更別村議会 令和2年第2回定例会 2020年6月11日
農村行政区会館の老朽化に伴う今後の対応と市街地区の集会場の必要性
2020年6月11日、更別村議会の一般質問で、安村敏博議員が「農村行政区会館の老朽化に伴う今後の対応と市街地区の集会場の必要性」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 安村敏博 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 安村敏博
それでは、議長の許可をいただき、通告に基づきまして質問させていただきたいというふうに思います。まず最初に、人口減少に歯止めがかからない本村の実情に鑑み、地域コミュニティの再構築の必要性と対策について問いたいというふうに思っております。農村行政区会館の老朽化に伴う今後の対応と市街地区の集会場の必要性についてであります。今後さらなる人口減少が見込まれる中、地域コミュニティの在り方については近々の課題であり、再考察しなければならない最終段階の時期だと考えております。特に農村地域行政活動については、農家戸数の減少により、より厳しい運営をされている行政区もございます。また、市街地も偏在化が進み、決して例外ではありません。それらを踏まえて村長に質問させていただきます。村は、昭和30年代前半、6,000人であった人口が昭和50年の国勢調査では3,700人余り、とりわけ農家戸数の減少による人口流出による地域再編への対応が余儀なくされ、昭和53年3月、更別村行政区設置条例が制定され、農村地区14地区、市街10区の24行政区と再編され、その後も一部廃止、新設行政区設置もありましたが、現状24行政区を維持しつつ今日に至っています。再編に当たり、農村行政区会館の整備も図られたわけですが、各会館の老朽化も進み、改修、補修、維持管理が厳しい状況になっているのが現状ではないでしょうか。更別村の地域コミュニティの維持、向上を図るためにも、再考察の時期が来ていると思います。農村地区はもちろんのこと、市街地区における対策においても各行政区での会議、集会、関係書類等については場当たり的な対応を強いられているのが現状ではないでしょうか。何らかの改善対策が必要と思われますが、それら課題につき村長の見解を求めます。まず、農村地区行政懇談会などで多くの意見、要望が出ていますが、各行政区会館も築40年となり、かなり老朽化が進み、維持管理が厳しさを増す中、今後の対応策について見解を求めたいというふうに思います。次に、市街地区では専用会館はなく、対応に苦慮しているのが現状でございます。市街地区コミュニティ推進確保対策について所見を求めたいというふうに思います。
答弁 村長
安村議員さんのご質問、農村行政区会館の老朽化に伴う今後の対応と市街地区の集会場の必要性についてお答えをいたします。第1点目の農村部における行政区会館の管理、対応策であります。農村部の行政区会館につきましては、昭和53年から更別区、更別東区等の建設に着手し、昭和55年までに13施設を設置、平成3年の協和区を最後として合計14施設になっております。建設費につきましては、床面積の規模により異なりますけれども、14施設の合計で約1億320万4,000円であります。修繕の実績でありますが、ご質問のとおり、そのほとんどの施設は40年を経過しております。老朽化の状況にもよりますが、屋根、外壁、床などを修繕しております。平成元年から令和元年までの31年間、修繕費の14施設の合計は約5,536万4,000円となっております。1年当たりに換算しますと、年平均で179万円となっておりまして、1施設当たりでは約13万円程度ということになっております。なお、行政区会館の管理は、指定管理者制度によりまして委託契約をしておりますけれども、管理上に支障があった場合については行政区と役場担当課との協議により対応に努めているところであります。今後の対応策でありますけれども、行政区会館を建て替える場合は多額の財政負担が生じることになります。そのため、総合計画においては施設の長寿命化及び延命化の観点から、令和7年より改修費用を見込んでおりまして、行政区ごとに老朽化状況の調査に基づき、改修、更新に着手する予定であります。今後も引き続き現在の施設を最大限に活用し、行政区との連携を図り、計画的かつ経済的な維持管理に努めたいと考えているところであります。第2点目の市街地区コミュニティ推進確保対策であります。市街地区につきましては、行政区の専用会館はありませんけれども、総会や役員会、新年会等は社会福祉センター、農村環境改善センター、老人福祉センター等において開催をされております。令和元年度における当該公共施設の利用実績は、行政区のみの使用で延べ546人となっております。大変多くの方々に利用をしていただき、様々な課題の協議、人と人との交流がなされているということを認識をしているところであります。コミュニティ推進には、地域の交流、人と人の関わりが重要であると考えます。行政区、そして地域の中でスポーツ振興や文化、清掃活動、ボランティアやまちづくりなど、様々な活動による交流、コミュニティを推進することが村づくりの基本になると考えております。今後につきましても、地域からの声に耳をしっかりと傾けて、ご意見、ご要望をいただきながら対応策を検討してまいりたいと考えております。コミュニティ活動を推進するため行政区との連携を図り、まちづくりの推進に努めてまいりますので、ご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 6番 安村敏博
ただいまのご説明いただきましたけれども、要は問題となるべき課題は第6期更別村総合計画の中で96ページ、コミュニティ協働のまちづくりでのコミュニティ活動としての位置づけということへの検証だというふうに私は思っております。検証したいというふうに思ってございます。過年度より農村地区行政区会館指定管理体制における管理の困難さに多くの要望が実質出ているわけでございます。先般も行政区、いわゆる行政区割りも含めての必要性について見解を求めさせていただきました。それなりの検討はなされているというふうには存じておりますけれども、やはり課題解決に当たって、僕は2つの重要な要因があると思います。1つは、まずコンパクトシティーの樹立に向けた対応の必要性でございます。2つ目が地域コミュニティの再構築の必要性であります。これら具体的課題を整理することによって、以後村の執行予算編成等におけるメリットが発揮されるのではないでしょうか。コミュニティ協働のまちづくりでの課題として、行政運営を進める上で住民の意見反映や参画が今まで以上に求められると明記されております。村の人口動向、地域ごとの人口動向などを踏まえ、適切な対応を図ることが協働のまちづくりの原点になるのではないでしょうか。今後住民個々が孤立しないためにも、地域コミュニティの再構築は必要不可欠になってくるわけで、住みたい、住み続けたい、ともにつくろうみんなの夢大地実現のためにも、今村長の行政手腕が問われているというふうに思います。ぜひとも優先課題として村、農協、行政区連携の下、早急に協議を行っていただきたい。協働コミュニティ活動強化をボランティア、非営利法人ほど考える部分もございますので、まずは地域コミュニティの再構築が優先されるべきではないでしょうか。これの私の考え方について、いま一度村長の所見を求めたいというふうに思います。
答弁 村長
安村議員さん、前回も行政区の再編についてご質問を何年か前に受けました。それについてもお答えをさせていただいて、その中にも地域コミュニティを大切にして、根幹から安村議員さんおっしゃっているのは、今改修とかということも表立ってはあるのですけれども、根本的に人口減少とか村づくりの今後の方向性を踏まえて、しっかりとそれをベースにして根幹を大事にしながら、ぶれることのない人口減少対策とか各行政区のコミュニティ、そういうようなものを再編等も含めてしっかりその部分を根幹に据えて考えてくださいということで、私は本当にごもっともだと思いますし、安村議員さんの質問は一貫した質問であるというふうに思っていますし、そのことを踏まえて、先ほど96ページ、97ページにあります第6期総のコミュニティ協働のまちづくりの中で掲げておりますけれども、取組の方向性と行政区会館の計画的な改修、維持管理ということでありますけれども、基本は今の行政区の中での人々の触れ合いとか協働のまちづくりという観点でしっかりと地域コミュニティを確立していくということが大事だというふうに思っていますし、私もそのとおりだと思います。やはり今後持続可能な村の運営等々を進めていくためにも、今ささえ愛さらべつさんとか、いろんな形でそういう地域コミュニティが起きていますし、一番の基盤はやっぱり各行政区で行政区長会議の中でも区長さんからもいろいろお話あります。懇談会の中では本当に会館の話は喫緊の課題で出ていますし、緊急の場合については速やかに対応するということで、今回もコロナ等の関係で予算計上させていただきましたけれども、安村議員さんご指摘のとおり、しっかりと今後のことを見据えて地域コミュニティを大切にした村づくりという観点から行政区会館の改修等計画ですね、それと村の予算の執行等にしっかりと努めてまいりたいというふうに考えております。以上であります。
質問 6番 安村敏博
今お答えいただいたのですけれども、やはり農村行政区会館の部分については、単に補修だ、改修だという部分では、もう済まない時期が目先に来ているという、まずご認識をいただきたいというふうに思っています。これは、先ほど申し上げましたけれども、単に行政区会館の問題だけではない。やっぱり地域コミュニティの在り方論の原則について取り組む事項であります。漠然と言い方をしているようですけれども、本当にここが重要でありまして、やっぱりこれから行政が指導する立場としての地域コミュニティ、どうあるべきなのか。せっかく更別村には更別村行政区域条例並びに更別村行政区運営規則がございます。これらを踏まえて、やはりこの目的の主たる部分についての内容については、住民福祉の増進を図るという大義名分がございます。まずは、ここをしっかり捉えた中で物事を進めないと、各論、各論でばかり攻めてしまうと、やっぱり地域コミュニティが薄れてくる。基本的に、前回も私こういうコミュニティの話についてはしつこく質問させていただいている経過がございますけれども、やはりそれぞれの行政区の中で、まちの中では行政区へのいわゆる加入人口が極めて減少傾向にある。前にも申し上げましたけれども、行政区によっては63%台の加入率で収まっているところもある。これは、まさしく地域コミュニティの再構築をどう図るかという根幹をしっかりと踏まえた中の対策をしていただかなければ、これはもう抜本的に改善の余地がないわけです。ここを核として、やっぱり行政がそれなりの手当てをしていくという形に今していかないと、本当に先ほど言いましたけれども、地域コミュニティ、コンパクトシティー、これからやはりどうあるべきなのか、村の姿も含めて、やっぱりそれは重要な課題でありますので、早急に方向を僕は示すべきだと、それが親切だというふうに思っております。確かに村長も言いましたけれども、前段40年も前の話ですから、1億何千万の会館の経費を計上しているということで、財政的につらいとありますけれども、これは現況の中の財政シミュレーションであって、今後20年、30年を押さえた中でのやっぱり行政区の在り方も含めた総合的な対応の中で会館というものを考えていくと、決して僕はいわゆる償却年数を考えると膨大な金額になるというふうに判断はしていません。それよりも、やっぱり人が気軽に集える場所、コミュニティを発揮できる場所というのが僕はやっぱり必要ではないかなというふうに思っています。更別村の福祉センターもそうではないですか。老人の集いの場所の入ってすぐ左側に専用の会議室があるではないですか。それは、やっぱり高齢者対策の部分もあるでしょう。だけれども、やっぱり農村地区はなかなか距離もそれぞれにある、なかなか集まることもできないということを鑑みると、やはりそういう部分の建て替えも含めた対策は僕は早急にとるべきだというふうに思っております。市街地におけるコミュニティについてでございますけれども、ちょっと私の見解と多少ずれるところがあるかもしれないので、申し訳ないのですけれども、今お答えいただいた、説明していただいたのとちょっと差があるのですけれども、私はあくまでもコミュニティって市街地におけるコミュニティ、いわゆるコミュニティって大きな枠で言いましたけれども、やはりあくまでもお答えいただいたように会館というか、そういうものを、施設を利用するだとかなんとかという問題ではなく、各行政区が会議等の実施に当たって、各10行政区ありますから、市街地、温度差はあると思います。行政区事業の推進における検討する場所がどうなのかという課題を私は今提起させていただいています。だから、冒頭でジプシー的なというか、場当たり的なという言い方をしてしまいましたけれども、やっぱりそれは毎年毎年行政区長さんをやる方にとっては僕は苦労しているというふうに思います。私ごとで悪いですけれども、私の行政区もそうです。実際に何かあるときに、有事のときに役員会をやる、何かで集まるというときに非常に場所的な困難さが出てございます。そういう捉え方の中の考えをお聞きしたいという形でございます。決して専門的な会館を設置してくれということではなくて、やっぱりそういう市街地行政活動の一助として公共施設等の利用も含めて何か位置づけを明確にできない部分かなという要望も含めて今質問をさせていただいてございます。いずれにしても、私はこれから人口減云々くんぬんという中でどうしても避けて通れない地域コミュニティについて、やっぱり僕はしっかりと早急にどういう形であろうが、行政区会館なんか特にそうです、農村地区の。やっぱり時限立法でいつまで、どういうふうな形でしていくのだという方向性を出すためにも今から真剣になって、先ほど言いましたけれども、やはり行政、行政区、農協も含めて、JAも含めて、それらの団体も含めての協働と、協議の中でやっぱりここまでにはしていきたいのだというものを出していかなければ、これはずらずらずらといつまでも先送りしてしまう。いつかどこかで行政区の再編も含めてやらなければならないわけですから、絶対やらなければならないときが来るわけです。そのためにも、やっぱり一定の方向づけを住民に示すという意味でも、それは検討していただきたい、早急に協議をしていただきたいという要望も含めてお願いしたいというふうに思っていますけれども、何かあればご説明いただきたいと思います。
答弁 村長
一番最初のところから、安村さんおっしゃるとおり、やはり私も更別村行政区条例等あるいは運営規則等に立ち返ってしっかり考えていかなければいけないということを思っています。条例の中では、民主的かつ能率的な行政運営を確保し、住民福祉、先ほども議員おっしゃっていましたけれども、増進に寄与するため、行政区を形成するのだと。その中でいろいろ再編とかいろいろありましたけれども、また行政区運営交付金等も支給をしながら、ご協力をいただきながらいろんな形でやっております。運営規則は、よりそこから中身に入っていまして、村行政と住民の協働により住民の福祉の増進を図るため、住民自治活動の根幹を担う行政区活動の円滑な発展に資するため必要な事項を定めるというようなことを目的でうたってあるわけです。だから、安村議員さん何回もおっしゃっているのはごもっともだと思いますけれども、やっぱりそこの部分が行政としてもしっかり住民福祉の増進と自治活動、そして行政区活動の円滑な発展に資するということが根幹にあるのだよと。これが安村議員さんおっしゃるとおり、村のこれからの協働あるいはコミュニティ形成にしっかりといくのだ。決して個々の場当たり的な改修あるいは補修にとどまらないのだよというようなことで、最初のご回答にも申し上げましたけれども、私もそうだというふうに思っています。第6期総の事業計画、実施計画の個別事業案の中では、令和7年から8年、9年にかけて行政区会館等にしっかり取り組んでいきましょうというようなことがあります。ここの中でも、やっぱり地域活動の拠点としてあるわけですから、その拠点を整備するのだということでしっかりと位置づけをして、その観点で財政運営等をこれにしっかりと当てていく必要があるということと、やっぱり方向性をしっかりと出していくのだということで議論をして掲載をしてあります。そういう点では、今後私も行政区再編の、一度ありましたけれども、再編の農村地区の部分はありましたけれども、これはもうずっと前村長さんからも議論をされてきているところだし、それ以前にもさかのぼってされてきています。単に再編成をどういうふうに進めるのかというところを、地域割という単純なことではなくて、そこに住んでいらっしゃる住民の方、あるいはそれぞれのいろんな課題、地域が持つ課題ですね、それらを解決するためにどういう編成の在り方がふさわしいのかということは毎回議論されてきていますし、その延長線上に我々もしっかり考えていかなければならないと思います。地域コミュニティの育成と、そして行政区の再編、そして会館等の拠点となる部分をしっかりと見据えながら、やっぱり具体的に提案をしていかなければいけないというふうに考えています。2つ目にありました市街地ですけれども、本当に工夫していただいて、10の行政区ありますけれども、福祉センターで花園町とか本町とか中央町、改善センターでは柏町、若葉、緑、老人福祉センターでは曙、上更別は上更別福祉館、新栄町は高校の会議室まで借りてやっていらっしゃるということで、錦町も村内の飲食店とかいろんなところ、やっぱりそこの部分も本当に工夫をしてやっていただいていますし、本当に総計で見ると546名の方ということで、それぞれのいろんな打合せもありますし、そういうことも必要になってくるのかなというようなことも考えております。今まちの中も先ほどコンパクトシティーという関係もありましたし、今スーパーシティ構想もあります。その部分でどういうふうにまちの中をコミュニティがとれるように、あるいは人々が集うような形で今マナカもありますし、いろんな部分もできてきておりますので、その部分をどういうふうに活用していくかということをやっぱりしっかりと見据えながら考えていかなければいけないのかなというふうなことを思っています。総じて安村議員さんご指摘のとおり、根幹をしっかり見詰めながら、ある程度の方向性を示しながら、しっかりやって取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上、回答させていただきます。