更別村議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日
熱中小学校事業の継続運営に向けて
2018年9月18日、更別村議会の一般質問で、太田綱基議員が「熱中小学校事業の継続運営に向けて」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 太田綱基 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 太田綱基
通告に従い、質問させていただきます。質問事項ですが、熱中小学校事業継続運営に向けて質問させていただきます。熱中小学校事業への助成が残り2年半となり、更別村になくてはならない場所となるため奮闘していることと思いますが、2年半後の継続運営に向けて青写真はどのように描いているでしょうか。熱中食堂に関しては、金曜日はディナーのみ、土曜日、日曜日はランチとディナー、月曜日はランチのみの営業となっておりますが、店舗を持ちながら数日の営業、そしてランチ時間のみまたはディナー時間のみの営業では自立に向けても不十分と感じます。ゲストハウスの運営上のこととも関連しますし、週6回の営業をし、にぎわいを持たせていかなければならないと思いますが、どのような考えをお持ちでしょうか。マルシェに関しても全国の熱中小学校のつながりを生かして関係する自治体の特産品を販売し合えば、インターネット販売やふるさと納税においてもお互いにメリットであると思いますし、このあたりでは買えないような品物や確かな品物を熱中マルシェで直接購入できることは訪れてみたくなる環境づくりになると思いますが、村はどのように熱中開拓機構とかかわり、継続運営を促すことをお考えでしょうか。また、村民が熱中小学校事業に関心を持ち、応援していただける事業にならなくては、更別村になくてはならないものになっていけません。現在一部の住民かもしれませんが、住民一体というよりは身内の集まりで何か盛り上がっているという住民感覚を変化させていかなければなりません。気軽に足を運んでいただく努力、イベントなどに気軽に参加していただけるような企画を進めていくべきだし、村内催事、行事には積極的に参加し、住民と触れ合い、親しまれる熱中開拓機構になっていく必要があると考えております。そのためにも熱中小学校での懇親の場となるような企画には、村民の参加を促す発信と宣伝が重要だと思いますし、熱中小学校事業で何をやっていてどんなイベントがあるのかというスケジュールなどの発信や宣伝にも工夫を凝らして取り組んでいかなければならないと感じますが、村長の見解をお伺いいたします。
答弁 村長
太田議員の熱中小学校事業の継続運営に向けてのご質問にお答えをいたします。十勝さらべつ熱中小学校につきましては、ご案内のとおり第一線で活躍する全国の企業経営者や研究者等を講師にお招きし、企業や創業へのアプローチ、地場産業の振興やビジネスのスキルアップなどの講義を通じて人材育成や地域の活性化に貢献できる学びの場として運営しているところであります。人材育成や交流人口の増加、新たなコミュニティーの形成などを目的として、平成28年度から国の地方創生推進交付金の事業採択を受け、平成29年度に開校、現在は第3期目を9月末で終了し、10月から第4期の生徒募集を開始しております。熱中小学校の生徒数につきましては、第1期106名、第2期133名、そして第3期は152名と回を重ねるごとに増加しており、内訳は帯広市を初めとする十勝管内の参加者が多く、大人の学びの場として満足していただける内容となっているのではないかと評価をしているところであります。村内の生徒の方も第1期28名、第2期27名、第3期37名と全体の約4分の1を占めております。今後もより多くの村民の皆さんに新たな交流の機会や貴重な講義に触れる場として参加していただければと考えております。さて、太田議員のご質問の熱中小学校事業の継続有無につきましては、事業開始当初から国からの交付金の期間は5年間と定められており、残り約2年半になろうとしております。村としては、交付金終了後の熱中小学校事業の継続を目指し、昨年度地域創造複合施設として食堂や宿泊施設、カフェ、マルシェなどの整備を進めてまいりました。施設の管理運営については、議会のご承認をいただき、一般社団法人北海道熱中開拓機構を指定管理者として熱中小学校事業とあわせて施設運営を行っております。熱中開拓機構には、食堂や宿泊施設を中心とする収益的施設を計画的に運営し、安定した収益を生み出すことにより、交付金終了後の財源とするよう指導しています。太田議員のご指摘のとおり、食堂の運営形態や宿泊施設、マルシェなど村としても提案している内容はありますが、現在は収益の柱となる食堂の安定運営を優先させている状況であります。ある程度収益の見通しを立てた後に人員の確保や施設運営、未実施事業の拡大に展開しようという段階と認識しております。今後余り時間はない中でございますけれども、熱中小学校生徒や講師の方のネットワークを生かした集客の向上、安定的な村内利用など事業と施設の効果的な活用により収益の安定化を目指すよう熱中開拓機構と協議をしてまいりたいと思います。また、熱中小学校自体の運営につきましては、事業運営の効率化や経費の削減、講師選定などの見直しにより予算規模の縮小に向けて機構と検討を進めてまいります。これは、例えば生徒の方にも運営協力していただくなど、自発的な取り組みも今後必要になってくるのではないかということを考えております。そして、議員のご指摘にあります事業の継続に最も大切なこと、これは村民の皆さんにご理解いただける、そして村民の皆さんに応援していただける熱中小学校であるということであります。村といたしましても事業における村民限定オープンスクールの開催、広報さらべつでの定期的な記事掲載などにより情報の発信と拡大に努めています。授業見学は無料であり、気軽に参加できることや、例えばスタジオ施設の体験会を企画するなど、足を運んでいただく機会の充実に努めてまいりたいというふうに思います。機構においては、これまで熱中小学校と更別村に関する対外的な情報発信を頻繁に行っており、村の認知度の向上につながったものと考えております。熱中小のPRと生徒の獲得に観点を置く取り組みであり、今後はより村内に向けた情報発信となるよう機構側に働きかけてまいりたいというふうに思います。いずれにしましても、事業経費の抑制と収入の安定確保を目指し、交付金の終了後も事業が継続できるよう努力するとともに、何よりも村民の皆さんのご理解とご参加が広がるように取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたしまして、答弁とさせていただきたいというふうに思います。
質問 2番 太田綱基
熱中食堂に関しては、安定した運営を今後進めていくためにということだったのですけれども、もうスタートしている事業に対してやはりそこの準備というものは少し認識が甘かったかのかなという考えはあります。その課題といいますか、もちろん週6回オープンしたのですから、スタートしたとなればいろいろなところで、SNS等で耳にして来てくれるお客さんもいますし、そういう人のことを考えればやはりぽつぽつと数日の営業ではなくてちゃんと日数を持って週1回ぐらいの休みにしてやるべきだったのだと私は思っております。そういう事業なりの忙しさ、いろいろな準備段階のことがあって今のような運営となっているのですけれども、そこに至った理由というものをまず1つお聞かせいただきたいというのが1つです。マルシェに関しましても、収益を少しでも高く上げれるように工夫していきたいということだったのですが、やはり私たちも承認、まず最初にこの熱中機構に関して助成を承認した段階でこういうことを危惧しておりました。そのマルシェに関しても、私はインターネットを使って村外、対外的ないろんなところから利益が得られるような形をつくっていけばということに質問しましたけれども、もっと機構からそれを超えた斬新的な考えというものを期待して承認したつもりですし、それがかなうと思って熱中機構にこの熱中開発跡地のことを託した思いもあります。村長もおっしゃられたとおり、一番大切なこと、村民に応援していただける、本当はなくてはならない熱中機構にするためなのですけれども、住民と触れ合い、愛される熱中機構になるためには本当に何が必要なのでしょうか。その住民の触れ合い、そういったところから、熱中機構は本当に地域の活性というものを考えているのでしょうか。もちろん村長は、前に立って発言しているとおり体も動かして、活性に対して更別村のためにという思いは十分わかりますけれども、村長の思いと機構の思い、そういうものは話し合いの中で一致されているのか、そういったことは疑問に感じるところであります。そういったことも考えれば、熱中機構、村民と触れ合う活動の場に余り参加していないなと感じることは本当多々あります。花植え一つにしてもそうですし、いろいろな行事、新年会等のところで熱中機構の顔となる人の存在を私は見たことがありません。もちろん商工会活動、先日、8月には盆踊りなども開催しましたが、本当住民に親しまれる盆踊りだと私は思っているのですけれども、そういった中で熱中機構、少しでも住民と一緒になって一体感が出るように、愛されるように一緒に店舗を商品販売したり、そういうことをして名前を売ったらどうだという声かけもしましたが、決していい答えが返ってこなかった。そういったところに私は、その住民と触れ合い、愛される熱中機構というところが本当に村民の意識からもかけ離れていっているのではないかなと感じております。生活していく中で、この熱中小学校の話題が本当にタブーになることもあります。応援できない雰囲気というか、応援したい、そう思える雰囲気づくり、そういったものも村長の思いと機構の思いと一致させていく必要があると思うのですけれども、そういった課題を村長はどのように捉えているかご答弁いただきたいと思います。
答弁 村長
いろいろなご指摘、まさにその辺しっかりとご指摘を受け、反省すべきところは反省をして、やっぱり今後に結びつけていかなければならないということを痛感しております。食堂の週4日の運営ですけれども、営業ですけれども、現在の人員の体制では精いっぱいの状況であったということと料理、調理をメーンシェフとサブシェフで今現在行っておりますけれども、最大30名程度収容できる施設としてはやっぱり人数が少ないということ、休みも確保できなかったということから営業をこのような営業体系としていました。一方において、収入においては計画を上回る金額の収入がありました。開始から2カ月ということもあり、村内、村外問わず団体での利用も何度かありますし、収入確保につながりました。議員ご提案のように、営業日数をふやすにはやはりシェフと同じメニューをこなせるシェフがもう一人が必要であると。先に人員を確保するというのはリスクが大きかったということもありますし、現行の体制の継続をしながら収入、利益等の部分で、私は最初にこの議論をする前、熱中小学校の部分を人材の育成等についてお話しするときにやっぱり自立、自走ということをお話をしました。その部分でやっぱりしっかりと収益等を努力しながら、そして人員確保につなげていきたいということを考えております。マルシェに関しましても、ご提案のとおりいろんな全国の熱中小学校とのつながりにより特産品を提供することも念頭に置いております。ただ、冷暖房施設が若干不十分であるということで、生ものを長時間保管できないという難点、あるいはこちらも人員の配置が必要であるということで、週末にして安定したオープンできる方策を今講じておりますけれども、その部分についても人員配置等をやっぱりしっかりしていかなければいけないのかなというようなことを考えております。また、村民理解についての方策ですけれども、やはりこの部分についてご理解がまだ深まっていないところもあるというふうに、それは率直に反省をしております。それが機構の理事会の中でも議論になりまして、村内の若手の方とか集まっていただいて、熱中の課題とか問題点をやっぱり率直に指摘をしていただいて、その中からいろんな部分を方策を考えていく必要があるのではないかというようなことが議論をされております。また、いろんなところで、熱中があってもどういう利益があるのかというようなことで、例えば村内飲食店との連携により宿泊者優遇割引、あるいはいろんな商店街の活性化につながるような、熱中がその部分について連携していけるように方策を考えていく必要があるのではないかということも議論に上がっています。私も思いますけれども、盆踊りとか、いろんな収穫祭等も含めてですけれども、村の一大行事、大きな行事ですと最大限交流するチャンスでありますし、そこは関係人口というのは週末にたくさん来られて経済効果もたくさん出ているわけですけれども、村民の方と触れ合って、そして村民の方と企業を起こしていく、事業を起こしていくということは重要なポイントになっていきますので、基本的には村民の参加しやすい、皆さんが参加しやすいイベントスケジュールの発信ということもありますけれども、やっぱり村内の催し物への行事参加も積極的に行っていくのが当然であるというふうに伺っておりますし、その辺の村民の皆さんとのかかわりが重要であると思います。熱中小学校本来の目的、役割では、人材育成、企業創業へのアプローチ、交流人口の増加、それが成果がきちんと皆さんにも見えて、村にもよい効果があるよ、村にはなくてはならない存在だねというふうに言われるように、やっぱり積極的に生徒が村の行事にかかわる。生徒が起業して村に移住し、村内でさまざまな活動展開するということをやはり地道にしっかりと進めていかなければならないというふうに考えております。太田議員ご指摘を受けまして、機構にも働きかけをしつつ、我々もしっかりとその部分についての課題の解決を図りながら、本当に村にはなくてはならない存在となれるようにしっかりと働きかけ、取り組みを強めていきたいというふうに考えております。以上であります。
質問 2番 太田綱基
やはり村長の言う今の答弁のとおり、村民との触れ合い、その触れ合いから出る参画事業というのが本当に更別村に必要で、この熱中機構に対してついた助成の意味であると思っています。それがもちろん地方創生ということにもつながっていくであろうし、それが国が村に本当に求めていることなのではないかなと思っております。そういった中でステップアップしていくために、修正の指導等は入れていってほしいというお願いも含めて、更別の活性、このためにいろんな更別の人たちが参加して、楽しんで、本当に愛される機構になってほしいなと思います。最後にですが、営業マンというか、熱中の顔という面で、やはり熱中小学校といえばこの人だという営業マン的な本当親しまれるような顔というのは必要だと思うのです。それで、そういった人たちが誰のために、何のために熱中小学校があるのか、そういった発信もぜひそうした形で検討していってほしいなと思うのですが、村長に最後にその営業マン、顔となる人の必要性、もしそういう人が今現在いるならそれは誰なのかということと、あと誰のために、何のためにこの熱中小学校を進めているのか、最後にお聞かせいただきたいと思います。
答弁 村長
熱中小学校の事業による効果ということで、私自身いろいろ考えること多いわけですけれども、移住者夫婦の方含めて来られたり、起業が実際にされたり、サテライトオフィスが来たりして、食堂や宿泊施設の利用、あるいは政策金融公庫と包括協定をしながら、そういうようなことが起きています。それらは、それを事業を展開する、今太田議員おっしゃいましたけれども、今事務局体制3人でしいておりますけれども、やっぱりこの顔といいますか、積極的に村の中に入り、そして出て、そして触れ合いながら、そして実際にいろんな形でやっていくということが必要であると思いますし、いろんな部分で事業の展開に当たっては村民の方の協力がふえてまいりました。これは、やっぱり事務局の中でそういうようなしっかりと地域と連携をして、事務局体制というのですか、しいているというようなところがどんどん出てきたのではないかというふうに思いますし、名前は誰ですかというようなことはここでは申し上げられませんけれども、私はそういうものが必要であるというふうなことはもう痛感しておりますので、その部分でそこから信頼が厚くなるということもありますので、しっかりしたそういうような村民に信頼されるような機構というような、そして顔となるような部分でそういう働きができるようにしっかり指導していきたいなというようなことを思っています。まさにこの熱中小学校は、最初全員協議会のときもお話ししましたけれども、将来の人材育成という観点においては、村民、村の内部からということもありますけれども、外部からの大きな刺激、あるいはいろんなことを学ぶことによって、単に学ぶのではなくてそこから実際に企業を起こしたり、いろんなことをするということで、村の活性化、そして村の将来の人材育成につながる、やっぱり全国ネットを活用した、全国にも今12まで広がりましたけれども、そういうようなところで地方創生の新たな取り組みとして、私は非常に意義あるものだというふうに思います。まさに村民のため、そして地域の活性化のため、そして村の将来の人材育成のために資する熱中小学校になるように私自身としても積極的にPRあるいはいろんな形で働きかけをしていきたいというふうに思います。ここの部分から、熱中小学校からいろんな企業、移住者、そして雇用が生まれる、このことを私は確信をしております。その中でやはり実際そういう展開をしながら、人口増等いろんな計画の目標の達成の一つの大きな手だてとなるべく、熱中小学校をしっかりと活用していきたいというふうに考えております。以上であります。
質問 2番 太田綱基
地方創生としての取り組みとして注目されている村だと思っておりますし、そのはずです。発展のため邁進していってほしいと思います。これで私の一般質問を終わります。