みんなの議会

更別村議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日

福祉ホーム実施設計に反映する障がい者支援策等

2024年3月12日、更別村議会の一般質問で、荻原正議員が「福祉ホーム実施設計に反映する障がい者支援策等」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
荻原正 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 荻原正

ただいま議長の許可をいただきましたので、通告書に基づき福祉ホーム実施設計に反映する障がい者支援策等について村長に質問をいたします。本件につきましては、今年1月に行われました行政区懇談会、様々な場面で村側から次年度事業ということで福祉ホーム建設実施設計を進めるということで説明がされております。大変多くの村民の皆様がどのような施設になるのかを関心を持って見守っている事業でもあります。福祉ホームの建設につきましては、昨年の12月定例議会一般質問において村長から答弁があり、今年1月25日の全員協議会においても担当者より検討案が示されましたが、新年度には実施設計の委託業務が始まることから、障害のある方の住まいの場を今後どのように運営し、入居者やその家族にどのような安心を提供できるのかを早急に、かつ明確に示さなければ村民が納得できる施設にはなり得ないと考えられるため、福祉ホームの運営に関わる村の考え方として以下の3点についてご質問を申し上げます。1つ目、更別版福祉ホームとして日中活動支援事業、サッチャル館の機能を持たせるとされていますが、これに併せて精神保健福祉士等の専門員を施設に配置し、障害者地域生活支援センター的な機能を持たせることについての考え方について。2点目、障害のある方が生涯自立した生活を送るためには、安心して暮らせる住まいの場の提供と就労支援がセットにならなければならないと考えるが、村が把握する村内事業所における障害者雇用の現状と村の関わり及び今後の村の就労支援の方策について。3点目、計画案では緊急時等のショートステイも含め居室10戸となっておりますが、常時入居者を何戸と想定し、その算出根拠を示していただくとともに、村外者の受入れについてはどのように考えるのか。以上、3点についてよろしくお願いいたします。

答弁 村長

荻原議員の福祉ホーム実施設計に反映する障がい者支援策等についてのご質問にお答えをしたいと思います。平成18年9月策定のリラクタウン構想における障害者支援の再構築を進めるため、関係者と協議、検討を進めてきた障害のある方の住まいの場の整備、福祉ホームにつきましては、昨年の12月議会定例会一般質問での答弁及び本年1月の議会全員協議会ではその時点での経過を含めた検討状況及び建設予定地と運営主体について報告をさせていただいたところであります。まず、ご質問の1点目、精神保健福祉士等の専門員を配置し、障害者地域生活支援センター的な機能を持たせる考え方についてでありますが、今回福祉ホームを整備するに当たり先進地視察をし、参考とさせていただいた施設は、居住支援部門の福祉ホームと相談支援部門の基幹相談支援センターの機能を併せ持つ地域生活支援拠点施設であり、障害者地域生活支援センターはその複合施設の名称であります。相談支援部門である基幹相談支援センターに配置する専門職は、相談支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士、保健師などであります。更別村では、同様の相談支援部門は保健福祉課に障害者相談支援事業所として設置をしており、これは介護保険法に基づく地域包括支援センターと一体的、総合的な相談窓口として設置することができることとなっております。保健師、社会福祉士の4名体制で相談支援専門員として各種相談や障害者サービス、利用計画の作成などを行っていますので、新たに精神保健福祉士を配置することは考えておらず、引き続き保健福祉課が相談支援などを行っていきたいと考えております。更別村で整備する居住施設、福祉ホームには、障害者の活動の場である日中活動支援事業、サッチャル館機能を併せ持ち、設置者である保健福祉専門職の保健師などが関わりを持ちながら運営を行ってまいりたいと考えております。ご質問の2点目であります。村内事業所の障害者雇用の現状、今後の就労支援の方策についてでありますが、障害者雇用促進法では、従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める身体障害者、知的障害者、精神障害者の割合を法定雇用率以上にする義務があるとされております。令和5年度の法定雇用率は、民間企業で2.3%、従業員数43.5人以上の事業所で1名以上雇用しなければならないとされています。この法定雇用率は、各事業所から国への報告となっていることから、村内事業所の状況は把握できませんけれども、参考に更別村役場の障害者雇用率は3.97%、4人となっております。更別村の身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者の現状は延べ203名、うち18歳から59歳までの方は延べ50名であり、その多くは事業所への就労、就労継続支援A型、B型を利用するなどしておりますが、18歳未満の手帳所持者が一定数おりますので、今後の就労支援の方策について協議、検討を深める必要があると考えております。ご質問の3点目であります。常時入居者の戸数、村外者の受入れについてでありますが、先進地視察先では居室12室、うち3室は緊急用、体験用としていたことから、これを参考に更別村では居室10室、うち2室は緊急用、体験用として整備する予定であります。また、村外者の受入れにつきましては、地域密着型施設等のように村外者に対する制約はありませんので、柔軟な受入れを考えております。令和6年度の実施設計では、これまでと同様自立支援協議会や各関係者との協議を深め、村が関係者と伴走型で進めてまいります。福祉ホーム整備がゴールではありませんので、障害をお持ちの方々が住み慣れた地域で安心して生活できるよう取組を進めてまいります。以上、答弁とさせていただきます。

質問 6番 荻原正

ご答弁ありがとうございました。私も今回の質問を行うに当たりまして、先進地である足寄町を訪問させていただいております。そして、そこで担当者の皆さんから様々なお話を聞くことができております。また、村の関係者の皆様からもいろいろお話をお聞きした中で、今回の更別版福祉ホームの在り方について改めてただいまの答弁に対しまして質問をさせていただきたいなというふうに思います。初めに、質問の3点目については理解いたしました。8室を住居として提供する予定とのことですけれども、いただいた参考図面には世帯向け住宅が見受けられませんでした。村内には支援が必要なご夫婦もいらっしゃるというふうにお聞きしております。世帯向け住宅の設置について検討することが必要と思われますけれども、その辺はどのようにお考えなのかお聞きしたいというふうに思います。また、村外者の受入れについては、制約しないということでしたけれども、本事業については村の単独事業とのお話でしたので、まずは村民を最優先に考えなければなりません。入居者に安心を与える施設であると同時に、その入居者の家族にも大きな安心を提供する施設であることを考えれば、その安心を村外在住の方に与えるのではなくて、村内の家族に向けていただきたいというふうに思います。福祉ホームは、ホテルや宿泊施設ではございません。一度入居すれば、その方がご高齢になるまで入居することが考えられます。開設当時は8戸でも長い時間を考えた場合、村外者の入居により村内者が入居できないということも考えられます。私は、収益を求める施設ではないと、そう考えておりますので、開設と同時に無理に満室にする必要はないと思っています。今後の入居者選択に対し、そのように対応していくのかを改めてお聞きしたいというふうに思います。あわせて、質問の1点目になりますけれども、今回の福祉ホーム入居者対象につきましては、介護を必要としない程度に生活習慣が確立している人との説明がありました。グループホームとは違いまして、この施設につきましては介護職員の配置は必要ないかもしれませんけれども、利用する家族はやはり日頃の見守りを期待しております。足寄町においては、福祉ホームはあくまで個人の住宅を提供しているだけで、夜間を含めた特別な見守りはしておりませんでした。しかしながら、日中は福祉ホーム内に障害者地域生活支援センターを置いて、専門員が様々な一般業務をする中で日中の見守り的な役割を果たしているように見受けられました。更別村においても実施設計においては、十分な事務所スペースを確保して、そして施設の管理委託を受ける事業所とは別に障害者相談支援事業所の一部を移行するなどして入居者、家族に安心を与える施設とすることが望ましいと思いますが、以上3点につきまして改めて村長のお考えをお聞きしたいと思います。

答弁 村長

荻原議員さんの世帯向けはないのかという話であります。これにつきましては、自立支援協議会等で、遡ること令和3年の、今、いらっしゃいませんけれども、遠藤議員さんの親亡き後の生活、障害を持った人たちの、子どもたち、あるいは地域の中で暮らしていけるような、そういう居住施設を早急に設定しなければいけないというようなのがありまして、私もその点で仕組みづくりについてそういうグループホームの整備と検討と併せてしていかなければいけないということで答弁をしておりますが、その流れの中で個室ということでありますけれども、親元を離れて、そして自立をしていくという過程の中において、A型の就労がふさわしいわけですけれども、B型に通いながらもA型の就労を目指して、そしてなおかつ保護者の方が安心して、自分たちが、親亡き後という話もありますけれども、安心して暮らせるというような、生活できるというようなところも考えたときに、そういう個の部分の整備をするということが最初にあるわけですけれども。ただ、今、自立支援協議会の中とか、荻原議員さんのご指摘のとおり障害を持った方で、村にはいろんな施設が、夫婦で入れるところもありますし、見守りもついていますけれども、そういう機能を持たせるのかどうか、そういうものを開放していくのかどうかについては、早急にそういう検討を自立協議会あるいは関係、元はといえば当事者の皆さんたちと障害者の皆さんと検討していきたいなというようなことを考えております。次に、村外もやぶさかではないというような話がありまして、荻原議員さんおっしゃるとおりです。採算取るために開設するわけではないので、無理やりに埋まらなければ村外から入居者を募集してというようなことではなくて、やっぱり一番大事なのは村内にいるそういうニーズに対してしっかりと応えていくということでもありますし、まず、そこはしっかり考えて、そして、村外もやぶさかではありませんよということで、村外からも入れるのかというような問合せも一部来ているというようなことでありますので、その辺も含めて、村内はもちろん議員おっしゃるように最優先ということで、そのために造るということですので、そこを優先的にしたいというふうに思います。あと、いろんな機能を持たせるわけですけれども、見守りについても一定、足寄の場合は私もそこに携わっている方と、本当に教員時代からもかなり機会がありまして、非常にすばらしい方、あるいはそういう障害を持った方々に対する姿勢、施策が大変優れているところでありますけれども、見習わなければいけないところでもありますけれども、事務所機能等も含めまして、今のところはお世話をする人というふうになっていますけれども、グループホームにすると法的な規制が非常に厳しいというところがありますけれども、議員おっしゃった指摘のとおり見回り等を含めた、事務所の形態も云々という話もありましたので、そこのところは本当に、今、同時に設計もしますけれども、やっぱりきちんと意見を集約しながらやっていかないと、せっかく造るのに後に至ってこうすればよかったということになると非常に私としても悔い残しますので、村民の皆さん方に納得してもらえるものを建設、設計できるようにしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っております。以上であります。

質問 6番 荻原正

ご答弁ありがとうございました。最後に、2点目の障害者の就労支援についてご質問申し上げたいと思います。以前の説明で、次年度、令和6年度に実施設計をして、7年度に建設工事、そして8年度に供用開始というような説明を受けております。念願でありました障害のある方の自立した生活を送るための住まいの場がやっと確保するというめどがついております。次は、自立した生活を送るための働く場を確保するために、仕事を求める方と働く場をどのようにつなげるか具体的に進めていかなければならないのかなというふうに考えております。更別村では、様々な団体から構成されております自立支援協議会が組織されまして、自立支援に関わる協議をされていると思われます。しかしながら、就労については、雇用状況が毎日変わります。日頃から受入れ可能な事務所に出向いて、障害者の特性を理解していただき、そして雇用に結びつけることが必要と思われます。ただ、これが今、更別村にはそういう一歩踏み込んだ村民にも見えるような就業支援がちょっと見当たりません。ご答弁では、今後の就労支援の方策については協議、検討を深める必要があるというふうにご答弁いただきましたが、これからは、やはり、商工労働に関わる部署を巻き込んだ情報交換と、それから専門的に業務を担う職員の配置も念頭に入れて考えなければいけないのかなと考えております。今後の障害者就労支援の在り方について、村長の率直なお考えをお聞きしたいと思います。

答弁 村長

一番重要なところであります。やっと、やっとここまできた、という、議員の皆様には大変いろいろご意見をいただいたり、ご検討をいただいたりしたのですけれども、私、村長になったときに心に決めたことがあります。障害を持った方たち、子どもたち、困り感を持った子どもたちが養護学校とか特別支援学校とか行って、帰ってきたときに果たして生まれたこの更別村で本当に望んだときに一生を過ごせる、そういう場があるのかと。当時は、9年前はB型就労支援さえもありませんでした、これは何回も答弁していますけれども。まず、そういう仕事の訓練をする場所もなかったと。みんなが集まって交流する場所もなかったと。おまけに、A型は全然はるかかなたというか、障害者雇用はありましたけれども。もう一つは、親御さんが一番心配しているのは私たち夫婦はいつまでも長生きするとは限らないということなのです。一番心配なのは、我々がいなくなったときにこの子たちの面倒を誰が見てくれるのだと。面倒というよりも自立させて、世間で、世の中でそういうふうに自立をして生活をさせたいのだと。そのときに住むところがないではないかと言われました。奔走したのは、まずB型を造ることです。何回か道庁にも掛け合いましたし、振興局にも行きました。予算も1回目では駄目で、2回目、3回目と当時の課長と足しげく通いました。何回も修正が出されて、そのたびに向かいましたけれども、国にも働きかけました。やっとB型ができて、今、本当に通っています。家でいて、なかなか外に出られない子たちもいました。でも、村の保健師がオープンのときに、いろんなオープンでB型を始めたときに見学に来ました。そしたら、ここで、私、働いてもいいの、と言ってくれました。もう一人の子は、いつになったら、村長さん、B型造ってくれるのと、うそなの、と2年たったときに言われました。それで、やっと、やっと造りました。でも、そこがゴールではないのです。荻原議員が言うように、働くところです。彼らが自立して生活できるための賃金を、あるいはそういう生活できるだけのそういうものを確保できるような保障がないと駄目です。でも、そこにいくにはかなり道のりは険しいです、はっきり言うと。でも、今、手がけることがすぐできるのは住むところです。大人の方たちのサッチャル館はもう老朽化して、ぼろぼろの状況です。そこを移転して、なおかつ安心して住める、そして自立が必要なときには、指導員とまではいきませんけれども、お世話をしてくれるというか、一緒になって自立を助けてくれる、伴走してくれる人が必要であります。そこが、やっと今めどが立ちました。令和7年度からは、必ずそこを建設して、供用開始します。あとは、最後のA型です。A型、B型というと本当に言葉自体があれなのですけれども、やっぱり働ける場所です。そういうものを更別に造るということです。企業にも働きかけています。もちろんいろんな商工会とか、役場の中にも雇用しています。でも、それでは足りないのです。だから、本当であるならば、私が尊敬している首長は何百か所も回って、そして、まちに持ってきた、A型を持ってきたところがあります。私は、そこを見習いたいと思っていますけれども、まだまだ私の力不足でそこまでいっていません。でも、今、せっかく福祉ホームができるということで、運営主体を頼もうとしているところもありますけれども、そこもA型の話は出ています。その子たちがそこで働きたいのであれば、その場所を提供するというようなことも言われています。だから、そこのところも含めてやっぱり具体的に、荻原議員が言うように具体的に雇用の場をどういうふうに設定していくのか。どこどこにどういう施設がある、あるいは造る、そしてあるいは村外になるかもしれないけれども、そこに働きに行ける、移動手段を確保するということが必要であると思います。そこは自分としては最後の、そこが終わらないと完結できませんので、A型、働ける、安心して生活できるだけの賃金を確保できる、そういうものをしっかりと、検討ではなくてしっかりと造っていきたいというふうに考えております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 6番 荻原正

ありがとうございました。福祉ホームの設計に当たっては、先ほどからいろいろご説明いただきました。十分な検討をしていただいて進めていただきたいと思います。ありがとうございました。

出典:更別村議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる