みんなの議会

更別村議会 令和5年第4回定例会 2023年12月14日

子育て支援に係る新たな恒常的取組

2023年12月14日、更別村議会の一般質問で、荻原正議員が「子育て支援に係る新たな恒常的取組」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
荻原正 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 荻原正

ただいま議長の許可をいただきましたので、通告書に基づき子育て支援に関わる新たな恒常的取組について村長に質問いたします。生活を直撃しています物価高騰は収まることなく、村民は非常に厳しい暮らしを強いられております。この間、村からは、様々な生活支援がなされてきましたが、公的給付金にも限界があり、今後は村民協力の下、子育て支援に関わる新たな恒常的な取組を考える必要があると考えております。人々の暮らしを立てていく上で必要な衣食住において、乳児や幼児の衣については着用サイクルが短く、サイズ的に着れなくなった衣類を村内で上手に循環できる仕組みを持つことは有効な子育て支援の一翼を担うものであり、古着をリユースすることにより環境省が発信するゼロカーボンアクションに貢献することにもつながります。本村では、スケート靴に限定した子育て支援リサイクル事業を実施していますが、新たな乳児、幼児の衣に対する恒常的な村の子育て支援策として行う次の内容について村長のお考えをお聞きいたします。1番、生活に困窮する子育て世代の支援策として行われる乳児、幼児の衣類等のリユース事業に取り組む考えはないか。2つ目、恒常的な事業として、村が事業主体となり、関係各課が横断的に協力し、村民へ事業に関わる情報発信を行うべきと考えるが、村長の考えは。3つ目、村担当職員の業務が多忙であることから、業務全般の運営は障害者日中生活活動支援事業等との連携事業として、障害者の方々等の活躍を期待する場とすることに対する村長の考えは。以上の3点について村長のお考えをお聞きいたします。

答弁 村長

荻原議員の子育て支援に係る新たな恒常的取組についてのご質問にお答えを申し上げます。ご質問の1点目、生活に困窮する子育て世代の支援策として行われる乳児、幼児の衣類等のリユース事業に取り組む考えについてであります。本村におけるリユース事業につきましては、令和3年度より更別どんぐり福祉会への委託事業として、小学生までを対象としたスピードスケート靴のリユース事業を行っております。令和5年度におきましては、まだ年度途中でありますが、本事業を始めてからこれまでの実績として、譲渡しができるとしてお預かりした件数は14件、譲り受けられた件数11件となっております。現在のように物価の上昇幅が賃金の上昇幅を上回り、実質賃金が減少している中、リユース事業に関しましては多くのニーズがあるのではないかと考えております。荻原議員が言われるとおり、特に乳児、幼児の衣類に関しましては、成長することにより老朽化する前に着用することができなくなるということがあるのではないかと思います。リユースすることはリサイクルに先んじて行われることが望ましいと考えますので、大変有意義なことであります。一方、リユース事業を展開するに当たりましては、譲ってもよいという品物を実際に預かることとする場合には保管場所の問題があり、また品物によっては例えば譲り受けた方が使用中にけがを負ってしまった場合など、責任の所在はどこにあるのかというような課題もあります。今後は、乳児、幼児の衣類も含めた子育て支援用具について、例えば譲ることのできる品物と所有者を登録し、生活困窮にかかわらず譲ってほしいという方があった場合には、所有者を紹介することができるような、人と人とをつなぐような事業にしていくことも一つの案ではないかと考えているところであります。ご質問の2点目、恒常的な事業として村が事業主体となり、関係各課が横断的に協力し、村民へ事業に関わる情報発信を行うべきについてであります。村では、今後リユース事業の品目の拡大につきまして検討したいと考えております。事業展開していく中では、村広報やホームページ、SNSを活用して、常に新たな情報を村民の皆様に提供できるよう検討してまいりたいと考えております。また、事業主体という部分につきましては、現在は村の委託事業として実施をしておりますが、将来的には民間の担い手が行い、村はそういった事業に対して支援をしていくなど、行政主導ではない形で展開がなされるようになることが望ましいのではないかと考えております。ご質問の3点目、村担当職員の業務が多忙であることから、事業全般の運営は障害者日中生活活動支援事業等との連携事業として、障害者の方々の活躍を期待する場とすることについてあります。社会福祉法人博愛会への運営を委託して実施をしております日中活動支援事業、通称、サッチャル館事業は、平成18年策定のリラクタウン構想を推進するため、協議検討の過程で実施されている事業であります。事業を実施している施設の老朽化が課題となっていることから、現在障害者の住まいの場の整備に併せた施設運営体制について検討を進めております。ご質問のリユース事業につきましては、サッチャル館の事業目的の一つである社会参加の場、地域社会との交流の促進、となることが期待できますが、どのような形で事業に関わることができるかにつきましては、今後、協議検討が必要となると考えております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 6番 荻原正

ご答弁ありがとうございました。ただいまのご答弁で乳幼児の衣類のリユース事業については、有意義な取組であるというふうに判断していただいたと私は理解いたします。回答された中にもありましたけれども、村民から提供いただいた衣類の保管場所については、確かに検討が必要かな、というふうに私も思っております。そのことを考えますと、ただいま逆に提案がございました譲ることを希望する方と、それから提供を望む方をつなぐ事業というのもこれまた大変すばらしいアイデアなのかな、というふうに私は感じました。今回の一般質問をするに当たり、私は先進地的な取組をしております中札内さんを訪問したり、あるいは村内の若いお母さんたちに集まっていただいて、様々なお話を聞かせていただきました。お母様方からは、特に冬のつなぎの服とか本当に高くて、そういう取組があれば非常に助かるというお話もあります。私ごとなのですけれども、先日私も保育園に通う孫2人の冬服買いに行ったのですけれども、やはり数万円の支出があったと。非常に高価なものだというふうに感じております。中札内村は、このリユース事業なのですけれども、10年以上前から実施しているというようなお話をお聞きいたしました。実施回数につきましては年2回ということで、季節に合わせて衣類の提供をして、服のサイズも140センチ以下ということで限定して、そういうフリーマーケットを行っているというようなことでございます。集まっていただいたお母様方から聞いても、小学校高学年になるとやっぱり自分の好みが出てくるので、リユースで手に入れたものを着てもらうというのはなかなか難しいところがありますという話がありましたので、私も140センチくらいの服までが限界かなというふうに感じました。それと、ベビーカーですとか大きいものについては、保管場所に確かに困るので、引取り手がなかったものについては出品者に持ち帰ってもらうということで、それを提供を受けた村側が保管するということではないようです。あと、衣類についても引取り手がなかったものについては、まとめて帯広市の障害者福祉サービス事業所ちあファクトリーというところがあるのですけれども、そちらに無料で提供して、要するに在庫管理がなくなるような、そういう工夫もしているということであります。また、中札内のお話を聞きますと、フリーマーケットの来場者につきましては、当然村内の子育て中の親御さん、あるいは祖父母の方、それ以外にも他町村から訪れる方もいるというようなことでお聞きいたしました。中札内の取組お聞きしますと、非常に全般的によく考えられた事業であるというふうに感心したところであります。更別村でも以前似たような事業をしていたとお聞きしております。今回集まっていただいたお母さん方に聞いてみますと、そういう事業があるとは知らなかったと。もし知っていれば私も行きたかった、というような意見がございました。やはり幾ら有意義な事業をしても、その周知がきちんとされていなければせっかくの取組も台無しになるのかな、というふうに感じております。そういう意味で私は2番目の質問をさせていただいております。村が主導で事業開催をすれば、例えば防災無線ですとか、あるいは広報紙など、大変大きな情報発信機能を活用することが期待できます。また、お母様方からは、例えば乳幼児健診などで保育士さんからそういう情報をいただければ非常にありがたいという意見もありました。そういう意味において私は関係各課が横断的に協力して、村民へ事業に係る情報発信を行うことが必要なのかなというふうに考えております。ただいまのご回答の中で将来的に民間の手に委ねたいというようなことでお話がございました。私は、村民が知らなかったということがないように、そして恒常的な子育て支援事業とするためにも、やはりあくまで村が主体的になってやることが望ましいと考えますが、村長のお考えを改めてお聞きしたいと思います。

答弁 村長

荻原議員おっしゃるとおり、従前にもそういうような取組をしていたことがありますし、今はさらクルということで、当初いろんな品目も考えておりましたが、保管場所等々のことも考えてススート靴が望ましいのではないかということで、かなり高価なものになりますので、さらクル事業ということで、子育て支援用具リサイクル事業ということでやっております。更別村地域子育て支援センター、認定こども園、どんぐり保育園内において提供しております。受渡しについても村内に在住する方どなたでもということで、小学生までの保護者ということでやっております。実績もかなりあるということであります。令和3年度には延べ利用者が18、令和4年度はちょっと少なかったですけれども4人、令和5年度は、今、進行中でありますけれども、そのようになっています。それと、そのずっと前ですけれども、更別幼稚園のこぐまクラブのところでチャリティーバザーのご協力のお願いということで、特に、園児服、登園帽子、通園バッグ、リュックサック、多品目にわたりまして、雨具から防寒具まで含めてやっておりました。これは、広報さらべつ等々を通じて周知を図っていたところであります。残念ながらこの取組については、平成9年から平成30年までリユース事業を行っておりましたけれども、これについては終了しているということであります。今、お話ありましたように、本当に周知をするということも大事であると思いますので、中札内は結構進んでそのようなことをしているということでかなり子育てには、出産とかいろんな関わる例えば小さな形態のお風呂とか、そういうような貸出しは行っておりますけれども、本当にそういうところも見習って、お金かかりますから、さっきも言ったようにつなぎとか防寒具はかなりの金額を要するということで、なかなかそう簡単にお子さんがたくさんいる場合についてはそんなにすっと手を出して買えるようなあれではないですし、できれば今まで例えば中学校とかいろいろありましたけれども、子どもさんが入学するときには、昔ですとお古と言いましたけれども、そういうものを譲っていただいたりというようなことで、お互い助け合う風土が更別は出来上がっていたと思いますので、そういう点では事業はできればそういう民間のところ、あるいは保健福祉課等々でも、子育て応援課でもいいのですけれども、そういうことを実際に行っていますよというようなことで広く子育て世代のお母さん方とか周知ができるようにして、そしてそのリユース事業を展開していけたらと思います。まだ民間にするか、今の状況はスケート靴ですので、これを拡大していくかどうかについてもちょっと考えて検討しなければいけないかなと思いますし、ニーズはあるということは確かに、今、お聞きしましたので、しっかり取り組んでまいりたいというふうに思います。以上であります。

質問 6番 荻原正

ご答弁ありがとうございます。いろいろご説明いただきまして、やはり村の関わりをどういうふうに持っていくかという部分について改めて検討いただきたいなというふうに思っております。それで、中札内村は、フリーマーケットという形でやられているそうなのですけれども、商品の受入れですとか、あるいは保管、それから商品の展示、それ全ての作業を役場職員がやっているということのようです。私は聞いてみたのです。非常に多忙な中、よくそういうような対応できますね、という話をしましたら、担当の方から長年やっているので、そんなに負担感ないのですよ、という話はされたのですけれども、ただ、私はこの事業を更別村が新たな事業として役場職員が担当するということについては、大変な負担になるというふうに考えております。当然、他の業務にも支障が出ると私は思いますので、それであれば私は既存の事業の中で活動されている例えば障害者の方のお力をお借りすることも一つの案ではないのかなというふうに考えております。中札内村の商品については、全て無料提供をされているということなのですけれども、しかしながら、その状況写真を見せてもらったら非常にきれいに展示されているのです。まるで子ども服売場のようなフリーマーケット会場になっているものですから、そのような会場をつくったりするような作業、あるいはその商品に対して例えばアイロンかけたりとか、洗濯することが出てくるかもしれません。それだけの労力がかかるということであれば、私は例えば1点100円でもいいから、その辺の料金をいただいて、逆にそのいただいた収益は障害者等の労力の対価としてお渡ししてもよいのではないかなというふうに考えております。今回あえてサッチャル館事業の名前を挙げさせていただきましたけれども、別にこの事業にこだわって検討してほしいということではないので、誤解だけされてほしくないのですけれども、サッチャル館事業の活動内容も拝見させていただきました。様々な事業に取り組まれております。その中の一つにどんぐり保育園の園児との交流という、そういうメニューもありました。そういう活動を見ますと、そういう方々と園児との接点があるということも確認できましたので、乳幼児のリユース事業と結びつけることも私は可能ではないのかなというふうに見たところであります。先ほど村長も言われました障害者の社会参加の場、地域社会の交流の場、その場と子育て支援事業として行われる乳幼児服のリユース事業、これを結びつけた事業について、改めて村長の見解をお願いしたいというふうに思います。

答弁 村長

フリマ、とってもいいことだと思いますし、またそこで皆さん魅力的なそういうような交換することもあるでしょうし、足りないもの、必要とするもの、それを手に入れることができるということで大変いいのかなというようなことも思います。今、2番目にお話ありましたサッチャル館の日中支援活動では、子どもさんたちとの交流とか行われておりますし、また障害を持った方がそういう活躍する場所として、そういうような形でフリマであるとか、リユース事業に参画をしてもらうということは非常にいいことだと思いますので、また事業者、あるいは関係者の方と協議をさせていただいて、できれば自分としてもそういうニーズがあるのであれば何とか応えていきたいなというようなことも思っていますので、その辺は検討させていただきたいなというふうに思います。以上であります。

質問 6番 荻原正

ありがとうございました。いろいろ検討して、いい方向で事業のほう持っていっていただきたいと思います。ありがとうございました。

出典:更別村議会 令和5年第4回定例会 2023年12月14日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる