更別村議会 平成29年第3回定例会 2017年9月19日
旧更南小学校グランド跡地の再整備に伴う郊外型団地造成等
2017年9月19日、更別村議会の一般質問で、上田幸彦議員が「旧更南小学校グランド跡地の再整備に伴う郊外型団地造成等」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 上田幸彦 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 上田幸彦
それでは、通告書に従い、一般質問させていただきます。今回の私の一般質問は、旧更南小学校のグランドの跡地の再整備についてでございます。人口対策としての郊外型の団地造成の整備と定住化促進住宅の建設については、以前にも村長に質問させていただいたところであります。同グランドの跡地は、ご承知のように約1.2ヘクタールあります。ドロノキやタモ、クルミなどの大木も育っております。地域の中では平たん地で景観もよく、整備することで郊外型の団地造成や施設等の建設場所など多くの可能性を持っている土地だと私は思っております。しかし、平成23年に植栽したミズナラ、アオダモのほかに柳だとか雑草が現在は大変生い茂っているところであります。今やジャングルのような無残な姿になっていることは、非常に残念なことであります。ご承知のように、更南地域は学校を中心としたコミュニティー活動が盛んに行われ、当時の人口は更別、上更別に次ぐ地域だったと記憶しておりますが、時代とともに今では村の中で最も人口減少の激しい地域になったと思います。これ以上この地域を疲弊させないためにも、農業の振興策はもちろんのこと、公共用地である同グランドの跡地を利用した人口増対策ができないものか。人口が全てだとは思いませんけれども、人口の推移は交流人口も含め、その地域の活気のバロメーターでないかと思っているところであります。そこで、再度の提案となりますが、ドロノキやタモなどの大木を生かしたミニ公園の造成と郊外型の団地造成についてであります。郊外型の団地造成は、村内では民間が手がけた更別東区のどんぐり団地、上更別区のオークヴィレッジ、それと村が整備した勢雄区のセオイの里などがあります。一般の宅地分譲とは違い、購入希望者のニーズも多種多様で、時間も完売するまでに長い時間がかかるなど、慎重さも求められるところでありますけれども、環境を整えた上で村の政策である住宅建設補助や起業者に対する補助など、更別に移住する優位性を積極的にPRすることによってこの事業が前に進むものだと期待しているところでもございます。現在山林となっている旧更南小学校のグラウンドの跡地について、その後どのような検討がなされ、どのような結論に至ったのか。また、まだ結論に至っていないとするならば、どのような方向性を考えているのか、村長にお聞きしたいと思います。
答弁 村長
上田議員さんの旧更南小学校グランド跡地の再整備に伴う郊外型団地造成等についてのご質問にお答えいたします。旧更南小学校につきましては、昭和59年3月に小学校としての歴史を閉じた後、芸術を志す愛好家によるどんぐり工房に校舎や住宅を貸与、現在は売却しておりますが、絵画や木工などの創作活動に取り組む方が定着し、地域住民の皆さんとの交流も深めておりました。その後次第に入居者が減少いたしまして、現在2世帯が居住するのみとなっております。次に、グランド跡地につきましては、閉校後は地域住民の触れ合いや活動の場として慕われてまいりましたけれども、高齢化や地域内の人口の減少とともにグラウンドとしての利用が次第に減少し、雑草や樹木の自生が目立つようになったことから、住民協働事業により地域の皆さんの手で環境整備が今日まで行われてきたところであります。平成23年には、村全体としての自然環境保全などのために森林環境保全整備事業等の補助を受け、敷地面積約1.2ヘクタールのうち0.68ヘクタールの用地内にミズナラを868本、アオダモを600本、桜を20本植栽しております。翌年以降は村有林の生育管理として道補助事業による下刈りと森林保護事業による殺鼠剤散布を平成26年までの3年間にわたって行っており、現在に至っているところであります。そこで、議員からの質問のミニ公園の造成と郊外型の団地造成についてでありますけれども、本村の郊外型を含む更別市街地以外の宅地分譲状況につきましては、ご質問にありますとおり上更別、オークヴィレッジ、更別東区のどんぐり団地が民間事業により行われ、村においては勢雄区のセオイの里を行っております。セオイの里5区画については、平成26年2月に完売したところでございます。移住定住対策につきましては、現在策定作業を進めております更別村第6期総合計画の中で重点的に取り組まなければならないと考えるところであります。その施策として宅地分譲については、定住化促進のため取り組むものと考えておりますし、購入希望者からは生活の利便性が求められると想定されております。このことから、更別市街における分譲を優先的に進める中、中心地の活性化をまず図ってまいりたいと考えております。一方、豊かな自然と景観、広大な敷地を魅力と捉え、郊外型の宅地を求めるニーズは一定程度あるものと考えております。しかしながら、郊外型宅地造成を進めるには造成に係るコストはもとより、その後見込まれる行政コスト等を十分考慮する必要があります。加えて、当該地については植樹とその後の管理に補助事業を活用しており、そのような状況を踏まえ、慎重に判断しなければならないと考えているところであります。以上のことから、移住定住対策の観点としては更別市街地での宅地分譲を優先的に考え、郊外型については移住希望者の潜在的なニーズ等を調査し、実施の可否を判断していきたいと思っております。以上、答弁といたします。
質問 5番 上田幸彦
今の答弁で平成23年に国や道、あるいはこれはなかったですけれども、民間からの補助を受けて更南小学校のグランド跡地に植栽されたということであります。既に6年を経過しており、一つの計画を立て、そしてまた補助を受けたということになれば当然計画変更という形になろうかと思います。それで、非常に難しいということは十分察するところであるのですけれども、反面非常に残念だなというふうに私は思っております。先ほども説明でも申し上げましたけれども、旧更南小学校のグランドはご承知のように非常にその地域としては平たん地です。ですから、私も個人的には生まれ育ったという部分もありますけれども、そういうところで木を植えてしまうのはいかがなものかということで、私は相当憤りを持っているところであります。ことしは開村70周年を迎えて、この地域にあった旧更南中学校の跡地にも村民挙げて植樹祭が行われたということで、先ほど同僚議員のほうからもありましたけれども、私も参加させていただきました。私は、木を植栽することに関しては、その大切さ、そしてまた必要性については十分理解しているつもりであります。ただ、そういったことを推進する側に立ったとしても、場所だとか、それから何をどういうふうにして、樹木の種類ですね、そういったことも含めて20年先、30年先の計画でなければだめなのだろうと私は思っております。現在山林とはいえ、雑木、雑草で荒れ果てた無残な姿になっている。これが現実であります。この土地について何かまだ私は利活用できるというふうに思っているわけですけれども、山林は山林です。再度村長にお聞きしたいのですけれども、あの状態で本当に村長はいいと思っているのかどうなのか、この点について再度質問したいと思います。
答弁 村長
今の上田議員さんの質問にお答えしていきます。23年度にニトリ北海道応援基金のほうから苗木の助成とかありまして、それで経過しているわけですけれども、24年、25年、26年と下刈りとか殺鼠剤の散布とかということで整備に心がけてきました。5年に1遍ということで、森林経営計画等に基づきまして一定の整備はしていきたいなというようなことは感じております。20年、30年後の利活用、それとそのままの状況ということでは非常に問題ではないかというようなご指摘でございました。私も何回か現地を訪れておりますし、いろいろな形で見ております。混雑した状況でありますので、こちらの計画を踏まえて、整備といいますか、木を切ったり、そういうこともしなければいけないのかなというようなことを考えていますし、それは計画に沿ってやっていきたいというようなことを考えております。検討状況なのですけれども、決して検討していないわけではありませんで、役場庁舎内における土地利用会議等々で協議をしております。ただ、結論としては保留ということでありまして、その後は各課とか企画担当課、あるいは理事者のほうと検討していきたいなというようなことを考えています。1つ問題がありますのは、上田議員もご存じだと思うのですけれども、補助事業が終わってから5年間は転用、これが認められていないといいますか、不可ということになって、返還対象ということになっておりますので、切れるのが平成27年から31年度ということで、転用というのですか、宅地造成等々を含めて考えますと平成32年以降は可能ですけれども、それ以前となりますといただいた補助金とかいろんな部分で返還をしなければならないという複雑な問題が生じてまいります。そういう点で今日までこういう形で整備、あるいは不十分なところがありますけれども、こういうふうなことで推移してきているわけでありますので、その部分について32年度以降に向けて検討を進めることもあるのかなというようなことも考えております。ただし、その際の条件としては、地域の意向とか、今上田さんがご指摘のとおり、いろんな部分のご指摘がありましたので、その部分はしっかり考えていかなければいけないというふうに思っております。ただ、更南地区というところで愛着も大いにあるということなのですけれども、私としては村全体のことも考えなければいけないということもわかってほしいと思いますし、農村部に共通する人口減少等の問題も含めまして、利活用等についてはいろんな意味でほかの場所の部分についても頑張っていかなければいけないかなというようなことを思っていますということで、お答えとさせていただきます。
質問 5番 上田幸彦
今説明を受けたわけなのですけれども、私は郊外型の団地造成というのは市街地の団地造成とは全く趣旨が違うというふうにいつも思っているところであります。先ほど村長の説明でもありましたけれども、自然の中での生活を好む人、あるいは企業を山の中で起こしたい人、あるいは田舎暮らしをしたい人、ニーズはさまざまだと思います。答弁の中で私ちょっと気になるのは、購入者の希望ニーズを把握したいのだというようなことを前回も村長おっしゃったかと思うのですけれども、私はそれは無理だと思うのです。なぜ無理かというと、行政側がある程度メニューをそろえて提供して、それを見ている人が選んでいく、そういうスタイルにしなかったら広がっていかないというふうに私は思っているものですから、ニーズ調査を先にするというような考え方というのはいかがなものかなというふうに私は日ごろから思っているところであります。それから、さまざまなニーズに対応した人口増対策は進めなければならないということが1つです。そのためには、先ほど村長言いましたように、私は更南ということを言いましたけれども、更南に限らず全体を見ていかなければならない、それは私も同感であります。ただ、そういった場所を提供するためには日ごろから公用地を十分確保していく必要性があるというふうに私は思っております。ともすれば、今遊休地になっているから即売らなければならないだとか、すぐ事業を展開しなければならないという発想というのは私はまずいと思っているのです。ということは、その時々に応じていろんな考え方があると思います。確かに第6次の総合計画に登載しなければならないということもありますけれども、時代の流れですから、土地は余っているのではなくて、確保していくべきだというふうに私は思っているところであります。今回のグランドの跡地のように、一たび山林として補助を受けて事業を展開すれば、当然用途変更は難しいということは、これは百も承知であります。ですから、何か事業を展開する、それから売却するときには本当に慎重なる対応が必要だというふうに私は思っております。私はこのグランドの跡地については、行く行くは郊外型の団地造成なんかはやはり希望していきたいなというふうに思っております。ただ、今の説明でもありましたけれども、今すぐ整備ができないということになれば、当分の間は下草を刈るだとか、そういった環境をきれいにして、そして第三者の目にとまるような土地にしていかなければならない。荒れ果てたところでこの土地に誰か何か興味ありますかと言ったって、これはあるわけないのです。ですから、まず環境を整えた上で、その上で将来の考え方というか、検討をしていくということなら私は納得できるわけなのですけれども、その点について下草を刈るなど環境整備も含めて村長はそういった考え方持っているのか、再度お聞きして私の最後の質問とさせていただきたいと思います。
答弁 村長
今のご質問にお答えしたいと思います。遊休地ですけれども、売却等については、これは私は慎重に考えて行っているつもりですし、年数等々のこともありますけれども、利活用等については有効に活用していただければと思いますし、そういうような呼びかけも村としては数十年間にわたって行ってきたところであるというふうにお聞きしております。その辺については変わりありませんし、村の財産でございますから、その辺については慎重な上にも慎重な検討あるいは売却等に努めていかなければならないということで、ごもっともであると思っています。下草刈り等の問題については、当グラウンドについては平成27年で終了ということで、以降は他の森林管理と同じ扱いで行うということでなっております。決してそのことで下草刈り等々を行わないということではありませんので、その辺についてはしっかりと検討させていただきたいし、景観としても余りにも、私も何回も行っておりますので、ちょっと混雑しているような状況でありますと非常に見ばえも悪いということもありますので、その辺も考えていきたいと思います。と申しますのも、第6期の総合計画の中にも、小面積の宅地など住宅分譲へのニーズは多様化しており、場所も含め多様なニーズに対応した宅地の分譲を行っていきたいというふうなことを登載しようと考えております。例えば現在の分譲地の推進ということで、市街地もそうですけれども、空港の利便性とか、近郊の立地条件を生かしたPR、あるいはニーズに対応した分譲というのは、今上田議員さんがおっしゃったように本当にニーズは多様で、農村地区にそういう建物が欲しい、こういう建物が欲しい、あるいは林間とか、いろんな場所というようなところもあります。そういうような農村地域の立地条件を生かした、あるいは林帯とか、そういう条件を生かした部分について検討するということで登載をしていきたいというふうに考えておりますし、リラクタウン構想でも申しましたけれども、障害者や高齢者を含めたそういう構想の中でも宅地分譲の検討をしていくというふうな形で挙げております。そういうような形で、農村部も将来的には後継者不足等の、あるいは市街地に見られるような空き家とか、いろんな部分が出てくる可能性もあります。そういう部分についてもしっかり対応していきたいというふうに思っていますし、人口減少対策は空き家の出現も含めて、そういうようなところも含めて想定して推し進める必要があると思います。20年後、30年後を見越したときに、そういうような分譲についての考え方、今いろんな形で村を訪れる方もふえておりますし、上更別地区に高齢者の方が住宅を建てたり、あるいはセオイの里、あるいはいろんなところに、林地とかそういうところに建ててくださっている移住者の方もおられます。そういう方もしっかりと把握をしながら、今後そういう方たちの分譲に適した状況というものをつくり出すために、村としても最大限の努力をしていきたいというふうに考えております。以上、答弁といたします。