更別村議会 平成28年第4回定例会 2016年12月15日
子育て応援課の成果との今後の取り組み
2016年12月15日、更別村議会の一般質問で、髙木修一議員が「子育て応援課の成果との今後の取り組み」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 髙木修一 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 髙木修一
議長に許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問を行いたいと思います。今回は、2項目について質問していきたいと思っております。まず最初に、子育て支援策についてということで質問させていただきたいと思っております。子育て応援課の成果と今後の取り組みについてということで、具体的にいろいろとお話を聞きたいなと思っております。村長の公約の一つとして、子育ての環境を整え、村の明るい未来を目指してきました。その実現に向けて、機構改革により子育て応援課がスタートしました。窓口業務の集約や子育て支援の施策の検討、調整など、少しずつ村民にも浸透してきたところです。業務の集約、保健福祉課との連携による利便性は村民に評価されている部分ではありますが、教育関係や障害者福祉の関係ではまだまださまざまな制約があり、統一的な施策が進められていません。専門部署として設置された課としての役割としては、これからの方向性が重要です。上更地区のこども園、学童保育、子育て支援センター、幼稚園、保育園、教育関係、少子化、地域による子育て支援体制の構築等、多くの課題があると思っています。すぐに成果が出ることは難しいのは理解していますが、優先順位やすぐに取り組めるものの整理が必要ではないでしょうか。応援課が担当の一つとして、どさんこ・子育て特典制度に取り組んでいますが、これは北海道の事業でありますが、村における普及は余り進んでいません。予算をかけて事業をすることは簡単ですが、お金のかからない日々の取り組みの積み重ねが大切だと考えています。西山村政がスタートし、任期の折り返しを迎えます。子育て応援課とともに子育て支援を目指す中、現状と課題、今後の方向性について村長のお考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 村長
髙木議員のご質問の子育て応援課の成果との今後の取り組みについてお答えを申し上げます。子育て応援課につきましては、子ども・子育てに関連する業務を集約し、ワンストップ相談窓口による住民利便性の向上を図り、子育て支援策の充実と子どもの成長に寄り添い、安心して子育てできる環境の充実につなげるため、児童福祉、母子保健を主な業務として設置しており、今年度は幼稚園、保育園の保育料を軽減する多子世帯保育料軽減事業、協賛店で特典サービスを受けることができるどさんこ・子育て特典制度、出産時などの交通費助成、妊産婦安心出産支援事業などを行っております。特にどさんこ・子育て特典制度は、村内各事業所の子育てに対するご理解とご協力がなければ実施できない事業であり、大変感謝しているところでありますが、ご指摘のように村における普及が進まない状況は改善すべきことですので、子育て世帯へのより一層の制度の周知と各協賛店の皆様に対しては聞き取り等を行うなど、課題解決に取り組んでまいりますので、引き続きご協力をお願いしたいと思っております。次に、子育て応援課の現状と課題と方向性でありますが、まず課の設置の際にもご議論いただいた一つであります幼児教育があります。5歳児までの就学前教育、保育については、子ども・子育て新制度の趣旨からも一体的に取り進める体制を整えることは重要であります。幼稚園の運営について、来年度平成29年度より教育委員会から子育て応援課に事務委任を行うことを総合教育会議において教育委員会と協議を重ねております。就学前教育、保育は、上更別地域は上更別幼稚園改築にあわせた子育て環境の充実を図っていきますが、更別地区は幼稚園と保育園の2園があり、保護者の就労状況などで選択して利用することができますが、今般少子化が進み、少ない人数を2カ所で保育することになりますので、将来的な子育て環境を考えたときに、関係機関、地域、保護者などの理解を得ながら認定こども園へ移行し、就学前教育の幼保一元化を図っていきたいと考えております。現在は幼保一元化に向けた幼保連携を進めており、今年度は来年度の幼稚園、保育園の入園説明会を合同で開催いたしました。来年度は子育てに関する講演会なども開始する計画となっております。次に、母子保健でありますが、これまでも専門職である保健師を中心に、どんくり福祉会への委託を行っている子育て支援センターと連携しながら、妊娠時から子育て期にわたる多様なニーズの対応などを施策として行っていますが、とりわけ発達支援については重要な課題となっております。子育て、子育ちは、発達支援に限らず、就学前、義務教育を経て、高等教育、社会へと子どもの将来を見据えた取り組みが大切であります。今年度からは小中学校へ保健師など子育て応援課の職員が随時訪問し、個別のケースについて情報交換などを行う取り組みを進めており、引き続き今まで以上に教育と福祉の垣根を超え、区別なく連携して支援してまいりたいと考えております。また、国は、母子保健について妊娠時から子育て期にわたるまでさまざまなニーズに対して総合的相談支援を提供するワンストップ拠点、子育て世代包括支援センターを整備することとしています。これは、保健師や助産師など専門職である母子保健コーディネーターが全ての妊産婦等の状況を継続的に把握し、必要に応じて関係機関と協力してきめ細やかな支援を実施するものであります。外国でいいますとフィンランドで切れ目のない家族支援、育児サービス、ネウボラ、相談という意味でありますけれども、仕組みがありますが、更別版ネウボラといいますか、更別オリジナルの子育て世代包括支援センターを設置することについて職員体制を含め検討を進めていきたいと考えております。現在の子育て応援事業をより一層充実させることはもちろんですが、さらに子ども・子育て応援を充実させ、子どもたちが夢に向かって成長し、心豊かに育つふるさとづくりを目指し、村子育て委員会のご意見をいただいて、更別村子ども・子育て応援宣言を行います。これからも子どもからお年寄りまで笑顔と笑い声があふれ、一人一人が輝く村、日本一の子育ての村を目指していきたいと考えております。なお、この応援宣言にあわせて、村内の個人、団体、事業所の区分で更別村民子ども・子育て応援宣言を広く募集し、村民一人一人が地域ぐるみで子どもを守り、育てる気持ちを宣言し、実行する取り組みを進めていきます。子ども・子育て支援法の基本理念である社会のあらゆる分野における全ての構成員がそれぞれの役割を果たすとともに、相互に協力して行う。そのために子育て応援課を中心に引き続き取り組んでまいりますので、村民の皆様も地域ぐるみで子育て応援にご理解、ご協力をお願いしたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 3番 髙木修一
子育て応援課の業務、成果、今後の取り組みということで、さまざまな分野にかかわってご説明をいただきました。課の設置のときに、僕個人としては5項目ぐらい課としてやるべきことがあるだろうという部分の不安をたくさん持っておりました。事業の統一性、二重行政の解消、こういう部分は必ず整理していただきたい。さらに、職員には適正な人員配置もしてほしい。さらに、福祉、教育の専門分野の職員も配置してほしい。さらに、保育、教育の施設の業務の一元化と、こういう部分も努めるべきではないだろうか。さらに、業務移行には、サービスの提供を行うため時期についてしっかりと進めていかなければならないだろうと。あとは、子育て支援センターを中心とした併用した総合的な業務というのは必ず地域としては必要だろうと。さらに、住民参加事業を進めるということがこの課をきっちりと運営していく部分で必要ではないかという部分でこういう項目についていろいろと考えておりました。今回村長の答弁の中では、この部分についておおむねきっちりと順序よく進んでいるのかなという部分で少し安心をしたところであります。しかし、今後学童だとか細々なちっちゃな部分でまだまだ意思統一ができていないという部分が相当あるのではないかという部分があります。それには、子育て応援課が住民に余り知られていないというか、目立たないというか、もっと前面に出て活動すべきではないかなと思っております。子育て、子ども応援という部分で確かにその対象者の部分の母子、子どもたちに対してはさまざまな部分でいろいろなお話をしたり、一緒に事業を進めてきているのだと思いますが、それにかかわらないほかの住民の方々も子育て、子どもに対する思いというものはたくさん持っています。そういう村民全体に向けてのPRといいますか、子育てのあり方というものをもっと前面に出して、本当に村全体としての活動というものを進めるべきではないかなと思っております。子育ての部分に関しましては、人それぞれ考え方が相当多種多様でありますから、それを統一して必ずこれが正解だという答えは一つもありませんので、どれが一番いいのかという部分で試行錯誤する部分はたくさんあると思いますが、その辺の調整を子育て応援課がしていくのだという部分でしっかりやっていただきたいなと思っております。村長の答弁の中で、更別地区の幼稚園、これについては認定こども園に移行していきたいということで発言がございました。前回、前村長の岡出村長のときにもちょっと更別幼稚園のこども園の関係について質問させていただきましたが、そのときからこども園に向けて進めていきたいというようなお話がありました。その後西山村政になってから、この話はなかなか出てこなかった。ここにきてやっと一歩踏み出してくれたかなと思っております。今子育て、保育、幼稚園関係で一番の問題点は、更別地区の幼稚園と保育園の2つが併用して行われているということであります。これにはさまざまな考え方、教育の仕方が違いますから、なかなか一緒の部分もありませんし、どうしても衝突する部分も出てきます。そういう部分で一番困るのは、それに巻き込まれる子どもたちということがあります。どの子どもたちも同じ環境で同じような状況で一緒に育てていくということを目指さなければ、なかなかいい子育てという体制づくりはできないのかなと思っております。もちろん幼稚園教育を残すというのは、必ずこれも絶対必要だと思います。そのためには今回上更地区が幼稚園型のこども園ということで幼稚園乗り声を残した中の部分で進められるわけですが、そういうことも含めた中でより皆さんと検討した中で、いい方向性で進んでいっていただければいいかなと思っております。これについて今後どういうような形できっちりと住民に説明をし、どういうようなスケジュールで進めていけるか、もし今答えられる部分がありましたら、お答えいただきたいと思います。
答弁 村長
髙木議員のご指摘のとおりでありまして、私も子育て応援課のいろいろな課題の部分について先ほど統一性とか職員の配置の問題とか福祉教育との混同の部分であるとか、幼稚園、保育園の一元化、この部分はしっかりと整理して取り組んでいかなければいけないというふうに思いますし、これは今課題解決途中であります。また、2つ目の住民参画、あるいはきっちりと住民のニーズを捉まえて前面に出て子育ての部分についてPRをしながら、応援課が先頭に立って村の子ども・子育て応援についての施策について進めていくということについてもまさにご指摘のとおりだというふうに思います。さらに、今お話がありました。今幼稚園、保育園の管轄は、それぞれ厚生労働省と文科省ということで縦割りの中に分かれております。同じ5歳児でありながら、幼稚園教育要領と保育指針という形で、発達段階に即しての子どもたちへの保育あるいは教育についてはそんなに違いはないとは思っていますけれども、縦割りの中で難しい部分もあります。しかしながら、子供から見ればその部分は縦割りということではなくて、私は就学前の子どもたちの幼児教育、そして就学前教育というのは、これはやっぱり同じ環境のもとで同じように行われるのが当たり前のことであるというふうに考えています。前からもお話をしていますけれども、世界の趨勢は5歳児が義務教育化され、そして無償化され、そして統一したそういったカリキュラムのもとに進んでいるというのが状況であります。日本もそういう形で動き出して、認定こども園あるいは子ども・子育て支援の法制の整備、あるいは認定こども園のカリキュラム等々を含めて力を入れているわけですけれども、それぞれの地方の実態とかいろんな子どもを取り巻く環境によって、非常に大きく進んでいるかというと、そうではないと思っております。しかしながら、今般来年度いよいよ本設計を経まして幼稚園型の公立の、仮称でございますけれども、認定こども園上更別幼稚園という形で建設に入り、30年度からは今の幼稚園機能に保育部分、それと学童保育部分も結合した部分でいよいよスタートするわけであります。私は、こちらの更別地区におきましても統一した同じ環境で子どもたちを育てていくという点からも、認定こども園に移行していくべきだというふうに考えています。これは、前にも織田議員の質問にもお答えさせていただきました。そういうことも視野に入れ、そういう方向性で行っていきたいということで考えております。ただ、解決というのですかね、その中でいろいろな村民ニーズ、保護者、事業所、それとそれぞれの部分で解決しなければならない課題も多々あるというふうに存じております。スケジュール的にはスピード感を持って、期限はきちんと次回ぐらいにはお話しできると思いますけれども、子育て応援課に幼稚園も移行しますので、その部分も含めてこちらにあります更別地区にあります認定こども園の移行のスケジュールと、それと計画、方向性についてお示しをしていきたいというふうに思います。私としては、スピード感を持って、そしてさまざまな方のニーズを拾い上げ、そしてご意見も聞きながらスピード感を持って対応していきたいというふうに考えております。以上でございます。
質問 3番 髙木修一
どうもありがとうございます。ここまでは子育て応援課の成果という部分で、お褒めのお言葉という形でちょっと質問させていただきました。これからは課題のほうをいろいろとお聞きしたいなと思っております。母子の支援ということで世代包括支援センターということで、そちらのほうの整備について今検討していますというようなお話もあります。今更別の子育て支援センターということで、前回の定例会において同僚議員が学童の関係の部分で質問されたと思いますが、社会福祉法人のほうに支援センターの部分を委託ということで業務をお願いしているわけですが、実際のところは余り機能ができていないというのが現状ではないかと思っております。それによってスペースの問題等さまざまな問題も出てきているわけですが、今回専門である妊娠期からの母子に対する包括支援センター等も含めてさまざまな支援をしていくためにいろんな組織をつくっていくという部分において、子育て支援センターも一緒にきっちりと、別個に村として単独でやるべきではないかなと思っております。そういう中心的なセンターがないことにはきめ細かな部分の施策と支援はできないと思います。今現状の職員が数名で一生懸命頑張っています。これにおいても、福祉課、教育委員会等も含めて連携をとって調整はしていますが、なかなか思いもうまくつながっていかない。さらに村長の思いもしっかりと伝わっているかどうかという部分も、村長の考えが先行しているのかもしれませんし、職員がついていけていないのかもしれませんが、そういう部分でその部分の連携がきっちりできないことには1個1個の事業というのはしっかりと進んでいかないのかなと思っております。子育て応援課の部分の職員をふやしたらそれでいいということではないと思います。今の人数でも十分できていますという職員の意見もございました。それぐらい職員一生懸命頑張っています。そういう部分では、一生懸命頑張っている職員をサポートする、そういう組織みたいなものを立ち上げるのであれば、しっかりとした形をつくって、場所もきっちりとつくってやるという、中途半端なことはやらないほうがいいのではないかなと思っております。福祉法人の保育園のほうにしても、本当は保育のみでいきたいのだと思います。学童についても、同じ子どもたちを預かっているので、これで十分だと思っているかもしれませんが、事業内容は全然違います。そうなると職員も含めて相当の負担がかかってくるわけですから、事業の中身が違うものを2つやるということは相当厳しい部分がありますので、その辺の精査も含めてやっていくべきではないかなと思っております。学童に関しましても、教育委員会の少年団活動、こちらは教育委員会の関係になりますから、高学年になりますと少年団活動との併用もありますので、どうしてもそちらの関係も出てくると。福祉課だけでは対応できないというようなことも出てきます。まだまだ二元化の部分もありますし、統一をしていく部分もたくさんあると思います。設置をしてからまだ1年たっていませんので、なかなかそこまでは進まないというのは十分理解しております。今後これを進めていく中で、いかにみんなでサポートしていけるかという部分をきっちりと検討していただきたいと思っております。さらに、住民が本当に参画できるものがなければ、地域としての子育ては絶対進みません。そのためにはしっかりと住民にPRすること、応援をお願いすること、頭を下げること、こういうことも進めるべきだと思っております。そうしなければ村全体としてのことはできないと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。
答弁 村長
今髙木議員がおっしゃるとおりでございます。いろいろな課題はあるわけですけれども、きっちりとそれに向かってやらなければいけませんし、前段にありました世代の子育て支援包括センターということもありますけれども、従前より私としては子育て支援センターとか、あと母子保健福祉等についてはかなり頑張って職員はやっているというふうに考えております。だから、今やれていることを、先ほどネウボラという話もしましたけれども、ネウボラという外国の言葉にとらわれるのではなくて、更別が今までやってきたオリジナルの形をさらに前進させる形で、私は髙木議員さんおっしゃったようにやっぱり明確に立ち上げるべきだと思っています。そういうところをセンターとして人員配置もし、今例えば助産師さんとかというような話もありましたけれども、今はそういう配置もされていないわけですけれども、そういうことも含めてきちんと配置をして、その中で総括に相談活動を行っていくということが大変重要であると思いますし、私はそうしたいというふうに考えております。2つ目の学童もそうですけれども、学童保育もいろんな形で努力してもらっています。スペースが狭いというご指摘もありますし、来年度に向けて今方策を考えているところでありますけれども、子どもたちの安全な放課後の居場所とか、あるいは働いている保護者の方たちとか、いろんな部分についての学童保育のそういうような中身の充実とか、そういうものも含めてきっちり職員配置、負担にならないようにというようなこともありますけれども、その部分について前向きに新年度からきちんとできるようにしていきたいというふうに思っております。以上でございます。