更別村議会 平成29年第3回定例会 2017年9月19日
ジャガイモシストセンチュウ対策について
2017年9月19日、更別村議会の一般質問で、織田忠司議員が「ジャガイモシストセンチュウ対策について」質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 織田忠司 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 織田忠司
議長の許可を得ましたので、ジャガイモシストセンチュウ対策について質問させていただきます。更別村内においてジャガイモシストセンチュウが低密度ではありますが、発生が確認されました。その後関係機関の定めるルールに基づきまして地域の土壌検査が行われています。発生圃場においては、馬鈴しょの作付もきちんと4年以上の輪作を守り、模範となる作付をしてきていますが、いつシストセンチュウが圃場に入ったのか、思い当たる原因がわからないと言われています。これからは、まず原因の特定と蔓延防止対策が重要になります。発生地域においては、蔓延防止のために毎回圃場を出るときの機械等の洗浄などいろいろな対応をしていますが、労働力の面、また経済面からも大変負担が大きくなってきています。風評被害も一部で心配されます。農地を守るために地域が一丸となって対応していますが、これにも限界があります。また、村内でも農協を初め、農作業をサポートしている会社や農産物を輸送している会社でも蔓延防止のために洗浄などの徹底に努めていますが、それも大変な負担となっています。このように、各関係者が協力、努力していますが、行政として更別村の基幹産業である農業を守り、その基本となる農地を守る上からも、このシストセンチュウの蔓延防止のためにどのような対策をとり、支援を考えているのか、村長にお伺いいたします。
答弁 村長
織田議員さんの質問にお答えをいたします。ジャガイモシストセンチュウは、人間が摂取しても人体に影響はなく、圃場内の発生密度が高くなければ馬鈴しょの生育にも影響はありません。しかしながら、抵抗性品種以外の馬鈴しょの作付を行うと発生密度が高くなり、また当該圃場での馬鈴しょの生育に悪影響を及ぼします。また、卵を内包したシストのまま土の中で10年以上死滅することがないため、圃場内の土に紛れて他の圃場へ拡散する恐れがあることから、植物防疫法の規定に基づき、農林水産大臣が定める種馬鈴しょ検疫規程において有害動物に指定をされております。このため、馬鈴しょ生産者は毎年使用予定種馬鈴しょ検査及び作付予定圃場検査を実施することとされております。今般当該検査を実施した来年の馬鈴しょ作付圃場559筆のうち1筆で疑似サンプルが検出され、更別農協から北海道農業研究センターに検定を依頼した結果、7月25日にジャガイモシストセンチュウであることが確認されたところであります。北海道内では55市町村で発生が確認されており、十勝管内では本村が8市町村目となります。ご質問にあります発生原因の特定につきましては、農協で調査を進めることとされておりますが、どのような経路でシストを含んだ土が侵入したかを特定することは事実上不可能であると思われます。現在は、被害の軽減に向けた対策を取り進めるため、北海道ジャガイモシストセンチュウ類防除対策基本方針により、7月28日に更別農協ジャガイモシストセンチュウ対策本部が設置をされております。村内農業関係機関、関連事業者が一丸となって蔓延防止対策を進めることとしております。蔓延防止対策としては、4年以上の適正輪作を守るとともに、馬鈴しょを作付する場合は抵抗性品種を導入するなどの発生密度を抑制する対策のほか、圃場の土の持ち出し、持ち込みを避けることが重要でありますことから、生産者はもとより集出荷等の関連事業者に対しても車両洗浄の励行等が周知をされております。現在は収穫作業の真っ最中であり、こうした取り組みは生産者、関連事業者にも大きな負担となっているところではございますけれども、風評被害等を避けるためにもしっかりと取り組みを進めていただくことが更別農業を守る一番の方法であると考えております。こうした関係者各位の努力を無駄にせぬよう、山菜とりなど圃場に立ち入る可能性がある一般住民に対しましては、今月発行の広報さらべつ9月号におきまして注意喚起を行っているところであります。今後の支援につきましては、発生地域の特定を行うための土壌検診への出役など人的な支援のほか、農協利用倉庫内に自動洗車装置やコンテナ洗浄装置の設置が検討されているとお聞きいたしておりますので、財政的な支援についても検討してまいりたいと考えております。以上、お答えとします。
質問 4番 織田忠司
私は、今村長も申しておりましたけれども、発生圃場内のセンチュウをふやさないためには輪作を守り続けていくことは一定の効果があるとは思いますが、それよりも今いるセンチュウ密度を減らし、限りなくゼロに近づけていく必要があると思います。センチュウの卵は、先ほど村長言われたとおり低温や乾燥に強く、10年以上も生存すると言われております。そして、馬鈴しょをつくることにより成虫になります。そこにシストセンチュウに抵抗性のある馬鈴しょをつくることによって、成虫になったセンチュウは養分がとれなくなって餓死してしまいます。結果的には卵の数を減らすと言われています。そこで、これからの発生地域の対策として、また村内における予防対策として抵抗品種の導入は大変重要だと思います。しかし、抵抗品種にはいろんな種類がありまして、今作付されて馬鈴しょと比較しましても、病気、収量、価格、そして収穫時期などそれぞれ今の品種に劣る面も、種類によって違いはありますが、あります。このようにリスクのある抵抗品種を導入し、普及を進めていく上で今後どのような支援対策を考えられるのか、ひとつお答えをお願いいたします。
答弁 村長
シストセンチュウ対策につきましては、先ほどご回答申し上げましたとおり、今般設置されました対策本部の協議等々に従いまして、蔓延防止対策について今織田議員さんがおっしゃられたとおりのところの部分で、抵抗品種も作付もそこの一つに、選択肢の中にあると思います。ただ、私もお聞きしますと、収穫時期とか価格、収量等を含めますと非常にリスクのある、課題のある部分だというふうに聞いております。私は、基本的に村としては対策本部で決められました、あるいは十勝のシストセンチュウの防疫対策会議のマニュアル、あるいはその蔓延防止のプロセスに従って粛々と村としても取り組みを進め、あるいは協力をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。