弁の中では事務の省力化などにより対応に努めてきたということですが、これにも、当然、限界がございます。また、住民生活課においては旧来の出納課も含まれた体制になっておりまして、それ以前の体制よりも人数減になっている中、ゼロカーボン事業をまちづくり事業として進めることが果たしてできるのか非常に不安に感じるところでもあります。調べましたところ、上士幌町につきましてはゼロカーボン推進課、そして鹿追町につきましては企画課、士幌町は地域戦略課、広尾町は企画課、大樹町は企画商工課、お隣の中札内村につきましては現在準備中だということで総務課が担当していると聞いておりまして、全体的に政策部局が担当している状況にあります。ご答弁でありました適切な人員配置と実施体制を整備するというふうに説明いただきましたけれども、今後は、森林開発や利用に関わる業務ですとか、あるいは住民対応に関わることなど、先ほども村長言われましたけれども、そういった計画に基づいた事業を進めるために早急な体制整備が必要と考えられますが、それを先ほど村長はこの1年をかけてということでお話をされましたけれども、どの段階でそういう体制をつくるのか、その時期と内容についてもう一度改めてご説明いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 村長

一番頭の痛いところでございまして、要はそこなのです。それで、今の課の体制の中で、多分同じものを持っていらっしゃると思うのですけれども、上士幌とか鹿追は、やっぱりそういう担当室を持っているのです。士幌も推進係ということになっています。あとは見ると、事務分掌のところもありますけれども、未来創造課とか、住民生活課にあると思いきや、また違うところに、土木課にあったりしたり、いろんな部署にやっぱり散らばっている、それだけ、どこの部門がどういうものをというようなことで、それぞれ分けると7つの項目、目標あるわけですけれども、これ一つ一つ課が違ってくるわけです。そうなると、それも総合してしっかりやっていかなければいけないし、個別の、次に質問いただきますけれども、例えばLEDの部分はどこの課が中心になってやるのだと、どの計画に基づいてやるのかとかってあります。農業関係だと脱炭素のそういうような、活性炭の活用とかといったら農協さんとか、いろいろ関わってくるわけですし、ほかの部分でいうと企業さん、今、入ってる企業さんも関わってくるわけです。今、本当に必死になってどういうふうに再編をしようかということでありますけれども、今、感じているのは、副長ともちょっと話もしていますけれども、職員の中だけではちょっと厳しい状況もあるかなと。やっぱり専門の企業人とか、そういう専門家、また住民の方も巻き込んでそういうものを使っていかないと、事務方の部分について申請書とか、そういうものは我々でできますけれども、それ以外の部分でより一層アイデアとかいろんな部分に、これに基づいてはより具体的な構想ということになるとそういう人材力も必要になります。だから、課は来年の3月にご提案できるように、新しくするか、あるいは、今の中に係を重複するか、人員をどういうふうに配置していくかというのは、ほかのところのバランスも取りながら、本当にかつかつの中でやっていますし、職員の負担も、本当に大変な仕事量をこなしていますので、体力というか、病気にならないかなと思っていつも気にしているわけですけれども、そういうところも配慮しなければいけませんし、そういうことも考慮しながら職員内での組織と、そして外部からもして、そして来年の3月までにしっかり、企業人も今、具体的に企業ともちょっと話をして要請もしています、脱炭素で人くれないかというようなことで。今、スーパーシティは4つの会社から派遣してもらっていますけれども、そういうのと同じような形で脱炭素に特化して人材をいただきたいというふうな話もしていますし、その部分を含めてスピード感を持って、今、やっておりますので、今、具体的にこうだということは言えませんけれども、そこはちょっと歯がゆいところで大変申し訳ないですけれども、期限は来年4月からびしっと体制を取ってやるということにしたいと思いますし、できればですけれども、3月に加速化のもう一回申請があるというふうに、2次のあるというふうに聞いていますので、2月かいつになるか分かりませんが、それにしっかり提案をして、財源の確保もしながらやっていきたいなというふうなことを思っていますので、今、随時奮闘中でございますので、逐次、また変化があれば議会に対して報告をさせていただきたいというふうに思っております。以上であります。

質問 6番 荻原正

本当に職員の方一生懸命やっておられますので、今年1年十分時間をかけてその辺の体制については何とかつくっていっていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

出典:更別村議会 令和6年第2回定例会 2024年6月6日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる