更別村議会 平成28年第3回定例会 2016年9月20日
台風9号、10号の災害対策等
2016年9月20日、更別村議会の一般質問で、織田忠司議員が「台風9号、10号の災害対策等」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 織田忠司 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 織田忠司
それでは、次の質問に移らせていただきます。台風の災害の質問になりますが、今までの補正を初め、いろんな機会でいろんな質問がされているところでありますが、重なる部分もあるかもしれませんけれども、あえて質問させていただきます。今まで例のない8月のたび重なる台風の上陸や接近に伴い、本村においても大変な被害が出ております。特に10号台風の被害による大雨では、川の氾濫や排水不良などによる住宅等への浸水、また農地や農作物への被害も甚大です。農地においては、水が冠水し、たまっているところも多く見られ、今後作物への影響及び農作業への影響が大変懸念されております。そこで、今後村の災害対策のあり方及び農地等への排水対策について村長の考えをお伺いいたします。
答弁 村長
織田議員さんの台風9号、10号の災害対策等についてのご質問にお答えをいたします。12日の日にも一般行政報告で報告をさせていただきましたが、先般の先月の17日の台風7号が十勝に上陸をして、特に暴風雨による被害が発生をしました。その後立て続けに9号、11号が横切り、30日から31日未明にかけて台風10号とともに北上した暖かい空気が日高山脈で雨雲となり、300ミリを超える豪雨により、特に山脈沿いの市町村初め、管内に甚大な被害をもたらしました。この影響は、本村におきましても深刻であると受けとめているところでございます。その後、台風でありませんでしたけれども、温帯低気圧に変わった低気圧で非常に雨の部分も多くて、非常に大変な災害になりました。農地や農作物への影響につきましては、折からの天候不順に追い打ちをかける形で、冠水、浸水、倒伏などが見られます。また、圃場の状態が悪いことから、現在もそうですけれども、収穫作業、防除作業におくれ、あるいは入れないという状況が生じております。主要作物である豆類、バレイショ、てん菜、スイートコーン、飼料用作物に大きな被害が出るということと、私も作況調査にも行って実際に見てまいりましたけれども、現在収穫が終わった段階でも今まだ土の中とか、バレイショとかいろんな部分ありますけれども、それを収穫した段階でまだ被害が出るのではないかということで継続調査中というような形であります。河川及び排水路につきましても、のり面が崩壊するなど被害が出ました。今後の降雨により被害が拡大するおそれのある箇所につきましては、早急に修繕を行うべく本日補正予算を議決いただいたところであります。ただ、修繕で対応し切れない被害の大きな箇所もあります。今後国営事業等、国や道に働きかけを行い、スピード感を持って抜本的な改修に向けて強くこれは要望していかなければいけないというふうに考えております。また、上更別地域の冠水が長期化をしております。圃場の排水対策につきましては、関係地域の生産者と応急排水対策について協議も行いました。応急排水路の設置ということではなくて、排水ポンプの造設、今4基ということで、きょうあたりからちょっと水が引いてきているという状況もありますので、少し基数は、線は減らしておりますけれども、4線から3線というふうな形になっておりますけれども、対応をしているところであります。上更別地域の排水対策として計画しています東12号の排水路につきましては、来年着工となります道営畑地帯総合整備事業、更別第2地区で整備を行う南14線の排水路にあわせて平成33年度完成を目指しているところでございますけれども、何回かお話ししますように、計画期間5年ということでありますけれども、3年をめどに早期にこれを早く着工して、短期に短縮して早期整備に努めてまいりたいという所存であります。過去において短期間に複数の台風による被害は、昭和56年8月の上旬に大雨、同月下旬の暴風雨により農林業、家屋、道路、河川など約9億5,000万円の被害があったところであります。平成9年度に発行しました村史にこれが本当に生々しく記載をされております。災害対策につきましては、大災害で得られた教訓をもとに国が防災基本計画を修正し、それを踏まえ、都道府県、市町村、地域防災計画を修正し、災害予防、応急対策、復旧対策を実施してきているところであります。昨年9月の関東や東北で起きました豪雨災害による鬼怒川の堤防決壊がもたらした近年例を見ない被害が生じていることも踏まえ、また今回の我が村の被害も踏まえ、異常気象、地球の温暖化に伴う影響により今後さらに大雨がまれにということでなくて本当に日常的に短時間に強雨の発生する頻度、降水量が増大するということは予測をしておりますので、施設能力を上回る自然現象による水害ということも考えられます。極めて大規模な水害が発生する懸念もますます高まっているというふうに考え、その部分で極地化、集中化、それで激甚化するおそれがある、そういうような新たな災害のステージに合わせた防災、減災のあり方を検討する必要があると強く感じております。北海道は台風の直撃はめったにない、北上に従って勢いは衰えてくるという思い込みは、我々に少なからずあったのではないかというふうに感じております。村としても2回の災害対策本部を設置し、1つは真夜中に全職員招集しまして、災害対策本部ということでやりました。それでも安全上の問題とかいろいろご指摘もあったわけですけれども、その部分でも防ぎ切れなかった部分もいっぱいありますので、たくさんありますということで、今回の未曽有の歴史的とも言える大災害に直面したことを本当に教訓としまして、認識を新たにして具体的にこのような新たな段階にどのような状況でどのような部分が想定されるのかという、ハザードマップ的なものも含めましてそういうようなものもシミュレーションし、そしてそれに対して村の財産、村民の命をどういうふうに守っていくのかという、あるいは地域経済が壊滅的な打撃を受けないためにも、どのような枠組みや備えが必要かについてしっかりと検討してまいりたいというふうに考えております。以上、ご回答といたします。
質問 4番 織田忠司
今回の台風は、今まで被害のなかったところも大変被害が出ています。私は、今回被害に遭ったところはこれからも大きな被害が出ると考えております。先ほど村長言われましたように、川の改修、橋、そして排水路の新設などはぜひ村を挙げて国や道にしっかり要望していただきたいと思います。一方、村として何ができるかと考えたときに、今回の台風で道路の側溝ですか、側溝が農地の排水先としても大変重要な役割を果たしておりました。また、水の流れは結構道路の側溝を伝って流れていますが、残念ながら側溝が浅かったり、あるいは村道を横断している管が細かったというか、小さかったりして、あるいは詰まっている場所もあり、水がのみ込めなく、あふれ出している状況でありました。今回流れた側溝につきましては、これからのことを考えますと排水路あるいは河川とつながった計画管理を今後も考え直していかなければならないと思います。それと、もう一つは、これは結構村民から言われるのですけれども、台風があった後、個人的な被害というのですか、大きな被害でなくて、例えば地下室に水が入ってしまった、庭木が倒れてしまった、いろいろあると思うのですが、そのとき村民は行政に相談をしたいわけなのですけれども、窓口がはっきりわからないという声もありますので、今後災害等が起きたときには行政の窓口を一本にして、ここへ相談してもらえれば業者さんを紹介するなり、一応皆さんの不安を払拭できるようなことも考えていっていただいたらどうかなと考えて、村長の考えをお伺いしたいと思います。
答弁 村長
1点目につきましては、一般行政報告でも申し上げました。道路の側溝あるいはいろんな排水路の破損等、非常に大きなものがありました。ご指摘のとおり、のり面の崩れはもちろんですけれども、排水管というのですか、連絡管が細過ぎて、私も何回か目視してきましたけれども、のみ口の詰まり等、1級河川でもそういう場所があったということで、これは大変な問題だなというふうに思っています。横断管ものり面が崩れたり、のみ口の詰まり、それとか側溝の破損、これもありました。道路洗掘横断管破損もありました。ということで、いろんな部分でこのように一般行政報告でお示ししましたけれども、この部分についてはしっかりと検討していくというか、どうしていくのかということについてご指摘のとおり考えて検討して対策を練っていかなければいけないというふうに思います。2点目のいろんな、床下浸水ということもありましたし、いろんな部分ありました。それは、道路を越水して水が流れてきたり、あるいは河川のいろんな堤防、土のうを積んだ部分のところから水があふれたりというようなところもあったのですけれども、これについては今回もたくさんありましたけれども、相談窓口として建設水道課とか産業課が中心になってやっておりますけれども、その部分について相談をしていただければ、その部分でいろんな部分の対応等についてご相談に乗っていきたいというふうに考えています。住民の皆さん方の全てがご要望どおりというふうにはいきませんけれども、いろんな形で対応策、いろんな部分について、その辺についてはご進言とかいろんな部分でしたいというふうに思っていますので、その部分についてはしっかりと対応していきたいというふうに思っております。以上でございます。
質問 4番 織田忠司
もう一点は、今後このような大きな災害が起きたらということなのですけれども、今回の台風により清水町、新得町、大樹町では水道施設に大きな被害を受け、大変長期間大規模な断水が続いており、町民は大変つらい思いをしていると聞いております。また、人のみならず、酪農家の牛につきましても飲み水が不足しており、普通はミルク運ぶローリー車が水を運んできて対応しているという話も聞いております。更別でも、今回はなかったのですけれども、台風のみならず、大地震などでいつ大規模な断水が起きるかもわかりません。過去にも一時断水が起きたこともあります。人が生活していく上で、大変水は必要であります。その中で、更別は地下水が大変質のいい地下水だと言われております。現に地下水を利用されている方も数多くおられるわけなのですけれども、いつ起きるかわからない災害、断水に備えて、村の必要なところや市街地区に地下水を利用できるような施設を今後のために整備していく考えはないのか、最後にお伺いしたいと思います。
答弁 村長
ただいまご指摘の断水あるいは農業用水というようなこととかの部分については、しっかり考えていかなければいけないなというふうに思っています。率直に申し上げまして、あの日はほかの町村が断水を余儀なくされた日も更別村は朝7時に判断をしました。そこまでは札内川のダムが許容量、能力以上の貯水量ということになりまして、あそこから出水しておりますところで非常に水の濁りがあるということで、貯水槽がまだ生きているというような状態がありまして、7時の段階でこれ以上能力を超えた場合については更別村民に対しても断水あるいは節水を呼びかけるということで準備をしておりました。ただ、7時の段階で向こうのほうから、更別村さんについては断水、節水のあれはしなくてよろしいですというような話がありましたので、本当に一同ほっとしたのですけれども、きちんとそれに対する備えもしておかなければいけないのかなというふうなことを思いました。ということで、地下水の整備等はまだちょっと私も具体的には把握はしていないのですけれども、いろんな農業用水、大樹の方たちは本当に酪農関係で困ったということもあったりもお聞きしております。そういう形で、もしそういうことが検討できるのであれば、関係部署としていろいろ照会をして、そして検討していきたいというふうに思っております。大樹町、お隣ですけれども、ちょっと遅かったのですけれども、酒森町長にも連絡をしました。飲み水がないということで、うちも何か協力できることはないかというようなことでお話をしました。広尾とか忠類とかに接しているところもありまして、その部分で支援を受けたようにお聞きしています。ただ、9月1日の開村記念日の日に福祉の里温泉にかなりの数の人が殺到していたということで、その中には大樹町民の方が、忠類のナウマンもいっぱいだということで来られたということで、急遽私が判断をしまして、3日間無料で福祉の里温泉を大樹町民の方使っていただきたいということで、3日延べ47名の方が利用していただきました。そして、酒森町長から、本当にありがとうございましたというふうに言われましたけれども、町民の方から、放送が大樹町に流れたときにうれしかったと、それだけが幸いであります。もっと早くから取り組んでいけばよかったなということで、近隣町村ともしっかりと助け合っていかなければいけないというふうに考えました。織田議員さんご指摘の部分については、今後しっかりと検討していきたいというふうに思っております。以上でございます。
質問 4番 織田忠司
ありがとうございました。今後検討できるものは十分検討していただきたいと思います。
答弁 村長
はい、わかりました。
質問 4番 織田忠司
終わります。