みんなの議会

更別村議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日

更別スーパービレッジ構想の進捗状況

2024年3月12日、更別村議会の一般質問で、尾立要子議員が「更別スーパービレッジ構想の進捗状況」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
尾立要子 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 尾立要子

ただいま議長の許可をいただきましたので、通告書に基づき村長に質問させていただきたいと思います。更別村の大型補助金事業である更別スーパービレッジ構想について、取組全体を包含する理念、プロジェクトコンセプトに加え、周知方法、継続事業について、それからソーシャルナレッジバンクの事業に関して村民の意見がどのように反映されるのかについてお伺いします。更別スーパービレッジ構想の取組全体を包含する理念、プロジェクトコンセプト及び取組の現状について質問いたします。大型の補助金事業である更別スーパービレッジ構想は、3年目の予算審議に突入しますが、関心を持つきっかけが見つからないという潜在的ユーザーを素通りしているのではという憂慮の声が聞かれます。12月定例会の一般質問でお尋ねしましたが、全体像の周知方法について検討するとのご答弁をいただきました。また、村内の移動手段数も増える一方で、それぞれの制約から戸惑いを覚える方がいらっしゃることも無視できません。そこで、再びお尋ねいたします。レンタルスマホ、電動キックボード、それからこれは配付物の中に見つけた文言ですが、脱炭素とスーパービレッジが併せて表現されているなどですけれども、更別スーパービレッジ構想と関連づけられているものから企画の広がりを感じさせられているところです。更別スーパービレッジ構想から村はどこへ向かっているのか、補助事業後も見据えた全体像と今後の方針などについてご回答をお願いいたします。2月21日、24日に説明会がありましたが、参加者は全体で50名に届いておらず、政策への共鳴が得られていないのではないかと心配もしております。各サービスの補助金終了後の継続性について、村民のいかなるニーズに応える形で何を継続するのか、また、スーパービレッジ構想における、とっても私にとって印象深かった点なのですが、自動運転と現行の例えば乗合タクシー、村民バスなど、今後の村全体の移動手段について方向性をお伺いいたします。最後に、合同会社ソーシャルナレッジバンクの活動、資金利用の事業ごとの詳細は開示されるのか。村民目線での必要なサービス、そうでないものについての村民の要望、意見はどのように反映されるのか、具体的にぜひ説明をお願いいたします。

答弁 村長

尾立議員さんの更別スーパービレッジ構想の進捗状況につきましてのご質問にお答えいたします。デジタル田園都市国家構想の理念にありますように、本村では地域の豊かさをそのままに、都市と同じ、または違った利便性と魅力を備えた地域づくりを目指しております。暮らしや産業の領域でデジタルの力で新たなサービスや共助のビジネスモデルを生み出しながら、デジタルの恩恵を地域の皆様に届け、地域の活性化を図るため、更別村スーパービレッジ構想を推進しております。デジタルを住民の皆様に届けるためには、村民への周知は重要であります。丁寧に様々な手法を用いて実施することとしております。2月21日と2月24日の3回にわたる村民への説明会では、計45名の方に参加をいただきました。また、1月に行った行政区懇談会での説明では188名の参加をいただき、周知の徹底を図っております。補助金終了後の事業の継続性につきましては、政策課題を政策目的に変換し、総合的、効率的に実現が図れるようデジタルを活用しながら課題解決を図るものとして事業を実施しております。村民のニーズの活用という点では、参加者数や利用者の意見も参考に判断をしていくこととなりますが、同様に移動手段につきましては本村にとって大きな政策課題として抱えておりますので、様々な移動手段がある中で総合的に判断をして事業の継続性について見極めてまいりたいと考えております。繰り返しになりますが、村民の要望、意見を参考に、費用対効果など総合的に判断して事業の継続について判断してまいります。最後に、ソーシャルナレッジバンク合同会社の事業ごとの助成金の活用状況につきましては、同社と開示に向けて手法等について具体的に協議をしておりまして、協議が終わり次第開示をいたします。以上、引き続きのご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

質問 4番 尾立要子

ご答弁ありがとうございました。先日のアンケートでは、質問の文言、答えの選択肢がひゃくワク等々、事業のID登録を済ませた人を中心にしていると、広くニーズ聞く形とはなっていないというふうに問題をお感じの方もいらっしゃったことから、先ほどのような質問を組み立てております。さて、続けて村民が自立的であるということにこだわりながら、それから事業の透明性、公開性に触れながら質問を続けます。哲学的に幸福ということを言うのはなかなか難しいので、これ、主観が入りますから、触れずに進めていきたいと思います。幸福度についての更別村のアンケートを閲覧しました。令和5年、昨年3月のデジタル田園都市国家構想実現に向けた地域幸福度、この地域幸福度のところをウェルビーイングと言い換えている資料を見ました。この指標の活用促進に関する検討会の資料です。アンケート結果から更別村では、買物、飲食偏差値が断トツの課題であることが浮き彫りになりました。また、移動と、それから交通の偏差値が31.7という数字があって、非常に印象的でした。さらに、今年2月26日に公表された比較データのサイトがありました。こちらでは満足している場合の数を100としていると、私は、理解したのですけれども、買物、飲食の主観のスコアが17.20、客観のスコアが45.84、移動、交通の主観のスコアは36.14、客観のスコアは35.89でした。これらから、かいま見える、特に移動、交通という課題に絞ってまず村長にお尋ねいたします。更別村で第1に買物、飲食の分野でウェルビーイング偏差値が低く、第2に移動、交通の偏差値がスコアとして低いと。お困りの社会集団は、高齢者、中でも免許を返納して、あるいは、これから返納される方々でいらっしゃるのではないかと察しますが、こちらのウェルビーイングが損なわれている状況に関していかなる解決策をお考えになっていらっしゃるのでしょうか。買物、飲食は、選択肢があるかどうかという問題とともに、地域の買物先、飲食店へのアクセスが自立的に実現できるかどうかとも関係すると思います。この自立的という部分に軸足を置きますと、大型の補助金事業が実施されているところから、事業終結後にはどのような高齢者が自立的であることへの選択肢整備の方向性が残せるのか、展望が気になります。方向性を皆さんにお示しし、事業への信頼を高める意義があると考えております。続けます。社会の中の様々な障壁、バリアに困っている人がいて、この障壁を障害と捉え、こうした社会の見立て方、障害の社会モデルでは、情報バリア、コミュニケーションバリアに解決が必要と注目が促されております。急速なデジタル化における情報バリアとは、情報が伝わることを邪魔するものであり、コミュニケーションバリアとは考え方や気持ちを伝えることを邪魔するもので、ご高齢の方がこれらのことをお感じになっているのではないかと懸念いたします。少し古い話ですけれども、OECDでは格差の拡大は社会の団結に影響を及ぼすだけでなく、長期的な経済成長にとっても有害であると指摘しています。このようなところから、誰一人取り残さないことが大事、というふうに指摘されてきているところもあったりします。こういう持続的な社会の実現ということとデジタル化が積極的な意味で加味されてきた中で、逆説的なことと意識されるようになったマイノリティー的な意味での社会グループの中にこの高齢者が入っては大変だと思うところです。この点、更別スーパービレッジ構想に高齢者をターゲットにデジタルでの課題解決が重点的に組み込まれていることはとても意義があると思います。意義があると思っております。この点に後で戻ります。その一方で街角では、スーパービレッジ構想がどこに向かっているのかよく分からない、というご意見をお聞きすることもありました。この自立的であるということと関連づけられる政策領域に地域公共交通、簡単に言ったら交通の便がいいか悪いかという、こういう問題があります。過疎地にとっては避けられない車社会のジレンマではあるのですが、公共交通の利用を促すことは、コミュニティの存続とも関連する重要なテーマではないでしょうか。更別村には十勝バスはもとより村民バス、デマンド交通、乗合タクシー、社会福祉協議会の介護タクシーとか輸送サービスに加えて、スーパービレッジ構想のひゃくワクの自動運転車両にサービスデマンド枠組みであるさらクル、それからサラリの会員制移送事業と、各種輸送手段が行政によるサポートの下運営されていますが、更別スーパービレッジ構想事業を介してどのように高齢者と彼ら、彼女たちを取り巻く人たちにこの自立的な移動手段を残していくのか、村長のお考えをお伺いできればと考えております。ここで公共交通手段に関して議論の機会を広げてはいかがでしょうか。それから、2点目に、この公共交通とレンタルスマホの利用促進は関連づけられているのではないかと思いますが、関連して情報バリア、コミュニケーションバリア、具体的には電話のリクエストのほうが都合がいいと考える人たちへの行政サービスは継続されるような形はあるのでしょうか。それから、ソーシャルナレッジバンク社はどのような存在になっていくのでしょうか。端的に言うと、この後の行政サービス経験の蓄積を前提としたずっとつながっていくエージェント、こういったものが補助金事業後にも残されるような形なのでしょうかと。以上、質問を終わらせていただきます。

質問 4番 尾立要子

はい、そのとおりです。

答弁 村長

多岐にわたっていたのですけれども、尾立議員さん聞きたいところは、ウェルビーイングのところから始まって、ウェルビーイングというのは幸福感とか満足感という意味なのですけれども、3年前から我々そういう言葉を使っているのですけれども、もっと分かりやすく、幸せ感とか村民が本当に満足をしているのか、というところはやっぱり調べなければいけないということで、そういうものに3年ぐらい前から取り組んで、今、テレビのコマーシャルで、テレビの番組とかにウェルビーイングという番組ができて、やっと一般的になってきたのだなというふうに思いますけれども、このときに既に客観指標というのがありまして、国がつくった更別村の指標があります。それで、教育とか、あるいは医療、ずっとあるのですけれども、一番劣っていたのは、これ前にも答弁でお話ししたのですけれども、買物と移動手段なのです。そして、そこのところの数値もさっき尾立議員さんお話しされましたけれども、でも、我々もこれ確かめてみる必要があるということと、デジタル田園都市国家構想の採択を受けた自治体は、年に2回このウェルビーイングについての調査をしなさいと。そして、実際に取り組んだことによってどれだけ満足感が増したのか、あるいは増していないのか、足りていないのか、課題はどこにあるのかというのを毎年明らかにして報告をしなさいということになっているわけです。それで、村民の方に、何回もしつこくアンケート来てというのはあるのですけれども、やっぱりそこが分からないと本当に村民の皆さんが満足しているのかというのが分からないので、それはアンケートを取らせてもらっているのですけれども、客観指標と我々村が取った指標、もう三、四回ぐらい取っているのですけれども、一番やっぱり落ち込んでいるのは買物と移動手段なのです。だから、そこに政策的な施策として展開しないと、自治体としては、行政としてはこれは失格です。だから、去年、あるシンポジウムに出まして、デジタル庁と、それと私たちと同じデジタル交付を受けている、それとウェルビーイングのところをやっている町の町長さんと一緒にシンポジウムに出させていただきました。我々もかなりやっていると思ったのですけれども、そこの町は職員がそのウェルビーイングの指標を基に、例えばお医者さんが足りないとか、経済的な教育の負担がちょっと多いというようなことになると、職員がそこのところを見て、村長に対して政策を立案して提案をすると。そして、それを議会にかけて、実際にそのウェルビーイング指標で劣っているところについては政策をし、財源をつけてそれで解決をするという手法を取っています。そこにはなかなか追いつけないのですけれども、今、はっきりしていることは、買物の手段が少ないということと移動手段です。それで、移動手段については、さるクルとかというのはあったのですけれども、今現在、後でまた聞いていただけたらありがたいのですけれども、ひゃくワクサービスについては登録者は504名で、いろんな数値が出ています。例えば尾立議員さん質問してから正味1か月か2か月足らずだと思うのですけれども、カラオケとかマージャンについては188人、ウェアラブルウオッチについては91名、スマートメーターはWi―Fiついていないど駄目なのですけれども、電力センサー23、健康プロジェクトに至っては358人、楽しく運動については172人、眼科の遠隔については32人、これは目標20人だったので、目標を達成していると思うのですけれども、あとコミュニティナース1回以上交流のある村民数は437、そしてうれしいことに村民の方が承諾して、村民コミュニティナースになっている方が今現在32人いらっしゃいます。一緒に活動をしていただいているというところであります。施設の予約のアクセスについては、実際の予約された方は25と少ないのですけれども、アクセス数は834名ありました。あと、電子申請、今からどんどん来ますけれども、まだこれについては数少ないですけれども、ぼちぼち出ているということです。自動運転は、今やっと回復をしてきて、デリロも公道を走れる、名称がハコボットだったかな、もう既に来ておりますので、随時開始ということで、自動運転車も開始されます。移動デマンドは137人で、それらを合わせると158名ということです。情報センターにはアクセス数、これ始めましてから2万7,000件のアクセス数がありました。実際に情報閲覧数は2万7,000ですけれども、情報提供者数は211名、あるいは、無料スマホ等々については貸出しについては、今、205までいっております。これについては、自動トラクターの部分とか位置情報の関係とか、いろんな来ている企業さんが一緒になって活用していただいているということであります。それと、共助Wi―Fiについては70か所設置が終わっております、商店街で。アクセスポイントが70か所あるということです。デジタルサポートについては、スマホの相談件数は167人随時来ておられますけれども、今、やっておりますけれども、レッスン2、3の高度な段階では148名ということになっております。自動化農業につきましては、ドローンの作業面積200ヘクタールを目標としていましたけれども、250ヘクタール、これによって豆類の生産売上げが前年比よりも0.5億円増加しております。スモモの開花予想、これもデジタルによって行いましたが、誤差が2日しかありませんでした。あと、アグリ人材、農業経験者等、農協が行っているところもあって参考にさせていただいたのですけれども、1,000名以上の方がいろんなアプリを使ったバイトとかいろんなところでやっているということで、今、徐々にできているということで、多分野におけるデジタル技術の活用で何を目指すのかというと住民の生活の質、地域活動の効率性の向上、地域の抱える様々な社会課題を高度に解決することにより新たな価値の創出、あるいは持続可能な地域づくり、まちづくりを図っていくと。そのためには、どうしても移動手段のところが確保をしっかりしなければいけないのです。今、さらクルはありますし、ID持っている方は無料で乗れますし、デマンドタクシーあります。これは、来年度、村民誰もがどこから乗ってもドア・トゥ・ドアですから玄関から来て行きたいところに降ろしてもらえます。それを農村地区から市街地というのを外します。実際に自動運転車も走っています。4つ、5つ系統ですか、サラリさんもやっていますし、ちょっとその辺は、今、指示をして、行政区懇談会でもいっぱい出ていたのです。180名以上の方に参加していただきましたけれども、移動手段多過ぎて、どれを利用していいか分からないと。ありがたいのだけれども、あり過ぎではないかというようなことで、これを、今、ちょっと整理をして、令和6年度からしっかりどの移動手段を使えば行けるのかということと、買物については、今、商工会とか一生懸命努力しています。地域ポイント制とか、いろんなものを活用しながらというのはありますけれども、物理的な問題もありますので、その辺についてはしっかりウェルビーイングというのですか、幸福感や満足感の指標を基に、一番村が劣っているその部分を政策的に解決をしていくと。なおかつ、デジタルを使ってやっていくということで、12月からそんなにたっていないのですけれども、着実に動き出しているということですので、その辺はしっかり取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上であります。

質問 4番 尾立要子

具体的なデータのご紹介も併せて丁寧にご説明いただきました。どうもありがとうございました。1点だけ懸念されることで、先ほど私のほうの質問が長ったらしかったので、伝わりにくかったと思います。お伺いします。デジタルでスマホ利用のほうに社会全体が動いていくことで取り残す人がないようにというふうに、今、スマホの利用を促進しているということですけれども、でもいろんな問合せとかサービス利用にスマホが使えないままの方も残るかもしれません。そういうようなコミュニケーションバリア、通信バリアということと関わる人が出てくることへのご対応というところについてはどのようにお考えか、これを最後に1つご質問させていただきまして、終わりにしたいと思います。

答弁 村長

今、おっしゃるとおり、デジタルディバイドといいますけれども、デジタルを活用しにくい、あるいは使い方が分からない、これについては先ほど数字でお示ししましたけれども、毎週水曜日とかデジタル教室、スマホの教室もやっております。ただ、私はスマホだけで全部は解決するとは思っていませんので、一番大事なのはやっぱりコミュニケーションということを言っています。そして、デジタルはあくまでも道具であり、そして手段であります。それを目的にしたら本末転倒になりますから、それでもいろんなコミュニケーション取ったり、農業だったら土づくり、かんがい排水とか農業整備事業をしっかりやって、それでも解決できない部分についてはデジタルを使うのだと。そこは一切私は立ち位置は変えておりませんので。ただ、昨日の時点で総務省から、数字的にはあんまり変わっていないのですけれども、マイナンバーカードが84.9%ということで、全道2位です。今、全国ランクは16、ランク言っても仕方ないですけれども、17位から16位に変わりました。それだけたくさんのマイナンバーカードが普及しているということは、今、政府は言っていますけれども、スマホでマイナンバーカードを写して、それでスマホでできるということです。いろんなそれで申請ができるわけですから、そのためにわざわざ高額なスマホを買うということになると大変なことになります。私は、そういう点では需要が出てくると思いますし、お子さんにデビューするときにスマホを借りている方もいらっしゃいます。農業関係も企業関係も使っておられるということで、いろんなところで使っていただければといいと思っていますので、その辺については高齢者が困っている、でも、今、やっぱり2025年に標準化されるのです。これ避けて通れないのです。我々がやらなければいけないことは、そこに誰一人取り残さない、ということです。決して使えないからといって諦めるのではなくて、やっぱり一生懸命説明をして、丁寧に一緒にやっていくということです。そうしないと、やっぱり今の社会のこれだけの変化のスピードの中では、デジタル化の中では取り残されてしまいますので、そういうところは行政の責任としてしっかり役割を果たしていきたいというふうに考えております。以上、答弁といたします。

質問 4番 尾立要子

ありがとうございました。以上で私のほうの質問を終わりにさせていただきます。

出典:更別村議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる