みんなの議会

更別村議会 令和5年第2回定例会 2023年6月8日

少子化対策及びスーパービレッジ構想

2023年6月8日、更別村議会の一般質問で、尾立要子議員が「少子化対策及びスーパービレッジ構想」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
尾立要子 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 斎藤要子

通告させていただいた質問についてお尋ねいたします。スーパービレッジ構想に取り組む動機をご担当にお尋ねしたところ、デジタル化、地方創生の流れを酌むものの最大の課題は人口の減少と少子高齢化であると伺いました。少子高齢化の解決には、少子と高齢化と2つの部分があるわけですが、子どもを産み育てやすくする社会の支援が課題であると最近出版された書籍でも指摘されており、これは欧米での取組と共通する見方でもあります。ヨーロッパ先進国では、女性の生き方にスポットを当て、子どもを産み育てることに男性がいかにコミットするか、また選択肢を整えるのか、様々な観点から取り組み、脱少子化に成功しています。日本では、2022年4月から企業について育休制度の通知、取得促進が義務化され、2023年4月からは男性、女性両性の育児休暇取得率の公表が義務づけられました。制度整備面で企業が特に男性の育休取得に関連して担う役割が少なくないわけですけれども、実際に育児休暇を取る男性数は13.57%、ちなみに令和4年7月公表の数字ですと女性は85.1%であり、この数は具体的な手続では法的には男性社員が会社に育休を申し出なければ育休となるにもかかわらず、旧来の価値観かもしれないし、に加え会社の同僚との競争意識が関係しているのではないかと考えもします。少子化に歯止めをかける、女性が何人も子どもを産みたくなる社会であるために、企業が男性への積極的な長期育休を推奨した場合に村として支援をしていくお考えはないか、村長にお伺いいたします。スーパービレッジ構想において、在宅育児従事者となるかもしれないパパを助産師らが相談に乗り、リモートサポートする体制、仕組みをつくることは考えられないでしょうか。こうした取り組みと併せて、長期の育児休暇取得を可能とするために基金をつくり、特に男性の長期育休を認める企業にインセンティブを検討するお考えはありませんか。

答弁 村長

斎藤要子議員の少子化対策及びスーパービレッジ構想についてのご質問にお答えを申し上げます。我が国におきまして、男女雇用機会均等法により女性の社会進出が進む一方で、子育て支援が十分ではないということから、仕事との両立に難しさがあり、子どもを産むという選択に影響している可能性のあることが指摘をされております。このような状況の中、令和3年に育児介護休業法が改正をされました。改正資料の中には、斎藤議員が言われるように、夫の家事、育児時間が長いほど第2子以降の出生割合が高い傾向にあるということや、育児休業制度を利用しなかった理由の中には職場が育児休業制度を取得しづらい雰囲気だったから、または会社や上司、職場の育児休業取得への理解がなかったからということがあると指摘をされております。法律では、この出生後8週間以内に4週間まで出生児育児休業の権利が保障される産後パパ育休や育児休業を取得しやすい雇用環境整備及び妊娠、出産の申出をした労働者に対する個別の周知、意向確認の措置が義務づけされました。一方、本村での取組といたしましては、安心して子育てができる環境整備のため、両親学級や出生時訪問、出産祝金の贈呈をはじめとする各種施策を推進しているところであります。ご質問にあります、企業が男性への積極的な長期育休を推奨した場合に対する村としての支援、長期の育休取得を可能とするための企業向け基金についてでありますが、いわゆるインセンティブですが、男性が育児休業を取得しやすい雇用環境整備と代替する労働者の業務見直しなどが含まれた業務体制整備に対する助成金や育児休業の円滑な取得、職場復帰のために取組を行った事業主に対する助成金が国の制度としてあります。これらの制度の取組に対しまして、両立支援プランナー、ハローワークによる支援も整備されております。村としましては、まず事業主に制度の内容や改正育児休業法への理解をいただくように取り組むとともに、被用者の方も国の制度を知ることで育休の実践につながることができるよう情報等周知に努めてまいりたいと考えております。議員の言われる、企業が推奨することに対する支援、またその企業への支援のための基金については、これらの制度の普及状況、または関係機関の取組状況を鑑みながら、必要に応じて検討すべきと考えております。次に、スーパービレッジ構想におきまして助産師などが在宅で育児に関わるパパの相談に乗ったりリモートサポートする体制につきましては、妊娠期から出産、子育て、子どもの成長、発達を切れ目なくサポートする総合相談窓口として子育て世代包括支援センターがありますので、栄養士や助産師等が対応させていただきたいと思います。リモートによる対応も可能となっております。今後も少子化対策につながる必要な施策につきましては、ニーズを見据え、国の施策の動向も踏まえながら検討してまいりたいと考えております。以上、お答えといたします。

質問 4番 斎藤要子

お答えありがとうございます。大変前向きな気持ちが高まってまいりました。様々な取組の可能性についてお伺いいたしました。ですが、実際のところは男性の育児休暇、長期にわたる育児への参画は、なかなかそれほど進んでいない実情というのもあるのではないでしょうか。おっしゃるように、事業主に制度の内容や改正育児、介護休業法への理解を進めるならば、具体的に厚み、広がりのあるPR、認知促進の取組が必要ではないかと考えます。被用者の方が申し出なければならない制度の仕組みが足かせであるということが指摘されている報告なども見ているところです。大企業ではない、小規模事業主の下での育休取得は迷惑かもしれないとの認識へと道が開いているのではないでしょうか。厚生労働省が6月2日発表した2022年の人口動態統計によると、北海道で1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.12と、全国で3番目に低いとのこと。少子化に歯止めをかけた。では、具体的な例として、学術研究ですけれども、私の知っている限りでは2つの成功の例があります。子育ての後にフルタイムのスペックがしっかりしている公務員系の仕事に女性たちが再就職し、従事できる仕組みをつくった北欧型、主にフィンランドとか、あるいはもう一つは育児の負担を社会が担う仕組みづくりをしたフランス型で、こちらのほうは昔からあった子守に70年代に認可制度を加えて公的な子育てセンターを整え、加えて赤ちゃんがお母さんのおなかから出てきた直後から育児に関して男性に女性をほとんど同じレベルまで参画を促すような社会規範を1970年代から21世紀にかけて法制度と一緒につくり上げてきました。ちなみに、出生率でいきますと、フランスは2020年のデータですが1.83人、フィンランドですと2010年で1.89人というポイントがありまして、そのフィンランドが2019年は1.35まで数字が小さくなっております。この理由として上げられているのは、不安定な雇用のためという話が紹介されております。大事なことは、子育て、子どもを育てることは女の人、女性が一人で担えることではなくて、大変な仕事であると認知が行き渡り、男性、そして何より社会がサポートすることではないかと思います。子どもを産める年齢の女性が1人、そして2人目、3人目と子どもを育てることに意欲を持つ方向を探る必要があると考えます。日本における女性の生涯無子率、子どもが50歳代でいない、これ27%、4人に1人といったデータがあります。私もその一人なのですけれども、なかなかインパクトがあります。少子高齢化の少子化部分に注目する方向模索の第一歩として、第一にお伝えしましたように東京都の例に倣い企業向け育休取得のインセンティブを検討してはどうかと考えました。農業地区でもある更別では、農業デジタル化を筆頭として話題が提供できるようになりました。であるならば、男性の育児を行うこと、育業という言葉で東京都の例は紹介しておりますけれども、会社、事業主への啓発を行いながら、この育業を促し、ハローワークを軸にした所得補償などと加えて、基金をつくり、農業の現場からも親たちが離れる場合の補償を実現し、広い産業分野に携わる人たちの間での長期の育休取得を実現する方法を整え、基金を軸にしたイニシアチブを取ってイメージアップを図る地域のことは、ブランディングとしても意義があるのではないかと考えます。加えて、彼らを支援する方策として大変アナログではありますが、子守を設けつつ、デジタルの力を借りて生活や社会の様々な場面に沿うような全面的なサポートをしてはどうかと考えました。スーパービレッジ構想の可能性を広げる見方をしたゆえんです。その一方で、スーパービレッジ構想からは離れますが、公務員の中途採用などを通じてお辞めになった女性あるいは別の女性、外から来る女性、女性たちに選択肢を提供してはどうでしょう。これまでに子育てのため、かなり役場かもしれないし、そのほかかもしれません。お仕事をお辞めになった女性はいらっしゃるのではないかと考えます。中途採用に加え、こうした辞められた女性たちに職場復帰の機会を提供して、同時に国が目標としている公務員、係長以上に占める女性比率のアップを図るような方向です。ちなみに、今日話題出ました子連れパパ、ママに愛される村という点で最後に1つ付け加えます。最近遊具が取壊しになったどんぐり公園に言及するところです。再び遊具を設置するお考えはないでしょうか。子連れのご家族が農村公園とこちらをはしごして過ごす、1日村に訪れるという、しかもかなりの数の方がそのような形の実践をされたとお聞きしております。関係人口に注目する観点からも見逃せない施策と思われます。以上、男性に子育てに参画していただくこと、また支援のための子守を設ける施策及び公務員における女性比率アップすることについてなど、村長のご意見をお伺いしたいです。以上です。

答弁 村長

最後の斎藤要子議員さんの遊具との関係については、事前に知らされました、事前通告の質問事項になかったものですから、細かい資料等々については準備はしておりません。それで、本当に一般的な答えしか回答できないのですけれども、その辺はご了承いただけますでしょうか。全般にわたっておりますので、第1回目の答弁もさせていただいたように、当初から子育て支援について、私も村長になったときからかなり力を入れて、お祝金とか、あるいは子ども・子育て支援法ができる前から保育料あるいは幼稚園の授業料、今は保育料と同じように言いますけれども、それの軽減措置を取ってきました。また、給食も多子世帯、今回は給食費については全面無償ということでご承認いただきましたので、非常にありがたいなということを思っています。今、物価高騰でありますので、本当にたくさんのことを仕掛けたのですけれども、クーポン券も5,000円のクーポン券ということで再度、3回目になりますけれども、これを村民1人当たりに出しまして、そしてやっていくと。これは、先ほどの安村議員さんの質問の中にもありましたけれども、水道代を7月から10月まで事業所関係、酪農とか営農関係、それと中小企業、事業所関係は全面4か月免除ということになるのですけれども、一般家庭まではなかなか、今回配慮できていないのが現状でありましたので、クーポン券等でそれをカバーしていくというようなことでありました。ただ、子育て支援については、ネウボラということで、村も外国の一貫した、もう妊娠期から出産、そして就学に至る、そして高校に至るまで一貫した支援体制を取っていくということで、子育て応援課を設置して、その中で手厚いと言ったら自分で言うのもおかしいですけれども、まずは子育て支援をしっかりやって、経済負担の軽減もしていくということで取り組んでおります。特殊出生率も、今1.6、公式にはそうなっていると思いますけれども、独自に何年か前に調べたときは1.86ぐらいまでありました。一昨年は30人生まれて、そして去年は26人生まれているということで、比較的2人目、3人目、3人目から4人目ということで、本当に子育てに奮闘されている若い方々も多くなっているという状況で、ますますしっかりしなければいけないということであります。この育児休業、男性の取得、これ期間見ると、大変厚労省の調査というのですか、改正についての背景の部分で、5日未満が一番多いというのは現実です。例えば男性が取るときに長く取れないというか。やっぱり取らなかった理由というのは、会社で育児休業制度が整備されていなかったり、知られてはいるのでしょうけれども、先ほど斎藤議員が言っていたPRされていないというか、そして自分から申し出るということがなかなかできていないというような状況があるというふうに書いていました。また、取得しづらい雰囲気だったというふうなことで、上司や育児休業取得への理解が足りなかったのだと。そして、一番大きいのは、やっぱり収入を減らしたくないというのがあるのです。これは、現実問題だと思いますし、子育てをしていくということについては大変な状況になります。もちろん男女雇用機会均等法とか、協働のやっていかなければいけないということですから、やっぱり男性も子育てにしっかりと関わっていかないといけないという責任はあると思います。ただ、社会的な状況の中でなかなかそういう状況が醸成し切れていないというのは、まだ現実だというふうに思っています。そういった意味では、村としても企業さんに、あるいは村役場もそうですけれども、聞くところによりますと、役場での男性の育児休業は一件もないというふうに聞いておりますので、その辺もまず足元からということで、村の中でやっぱりそういう状況で取りたいのであればそういう環境もつくってあげる。それぞれ法整備とかいろんな部分はしていると思うのですけれども、そういうところも考えていかなければいけないのかなと思います。東京では、本当にインセンティブですか、いろんなコースに分かれていて、奨励金が男性が取った場合とか、働くママコースで125万円、働くパパコースで最大300万円、パパとママ協力コースは100万円ということで、いろんなコースに分かれていて、その都度いろんなインセンティブといいますか、それに対する奨励金を……。だから、比較的そういう部分では収入が減ったり、いろんな部分も含めてフォローされているのだというふうに思っています。本来的には、そういうことが望ましいというふうに思いますけれども、なかなか状況は一遍に変化するということはないと思います。ただ、今、多様性が叫ばれている社会でありますし、子育てについては今仕掛けたことが本当に自分としては結果出るのは20年後、そんな感じであると思うのです。早く出ても5年か10年後ということでありますので、今、そういう部分も含めてしっかり取り組まなければいけないのかなというようなことを思っています。働く女性、本当にそれは当然だと思いますし、育児によって、子育てによって仕事を諦めるとか、そういうことがあってはならないというふうに考えておりますけれども、やっぱりそういう保育整備体制とか、全般含めてしっかり環境整備をしないと駄目だと思います。村としては、その辺は努力をしておりますけれども、スーパービレッジ構想の中でも、例えば、リモートで仕事をする人がいたり、あるいは、ここの場合だと相談事がリモートでできるとか、もし育児パパがいたらいろんな相談をしなければいけないというようなことで、そういうような連絡体制は取れるようにしておりますので、栄養士さんとか助産師さんとかいろんな方を配置しておりますので、その部分では体制は取っているつもりでありますけれども、そういう観点からもしっかり取り組んでいかなければならないと思います。最後、遊具の整備ですけれども、これについては本当に今、ブランディングとか第二の道の駅とかいろんなことで考えております。いろいろと前段も指摘をされましたパークゴルフ場の問題とか、いろいろあります。観光の部分どうしていくのかというところも重要な部分でありますし、そして子どもが今、たくさんの方が農村公園や来ていらっしゃるので、その部分を含めてそういう方たちも村内に来ていただけるような、ちょっと広くなって、今、守備範囲でどこまで話せばいいのかというのがあれなのですけれども、焦点まとまっていませんけれども、そういう形で全般的に相互に支え合うということで、特に男性の育児休業についてはそういうような啓蒙活動とかPR活動、実際にそういうことができるような体制を村としても支援し、体制を整えていきたいというふうに考えております。以上であります。

質問 4番 斎藤要子

村長、大変力強いご答弁ありがとうございました。特に男性の育休が5日未満が多いというところのご指摘と、それから会社で整備されていないPR不足、申し出にくい、取得しづらいに加えて、収入を減らしたくない、こういったことと関連づけながら、役場で現実問題として育休取っている人がほとんどないということの部分から取り組みたいとおっしゃっていただいたことは、私が村内でお聞きしたことに合致します。役場が何をしてくださる、何を始められるかということが一つの見本になるのだと。それがない状態では、なかなか取組は進まないよとお聞きした何人かの方々から伝えられておりますので、ぜひその方向でチャレンジの具体的な部分を進めていただければと思います。取りあえず私のほうでは、今日は以上ここまでで質問について終わりにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

答弁 村長

役場の職員ではないですけれども、病院関係者で男性で取った方もいらっしゃいます。それは、家庭医療学センターとか、そっちのほうに雇用されている方ですけれども、積極的に取ろうとしていらっしゃる方もいらっしゃいますので、決して皆無ということではないということでご理解いただきたいと思いますし、それについてはしっかり取り組んでまいりたいと思います。以上であります。

出典:更別村議会 令和5年第2回定例会 2023年6月8日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる